幸せのヤドリギ [トピックニュース]
テレビをつけたら、伊藤若冲のドラマをやっていたから、なんとはなしに見ていた。
見ているうちに、あれっ、まさかこれって、ボーイズラブ???
でも、NHKの新春ドラマでそんな仕立て方にするか?と疑問に思いつつも、やっぱりどう考えてもボーイズラブとしか言いようがない・・・。
わが家では、確かにそのような演出だった、ということになっている。
それはともかくとして、新しい年を迎えるとなると、なんとなく縁起物をそばに起きたくなります。
それは海の向こうのフランスも同じ。あちらでは、ヤドリギが幸福をもたらす縁起物として知られています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
これがヤドリギ。他の木に寄生して成長する木です。
どうしてこれが幸福をもたらすことになったのか、街の人に聞いてみました。
「わからないです」と女性。
「クリスマスの映画に登場したからじゃないですか」と若い女性グループ。
「漫画にでてきたからじゃない?」
「ええ、結婚式のときなんかにヤドリギを持ってキスすると幸せになるなんて言ってましたよ。どうしてかって?う〜ん、わからないですね」
そのルーツを追って、ブルターニュ地方にやってきました。
なにやら儀式のようなものが執り行われています。古代ケルト人が冬至の日に行っていた儀式だとか。
「われわれにとってヤドリギは、自然の再生を象徴しています。なぜかというと、落葉した木に寄生して緑のままの姿でいるからです。つまりそれは、生命は永遠に続くということをあらわしているんです」と僧侶。
それ以来、ヤドリギは幸運のシンボルになったそうです。しかも、その葉は、高血圧に効く薬草にもなるらしい。
しかし、高い木の上に生えるヤドリギを取るのは簡単ではなさそうです。儀式では、こんな鎌の形をした道具で切り取ることになっています。
「黄金に輝く三日月の日に行うことになっているからなんです。伝説によると、三日月の形ではないナイフで刈り取ろうとしてもできないと言われています」
儀式が終わると、それぞれヤドリギを持ち帰ります。マルタさんは持ち帰ったヤドリギを段をの上に吊るしておくそうです。
「こうしておけば、2021年は幸せな年になりますよ。家族全員を不幸から守ってくれるんです」
一方こちらはお花屋さん。カラフルな花と組み合わせてブーケやリースを作っています。
こちらのカップル、幸せを願ってヤドリギの下で口づけを交わしていました。
コロナ禍で本当なキスなんてしちゃいけないけど・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、もう2年も前から彼と一緒にいるけど、いつもとっても幸せ。でも、今晩はだけは別。いい年してアルコールジェルを飲んだのよ。28才にもなって・・・」
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0