週末はヴァンヌで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、ブルターニュ地方のモルビアン湾沿いの都市ヴァンヌ(Vannes)を旅します。パリからは高速列車で2時間半。
では、出発!
下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
2000年も前から、複雑に入り組んだモルビアン湾を見つめてきた都市ヴァンヌ。ブルターニュ地方南部の中心都市です。
まず訪ねたのは、3世紀に町を守るために作られた巨大な城壁(青印)。中世の時代を彷彿とさせます。現在はその周りにフランス風庭園が作られています。美しいですね。
さて次は、時間を現代に戻してストリートアートを楽しみましょう。ここはパレ・デ・ザールと呼ばれる地域(赤印)。
2000年に作られたこの3つの柱には、20人の女性アーティストと1000人の男性アーティストの名前が書かれてあり、男女格差を表しているとか。
あれま、森会長発言問題を思い出してしまう。慰留した組織委員会の委員はことの重大性を認識してないらしい。
それはともかくとして、こちらの絵の中の女性はまっすぐにあの3本の柱を見つめているとか・・・。
この地域では歩くだけでアート作品を楽しむことができます。ガイドさんと一緒に見て回るとその距離は3キロほどにもなるそうです。
最後はこちらの建物に入ってみましょう。各部屋の壁には個性的な作品が描かれています。ストリートアートはちょっと苦手だけど、この建物は面白そう。
さて、そろそろエネルギーの補給の時間がやってきました。ブルターニュ地方の美味しいものと言えば、クイニーアマン。やってきたのはこちらのお店(オレンジ印)。1つ2ユーロでクイニーアマンが食べられます。
「20個ほど作るのに少なくとも1キロのバターが必要です。美味しく作る秘訣というのは特にないですよ。たっぷりのバターと砂糖を使うだけです」とお店の方。
確かに、バターがたっぷりなのは見てわかりますねえ〜。
旅人さん、なんだかたくさん買っていきました。どこに持って行くのかと思ったら、牡蠣の養殖所でした(緑印)。
ここでは観光客に養殖を体験してもらうツアーを行っているそうです。それにしてもたいへんな労働。
「食べられるくらいに成長するのに3年半から4年かかります」
となると時間もかかるということですね。最後はもちろん成長した牡蠣の試食もできます。しかも解説付き。
そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。湾内にある無数の島のうちの一つ、イル=オ=モワヌに向かいます。この島にあるこちらの宿に泊まります(焦げ茶印)。
ここは200年前からある農場を改築した宿泊施設。一泊125ユーロで朝食付き。
翌朝は、スポーツシューズに履き替えて、ノルディックウォーキングに出発。インストラクターと一緒に島の風景を楽しみながら10キロほど歩きます。
今回は、アートと甘いお菓子と身体を鍛える旅となりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、19才になる愚息が言った。『ねえ、バターに砂糖って入ってたっけ?』・・・」
VDM(Vie de Merde)より
実は毎回、ラストの「フランス人のつぶやき」を一番楽しみに読ませていただいてやす。
今回の一言、ほんとに愚息くんでやすね〜
by ぼんぼちぼちぼち (2021-02-07 20:46)
ぼんぼちぼちぼちさま、こんばんは。
楽しんでいただけるように(自分も楽しいから)、延々とこのコーナーを続けています。くくっとか、ははっとか笑っていただけたらうれしいです。
by carotte (2021-02-08 23:59)