コロンビエ [フランスのお菓子]
あっという間に一週間が過ぎて、またまたWHOの世界コロナ感染状況が更新された。5月23日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入)<>内は10万人中の累積死者数:
インド:1846,000人(2,388,000)<21.7人>
米国:188,000人(236,000)<176.3人>
英国:12,000人(16,000)<188.1人>
ロシア:61,000人(60,000)<81.2人>
ドイツ:56,000人(73,000)<105.1人>
イタリア:35,000人(50,000)<209.8人>
スペイン:18,000人(20,000)<168.2人>
スウェーデン:19,000人(24,000)<139.1人>
フランス:52,000人(94,000)<165.1人>
日本:36,000人(45,000)<9.7人>
ロシアを除いてどの国も減少傾向。この調子でどんどん減っていってもらいたし。
さて、昨夜のスーパームーンの皆既月食、残念ながらわが家一帯の空は雲に覆われ見ることは叶わず。10時頃に空を見たらまあるい朧月になっていた。次は12年後?
それはともかくとして、本日はお月さまのように丸いお菓子のお話です。
下記ウィンドウの▷して番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはマルセイユ。ペンテコステの日(今年は5月23日)にケーキ屋さんに並ぶのが ”コロンビエ” と呼ばれるこのお菓子。カラフルでかわいい!
この日、食後のデザートにこのお菓子を食べるのがマルセイユの古くからの習慣なんだそうです。
「素敵でしょ。だから買って食べるんですよ」と男性客。
「いつも食べるお菓子じゃなく、ペンテコステの日に食べるんですよ」と女性客。
コロンビエのレシピを知るパティシエは限られているとか。その中の二人がこの方々。
ジェノワーズと呼ばれるスポンジケーキに、フルーツのコンフィとキルシュを加えてできたのがこれ。
キルシュはサクランボのお酒。ゆえに赤い色をしています。
ここにアンズのシロップを塗り、焙煎し色付けされたアーモンドのつぶつぶをまぶしていきます。
1900年にマルセイユのパン屋さんが発明したお菓子だそうです。
当時、マルセイユにはキャバノンと呼ばれる別荘がたくさんありました。別荘と言っても家と小屋の中間くらいの建物で、電気はありませんでした。
そこで、ペンテコステの休暇をキャバノンで過ごしている人たちのために、日持ちのするお菓子はないかと頭を捻っているうちに生まれたのがこのコロンビエだったそうです。
「よく出来たお菓子でとても美味しいですよ」
このコロンビエには面白い伝説があるそうです。コロンビエの中に鳩を見つけた独身者は、年内に結婚することになるとか。ガレット・デ・ロワの中にフェーブが入っているのに似てますね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、朝の4時に起きて赤い月を見た。素晴らしかったので写真に撮ってまたベッドに戻った。次に目が覚めた時、私が見ていたのは月ではなく、オレンジ色の街灯だったことに気がついた」
VDM(Vie de Merde)より
昨夜、小生の上空も厚い雲が覆っていました。
残念でしたね。
by t-toshi (2021-05-27 11:37)
t-toshiさま
日本列島の西半分が曇ってましたからねえ。見られませんでした。調べたところ、来年の11月に皆既月食があるらしいですね。次に期待しましょう!
by carotte (2021-05-29 14:10)