クラゲのサンダル [メイド・イン・フランス]
梅雨明けから連日猛暑が続く。
午前中はなんとかやり過ごしても、さすがに午後はエアコンなしではやっていけない。部屋に冷たい空気が流れ込んでくるとほっとする。
涼しいところに避暑にでかけたくなるが、県をまたぐことになるため自粛する。
フランスでは特定の職種に限定してワクチン接種を義務化しようと、これから議会で論議されることになるらしい。
先週末にあちこちで行われたデモはどうなんだろう?あれはマクロン政権転覆を狙っただけのものなのか、それとも純粋に個人の権利を主張するためのものだったのか・・・。
どうもバカンスシーズンで国民が休暇を楽しんでいるすきに審議・決議を狙っているような気がしてならない。
それはともかくとして、夏のバカンスシーズンになるとあちこちで見かける履物がビーサン。
フランスではビーサンのほかに "クラゲ” も登場するらしい。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
それがこのサンダル。クラゲと呼ばれています。フランス語でメドューズ。夏のビーチには欠かせない履物。
「小さい頃、これをはいてイトコと貝を取って遊んでました」
「両親と一緒に海に来た時は必ず履かせられていました」
透き通ったこのサンダル、確かにクラゲに似ていますが、足を保護してくれます。
「小石や貝で足を怪我しないために履くんですよ」
こちらは海辺の靴店。商品棚には夏用の履物が並んでいますが、クラゲもちゃんと置いてあります。お値段は一番安いので15ユーロ。
女の子が試着してますが気に入ったようです。なんかちょっと涼しげでおしゃれな感じもします。
このサンダル、1946年にフランスのオーベルニュ地方で生まれました。
1980年代くらいまでよく売れたそうですが、その後倒産。2000年に別の会社に吸収され製造が続けられてきました。
年間50万足が販売され、その20%ほどが輸出だそうです。
今ではリサイクル可能な素材で作られており、柔らかくて履き心地もいいらしい。
日本でもお店に並んでいるのをみかけます。戦後すぐに生まれたサンダルだったとは知りませんでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ビーチで彼女にプロポーズしようとひざまずいたら、クラゲの上だった
」
![[ふらふら]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/144.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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