世界最長の歩道橋 [その他の国]
また台風かと思ったら、遠ざかっていくようでひと安心。もう豪雨は要らない。
東京の水瓶は一杯のようだ。荒川水系は102%と言うから十分すぎるほどの貯水量だ。今年の夏は猛暑だったけど雨の量もすごかった。
なんだか夏が終わったような話しぶりだなあ〜。まだまだ30℃を超える日が続くようで忍耐の日々。
さて、本日は歩道橋のお話。歩道橋といっても、地上175メートルにかかる橋。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年8月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
500段あまりの階段を上がりきったところで、こんな橋が姿を表します。
ここはポルトガル北部の町アロウカにある世界最大の歩道橋。さっそく男女の1団が渡り始めました。
ええっ、足元はスカスカ。更に、歩みを進めるたびにグラグラと音を立てながら揺れます。うわぁ〜、こりゃちょっと怖い。
どうやら谷間を吹き抜けていく風も加わってかなりの揺れ。誰かに捕まってないと恐ろしくて歩けそうもない。
「ちょっと揺れますね。当然と言えば当然。ちょっと下を見てみます?ふーうっ、なんか目まいがしてきましたよ(笑)。下はあまり見ない方がいいですね」と女性。
こちらのカップル、渡り終えてホット一息。
「彼女がぎゅっと手をにぎりしてめてくるんで真っ赤ですよ」
「とっても怖くて手を離すことができませんでした」
一方、こちらのカップルは平気の平左。こんなところでも平常心。
それもそのはず、この近所にお住まいで今月結婚の予定だそうです。怖いものなし。結婚を記念して、ここで写真撮影することにしたようです。
このアロウカ橋、3ヶ月前に開通したばかり。
2年の歳月をかけて完成されました。作業にあたったのは高所になれた技術者ばかり。使った金属は合計で重さ70トン。高さは175メートル、長さは516メートル。世界で一番長い歩道橋です。
「そもそも単純に普通の橋をかける予定でしたが、橋脚を設置して支えるのが難しかったんです」と関係者の方。
それでこの吊橋になったんですね。長さも世界一になるように長くして、観光の名所になることを期待して作られました。
今のところ一度に70人以上が渡ったことはありませんが、技術的には2000人は大丈夫だとか。
このあたりの自然はユネスコの世界遺産になっているそうです。こちらの方はその自然をまもるために働いている男性。とっておきのビューポイントに連れて行ってくれました。
ほ〜っ、これは素晴らしい眺め。歩道橋も雄大な自然の中に溶け込んでいる感じです。
橋の下を川が流れていてボートで川下りを楽しむこともできます。
もっと長い歩道橋がネパールで作られているようですが、今のところ公式にはこの橋が世界で一番長いそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、職場で自分のニックネームを初めて聞いた。私の先祖はポルトガル人で少々ぽっちゃり気味。で、ニックネームは ”キウイ”」
VDM(Vie de Merde)より
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