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黄金色のぶどう [フランスのグルメ]

 屋外の気温はかなり下がったものの、室内はそれなりの気温。まだ夏の格好を返上するわけには行かないようだ。

 秋雨前線の停滞で、このどんよりとした天気はしばらく続く。

 それはさておき、毎年のことですが、フランスでぶどうの収穫が始まりました。

 フランスで収穫されるぶどうのほとんどがワインに生まれ変わりますが、本日は食べるぶどうのお話。

Paris_Lafrancaise.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年9月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 フランス南部のぶどう園。たわわに実ったぶどうの実が枝から切り離されていきます。

 シャスラ・ドゥ・モワサックというAOPのラベル付きのぶどう。条件を満たした時期に一斉に収穫が始まるようです。

 「この一年、この日のために手入れを続けてきました」と男性。

 ワイン用のぶどうと収穫の様子が少々違って丁寧です。なにしろ食べるためのぶどうですから傷をつけるわけには行きません。

 「まずは色を確かめます。金色になって透明になってきたら収穫します」

 確かに、黄金色になって、中が透けて見えます。食べるためのぶどうは収穫しながら実をきれいに整えます。

 「赤ん坊と同じ。愛情をもって育てるってことです」と男性。

 あれれ、さっきの女性、収穫しながらつまみ食い。

 「毎年、収穫しながら食べちゃうんですよ。だって、大好物なんですもん」

 そりゃあ食べずにいられないですねえ〜。食べてと言わんばかりに枝にぶら下がってます。

 とは言うものの、春先の霜や夏の長雨で収穫量は例年より2割ほど少ないとか。

 「収穫できるのは後2ヶ月だけ。この晴天が続いてくれれば出荷できるまでにちゃんとしたぶどうに育ってくれると思います」と男性。

 お隣さんがぶどうの試食にやってきました。

 「甘くて味もいいですね」

 「2週間ほど遅れてますが、今年最初のぶどうです」

 そしてお店にも新鮮なぶどうが並びました。

 毎年、収穫の時期になるとニュースに登場するこの食べるぶどう。ニュースでしか見たことがありません。実物はどんなお味かな?一度食べてみたいものです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、急いで職場に向かいながら、息子に、学校にいく前にフルーツを食べてから行くようにと声をかけた。やつはいいつけを守って、果物かごの中から一つとってでかけたようだ。息子よ、残念ながら、あれはプラスティックのリンゴだよ」

VDM(Vie de Merde)より


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