ついに仲間入り! [フランスのお宝]
オーストラリアの潜水艦問題、フランスが激怒するのも当たり前。ありゃちょっとひどすぎる。フランスは準備のためにすでにお金をかなり使っているらしい。賠償金てな話になるんじゃなかろうか?
それはさておき、本日は小さな村のお話。
フランス中南部の小さな村ポリニャック(Polignac)が念願かなって ”フランスで最も美しい村” の称号を獲得することになったそうです。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年9月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
おお、歴史を感じさせる建物。11世紀に岩の上に作られた城塞です。
これだけで美しい村の称号が貰えそうですが、現実にはそう簡単なことではありません。
ポリニャックがこの称号獲得の戦いに身を投じたのが10年ほど前のこと。その間に2回ほどチャレンジしましたが結果は出ず。今回は3回目の正直だったようです。
「こちらの建物を見てください。素晴らしいでしょう」と村長さん。
どうやらサッシの窓を昔風の窓に作り変えたようです。
さらに、電気メーターも見えないように壁の中に組み込み木製の扉で見えないようにしました。
そしてこちらの窓も、前はアルミサッシでしたが、今は木製です。大工事になってしまったようですが、見事な出来ばえです。
さらにお花も重要です。殺虫剤や除草剤などの農薬は一切禁止。手入れがかかせません。
そんなわけで、合計で200万ユーロもの出費となってしまいました。例えばこちらの設備。
どうやらゴミの収集所のようです。しかも4種類に分別するようになっています。ゴミは表に見えないように地下に蓄積されます。
「これにはかなりの費用がかかっていますよ」と村長さん。
村のお宝はやはりあの城塞です。しかし、ただ修復すればいいというわけではありません。その歴史や構造などを広く知ってもらうための活動も必要です。
さらに、商店も欠かせません。このお店では手作りの石鹸や小物などを製造・販売しています。また革細工のお店もあります。しかも、昔のやり方で作っています。
様々な努力を続けてきた結果、やっと ”フランスの最も美しい村” の称号を手に入れることができました。
この称号を手に入れることで、観光客が30%増えるとか。そうなれば経済もうるおい活気が生まれます。
コロナ禍もそろそろ出口が見えてきたところ。次のバカンスシーズンにはもっとたくさんの観光客が来てくれるといいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、小さな村でスマホをネットにつなごうとしたら通知が出てきた。『あなたのスマホは外国からは接続できません』
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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