地下鉄の切符は思い出に [パリ]
なんか寒いなあ、窓閉めよ、と思ったら、すでに窓は閉めていたのだった。
この急激な気温の低下で調子狂っちゃう。
さて、パリに行ったらお世話になるのが地下鉄。乗ってるだけでパリジャンの気分になれる。
乗る度に切符を買うのは大変なので、たいていカルネと呼ばれる10枚セットの切符を買うことになる。
先週末、このカルネに替わってカードの発売が始まったそうです。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月16日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
地下鉄に乗る時は切符を自動改札にするっと通して入場します。
「どこかにポイ捨てしたり、ポケットに入れっぱなしになってたりするね」と高齢者。
しかし、この切符が2022年には廃止されることになっています。手始めに、あの10枚セットのカルネがカードになって登場しました。
「カードの方が便利ですよ」と若者。
このカード、スイカやパスモと同じくお金をチャージして使います。
「切符はもう思い出の一つになりますね」と女性。
こちらはグレゴワールさんのお宅。パリの地下鉄に関するものを収集しているそうです。当然、切符も古いものから新しいものまで揃っています。
「最初はベージュの切符でした。次のは赤になりますが、その後はこんな具合で微妙に変化しています。そして2007年に白になってからはずっとそのままです」
そう言えば、昔は駅員さんがチョキチョキ穴を空けてましたっけ。これはパリも東京も同じ。
パリで自動改札になったのは1973年のこと。切符に磁気テープが取り付けられました。おかげでこんなコマーシャルが登場したそうです。
グレゴワールさんのコレクション、切手と同じで日付や年代によって貴重なものがあるんでしょうね。そこには歴史も隠れています。
因みにあのカルネの発売はまだ続いているようです。しかし、2022年の3月にはすべての切符の販売が終了することになっているので旅行の際は気をつけたほうが良さそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、地下鉄に乗っていると肩越しの私の新聞を読んでいるやつがいた。なぜそれに気がついたかと言えば、私が頁をめくる度に『ああ、ちょっと待って』などと言ったからだ」
VDM(Vie de Merde)より
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