各地のクレープ [フランスのグルメ]
昨日はブルターニュのシェフがリーズナブルな費用で、素晴らしいクレープ料理を作ってくれましたが、場所も違えば料理も違う、本日は各地のクレープを見てみましょう。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年1月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはレンヌ(Rennes)(青印)。同じブルターニュ地方でも、そして同じそば粉のクレープ、つまりガレットでも、こんな風にして食べるのが人気です。
そば粉に水と塩少々を混ぜた生地を焼いて、地元のソーセージにソースを垂らしてくるくるっと巻いて食べます。
「冷たいのも温かいのも美味しいですよ」と、この道37年のティエリーさん。
ソースはケチャップかマスタード。このクレープ、サッカー場、レストラン、市場などあちこちで食べられているそうです。美味しそうですね。
一方、こちらはモナコのレストラン(緑印)。
今から100年ほど前の1896年に生まれたのが、クレープ・シュゼットです。未来のイングランド王のデザートに運悪くお酒がこぼれて入ってしまったことで生まれました。
まずは焼いたクレープをオレンジのシロップに浸します。
「オレンジと砂糖のシロップをキャラメリゼするんです。そして最後にグラン・マルニエ(リキュール)を加えてフランベします」と給仕長。
お皿にはたっぷりと煮汁をかけたクレープが4枚。こちらのご夫婦、2枚ずつわけて召し上がるようです。なんかもうめちゃめちゃ美味しそうに見えます。
最後は美食の街リヨン(赤印)。ここのクレープは見た目がこれまでと違っています。それに呼び名も異なります。リヨンではマットファン(matefaim)と言うそうです。
「マットファンとは分厚いというような意味なんです」と料理人。
材料は、伝統のクレープと同じですが、牛乳少なめ、小麦粉多めだそうです。
生地をフライパンで焼き、キャラメリゼしたりんごを上にのせ、最後にキャラメルソースを垂らして出来上がり。
クレープにしては厚すぎる、パンケーキにしては薄すぎる、って感じですが、これまた美味しそう。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、地下鉄の車内でケバブサンドを食べていると、向かいの席の子供がクレープを豚のように食べていた。するとその子の母親が言った。『あんたたち、競争でもしてるの???』
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
2022-02-01 00:00
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コメント(2)
ソバ粉も、土地によって随分違うんですね。日本の
ように、シンプルに延ばして食べるのは無いのが不
思議です。また、本邦ではお菓子風に発展しなかっ
たのも文化の違いですかね▽蕎麦の産地、何と1中
国2ロシア3フランス。日本は10位ほど。調べて勉
強になりました。
by t-toshi (2022-02-01 11:35)
t-toshiさま
フランスでそば粉を使う料理はクレープの他にはあまり聞かないですね。塩味は主食になるし甘いのはデザートになるというくらいの違いですね。その蕎麦の産地1位の中国ですが、大方は日本に輸出されているような気がしてなりません。
by carotte (2022-02-01 18:07)