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週末はドゥアルヌネで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はブルターニュ地方の都市ドゥアルヌネ(Douarnenez)を旅します。パリからは列車で5時間40分ほど。車でも同じくらいの時間がかかるようです。

 舌を噛みそうな名前の都市ですが、どんなところなんでしょうか?

 では出発!

Paris_Douarnenez.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年1月29日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 海に面した港町ドゥアルヌネ。まずはボートに乗って港を散策してみましょう。

 ここは使われなくなった船が係留されている、いわば水上の船舶博物館(青印)。どの船も仕事のために長年使われてきた船ばかり。蒸気船もあるかと思えば灯台をのせた船もあります。その姿には歴史が刻まれています。

 ドゥアルヌネと言えばイワシの産地で知られています。昔は男が漁にでかけ、その妻が港で缶詰を作っていました。

 こちらはその缶詰を販売しているお店Penn Sardin(赤印)。ブルトン語で ”イワシの頭” という意味。この街の別名でもあるそうです。昔ほどではありませんが、イワシの水揚げ量は今でも12,000トンにもなるそうです。缶詰工場では次から次へとイワシが缶に詰められて行きます。

 本日は、ビニールの作業着とヘアキャップを身につけてこちらの工場にお邪魔します。瓶詰めにされているのはスープ・ドゥ・ポワソン(魚のスープ)。オートメーションかと思いきや手作りのようです。最後は試食会。スープの他に海の幸を使った保存食を試食できます。

 次はこちらのお店でランチをいただきましょう(オレンジ印)。ここではかつて漁師たちがダンスパーティーを開いていたそうです。カラフルな電球がそれを思い出させてくれます。ランチはボリュームたっぷりのイワシ料理。これで13ユーロ。

 お腹いっぱいになったら、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(緑印)。そこはかつて漁師の家が立ち並んでいた地域。現在は市が運営する宿泊施設になっています。

 コンパクトに作られた漁師の家は1階が食堂兼リビング、二階が寝室になっています。これで一泊18ユーロと格安。しかもオーシャンビュー付き。可愛らしい作りの家がまたいいですねえ〜。暖房がまたレトロで薪ストーブ。

 翌朝は朝食を求めて繁華街にやってきました。ここはクイニーアマンで知られる街。至るところで販売されています。

 作り方は・・・すごい量の砂糖とバター!これがこのお菓子の特徴です。焼き上がったばかりのを切っていただきましょう! 

 エネルギーを補給したところで、こちらのアトリエを訪ねてみましょう(水色印)。ここでは昔の木造のボートを手作りしています。

 「木の香りと木目が堪らないですね。とにかく美しい」と保存会の会長さん。

 さて、旅の最後はサーフィンで締め。この寒空にサーフィン???

 心配ご無用、このウェットスーツは電気で暖かくしてくれるらしい。便利なものができたもんです。旅人のポールさん、ややへっぴり腰ながらちゃんと立って波に乗ってました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ちょっと出かけたくなってパリの地下鉄に飛び乗った。満員の電車に揺られながら、思わず『イワシの歌』を歌っていたら、『黙れ、そこのマグロ野郎!』とやじが飛んだ」

VDM(Vie de Merde)より


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