カヌレ [フランスのお菓子]
この10ヶ月の間に3つのジムを転々としてしまったけど、どのジムにも共通するものがある。
それはロッカールームにある冷水機に貼り紙がしてあること。そこに書かれてある文句も全く同じ。
『冷水機でのうがいはお控えください』
こういうことをする輩が相当数いるらしい。
それはともかくとして、今回もフランスのお菓子のお話。

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春の日差しが一杯のカフェのテラス席。コーヒーのお供に出てきたのがカヌレ。
「ぱりぱりっとカヌレを食べると、そりゃあいい気分になれますよ」
「コーヒーにとってもよく合うの。街のエンブレムですよ」
このお菓子、ボルドーの食文化や伝統と深く結びついているとか。
カラメルでコーティングされたようなカヌレにナイフを入れてみると、中は柔らかそうです。
パティシエのリュックさんが作り方を教えてくれます。
材料は、玉子、小麦粉、砂糖、牛乳、バター、バニラビーンズ。
鍋に牛乳とバターとバニラビーンズを入れ温めながら混ぜ合わせたら、玉子、小麦粉、砂糖を加え更によく混ぜ合わせます。最後にラム酒を投入。こうしてできた生地を24時間寝かせた後、カヌレ専用の銅の型に流し込みます。
「かつてはこれを釜戸の燃えさしの中に立てて焼いてましたよ」とリュックさん。
現代はこうしてオーブンの中で焼きます。
「中の砂糖が溶け出して、周りがカラメリゼされます」
焼き上がったら冷ましてから型から取り出します。確かに周りがカラメリゼされてます。
わが家の近所のパン屋さんでも作って売っているので、時々買って食べています。小さいから一口で食べてしまいそうになるのを我慢して、まずは半分食べてコーヒーを一口、もう半分を食べてコーヒーを一口。そんな食べ方になってしまっています。
さてこのお菓子の起源はどこにあるのでしょう?それを調べているのがこちらの元パティシエのダニエルさん。
はっきりした起源はまだ分かっていませんが、ダニエルさんによると、フランス革命前に修道女によって発明されたものではないかということでした。
「当時、水運が発達していたボルドーには様々物資が船で運ばれていました。その中には小麦粉もラム酒もあったはずです。袋からこぼれた小麦粉や瓶の底に残ったラム酒などを使ってカヌレを作っていたんでしょう」
その後、パティシエの手によって今のカヌレが出来上がったのかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、いとこが私の30才の誕生日にケーキを焼いてくれた。ディナーの最後に30本のろうそくを立ててテーブルに運んできた。するとうちの旦那が言った。『で、一体誰の誕生日なんだい???』」
VDM(Vie de Merde)より
へええ~
冷水器でうがいする輩が、そんなにいるのですね。
信じられませんね。
by 八犬伝 (2022-03-25 21:27)
八犬伝さま
現場を見たことはありませんが、こんな貼り紙があるということは、いるんでしょうねえ〜。正直、あんなところでうがいなんてする気になれませんよ〜。
by carotte (2022-03-26 14:58)
カヌレ大好き!
by 風の友 (2022-04-03 02:25)
風の友さま
あれ、美味しいですよねえ〜。
パン屋さんに行って時に、ついつい買っちゃいます。
by carotte (2022-04-09 18:27)