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30ユーロで晩ご飯205 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、忘れ去られた野菜、つまり昔はよく食べられていたが今は食べられなくなった野菜を使った料理で、シェフ・エトワレ(ミシュランで星を獲得したシェフ)がチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

Paris_BinicESM.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年3月11日に放送)▷が出てこない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 日本ではあまり見かけない野菜が八百屋さんの店先に並んでいます。今回の主役はこの野菜。

 これを使って節約晩ご飯を作ってくれるのがシェフ・エトワレのサミュエルさん。自身のお店でも”忘れ去られた野菜”を使った料理を出しているとか。

 早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 市場の八百屋さんにやってきました。シェフが選んだのはパネ(白ニンジン)とブレット。

 この2つの野菜、このシリーズにちょくちょく出てきます。フランスでは昔の野菜を見直そうという動きがあるらしい。

 野菜の他に玉子6個も購入。これが合計で4.30ユーロで残りは25.70ユーロ。

 次は港の屋台で前菜用に牡蠣を購入。これが6.50ユーロで残りは19.20ユーロ。

 目の前の海を漁船が往来しています。ということは新鮮な海の幸にめぐまれているということ。

 こちらのお店で帆立貝を購入。これが7ユーロで残りは12.20ユーロ。

 次は車に乗って乳製品のお店にやってきました。予め注文しておいたバター、生クリーム、牛乳を購入。これが合計で6.50ユーロ。残りは5.70ユーロ。

 最後は野菜農家でルタバガとケールを購入。これが合計で5.50ユーロ。

 手元にはかろうじて0.20ユーロが残りセーフ!ではレストランの厨房で調理の開始。

 まずは前菜のブレットのヴルテと牡蠣。

 ブレットの芯を取り除き、芯はみじん切りの玉葱と一緒にバターで炒め、葉の方はさっと湯がいてミキサーにかけます。牡蠣は湯通しします。こんな具合にお皿に盛り付けて完成。

 次はメインのホタテ料理。

 ルタバガの皮をむいたらさいの目に切り牛乳で煮てミキサーにかけます。ケールは油でさっと揚げて、ホタテはたっぷりのバターで炒めます。これらを盛り付けるとこうなります。

 最後はデザート。

 パネは皮をむいてどろどろになるまで煮込み、パンナコッタに混ぜ合わせます。ここにカラメリゼしたパネをトッピングして出来上がり。

 う〜む、上品が料理が出来上がりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、私は21才の大人だ。それなのに母は生ゴミを調べて私が野菜を食べたかどうかチェックする[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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