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フランスの牛乳事情 [トピックニュース]

 恒例のWHOの世界コロナ感染状況が更新された。3月14日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入):

米国:461,000人(427,000)

英国:40,000人(43,000)

ロシア:68,000人(77,000)

ドイツ:69,000人(58,000)

イタリア:155,000人(139,000)

スペイン:18,000人(18,000)

フランス:161,000人(144,000)

イスラエル:9,000人(26,000)

日本:8,000人(7,000)

 欧米諸国はほとんどが増加。日本も増加。一方、イスラエルの減少幅がかなり大きい。ワクチンの効果なのか?

 それはさておき、買い物のついでに近くの公園を通って桜の様子を見てみたら開いていた。しかし数輪だけ。殆どがまだつぼみ。満開は来週に持ち越しか・・・。週末にむかってお天気は下り坂。大きな影響がないことを祈る。

 さて本日はフランスの牛乳事情についてです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年3月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

20210318.jpg

 牛乳とそれを使った加工品と言えば様々なものがあります。

 まずはフランスで数多く消費されているものの中からバターとヨーグルトを考えてみましょう。当然、どちらも原料はフランス産ですよね?

 「フランス産であって欲しいです。そう願いたいですね」と女性。

 「フランス産だと思いますよ。そうあって欲しいです」と別の女性。

 残念ながら違います!かごに入っているこの2つはベルギー産の牛乳から作られています。

 一方、パック入り牛乳はすべてフランス産。そして大体の乳製品はフランス産ですが、中には外国産がまざっているものがあります。

 パッケージの内容物の表示を見ればわかります。この商品はフランスとEUからの牛乳が使われているようです。EUなので国は特定できません。

 チーズの中にはオランダやアイルランドの牛乳が使われているものがあり、ヨーグルトの場合はベルギー産かドイツ産だそうです。

 「フランスの生産者を応援したいですね」と女性客。

 「質のいい牛乳が良いですけどね」と別の女性。

 フランスでは、3年ほど前から商品に産地を表記することが義務付けられました。しかし、だからといって国内の生産者を助けるという役割を果たしているわけではありません。

 「フランスでは95%の牛が屋外で牧草を食べて育っています。自然の中でくらす健康な牛なんです。消費者が望んでいるのはそういうものだと思いますよ。そこが近隣の諸国と違ってるところなんです」とノルマンディに生産者。

 フランスはその牛乳や乳製品の40%を輸出しています。しかし、輸入も止めたわけではありません。

 「牛乳やそれを使った乳製品の国内消費の3分の1が輸入ものなんです」と専門家の方。

 そういうことになってるのか・・・。

 産地についての表示はこれからもっとシンプルになるそうです。BEはベルギー、ESはスペイン、FRはフランス。これなら簡単ですね。しかしこれは生産地であって、原料の牛乳の産地ではないとか。

 そもそもEU圏内は自由に行き来して交易するというのが原則。そうなると輸入しないなんてことはありえないんですねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、犬に噛まれた。傷が大きかったので心配になり飼い主に予防接種はしてるのか尋ねた。すると飼い主が言った。『あんたはどうなんだ?ワクチンは接種はすませたのかい?』」

VDM(Vie de Merde)より


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