この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。
週末はブルゴーニュで [ブルゴーニュ地方]
いつもの週末旅は放送がなかったのでお休みです。
その代わりに、今回はワインの産地ブルゴーニュ地方をのんびり見物してみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2023年6月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ユネスコの世界遺産にも登録されているこの風景。広大なぶどう園の中にぽつぽつと小さな村があります。その一つ一つが世界的に知られるワインの産地。
そして田舎の緑の中をながれる運河。なんだか期待できそうな旅・・・。
旅はサイクリングから始まります。ワインの産地を目指してぶどう園の中を移動するには自転車に乗るのが一番。
「オーストラリアから来ました。フランスワインを味わうのを楽しみにしてました」
「シャルドネやピノ・ノワールが大好きなんです」
ボーヌ南部のポマール(青印)からヴォルネ(赤印)までを走る半日の自転車ツアー。ガイド付きで55ユーロ。
少し走ったところで休憩。ここにあるのはカボットと呼ばれる石造りの小屋。
「この小屋はいろんなものを収納するためのものです。雨に濡れないですみますし、暑い日でも中は涼しいので都合がいいんです」とガイド。
一息ついたらルートに戻りましょう。このあたりはコート・ド・ボーヌと呼ばれ極上のワインの生産地が続きます。となると、やはりワインの試飲は欠かせません。ぶどう園の真ん中で白ワインを頂きましょう!
さて、白ワインと言えばシャルドネ。ここから数キロのところに、その名前のもとになった村があります(緑印)。人口は200人ほど。
「世界の白ワインの50%がシャルドネです。特に米国とオーストラリアで生産されていますが、ここではわずかに0.1%」
へえ、そんなことになってるんですね。なんだか村はひっそりと静まり返っています。こちらは村長さん。
「高速道路の向こう側には大勢の観光客がやってきますが、こちらには見向きもしません」
名前が知れ渡ってるというのに皮肉なものですねえ〜。でも、観光客が大挙してやってくるというのも問題かも。
さて、ここからさらに内陸に向かうと運河があります。こちらは時速5キロで進む電気ボートで、のんびり運河を楽しむグループ。その先にはロワール川が流れています。なんと運河が川を渡って流れるという珍しい場所(こげ茶印)。そう言えば、ミディ運河にもそんな場所があったような・・・。この運河の橋は19世紀に作られました。
その運河の先にある町トゥルニュに上陸してみましょう(黄緑印)。中世の趣の漂うこの町には17世紀に作られた医療院があります。
ここでは身体だけでなく心の病の治療も行われていたそうです。そしてこちらには薬局もありました。当時使われていたものが展示されています。装飾の施された棚に整然と並べられた薬の数々。ここは1978年まで病院として使われていたそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、祖父が20年ものの古い白ワインを植木にかけているのを見て驚いた。ああ、中身は水か・・・」
VDM(Vie de Merde)より