ヨーロッパの衛兵 その5 〜英国〜 [イギリス]
シリーズの最後は、バッキンガム宮殿を守る衛兵。
Wikipediaで、“Royal Guard”で検索しても出てきませんが、“Queen's Guard”なら出てきます。日本語なら“近衛兵”。
ロンドン観光の一部に組み込まれているこの近衛兵の交代式。
宮殿の柵越しに今か今かと待っていると、どこからか騎兵隊が現れて、やっと交代式が始まります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年1月7日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、イギリス人のルームメイトが慌てた様子で言った。『君が火にかけた鍋が変な音を立ててるぞ!』僕は小さな鍋で単にジャガイモを茹でていただけ」
VDM (Vie de merde)より
クリスマスのおもちゃ 前編 〜テディベア〜 [イギリス]
クリスマスの正統派おもちゃ2つを、前編と後編にわけて紹介します。
一つはぬいぐるみ。もう一つはマリオネット。
まずは、ぬいぐるみのテディベアから。イギリス西部テルフォードにある老舗のぬいぐるみ工房を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年12月5日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
由緒あるお店 その2 〜ロンドンの靴屋〜 [イギリス]
パディントン通り4番地
靴屋ジェイムス・テイラー&サン(James Taylor & Son)の歴史は1857年に始まります。折しもクリミア戦争でのナイチンゲールの活躍で、イギリスの保健制度に改革がもたらされた時期のことでした。日本では、黒船来航から4年後、坂本龍馬が千葉道場で二度目の剣術修行に励んでいる最中のことです。
店の創業者であるジェイムス・テイラーは、イギリス東部にある故郷ノーフォークからロンドンへとやってきます。そして、ウェスト・エンドにある、当時ファッションの中心だったグレート・ポートランド通りで靴屋を始めます。世紀末になると、彼の作る伝統的な靴は、見た目に美しいだけなく、はき心地が良いと評判になります。顧客には、オクスフォード通りに新しくできた百貨店の社長たちや、ヨーロッパ各国の王室などがいたそうです。
1950年までは、ジェイムス・テイラーの息子や孫によって経営されていましたが、その後は別の会社に吸収され、1954年に現在のパディントン通りに引っ越してきました。新しい会社の経営者も5世代に渡ってハンドメイドの靴屋でした。
映像は→こちら
お店のある建物は1790年に作られたもので、当時からオーダーメイドの靴屋でした。
靴作りは分業で行われます。各自がそれぞれのパートのスペシャリストです。そして、最初の仕事は顧客の正確な足形を作ること。あまり大きくないお店ですが、数百にも及ぶ足形がすでに保管されています。顧客が亡くならない限り、ずっとここで保存され使用されます。
ちょうど足形を取っていた男性のお客さんは、4年前に事故に遭って以来、足の具合がよくないので、ここで靴を作ってもらうことにしたのだそうです。
材料の選び方と道具の使い方に独特の伝統があります。また、奥の棚には女性靴専用の超軽量ヒールもあります。
注文は国境を越えてやってきます。最後に見せてくれたブーツは、ふくらはぎが普通よりだいぶ大きいアメリカの軍人のために作られた乗馬用ブーツです。
靴の製作には数ヶ月かかり、その間、何回か試着する必要があるそうです。しかし、ここで作られた靴は少なくとも30年は持つそうです。
本日のクリスマス・イルミネーション
☆ ロンドン ☆
夕方から少しずつ輝きを増して行くイルミネーションをお楽しみください。
* 少しの間、フランス人のつぶやきはお休みします