夫婦喧嘩 [イギリス]
国民戦線の大勝利で終わったフランスの欧州議会選挙。
棄権した人は57.6%にも上ったそうです。その理由はと言えば:
1. 日々の生活を変えてくれる選挙とは思えなかった 32%
2. 政治の責任者に対し不満を表明するため 26%
3. この選挙について十分な情報がなかったから 21%
(立候補者やその方針、選挙の方法など)
4. EUに対し不満を表明するため 17%
5. 政府やオランド大統領に不満を表明するため 16%
6. 選挙に興味がないから 15%
7. 欧州議会議員は状況を改善する能力があまりないから 14%
8. 今までめったに投票したことがないから 2%
という調査結果で出ています。
棄権した人の75%が35才以下。若い人が多かったようです。
率直に言って、一般のフランス人にとって欧州議会は、遠く、複雑で不透明、何ものなのか良く分からないものなのかもしれません。
さて、本日はちょっと面白い映像を見つけました。英国のMankind Initiativeという団体がキャンペーンのために制作したもので、どっきりカメラ風です。
とあるロンドンの街角。
仕掛人の夫婦が突然大げんかを始めます。
一回目の夫婦げんかでは、夫が妻に暴力を振るい始め、二回目は、逆に妻が夫に暴力を振るい始めます。
回りの人たちの反応にご注目。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(YouTubeで2014年5月22日に公開)
ひどいですね。一回目は止めに入る人がいたのに、二回目は皆さんにやにやして見ているだけ。
最後に「家庭内暴力のうち40%は男性が苦しめられている」という字幕スーパーで出ていました。
Mankind Initiativeという団体は、そういう男性のために作られた支援団体のようです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夫が地下室に下りる階段にペンキを塗った。上から順に塗って行き、ふと気がついたら戻れなくなっていた。しばらくすると、ワインの栓を抜く音が・・・」
VDM (Vie de merde)より
ジブラルタル [イギリス]
イベリア半島の南東端、地中海に突き出した小さな半島にあるジブラルタル。イギリスの海外領土です。
このジブラルタルを巡って、英国とスペインの間にちょっとした対立が起きています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年8月17日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
手前がスペイン、向こうがジブラルタル。
その面積は7キロメートル平米。あの岩山がそびえ立っています。
最近、ジブラルタル政府は、スペインの漁船が入って来ないように海にコンクリートブロックを沈めて人工の暗礁を作ってしまいました。
おかげでフランシスコさんとその仲間の漁師はこの2週間失業状態です。
「もちろんジブラルタルがイギリスの領土だということくらいは知ってるさ。でも、私は58歳になるが、海は一度だってイギリスのものじゃなかった」とフランシスコさん。
スペイン政府は、報復処置として税関の手続きを強化しました。
その結果がこの車列。税関を通過するのに長い列ができてしましました。
ジブラルタルで働くスペイン人にとっては悪夢のよう。
「毎日これですよ。3時間待たされます。でも他にどうしようもありません」
ジブラルタルの方はと言えば、スペイン政府のやり方にいらだちを感じています。
「スペインは信用できませんよ。フランスやモロッコには住んでもいいけど、スペインだけはご免被ります」と女性。
少々感情的になっておられるようです。
28,000人ほどが暮らすジブラルタル。そこはまぎれもなくイギリスです。
「スペインにいるという感じはしないですよ。ここは100%イギリスです」と男性。
ユトレヒト条約によってジブラルタルがイギリスの領土になったのは1713年のこと。それ以来ずっと英国領です。
「彼らがあそこにいる間は英国領のままだと言われていますよ」と男性。
イギリスは地中海の玄関口となっているジブラルタルを手放すつもりはありません。
「300年間、イギリスとスペインの間にはずっとこの領土問題がありました。現在、両国とも国際裁判所に訴えるとお互いを牽制し合っています」とリポーター。
この対立はまだまだ続きそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、海外から戻って税関に着いた。パスポートを差し出すと、担当者が突然深刻そうな顔つきなり、僕を上から下まで見た。僕はちょっと不安になり始めた。担当者が言った。『リュックか?そうなんだろう?私はお前の父親だ』」
VDM (Vie de merde)より
ロンドンタクシーが危ない? [イギリス]
ロンドンのシンボルの一つがタクシー。なくてはならない存在になっています。
しかし、このタクシーを作っている会社が倒産の危機に直面しています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年1月6日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
ビッグベン、トラファルガー広場、バッキンガム宮殿とともにロンドンの名物になっているのがタクシー。
広くて抜群の乗り心地です。
しかし、この車を作っている工場がなくなってしまうと、このタクシーも消えてしまいかねません。
「観光客はタクシーが大好きですよ。一緒に写真を撮ったりドライブを楽しんだりしてますからね。何しろロンドンにしかないタイプのタクシーですし、運転手は世界一です」と運転手。
ロンドンから2時間ほどのコヴェントリーに、このタクシーを作っている工場があります。
従業員はわずか12人という小さな工場です。
「私たちはこの仕事を誇りに思っています。確かに、ほとんどの部品が中国製です。でも、組み立てられているのは英国のここなんです。これからも続けて行かなくてはなりません」と工場長。
裁判所に更正手続き中のこの工場が生き残るためには、世界へと進出していく必要があります。
「このタクシーは海外での需要があると思うんです。例えばアジアとか」と裁判所の方。
ロンドンオリッピックの開会式にスパイスガールズと一緒に登場したロンドンタクシー。
世界にアピールできたかもしれません。
工場にはぜひがんばって製造を続けていただきたいものです。
それにしても、部品のほとんどが中国製だとは知りませんでした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、タクシーに乗った。運転手に冗談を言って話しかけると反応なし。というより、ラジオのボリュームを上げられてしまった」
VDM (Vie de merde)より
オリンピックのロンドン [イギリス]
「ロンドンはゴーストタウンのようだ」とは、イギリスの新聞Daily Mailの見出し。
記事のサイトを見ると(→こちら)、ガラガラのショッピングセンター、人もまばらなリージェント・ストリート、半分以上席の空いたレストランなどの写真が掲載されています。
オリンピック開催期間中は、混乱を避けるために三分の一ほどの会社員が自宅で仕事をしているとか。
また、ウェストエンドの劇場や映画館のチケットの売上は、オリンピックが開幕してから40%減。
原因の一つは、あまりに注意を喚起しすぎて、ロンドン行きを自重する人たちを増やしてしまったのではないかと言われています。
が、しかし、これまで期待したほどの観光客を集めたオリンピックはないと言う人もいます。
特にスポーツ好きというのでなければ、たいていの観光客は、みすみす混雑するような場所や、料金が高額になるような場所に行こうとは思わないというわけです。
なんとなくそれだけではないような……。「不況」の二文字が頭をかすめます。
いずれにしてもオリンピックの経済効果については、よ〜く考えてみる必要があるようです。
さて本日は、各国の夏の写真をご覧下さい→こちら。
全部で61枚あります。各写真の下に仏語で解説がありますが、そのうちのいくつかを。
7. 座間市のひまわり祭り
8. 昼寝中のインドの野菜売り
13. コペンハーゲンの動物園で行われたサンタクロース世界大会
(サンタクロースもお疲れのようです)
15. ドイツのビーチ(ビーチのアート作品のよう)
24. スペインのCucañaと呼ばれる祭り
26. ブルターニュ地方の帆船フェスティバル
27. クロアチアの芸術祭の作品
31. ヨセミテ国立公園
61. ニューヨークの空中ブランコの学校
追記)ブログを書いた当時は61枚だったのですが、写真が日々どんどん足されていくようで、上記の番号とずれがあります。いずれにしても、61の「空中ブランコの学校」の写真が最後だということに変わりはありません。フランス語の解説の中に地名が出てきますので、それを確認しつつ見ていただくと分かりやすいかと思います。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ロンドンのテート・モダンに行った。そして、ある作品に興味をそそられ写真に撮った。壁に二つの大きな黒い長方形が描かれているだけの作品だ。しかし、後になって気がついた。なんのことはない、あれは単なるドアだったのだ」
VDM (Vie de merde)より
英国のパブ [イギリス]
昨日紹介したブラッドリー・ウィギンスの応援グッズ “ゴールデンもみあげ(紙製)” をつけて応援した人は本当にいたようです。
火付け役のザ・サン(英国のタブロイド紙)のサイトに、優勝後のインタビューが掲載されていますが(→こちら)、それによるとウィギンスは、たくさんの人がこのもみあげを付けて応援しているのを見たと言いい、面白がっていました。
あのスピードで走っている最中に、沿道の人たちを見る余裕があったのですね。
今回で7つ目の金メダルだそうです。
とにかくイギリスでは大変な人気者のようです。
そのイギリスですが、ユーロ圏ではないものの、不況の波は同じように押し寄せています。
ロンドンには現在50,000店あまりのパブがありますが、増税や客の減少などで閉店してしまったパブも少なくありません。
毎週25軒ほどのパブが閉店している計算になるそうです。
残っているパブも経営はなかなか大変です。今回のオリッピックで巻き返しをねらっているとか。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年8月1日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
普通ならパブにテレビを置く習慣はありませんが、オリンピック期間中は多くのお店がテレビを設置し、オリンピック中継が見られるようにしています。
「会場に行きたくてもチケットを入手できなかった人たちがたくさんいます。だから、ここは仲間とテレビを見ながら応援するのにちょうどいい場所になっているんです」と女性。
しかし、オリンピック開催期間以外では、パブで若者をみかけることはほとんどなく、オーナーはお店の経営に頭を痛めています。
あるパブでは、常連客がバーカウンターで飲んでいますが、飲みに来る回数は昔より少なくってしまったそうです。
「昔は週に5回通ってたけどねえ、今じゃ2回だけじゃよ」と年配客。
この10年でビールの値段は倍に。
「昔は皆お店に来てビールを飲みながらいろんな問題を語り合ったもんです。今じゃスーパーでパックになったビールを買って帰り、家で誰にも会わずに飲んでますよ」と店主。
そこでオリンピックにあやかろうというわけです。
「オリンピック期間中は交通網が複雑なんです。そこで行き場を失った人たちをお店に呼び込もうと考えています」とパブの方。
もちろんツーリストもそのターゲットの一つ。
英国名物のパブがなくなってしまうのは残念。なんとかこの不況を乗り越えていただきたいです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、庭で犬と遊んでいると、買い物から返った妻が、犬を家に連れ戻すためにペットフードの箱を振ってみせた。そして、私を家に連れ戻すためにはビールのパックを振ってみせた」
VDM (Vie de merde)より
自転車ロードタイムトライアル [イギリス]
フランスでは、2012年度予算案が国民議会で可決されました。
この後、元老院(SENAT)でも可決される見通しとなり、新内閣は大きな仕事をし終えたことになります。
代議士の皆さんはこれからがバカンス。期間は2週間ほど。
とは言っても、遠出をして贅沢なバカンスを楽しむというより近場で済ませる方々が多いようです。
首相のエロー氏はブルターニュで海水浴や釣りをする予定。
また、オランド大統領は、大統領専用の別荘のあるブレガンソン(Brégançon)(カンヌとマルセイユの間)で過ごすことになっているそうです。
さて、本日もロンドン五輪の話題です。
これ、なんだと思います???
上記はイギリスのタブロイド紙The Sunが、自身のサイトで一般に配布した画像です。
8月1日に行われる自転車タイムトライアル競技に出場するブラッドリー・ウィギンスを応援するために配布しました。
The Sunのサイト(→こちら)に行って該当箇所をクリックするとこれがダウンロードできます。
各自これをプリントアウトしたら、ウィギンス選手(写真の方)のゴールドに輝くもみあげをハサミで切り取り、自分の顔の横に貼付けて応援しよう!というわけです。
競技は8月1日の日本時間22時15分スタート。
NHKでネット生中継(→こちら)していましたが、応援団の中に、こんなアホなこと(?)をしていた人がいたかどうかは……。
再放送の時にもう一度確認したいところです。それに、別のレースの時に現れるかもしれません。
因に、このブラッドリー・ウィギンスは、今年のトゥール・ドゥ・フランスで総合優勝しました。
また過去3回も連続してオリンピックの金メダルを獲得するという輝かしい経歴の持ち主です。
(先ほど競技が終了し、ウィギンスが金メダルを獲得しました。)
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、1200ユーロもする自転車に乗り、サイクリングウェアでばっちり決めて道路を走っていると、ポンコツのママチャリに乗ったじいさんが親指を立てながら追い越して行った。」
VDM (Vie de merde)より
フェンシングの微妙な判定 [イギリス]
毎日、暑いですね。そして、夜になっても涼しくならないのが堪えます……。
フェンシングの太田選手、がんばったんですが1点差で惜しくも3回戦敗退。残念でした。
でも、北京オリンピックの金メダリストを破ったんですからすごいです。
さて、そのフェンシングですが、「一秒の判定疑惑」がちょっとした話題になっています。
7月30日に行われた女子エペ個人の準決勝、韓国の選手対ドイツの選手の試合。
同点のまま延長戦へともつれ込み、残り一秒でドイツの選手が決勝点をもぎ取り試合は終わったかに見えたのですが、韓国側がこの1秒に猛抗議。
ドイツの選手が決勝点を決めたのはこの1秒が過ぎた後だというわけです。
その時の様子が下記の映像です。
左がドイツの選手、右が韓国の選手。
試合が再開されようとしていますが、残り時間は1秒しかありません。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。
なんとも微妙な判定です。
結局、韓国側の抗議は認められず、コーチもあきらめて、事は終結かと思っていたところ、今度は選手が納得せず、そのままピストに座り込み始めます。
これが延々と続いて45分。
結局、係員に促されて泣きながら退場するという事態になってしまいました。
この韓国の選手、その後行われた3位決定戦でも敗れてしまったようです。
なんとも後味の悪い結末でした……。
さて、話は変わって、オリンピックの開かれているロンドンですが、街のあちこちにある著名人の銅像約20体に、こんなユニークな帽子がかぶせられているそうです。
セキュリティの関係で閉鎖されているあの電話ボックスもアートに変身しているとか。街を歩けば面白い発見がありそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ビーチでのんびり仰向けになっていた。顔には麦わら帽子。風に飛ばされないようにゴムを頭の回りに巻き付けた。すると、ガキがやってきて帽子を取ろうと引っぱったかと思うと、ゴムに気づいてすぐに手を離した。おかげでこっちは顔面強打」
VDM (Vie de merde)より
オリンピックのVIP席 [イギリス]
先週末のフランスは、バカンスが終わって帰ってくる人たちと、これから出かける人たちで混雑していました。
しかし、今年はこの中に属さない人たちも増えて来たとか。
1995年の調べでは、自宅とは別のところでバカンスを過ごす人たちは65%だったのに対し、不況を反映してか、今年は58%に減少してしまいました。
しかも、でかけてもできるだけお金を使わないようにする傾向にあるそうです。
階層別に、バカンスに出かけなかった人たちの割合を比較してみるとこんな風です。
1995年 2012年
富裕層 14% 18%
中流の上 27% 33%
中流の下 48% 55%
貧困層 53% 63%
この17年の間にじわじわ増えていることが分かります。
今年6月に行われた、ユーロ危機に関するアンケート調査によれば、フランス人の85%がギリシャに貸したお金は戻って来ないだろうと答えています。
また、ギリシャの経済が破綻すればユーロ圏の危機はさらに高まると答えた人は84%でした。
ギリシャにはなんとしてもがんばっていただかないといけません。
さて、先週開幕したロンドンオリンピックですが、今、問題になっているのがガラガラのVIP席。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。
体操競技の行われている体育館の青いVIP席。数人が座っているだけ。
水泳競技の白いVIP席は半分は空いています。
ビーチバレーもサッカーもバドミントンもガラガラです。
「残念ですねえ。たくさんの人たちが入場券を入手できないでいるんですから」
「来ないんなら、本当に応援に来ている人たちに開放すればいいんですよ」
実際、人気の競技はたいてい売り切れです。
「この状況でVIP席がガラガラなのを見ると腹が立ちますね」とフランスから観戦にやって来た男性。
柔道会場に行ってみると、窓口ではチケットは手に入らず、ネットの方が入手しやすいと言われてしまう始末。
委員会が調査を始めたそうですが、記者会見の席で、開幕直後にはよくある現象だと記者たちをなだめていました。
各競技の団体が、試合が始まって30分たっても空席の場合は、その分のチケットを一般に販売できるようにしたいと言っていることから、オリンピック委員会も検討を始めているそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夏休みが始まったというのに、ウチの母が朝の8時に私の寝室のドアを開けるので目が覚めてしまう。Wi-Fiにつなげるのにドアを開ける必要はないというのが未だに分かってないらしい」
VDM (Vie de merde)より
ロンドンファッション [イギリス]
いよいよロンドン・オリンピックの開幕ですね。
開会式では、選手の持つ国旗を支えているベルトにもご注目くださいませ。
このベルト、フランス南東部アルデッシュ県にある、従業員6人という小さな工場で作られました(過去記事で紹介しています→こちら)。
日本は男女ともにサッカーが白星スタート。この勢いでがんばっていただきたいですね。
さて今日は、このオリンピックに因んで、ロンドンの話題です。
開会式が行われるオリンピックスタジアムのあるオリンピックパーク。
この近くに、昨年9月、巨大なショッピングセンターが誕生しました。
その名もウェストフィールド・ストラトフォード・シティ(Westfield Stratford City)。
イギリスではなくオーストラリアの企業ウェストフィールド・グループがそのオーナー。
そして、昨年のオープンに先駆けて放映されたのが下記のTVコマーシャル。
この100年のロンドン・ファッションの変遷を100秒に凝縮して見せてくれます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。
ああ、なるほどという感じでした。それにダンスもなかなかでしたね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、休暇でロンドンにやって来た。レストランのトイレに入ると一人っきりだったので気楽に用を足していると、大きな音でオナラが出てしまった。しかし、手を洗っていると、突然目の前に一人のイギリス人が現れ、親指を立てて『ナイスショット!』と言った」
VDM (Vie de merde)より
小さくも大きな愛の物語 [イギリス]
日増しに暑さが増して行く今日この頃。猛暑の予感が頭をかすめます。
さて、本日は、下記地図をご覧下さい。
そして、赤いピンにむかってどんどんズームインしてみて下さい。何かが見えてくるはず。
見えて来たのは、ハート。
これにはこんな愛の物語があったのでした。
イギリスは南グロスタシャーのウィックウォー(Wickwar)で農業を営むウィンストンさん(70才)。
17年前の1995年、妻ジャネットさんが心不全に襲われ、突然亡くなってしてしまいます。
二人は1962年に結婚し、33年間連れ添ってきました。
ウィンストンさんは、妻の死を惜しんで、空いていた土地に、ハート型の土地だけ残してオークを植えることを思いつきます。
「ぱっとひらめいたんですよ。これはちょっと良いアイデアだと思いましたね」とウィンストンさん。
それから近所の知り合いにも手伝ってもらって、2.5ヘクタールの土地に、一週間かけて何本ものオークの苗木を植えたそうです。
やがて月日が流れ、オークが成長するにつれ、ハートがどんどん形になってきました。
近くの丘に上がって眺めるとそれがよく分かったそうです。
この土地は私有地で、関係者以外は中に入れません。
近くを通ってもハートの形の土地は見えないので、知る人はあまり多くはありません。
オークの苗木が植えられてから17年後のある日、ビジネスマンのアンディさんが、自分の気球で空の散歩を楽しんでいると、眼下に見える広大な土地に、愛のシンボルマークがあるのを発見します。
「見つけたときは驚きました。今まで何回も気球に乗っていますが、これまでで一番素晴らしい眺めでしたよ」とアンディーさん。
ハートのしっぽは、ジャネットさんが育った家の方を向いています。
そして、ハートの中には水仙が植えられているそうです。
春になるとそれはそれは素晴らしい眺めだそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、親戚のうちの何人かが、時間の都合で私の結婚式で出られないと言う。しかし、次回は必ず出席したいと言ったそうだ」
VDM (Vie de merde)より