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春のキノコ [フランスのグルメ]

 気温が上昇するにつれマスクが煩わしく感じられるようになった。

 屋外ではマスクを外してしまっているが、歩いている人の多くはまだ付けたままだ。故になんとなく遠慮しながら歩く。

 そして、向こうからマスクなしの人がやってくるとホッとする。変だけど、仲間意識が芽生える。

 それはさておき、キノコと言えば秋ですが、春ににょきにょき出てくるキノコもあるらしい。

Paris_Chamousset.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2023年3月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 それがこちらのモリーユ茸。なんだか傘の部分がチョコレートに見えてしまう。

 このモリーユ茸、森でみつけるのは簡単なことではないらしい。そこで始まったのが栽培です。

 こちらがその栽培所。キノコ好きの仲間3人ではじめました。

 「モリーユ茸はこわれやすくて、気温の変化や雨の影響を受けやすいんです。それにこのキノコが好物の野生動物もいますから、簡単には手に入らないんです」と栽培者。

 自然に存在する菌株から栽培を始めたそうですが、ここまで来るのに9年の歳月を要しました。

 前年の秋にこの鉢に植えると、うまくいって翌年の春にはこんな姿になって収穫の時を迎えます。

 今日は、シェフのオレリアンさんがやってきました。このモリーユ茸を使った料理を作ってくれるようです。

 まずはキノコを縦半分に切ります。あれえ、中は空洞!

 これをよく水洗いしたら、バターを溶かしたフライパンで炒めます。

 そこにチキンスープと生クリームをたっぷり加えて煮込みます。

 一緒にいただくのはグリーンアスパラガス。今が旬の野菜です。それにポーチドエッグもついてます。美味しそう!

 自分たちで栽培したモリーユ茸の味は特別美味しいでしょうね!

 モリーユ茸の収穫は4月の末頃まで続くそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、マジックハンドでキノコを収穫した。何しろうちのキノコは風呂場の天井で育つからねえ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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