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価格とイメージの打破 [フランスのワイン]

 パリのカウントダウンの様子です。


 華やかですねえ〜。それにしてもシャンゼリゼ通りの人の数がものすごい。新年のお祝いにストライキなんて関係ないみたいです。

 丸一日が過ぎて、すべての地域が2020年の到来を祝ったことになります。

 さて、その祝いの席によく飲まれるのがシャンパン。世界中で年間3億本のシャンパンが販売されています。

 ものすごい数ですが、なんと本国のフランスでは売り上げは下がりつつあるそうです。

 値段が上がったことや高級そうなイメージが消費者を遠ざけている原因。打開策はあるのか?

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月31日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 これこれ、シャンパンと言えばこのタワー。そして、スポーツの表彰式や結婚式などでも必ず登場します。

 とは言え、国内の売り上げは伸び悩み。それを打開するために、新しいブランドを立ちげるべく生産者と企業が協力し始めました。

 まずはこんなアプリを開発しました。スマホでボトルをスキャンすると、なんとボトルが話し始めました。この飲み物の詳しい情報を教えてくれます。

 これまでのようなやり方では売り上げは伸びない、もっと違った方法を考えようというわけです。

 そのせいもあってか、このブランドのシャンパンの95%が国内で販売されているそうです。

 製造過程で他のシャンパンと違うのは、砂糖の量を減らしていること。そして、こんなボックスセットを21ユーロで販売しています。

 シャンパンと言えばフルートと呼ばれるグラスがつきものですが、これはマグレブ地域でお茶を飲むときに使うグラスです。

 これなら気取らずに気楽にシャンパンを飲むことができそうです。

 そして、協同組合もこれまでのシャンパンの飲み方を変えるために、サンドイッチやピッツァ、さらにはチュロスと一緒に飲んでも美味しいシャンパンを紹介し始めました。

 そしてこちらの蔵元では、巨大な金属のタンクではなく、素焼きの壷でシャンパンを熟成させているそうです。

 こちらの方がより自然に近い形で、時間をかけてゆっくりと熟成するとか。

 イタリアの安いスパークリングワインに侵食されたマーケットを取り戻すために努力が続けられているようです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、シャンパンを持って夫婦二人で義理の両親の家を訪ねた。もちろん、嬉しいことがあったからだ。家に着くや否や義母が言った。『あらいやだ、まさか私がおばあちゃんになるなんて言いに来たんじゃないでしょうね?』ううう・・・お母さん、その通りよ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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