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お正月のゴーフル [フランスのお菓子]

 先日、新年を迎えてすぐフランスの家庭で食べられているガレット・デ・ロワを紹介しましたが、フランス北部のノール県には、また別のお正月に食べるお菓子があるそうです。

Paris_Houplines.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2020年1月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

strinj.jpg

 そのお菓子がこれ、ゴーフルです。

 一瞬ワッフルか?と思ったのですが、ずっと薄くてお煎餅みたいな感じです。

 生地が焼けたら、真ん中にブラウンシュガーを挟みます。

 ゴーフルの一種ですが、この地域ではストリンジュ(strinj)と呼ばれているそうです。

 ジャン=フランソワさんはゴーフル・マイスター。

 「このゴーフルの作り方を教わったのは23年前のことでした。私の祖母は『初めてこの味を知ったのは、おばあちゃんがゴーフルを作ってくれたからなのよ』と言ってました」

 ジャン=フランソワさんのゴーフルはご覧の通りの手作りです。

 昔から使われてきた材料を使って作ります。焼きたてをお客さんに振る舞います。

 「1月1日の午後、母がこのゴーフルを作ってくれました。家族にとっては特別の日なんです」と女性。

 「フランスのあちこちに知り合いが住んでいますが、このゴーフルを持っていくと大喜びされます。わが町の名品ですよ」と別の女性。

 お正月にゴーフルを食べると言う習慣は遥か昔にまで遡るそうです。

 ジャン=フランソワさんは、そんなゴーフルに関する様々なコレクションを、工房の中に作られた博物館で展示しているそうです。

 ストーブの上には様々なゴーフル焼き器が並んでいます。どれも一般家庭の屋根裏や地下倉庫に眠っていたもの。

 「お宅にゴーフル焼き器はありますか?と聞くと、ああ、そう言えばうちにあったわね』なんておっしゃる方が結構いますよ」とジャン=フランソワさん。

 いろんな模様の焼き器が製造されていたんですね。見ているうちに一つ欲しくなりました。

 そして、昔、このゴーフルにそっくりのお菓子をオランダ土産で食べたことがあるのを思い出しました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、うちの人は、浮気をした時は必ず私のためにゴーフルを焼いてくれる。お詫びのつもりか・・・。で、私はそのゴーフルを全部食べちゃうの[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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