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プール付きの家とGoogle [トピックニュース]

 涼しくなって一息つけるけど、お天気がこれではあまり愉快じゃない。湿気でベタベタした感じだし洗濯物も乾かない。

 ゆえあって、近所の住宅街を傘をさしてトボトボ歩いているうちに、雨を避けるこの方法って何百年も前からずっと変わってない、ドローンがぶんぶん飛びまくるようなハイテクの時代に、傘なんてひどく原始的じゃないのか、などと思い始めた。

 これまでももっと便利にならないのかと色々考えられてきたけど、結局はこの傘からは逃れられない。傘をさすしかない。それとも生きてるうちに誰かすごい発明をしてくれるんだろうか?

 それはともかく、本日はプール付き住宅のお話。

 フランスでは自宅にプールを設置したら税務署に申告して税金を収めなくてはならないらしい。

maisonpiscine.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年8月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 自宅にプールがあるかどうかなんて誰にも分かりようがない、などと考えていたら大間違い。航空写真のおかげで財務省には全てお見通し。

 こちらの男性はすでに申告済みで調べられても痛くも痒くもないそうです。

 「Googleマップなら近隣の住宅に庭があるかどうかまで全部わかってしまいますよ」

 フランスでは10㎡以上のプールを設置したら税務署に申告するのが義務付けられています。税金は年間で数百ユーロほど。

 こちらのお宅はプールを設置したばかりのようです。この税金についてはまったく知らなかったとか。

 「インターネットを使ってプールの有無を調べるのは理にかなってるとは思いませんよ。一軒ずつ訪ねて調べるべきです」と男性。

 どうやら財務省はGoogleと協力して地上の建築物を調べて課税額を査定しているらしい。

 Googleの技術によれば、この航空写真から90%の高い確率でプールがあるかどうかを正確に判断できるとか。

 Googleが航空写真の撮影を始めたのは1999年のこと。飛行機にカメラを取り付けて撮影しました。

 2017年、フランスのある町を撮影した映像から申告されてないプールが300台もみつかりました。

 しかし、空から全部見られているなんて少々気持ちが悪い。

 「私生活の権利や自由を侵害することに繋がり、やりすぎじゃないでしょうか。Googleと政府はどのような関係なのでしょうか?」と新技術の権利に詳しい弁護士さん。

 脱税防止に協力しているGoogleですが、1年半前、重大な脱税を行ったとしてには100万ユーロの税金を支払えという判決が下っているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「Googleマップによれば、うちは、私がいつもビールを買っているお店の上にあるらしい」

VDM(Vie de Merde)より


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