公現祭の焼き菓子 [フランスのお菓子]
キリストの誕生から12日目が公現祭。つまり今年は1月6日が公現祭だ。
この日に食べるお菓子がガレット・デ・ロワ。
なぜに宗教と結びついてお菓子を食べるのか?これも布教活動の一環?信者になるとこんな愉快なこともありますよみたいな・・・。
それはともかく、今日はそのお菓子を目指してスペイン国境に近い都市ボー(Pau)に行ってみましょう。
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ポーの人口は77,000人ほど。それに対してパン屋兼お菓子屋の数は222軒もあるそうです。
公現祭の時期になるとガレット・デ・ロワを手に入れるために市民が早起きをしてお店に並ぶそうです。
こちらのパン屋さんではこのタイプのガレット・デ・ロワを販売しています。
ブリオッシュ生地を焼いたもので、パイ生地のあのガレット・デ・ロワとは異なります。もう20年も前から同じレシピで作っているそうです。
しかし、このお菓子を売るお店はあちこちにあり競争も激しくなってきたため、存在感を出すために今年はフルーツのコンフィを飾ってみることにしました。
高級感出てますね。故にお値段も他のパン屋さんより3ユーロほど高い16ユーロになっています。
「スーパーも含めてこれを販売するお店はたくさんあります。お客様は楽しみを求めて買っていかれます。ですから少し高級感を出してみることにしたんです」
公現祭はパン屋さんにとっては書き入れ時。
「年間売上の20%ほどになります」
こちらのパン屋さんでは1月だけで1500から2000個のガレットを作るそうです。
ポーでは公現祭にはこのお菓子を食べるというのが風習として深く根付いているようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「ガレット・デ・ロワを食べても一度もフェーヴが当たったことがなかったので、一人で食べれば絶対に当たると思って食べた。でもやっぱりフェーヴはなかった」
VDM(Vie de Merde)より