週末はアテネで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はギリシャの首都アテネを旅します。パリからは直行便で3時間あまり。
国の財政危機で欧州を巻き込んで大騒ぎになっていたのはいつ頃でしたっけ?なんだかずいぶん前の話に思えてくる。今のアテネはどうなっているのでしょう?
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年6月24日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
旅の始まりはジェットコースター・・・ではなくケーブルカーに乗って、高いとことへと向かいます(青印)。
到着すると、そこには3,000年あまりに及ぶ歴史をもつ、世界最古の都市の一つアテネが一望できました。多くの建物が第二次世界大戦後にできたものですが、あちこちに古代の遺跡が残っています。
まずはあちらに見える丘の上の神殿に行ってみましょう(赤印)。一日17,000人もの人々が訪れるという観光スポット。アテネに来たらここは絶対に見逃せませんが、必ず水と日傘を持って坂を上がりましょう。
紀元前5世紀に建てられたパルテノン神殿(緑印)。そしてその下向いにはこんな建物が残っています(水色印)。遮るもののない丘に立つ大きな木。日差しを逃れてほっと一息。
ふと見落とすと近代的な建物を発見。そこは2009年にオープンした博物館。古代の遺跡を展示してあります。展示というより遺跡の上に作ったと言ったほうがよさそうな・・・。ここなら太陽の日差しを気にすることなくのんびりと見学できます。しかも間近で。
次は、博物館を出て市街地を歩きましょう。近代的な建物が立ち並ぶ中に、歴史を感じさせる建物がいくつも残っています。
そしてたどり着いたのが中央市場(オレンジ印)。中に入ると海の幸がずらりと並んでいました。ここは、19世紀、オスマン・トルコ時代のバザールを作り替えて作られた市場だそうです。
そこから遠くないところに、今晩の宿があります。広々としたロビーを抜けて階段を上がると客室があります。ダブルもあればシングルもあります。料金は一泊30〜80ユーロとリーズナブル。その上バルコニーからはアクロポリスだって見えます。さらに宿の屋上はバー。冷たいウーゾで乾杯!
すっきりしたところで、また街を散策してみましょう。やはりバザール風のお店があちこちに並んでいます。そして種類に限らずざまざまなものが売られています。
そしてやってきたのが屋根の上にある野外映画館(焦げ茶印)。この場所は1960年代には放置されていたそうです。今では、アクロポリスを眺めながら星の下で映画が見られる魅力的な場所に生まれ変わりました。こちらはその映写室。かつてはこんなフィルムを使っていましたが、いまではハイテクでフィルムは不要になりました。この夜はフランス映画が上映されていました。
夏の夜のアテネ。皆さんテラス席で飲食を楽しんでらっしゃいます。最後はこちらのバーで、ライトアップされたアクロポリスを眺めながら喉を潤しましょう。
******* フランス人のつぶやき *******
「夫婦で映画館を出ると、うちの人がまるで他人のようなふりをする。理由を聞くと、『映画の最中に君がバカ笑いをするからはずかしくってさ、夫婦だと思われたくないのさ』」
VDM(Vie de Merde)より