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夏のエトルタ [ノルマンディー地方]

 日曜日恒例の週末旅は以前の再放送だったのでお休みです。因みに、場所はブルターニュ地方の海辺の町ディナール。見逃した方は→こちらをクリック。

 さて本日は、ノルマンディ地方最大の観光地エトルタ(Étretat)を訪ねてみましょう。

Paris_Etretat.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年7月15日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 エトルタと言えばこの芸術的なフォルムの岩と絶壁。そしてその向こうにはビーチと町が広がっています。

 珍しい自然の造形を見るために各地から観光客がやってきます。ドローンのお陰でこのあたりは、驚くほど複雑な地形をしていることがよくわかります。実際にあそこに行ってみたいと思ってしまいますね。創作のヒントを求めて多くの画家たちもまたここにやってきました。

 「エトルタは必ず来なくては行けない場所ですよ」と女性。

 そして来たらこのポイントで必ず記念写真を撮ることになります。ご多分に漏れず私もそうしました。この珍しい風景を持つエトルタは毎年100万人もの人々が訪れます。

 「この風景、詩的で心がやすらぎます」と男性。

 「こうして眺めていると、ここに来ると決めたのは間違いではなかったって思います」と女性。

 とは言っても、この数キロに渡って続く絶壁は残念なことに少しずつ崩れているとか。波の侵食で下の方はこんな具合です。50年後はいったいどんなことになっているのやら。地震がきたらドミノ倒しのようにくずれていってしまいそうです。

 絶壁の上を歩くのはちょっと危険ですね。それならカヤックで海から眺めてみることにしましょう。

 「海の上は静かでいいですよ。さっき遠くから眺めていましたが、今は間近で見ることができて感動します」と男性。

 一方、こちらはビーチ。泳いでる人たちがいますね。この酷暑では飛び込みたくなりますが、ここの海水は夏でも15℃から20℃しかないそうです。それに、ここは砂浜じゃなくて砂利のビーチ。ごろっとなるためにはコツが要りそうです。

 「できるだけ砂利の小さなところを選んで平らにしタオルを置いて横になると快適ですよ」と地元の男性。

 一方、こちらは観光客。近頃、記念に砂利を持ち帰る人が増えているらしい。しかし、この砂利、防波堤の一部としておかれているため数が減ると災害を招きかねません。砂利の持ち帰りは禁止だそうです。

 さて、観光地として知られるエトルタは、もともとは漁師の町でした。建物にその名残を見つけることができます。19世紀になってからリゾート地として人気になり開発が進みました。家を出ると眼の前に海が広がるという好条件の土地柄が良かったのでしょう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日は海にやってきた。砂浜でゴロゴロした後、あまりに暑いので海に飛び込んだ。ポケットに携帯を入れたまま・・・[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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