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週末はケルンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はドイツのケルン(Köln)を旅します。パリからは列車で3時間ほど。

 2000年の歴史を持ち、ドイツでもっとも古い都市ケルン、さあ、出発!

Germany_Koln.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

Koln.jpg

 パリ発の列車に揺られて、いよいよケルンに到着です。

 駅を出てすぐに目の前に現れるのがケルン大聖堂(青印)。ものすごい迫力。高さは157メートル。ランスの大聖堂の2倍だそうです。そしてファサードの面積は8000㎡。荘厳なゴシック様式の建物は600年も前からここでケルンの歴史を見続けてきました。

 第二次世界大戦で街のほとんどが破壊されてしまいましたが、この大聖堂だけはそのまま残りました。歴史家のマチウスさんが中を案内してくれました。

 「ここからの眺めが一番美しいですよ」

 一通り中を見学したところで、マチウスさんがこんなところに連れて行ってくれました。

 「これは大聖堂の設計図の原本です。大聖堂は13世紀に作られました。現存する世界で最も古い設計図ではないかと思います」

 大聖堂の一番のお宝がこちら。宝石で装飾の施された金の箱には聖遺物が収められています。

 次はガラリと変わって、こんなところに行ってみました。ケルンの地ビール“ケルシュ”が飲めるレストランFRÜH am Dom(オレンジ印)。一日200万リットルのケルシュが消費されるそうです。住人一人当たりにすると1リットル。結構な量ですね!

 まずはここでビールの注ぎ方を教えてもらいましょう。実際にやってみると簡単ではないですね。カウンターの中はこのくらいにして、テーブルでビールを飲みながら美味しい料理をいただきましょう。一緒に飲んで食べたくなりますねえ〜。

 どうやらケルンではグラスが空になるとすぐにビールを足すと言う習慣があるそうです。止めたい時はこうやってコースターで蓋をします。

 夕方になりサラリーマンが仕事を終えてオフィスから出てくる頃、今晩の宿Hostel die wohngemeinschaft Kölnへと向かいましょう。客室にはそれぞれテーマがあります。こちらは「風と共に去りぬ」、こちらは「ルービックキューブ」。今回宿泊する部屋はこちら。スターウォーズのお部屋。

 しかし寝るにはまだちょっと早すぎます。ホテルの一階にあるバーにやってきました。

 「ここは地元の人や海外から観光にやってきた人たちが集う場になっています」とホテルのオーナー。

 外に出て飲食店街にやってくると大変な賑わいでした。

 「年末ですから特に賑やかです」

 「ここならちょと騒いでも問題ないからいいでしょう」

 なんだか東京のガード下の居酒屋みたいなところ。冬の寒い時期はホットワインも飲むことができます。またこんなカクテルもあります。何が入っているかといえば、りんご酒+麦酒等々。アルコール度高そう・・・。お酒はほどほどという方は、室内でダンスを楽しむこともできます。

 翌朝は、スニカーに履き替えて街を散策です。案内してくれるのはセドリックさん。やってきたのは大聖堂の裏手。ここから見ると、ヤギの彫刻が取り付けられているのがわかります。

 「これは戦後に取り付けられました。というのもヤギはケルン市の、そしてケルンのプロサッカーチームのマスコットキャラクターだからなんです」

 おお、確かに試合中の会場にヤギがいます。着ぐるみではなく本物。現在のヤギは9代目だそうです。

 ケルンは歴史のある古い街ですが、ストリートアートなどの新しいものも受け入れているようです。戦時中に破壊された建物の壁にもアート。

 「戦争で街の80%が破壊されてしまいました。市民は戦前の街の姿をそのまま復元したかったのでこんな具合に再生されました」とセドリックさん。

 ケルンは中世以来ずっとヨーロッパの中心都市になっていました。そこにやってきたのが、あの侵略者ナポレオンです。そのナポレオンとケルンをつなぐものが今も残っています。それがオーデコロン(ケルンの水)(緑印)。

 これを発明したのがこの方ファリナさんです。

 「ナポレオンはお得意様でした。なにしろ一日1本もオーデコロンを使っていたからです」

 このお店でいろんな香りを楽しんでいるうちに一本お土産で買ってしまいました。

 さてトライアングルタワーから街の眺めを楽しみながら(紫印)、今回の旅の費用をおさらいしておきましょう。列車代が70ユーロ、大聖堂見学が無料、食事代が15ユーロ、宿泊代が59ユーロ、ホットワインが4ユーロ、オーデコロンが40ユーロ、トライアングルタワーが3ユーロで、締めて191ユーロ(約23,000円)でした


******* フランス人のつぶやき *******

今日、人生で初めて女性とキスをした。ケルンのカーニバルの時だった。相手は、バイキングに扮装した、僕の2倍は太った女性だった。ああ、怖かったあ〜

VDM(Vie de Merde)より



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