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週末はヴェルサイユで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はパリ郊外のヴェルサイユを旅します。パリからは電車で30分〜50分。

 土曜日の朝、ふと思いついて出かける、なんてことも可能です。

 では出発!

Paris_Versailles.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年11月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ヴェルサイユといえば、金ぴかの宮殿。

 でも、他にも見所はたくさんあります。

 サイクリング道路が整備されているヴェルサイユの街は自転車で回るのが最適。観光客向けに様々なガイド付きツアーが用意されています。

 広大な宮殿の庭も自転車で散策することができます。

 「ヴェルサイユを観光するには一番いい方法ですよ。コースを順に辿っていけば、1日で街全体を観光したことになります」とガイドの男性。

 宮殿の中でも自転車を貸し出しているそうです。料金は1日で20ユーロ。

 さて、宮殿の玄関前にやってきました。これから向かうのは宮殿の中ではなく、その向かいにある元厩舎だった建物(青印)。

 ここにはかつて使用されていた豪華な馬車が展示されています。入場無料、しかも長い列に並ぶ必要もありません。

 中には12台の馬車が展示されています。

 これはボルドー公(のちのアンリ5世)の洗礼式で使われた馬車。

 そしてこちらがルイ18世の葬儀の時に使われた馬車。

 「シャッター音もないですし話し声もなく静かに見学できます」と男性。

 最後はこの豪華な馬車。ルイ18世の戴冠式で使われました。またシャルル10世やナポレオンもこの馬車を使ったそうです。

 「この馬車はその大きさからも、5トンという重さからも異例なものです」と博物館の方。

 展示室を出たら、こちらの会場で馬術ショーを楽しみましょう。美しいですねえ〜。よく訓練されています。

 ショーが終わったら厩舎も見学することができます。この厩舎にはかつてルイ14世の馬もこうして休んでいたそうです。

 次はちょっと変わったツアーに参加してみましょう。それはストリートアートを求めて散策するツアー。

 道路のポールや建物の壁にアートがあります。ぼっ〜と歩いていたのでは見逃してしまいそうなアート。

 こちらはスペースインベーダーを描いて世界的に知られるようになったフランク・スラマ、通称インベーダーの作品です。

 さらに、横断歩道の白いラインにもアートが隠れています。

 「ヴェルサイユは17〜18世紀の街だと思われていますが、実際は21世紀の街なのよ」と女性。

 確かに、こんなにストリートアートがあるなんて想像もしていませんでした。

 次は、その18世紀のヴェルサイユを体験してみることにしましょう。こちらのお店Costumes et châteauxでは当時の衣装を身にまとい、貴族気分を堪能することができます(赤印)。

 200種類もある衣装の中から気に入ったものを選びます。因みに、当時は通常より小さいサイズを着るのが普通で、自力では着ることができなかったそうです。

 着付けが済んだら記念写真を撮りましょう。貴重な一枚が出来上がりました。いい思い出になりそう。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。街には民宿があちこちにあるそうです。ここも同様です。お部屋は3階にあります。外の眺めも良さそう。それに広々としてお部屋はヴェルサイユならではの内装。

 しかし、一泊150ユーロと高額。もうちょっと安いのにしましょう。

 それがこちらのキャンプ場Camping Huttopia(緑印)。山小屋風の離れには5人まで泊まれるそうです。お値段は81ユーロから。

 こちらの男性は中国からの観光客。お部屋を気に入ったようです。

 ヴェルサイユでは安く泊まれることがわかりましたが、お食事はどうでしょう?

 さすがに観光地だけあって飲食店はあちこちにあるそうです。しかし、今回は、リーズナブルな値段でそこそこ美味しく食べられるフードトラックを選択。

 「近くの農場から仕入れた新鮮な食材を使ったハンバーガーですよ」とお店の方。

 これで一人10ユーロ。ハンバーガーでもそれなりのお値段ですね。

 さて今回の旅の費用は、レンタサイクルが20ユーロ、馬術ショーと厩舎見学が16ユーロ、ストリートアートツアーが10ユーロ、貴族の衣装で記念撮影が50ユーロ(高い!)、宿泊代が71ユーロ、食事代が10ユーロで、締めて177ユーロ(約21,500円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、乗馬なんてスポーツじゃないと言う人もいるだろう。しかし、一度振り落とされた馬を追いかけて走り回ってみたら、絶対スポーツだと言うだろう

VDM(Vie de Merde)より



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