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30ユーロで晩ご飯115 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのは、フランス西部の都市ディジョンにあるレストランのシェフ、アレクサンドルさんです。

 ディジョンと言えば・・・マスタード。今回の料理には全部マスタードが使われています。

 ではスタート!

Paris_Dijon02.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月31日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

202021102.jpg

 アブラナ科の植物の種子にビネガーを加えて作られるマスタード。

 ディジョン産のマスタードは、香り付けされた昔ながらのものからピリリと辛いものまで40種類あまりあるそうです。

 ディジョン初のマスタードが生まれたのは1390年!以来、製造はオートメーションではなく手作り。

 本日のシェフとの待ち合わせ場所は、フランスで一番古いマスタード屋さんの玄関先。早速30ユーロを渡して、材料をそろえていただきましょう。

 まずはマスタード選び。シェフの予定では、前菜はグジェール、メインは魚料理、デザートはクラフティだそうです。この全部にマスタードが使われます。

 購入したのは、伝統的なものとパン・デピスの香りのするもの、それに種子だけのものの3種類。これが合計で6.70ユーロで残りは23.30ユーロ。

 次は市場にやってきました。まずは魚屋さんで魚を調達。購入したのはこの魚。これが10.80ユーロで残りは12.50ユーロ。

 次は八百屋さんで野菜と果物を買います。バターナッツ、エシャロット、芋、キノコ、そしてイチジク。これが全部で6.47ユーロ。残りは6.03ユーロ。

 だんだん予算が残り少くなってきました。最後は、乳製品のお店で、地元産のコンテチーズと玉子を購入。これが5.65ユーロで、残りが0.38ユーロ!予算内でセーフ!

 ではレストランで厨房で調理の開始。

 まずは前菜のグジェールから。

 シュー生地におろしたコンテチーズを加えたら、隠し味にマスタードを加えよく混ぜ合わせます。これを天板に絞って、180℃のオーブンに20分ほど入れて焼きます。マスタードがグジェールの味をより豊かにしてくれるらしい。

 次はデザートのイチジクのクラフティ。

 イチジクは4つに切って型に並べます。小麦粉に玉子、砂糖、牛乳、溶かしバターを順に加えてかき混ぜます。これを先ほどのイチジクの上からかけてオーブンで焼きます。これで終わりではありません。マスタードの元になる種子をフライパンで煎ります。

 「温めると辛味がなくなり香りだけが残るんです」とシェフ。

 へえ、知らなかった。

 最後はメインの魚料理。野菜をサイコロ状に切ります。ただしエシャロットはみじん切り。これをバターを溶かしたフライパンで炒めます。その間に魚に塩・コショウをしてパン・デピスのマスタードをたっぷり塗ります。当然、魚には火を通すようですが、やり方は不明。魚を炒めた野菜の上にのせたら出来上がり。

 煎った芥子の種子は焼き上がったクラフティの上に振りかけるようです。どんなお味になるのやら・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、目覚めの悪い朝、自分で朝食を用意した。パンにたっぷりとバターを塗って頬張ったら、頭につ〜んと来た。塗ったのはマスタード!おかげで目が覚めた」

VDM(Vie de Merde)より


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