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外出禁止パート2 [トピックニュース]

 アメリカの大統領選挙、どうなることやら。またあと4年もあの人のおかしな言動を聞かされるのはご勘弁願いたし。

 一方、フランスはコロナ感染拡大で短期ながら外出禁止が始まってしまいました。

 ロックダウンと言い切ってしまって良いのか少々疑問。フランス第二の都市リヨンの様子を見てみましょう。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月30

日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 金曜日の朝、静まり返ったリヨンの街角に鳴り響くこの音。

 ショッピングカートを引きずる音でした。普段なら車の音にかき消されるところです。

 「静まり返ってますね。私は仕事があるので出てきましたけど、静かなのはいいと思いますよ」と女性。

 こちらの男性は犬を連れてお散歩?大丈夫なのかな。罰金なんじゃないのかな?

 ベルクール広場にあるルイ14世像。なんとなく一人ぼっちで寂しそうな・・・。

 聞こえてくるのは鳥の鳴き声。普段なら気にもかけない鳴き声ですが、ひどくうるさく感じます。

 「ええ、外出はします。外出すると元気になれますから」と高齢の女性。

 「保育園はやってますから助かります。家で静かに仕事ができますから」と子供連れの男性。

 これから子どもたちを保育園に連れていくところらしい。

 しかし、ここから少し離れたところにある工事現場では普通に作業が行われています。外出禁止の対象ではないらしい。

 さらに通勤電車もガラガラではありません。公共交通機関は通常の90%の割合で運行を続けています。

 「今日は職場の様子を確認するために出勤してきました」と女性。

 「リヨンの中心街に職場があり、いつもそこで仕事をしているんですが、終わったら車でブルターニュに行くつもりです」と男性。

 外出できるのはきちんとした理由があって、その証明書を持っている人だけ。

 こちらはちょうどバカンスから戻ってきたばかりのご家族。証明書をお持ちでした。想像以上に外出している人が多いですね。

 この時期は諸聖人の日で休暇を取る人が多く、月曜日くらいまでは外出許可証なしでも外の移動は可能なようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、電車の中で、明らかに熱のありそうな女性が、マスクをはずして携帯電話の相手に向って、どれだけ調子が悪いか説明していた。20分ほどして電話を切ると、咳をしてからマスクをつけ直した」

VDM(Vie de Merde)より


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樅の木の切り出し [アルザス地方]

 夜9時頃の渋谷発井の頭線は、たいてい満員電車で、缶詰のオイルサーディンとまでいかないものの、空席はなし、つり革の空きもなし、というのが普通だ。

 ところが先日、同じ時刻に乗ってみると、立っている人はまばらで、向かいの席に座っている人の顔がみえるくらいに空いていた。

 在宅勤務はそれほど普及していないらしいから、これは夜に人が出歩かなくなったということなんだろう思う。

 そういう私も特別な用がない限り渋谷を夜の9時頃に通るなんてことはしない。その時間は家でぐうたらしている。

 コロナ禍にかぎったことではなく、もう何年も前から夜遊びなんてやらない意気地のない老人になってしまった・・・。

 それはさておき、今年は縮小開催となってしまったストラスブールのクリスマス市ですが、巨大ツリーは例年通りクレベール広場に登場することになっています。

 毎年のことですが、その樅の木の切り出しが行われました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2020年10月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 100本ほどの樅の木の中から選ばれたのが、この木です。

 今週月曜日の朝、ここモーゼルの森の中で作業が行われました。

 「ツリーにするのには理想的です。枝に少し手を入れる必要があるかもしれません。沢山あればいいというわけじゃないですからね」ときこりのオリヴィエさん。

 このまま切り倒しては枝がめちゃめちゃになってしまうので、まずはクレーンで固定し、それからチェーンソーで少しずつ慎重に切っていきます。

 これで一安心かと思いきや、これからが大変です。

 「一日がかりの仕事ですよ。それぞれ技術が必要ですが、トラックに乗せる作業が大変で一番気を使います」

 今年の樅の木は樹齢62才、体重は7トン、背丈は約30メートル。

 「広場に設置する時は27メートルくらいになりますが、今年の樅の木は特に健康でよく育っていますよ」と責任者の方。

 数週間後にはクレベール広場に設置され、装飾の作業がはじまるそうです。

 こういう時だからこそ、きらきらのツリーがみたいですよねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、モミの木、買ってきたどぉ〜!ところが、娘は小さすぎると良い、妻は大きすぎると言う。そして愛犬はモミの木におしっこをひっかけ、うさぎは葉っぱを食べ始める。私はと言えば、未だに置いておく場所が見つからない[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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栗の収穫 [ローヌ=アルプ地方]

 フランスで教師がイスラミストに殺害された事件で、全国で追悼集会が開かれ、言論の自由を守れ!表現の自由を守れ!と主張したおかげで、中東でフランス製品の不買運動が始まっているとか。

 なんだか、皆さん、ご苦労さまと言いたい気分になってしまう。

 それはともかくとして、フランス南部のアルデシュ県では、栗の収穫がはじまったそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 トゲトゲを避けながら中を開けてみると、つやつやした茶色栗の実が顔を出しました。

 山に囲まれたアルデッシュ県は秋真っ盛り。その風景の中にいがぐりが現れました。

 まさか収穫は手作業???そうではなく、足作業でした。

 中から出てきた栗の実を早速食べてることに。

 「甘くてちょうどいいねえ」と農園の方。

 なんだかガリガリ音をさせながら試食してらっしゃいますが、火を通したほうがいいんじゃないの???生の栗ってどんなお味なのやら・・・。

 収穫は網を敷いて、その上に実を落として集めるという手法のようです。

 「一年間、木のお世話をしてきたご褒美のようなものです」と女性。

 「栗の実にはこの土地の歴史がきざまれているんですよ。土地の人たちとともに作ってきた歴史がね」と男性。

 この3年ほどは栗の木が病に感染してしまい、十分な収穫ができませんでした。今年になってやっと満足できる量の栗を収穫できたのだそうです。

 ああ、そうかあ〜、それじゃあ生でも食べたくなっちゃいますねえ。

 イガイガから取り出された栗の実は選別されて、様々な加工品に生まれ変わります。

 「シロップ、粉、クリームなど色々あります」と女性。

 こちらではお菓子作りが始まっていました。

 生地に栗のクリームを混ぜて、オーブンで焼くと、こんなお菓子が完成します。栗の濃厚なお味を楽しめそうです。

 セリーヌさんにとってはこの味が、子供の頃を思い出させてくれるそうです。

 アルデッシュ地方ではこの栗を様々な料理に使っているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、生物の授業で先生が、両親が2人ともブルーの目をしている場合は、遺伝的にその子供もブルーの目になると言っていた。うちは両親ともにブルーの目をしているが、僕の目は茶色・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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ブレグジットの物流 [トピックニュース]

 コロナ、コロナで明け暮れているうちに、ブレグジットの本格的運用までの準備期間がまもなく終わり、2021年1月からは今までのように気軽に国境を通過して荷物を運び込んだり運び出したりできなくなります。

 そのため、できるだけ物流をスムーズにするために、英国ではこんなものが作られていました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここはイギリスのケント州にあるアシュフォード市の郊外。

 13世紀の教会の立つ牧歌的なこの土地に、突如現れた巨大な工事現場。ここは英国とEUの新しい物流の国境となる場所です。

 11ヘクタールにも及ぶ駐車場、税関の検査所や事務局などが作られることになっています。

 あのドーバーからは30キロほど離れています。

 駐車場には最大2,500台のトラックを収容可能で、来年の1月1日から多くのトラックがここを通過することになります。

 こちらの女性は工事現場のすぐ向かいの家に暮らすリンダさんです。

 「あの音を聞くととても不安になります」

 この地にショベルカーがやってきたのは数週間前。地域の住人たちは暮らしを守るために団結し反対運動を起こしました。

 しかし、国が相手では運動も思うようには行きませんでした。

 「政府の役人たちが札束で一杯のかばんを持ってやってきて、土地を買い上げてしまったのです。どうしようもないです」とリンダさん。

 緑の木が茂っていた田園は、あっという間に更地になってしまいました。

 一方、こちらはトラックの運転手。英仏海峡の向こう側にあるカレーまでこの道をよく利用しているそうです。

 「相当大変ですよ。税関での検査が強化され、高速道路は40キロから50キロの渋滞になってしまうと思います」と運転手。

 どこが渋滞するかと言えば、ドーバーからアシュフォードまでの道路です。

 そのため約千台にものぼるトラックが駐車場から出られなくなる可能性があるといいます。

 これは昨年、テストが行われた時の様子。渋滞してます。

 中にはブレグジット賛成の投票しなけりゃよかったと言っている人もいるとか。

 でも、もう一度、国民投票をしたとしてもやっぱり賛成派の方が上回る気がします。

 一度決めたことは、どうにかしてやってかなくてはなりません。案ずるより産むが易しかもしれませんし。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、運転免許の試験に落ちた。ほんとだよ。実地試験は渋滞でほとんど車はう動かせなかったけどね[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯114 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらうというのが、この番組のルールですが、今回は、いつもとは違った趣向になっています。

 アメリカ大統領選挙を間近に控えて、両候補の出身地の名物料理を作ってもらうことになりました。

 フランスに移り住んで30年になるというアメリカ人の料理学校の先生がチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 トランプ候補の出身地はニューヨーク。名物料理はマンハッタン・クラムチャウダー。

 一方、バイデン候補はフィラデルフィア。その名物料理はフィリー・チーズステーキサンドウィッチ。

 はあ、そういうことですか。

 作ってくれるのがこちらの女性キャサリーン先生です。では、早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずは、魚屋さんにやってきました。アサリを購入。これが4.28ユーロで残りは25.72ユーロ。アサリはスープに使うそうです。

 「クラムチャウダーにはクリーム入とクリームなしの2種類があります。クリームなしのを ”マンハッタン” と呼んでるんですが、こっちの方がちょっとおしゃれなんです。イタリア移民がトマトを加えたのがその始まりです」

 次は八百屋さんにやってきました。今回は野菜をたくさん使うらしい。ニンジン、ジャガイモ、セロリ、ニンニク、玉ねぎ、ピーマン、そしてトマトを購入。これが全部で5.52ユーロで、残りは20.20ユーロ。

 野菜が済んだら、お肉屋さんへ。買ったのはベーコン。薄くスライスしてもらいます。

 「焦げ目が付くくらいに強火でさっと炒めるんです」

 これがは1.18ユーロで残りは19.02ユーロ。さらに牛肉のサーロインを購入。

 「屋台の主人が売上をのばそうと他の店とは違ったものを作り始めたのがこのサンドイッチなんです」

 サーロインステーキをサンドイッチにはさんだということか・・・。かなり豪華。

 サーロインは400グラムで10ユーロ。残りは9.02.ユーロ。

 他に、チーズ、バター、玉子1個、ウィーン風バゲット、さらにデザート用にピーナッツを購入。これが全部で3.89ユーロで、残ったのが5.13ユーロでした。

 ではキッチンで調理の開始!

 まずはマンハッタン・クラムチャウダーから。

 野菜は細かく刻んでおきます。鍋に油を引いて香りの野菜と一緒にアサリを炒めたらスープを加え火を通します。別の鍋でベーコンを炒めて油が出てきたら野菜を加えてさらに炒め、弱火で20分ほど蒸煮にしたら先程のアサリのスープに加えて更に30分ほど煮込みます。

 その間に、サンドイッチを作ります。

 サーロインをできるだけ薄くスライスして炒めます。玉ねぎとピーマンも少し焦げるくらいに炒め、チーズを入れ混ぜ合わせたら、パンに挟んだお肉の上にのせます。なんだか美味しそうな感じがしてきました。

 最後はデザート。小麦粉、砂糖、玉子、ピーナッツバター、イースト菌で作ります。出来上がったのがこのケーキ。

 こうして出来上がったのがアメリカの晩ご飯でした。前菜がスープで、メインがサンドイッチ、デザートもちゃんとついてました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、パパが ”冷戦” の意味を教えてくれた。ソビエトとアメリカがそれぞれ飛行機で氷のような雨を降らせたからだそうだ」

VDM(Vie de Merde)より


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クリスマスケーキ [フランスのお菓子]

 日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休み。なにしろ、イスラミストに殺害された教師の追悼集会の話題で番組枠が消えてしまった。

 こういう時は個人主義のフランス人も一致団結だなあとつくづく思う。

 さて、やっと秋の長雨が終わって晴天が続く。季節の変わり目で洗濯物や布団やらを干しまくりだ。

 止まっていたエアコンを開けたらフィルターに埃が一杯。しまった!夏は一度もフィルター掃除をやってなかったんだっけ。それにしても冷房はちゃんと効いてたけどなあ。不思議。

 しかし、今となってはあの猛暑も遠い過去。今は秋真っ只中。さらに、何やかや言ってクリスマスまであと2ヶ月。

 イベントの中止や縮小はあってもクリスマスはやってくる。そしてこのケーキもやってくる。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 これがフランスのクリスマスケーキのビュッシュ・ドゥ・ノエル???

 雪の中のシロギツネ。ふわふわしてかわいい〜。

 「長い時間をかけて、あれこれ考えて、これが出来上がったんです」とパティシエのイヤンさん。

 構想はすでに夏前から始まっていました。

 「一年で一番大切な時に食べられるケーキです。家族や友人など皆さんに楽しんでもらえるようにしたいんです」

 こんな感じのケーキも計画されていたようです。でもなんだかちょっとリアルすぎるような・・・。

 デザインを決めるのと同時に、材料も合わせて吟味します。

 「いろいろなものを試してみて組み合わせの一番良いものをみつけるんです」

 こうしてサンプルが出来上がりました。どれも同じものに見えますが、それぞれ中味が違っているようです。

 試食の結果、このトロッとしたケーキに決まったようです。

 もちろん、お店に並ぶのはこの形のままではありません。クリスマスケーキは見た目も大事。ここにデザインが加わります。

 専用のシリコンの型に流し込み丁寧に形を作っていきます。

 こうして出来上がったのが、雪の中のシロギツネ。

 ナイフを入れると、フォンダンショコラみたいにキャラメルソースがとろ〜り。美味しそうですねえ。

 お値段は、90ユーロ!さすがにちょっと高いですねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、友人たちがケーキとプレゼントで誕生日を祝ってくれた。とは言っても、それはビデオゲームの中でのこと。現実だったらなあ〜」

VDM(Vie de Merde)より


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苦渋の選択 [トピックニュース]

 ストラスブールのクリスマス市、今年は屋台無しで開催されることになったようだ。

 クレベール広場の大きなツリーや商店街のデコレーションは通常通り。さらにアーティストによる街頭パフォーマンスなども通常通り。

 ただ、あの大聖堂の前の広場に並ぶ屋台はない。

 メインのお店がでないとなると、それはもう市ではないですねえ〜。残念。

 この時期に感染拡大だもんなあ〜、これもやむなしか・・・。

 少なくともフランスは、これまでに体験したことのない冬になってしまいそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここはアルザス地方の小さな町リボヴィレ(Ribeauvillé)。今年のクリスマス市は中世を思わせる、こんな屋台がならぶことになっていました。

 しかし、今年はその屋台を見ることはできません。市の開催が中止となってしまったからです。

 このままお蔵入り?それはなさそうです。こちらのアトリエでは来年の開催に向けて作業を続けているそうです。

 「皆で一生懸命考えたプロジェクトですから実現させたいんです」と責任者の方。

 町が10万ユーロの予算を組んで進められてきた一大イベントでしたが、参加者は中止という町の決定を受け入れました。

 「今のこの状況ですから、一番いい方法を取るべきです」と女性。

 いつものクリスマス市は毎年こんな感じでにぎやかになります。ホットワインを飲んだり、お菓子を食べながら屋台を見て回ったり。

 マリーさんは陶磁器を作って販売していますが、市の中止で大幅な収入減になるそうです。

 「きびしいですね。春の外出禁止期間中にすでに売上は落ちてしまいました。例年、クリスマス市の売上は年間の30%から40%になるんですが、それがなくなってしまいます」

 これはちょっと気の毒。

 リボヴィレのクリスマス市には毎年12万人が訪れるそうです。昔の風情を残す小さな通り。魅力的ですが、コロナ禍に大勢の人がここにやってくるとなると密になりますねえ〜。

 「町のクリスマスは自由に誰でもどこにでも行けるというのがコンセプトになっているのですが、それ自体が感染リスクを高めてしまいます」と町役場の方。

 アルザス地方はクリスマス市でにぎわう町や村があちことにあります。この数日の間に市を開催するのが中止するのか決めることになるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、自宅待機10日目にしてPRC検査で陰性が確認された。やった、復帰できるぞ!その直後、職場の同僚から電話があり、検査で陽性。ああ、自宅待機に逆戻り」

VDM(Vie de Merde)より


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ヴァール県の料理4 [フランスのグルメ]

 街路樹に枯れ葉が混ざり始めた。枯れ葉は道路にも落ちていたりする。季節は冬に向かってまっしぐら。

 今年の冬も "今まで体験したことのないような冬” になる???

 買い物の帰りにふとそんなことを思った。

 それはともかくとして、シリーズの最後は、イエール(Hyères)漁港の直ぐ側にあるレストランLe Pique Bouffigueの女性シェフがスープ・ドゥ・ポワソン(魚のスープ)を作ってくれます。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 地中海に揉まれながら漁をする漁船。その漁師さんたちが釣ってきた魚介類がお鍋の中でいい色に茹だっています。

 港の直ぐ側にあるこのレストランなら新鮮な海の幸の料理が食べられます。厨房に立つのはシェフのアストリッドさん。客席は妹さんと娘さんの担当です。

 「私の料理は母から受け継いだものなんです」とシェフ。

 材料は直接漁師さんから手に入れます。もうすぐ港にもどりますよと連絡がきたので、さっそく港にやってきました。

 網にかかって水揚げされたばかりの魚が一杯!この中から丁度いいのを選んで、スープ・ドゥ・ポワソンを作ってくれます。

 材料は、魚の他に、玉ねぎ、ニンニク、トマト。

 まずは玉ねぎとトマトを刻んで、にんにくは潰します。これを鍋に入れ炒めます。そこに大量の魚を入れて約40分ほどかけて火を通します。

 魚がバラバラになったところで水を加えさらに煮込みます。

 その間に、このスープには欠かせないルイユソースを作ります。マヨネーズに唐辛子とサフランを加えてよく混ぜ合わせます。混ぜながら加えているのはオリーブ油???

 最後に、スライスしたパンをオーブンに入れてカリカリに焼きます。このカリカリになったパンにルイユソースを塗ってスープにひたして食べると美味しいのです。

 「こうして料理にしてもらうために魚を釣ってるんですよ。それが私の仕事。で、ここで食べてるわけです」と漁師さん。

 その隣で食べている男性、パンをスープにひたして食べてます。美味しそうですねえ〜。魚の凝縮された味がこのスープに詰まってます。

 そして、ブイヤベースもお店のスペシャリテ。よく見るとパスタがはいってますねえ〜。皆さん、満足そうに召し上がってます。

 最後はやっぱりデザートで締め。塩バターキャラメルのプロフィットロール、アルマニャック漬けプルーンとバニラアイス、焼きパイナップルと生クリームのアーモンドのヌガティーヌ添え。

 終わり。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼が私に言った。『君ってパンみたいにきれいだね』パン屋でパンを買って帰りながら思った。これはお世辞ととるべきか?」

VDM(Vie de Merde)より


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ヴァール県の料理3 [フランスのグルメ]

 10月も下旬になると夜が寒い。

 真空パックしていた布団を取り出し日干しにしてからベッドにセットした。仕上がりを眺めていたら、ベッドが「これが正しい寝床です」と言っているような気がした。

 それはさておき、今週はヴァール県のシェフが作ってくれる地元の料理を紹介するシリーズです。

 三回目の今日は、トゥーロンにあるレストランLes Tables de la fontaineのシェフが、ヤギのチーズを使った料理を作ってくれます。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 レストランの厨房に立つこのふくよかな男性が本日のシェフのフレデリックさん。

 まずはチーズの生産者を訪ねます。ヤギが一杯!どのヤギも同じに見えますが、飼い主さんにとってはひとりひとり異なる個性を持つかわいいわが子。

 このヤギがお乳を出してくれるからこそ美味しいチーズができるんです。

 「うちの人、チーズを食べながら『これはチーズではない。お菓子だ!』って言うのよ(爆笑)』と生産者のおカミさん。

 チーズを手に入れたらお店に戻りましょう。ここでは日替わりランチを19.50ユーロで出しています。

 では、早速ヤギのチーズを使った料理を作っていただきましょう。

 使うのはヤギのチーズの他に、ホロホロ鳥の胸肉、ソリエスのイチジク、地元の野菜。

 まずはチーズに塩・コショウしたらオリーブ油をかけて混ぜ合わせます。どうもハーブも入っているようです。

 「プロヴァンスの緑と太陽の味がするはずですよ」とシェフ。

 ホロホロ鳥のもも肉を開いて、先程のチーズとイチジクをのせたら胸肉のスライスで蓋をし、網脂で包みます。これをフライパンで焼きます。

 付け合せの野菜は、紫玉ねぎ、ズッキーニ、ナス、ジャガイモをスライスして、油で素揚げにします。これを耐熱皿に並べ、生のトマトのスライスを加えたらオーブンで焼きます。

 次はソース。エシャロットと赤ワインを鍋にいれ煮詰めます。煮詰まったところでバターを加えさらに煮込むとソースが出来上がります。

 さあ、お客様の待つテーブルに運びましょう。出来上がりはこんな感じの一皿になりました。

 「う〜む、これはうまいねえ。よく出来た料理だ」と男性。「とっても美味しいわ。柔らかくてしっかりとした味で、塩味と甘みのバランスが絶妙です」と女性。

 たくさんのお客さんが、この料理を召し上がっています。お店の人気料理ですね。

 そして最後はデザート。

 煮た洋梨、パンデピス、ヌガティーヌ、メレンゲの詰め合わせ、クレームブリュレとチュイル、ソリエス産イチジクのタルト。

 司会のペルノー産が「ああ、悪夢だあ〜」とぼやいてましたが、見せられるだけで食べられないのはちょっとつらい。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、家に戻ると、10人くらいのお巡りさんが玄関前をウロウロしていた。どうやら隣人が、子供の鳴き声がすると通報したらしい。あれは子供ではない。うちの庭で飼ってるヤギだ!」

VDM(Vie de Merde)より


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ヴァール県の料理2 [フランスのグルメ]

 さすがにこの季節になるとプールはガラガラ。30分間、ワンレーンを1人で泳ぎきった。

 昨日は冷たい雨のせいか、風呂場にも人影はなし。入るときも出るときも1人。ちょっとめずらしい。

 それはともかくとして、今週はプロヴァンス地方ヴァール県の料理をシリーズで紹介しています。

 二回目は、丘の上に階段状にできた小さな町ファイアンス(Fayence)にあるレストランのシェフがプロヴァンスの郷土料理スープ・オ・ピストゥを作ってくれます。

 これまで何回も登場したこのスープ。もうどんなスープか知ってるよ、となりそうですが、このスープ、家の数だけレシピがあると言います。

 シェフのスープはどんなスープ?

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 海から少し奥まったところにあるファイアンス。プロヴァンスらしい町ですね。シーズン中は観光客でにぎわいますが、今はいつもの町の生活が戻ってきました。

 こちらがシェフのジャンさんのお店Le France Restaurant。常連さんがたくさん来ているようです。

 ジャンさんは隣の町からここに家族で移ってきて15年ほどになります。

 アーチ型の橋を渡って、これから野菜農家へ向かいます。

 「若い夫婦がオーガニックの野菜を作ってるんです」とシェフ。

 こちらがその農場。

 「昔の菜園の味を再現するのが目標です。この味、おじいちゃんが畑で作ってた野菜の味だ!なんてね」と農場の方。

 野菜を手に入れたらレストランの厨房で調理の開始!

 ネギ、サヤインゲン、トマト等々の野菜を切ります。

 鍋に油を引いて、刻んだネギとニンニクを炒めたら水を加えます。そこにハムの塊、インゲン豆、ジャガイモ、トマトの順に加えます。この順番が大事だそうです。

 お鍋がグツグツ言っている間に、ピストゥーソースを作ります。ベースになるのは、バジル、ニンニク、トマト。これをミキサーにかけながらオリーブ油を加えます。これでソースの出来上がり。

 ちょうどいい具合に煮込んだ鍋に、サヤインゲンとパスタを投入。

 えっ、パスタを入れるというのは初めて聞いた!パスタに味が染み込んでおいしいそうです。

 パスタの後に刻んだズッキーニをいれたら、最後に先ほど作ったピストゥーソースを加えよく混ぜます。仕上げにパルメザンチーズをおろしてふりかけます。

 確かに、この鍋料理、家の数だけレシピがあるというのは嘘ではなさそう。

 「このスープは味の宝庫みたいなものです。ピストゥーソースが効いてとても美味しいです」と男性。

 「このバジルの香りがいいわねえ。これぞプロヴァンスの味よ」と女性。

 さあ、最後はデザートで締め。ガナッシュのサブレとフルーツ添え、焼きイチジクとフィナンシエ、リンゴのタルトでした。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、コロナで巣篭もり中に、生まれて初めて捻挫した。スープを温めようとして長椅子から起き上がったとたん捻挫・・・[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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