30%の無駄 [トピックニュース]
コロナ感染が始まって土日に旅行や集まりに参加することもなくなり自宅にいることが多くなった。
やれることと言ったら片付けくらい。押入れにしまったままにしていたものをかなり捨てた。
こういうのを断捨離というんだろう。ある意味、終活だ。あと何年?と思うと、割に色んなものが不要になる。
さて、フランスのある調査会社の調べによると、私達が持っているもののうち30%は全く使わない又はほどんど使わないそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年2月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
とあるお宅の引き出しをあけてみると・・・わっ、すごい数のコード!絡まり合って放置されています。明らかに長期に渡って使われていません。
そしてこちらのタンスにもしばらく袖を通してない衣服が山盛り。それは靴も同じ。
「買うことが楽しいから買っちゃう時がありますね」
「私は無駄使いはしないですが、欲しいと思ったらついつい買っちゃう時はありますよ」
ある調査によれば、私たちは平均で2.5トンもの”物”を次々と手に入れているそうです。しかもその自覚がない。
例えば、家電や電子機器は一世帯につき34台あると思いこんでいますが、実際は99台、そのうちの6台は一度も使ったことがないとか。
それなら靴はどうでしょうか?
「そうですね、私一人なら10足くらいですかね」
「ちょっとわからないですね。10足とか15足とかそのくらいじゃないかしら」
「革靴が好きなんですけど・・・いくつくらいかは・・・」
調査によると女性の場合、本人は19足だと思っていても実際は37足。男性の場合は8足で実際は18足。かなりの違いに驚き。
そう言われるとわが家にも履けそうもない靴が靴箱に何足があるような気が・・・。
因みにジーパンの場合は6本ですが実際は9本。ということは、必要以上に買ってるということになります。
買い物には次の3パターンがあるとか。
必要に迫られて買う、快楽で買う(衝動買い)、流行に流されて買う。
後ろの2つが諸悪の根源ですが、ストレスの発散には効果を発揮するゆえ、一概にダメとは言い難し。余分が30%なら許されるような・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「叔母がスーパーのレジで働いている。会計にやってきたお客が叔母に言った。『鼻をマスクで覆い、ウイルスに気をつけないとダメよ』そこで叔母が言った。『大丈夫、私はもう感染してます。同時に2つは感染できないわよ』」
VDM(Vie de Merde)より
ラ・ビリック [メイド・イン・フランス]
本日はいよいよクレープの日。うちでも作って食べるか・・・。
本格的にクレープを作るとなると、これが欲しいところです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年1月8日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ブルターニュ地方の各家庭に一台あるというのがこれ。
クレープ用の鉄板です。ラ・ビリック(La Billig)と言うらしい。熱源は電気。かなりの高温まで上げられそうです。
「これならまんべんなく焼けて、簡単にクレープが作れます」と女性。
生地を垂らして、木製のコテのようなもので薄く広げていきます。この当たりが難しそう・・・。でも、キレイに焼けました。
このラ・ビリックが生まれたのがこの会社クランプス(Krampouz)。ブルトン語でクレープと言う意味だそうです。
発明したのはこの電気技師。今から72年も前のことです。
義理の妹の家に暖炉がなかったのでクレープ用の鉄板の置いて焼くことができなかったとか。それをなんとかしたいと開発に打ち込みました。
「最初のクレープ器はガスで熱して使うものでした」と会社の方。
そして40年前、電気クレープ器ができました。これなら一般家庭でも使えます。時間とともに多少形に変化はあるものの、基本は同じです。
あの鉄板の裏側にはこんな具合に電熱線が渦巻状に取り付けてありました。これで全体にまんべんなく発熱してうまく焼けるということらしい。
お値段は約250ユーロ(約32,000円)。それなりのお値段ですが、最低でも10年は保つそうです。
こちらの方は会社を定年で退職しましたが、現役のころはクレープ器を輸出するために世界中を飛び回っていたそうです。
「海外の反応は、これは商売で使えそうだという感じでした。催し物やパーティで使えるというわけです」
確かに、薄いクレープが焼けるのを眺めているのは結構楽しいし、それを食べられるというのもまた嬉しいですね。
それにしても、これだけ薄く伸ばしてキレイに焼けるものですねえ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、クレープ店で働いている。私の一日はりんごの皮をむいて終わる。50箱ほどのりんごの皮をむいて手がボロボロになったころ、社長がやってきた言った。『良い仕事っぷりだ。でも、電気皮むき器を使ったほうが良さそうだね』それなら早く言ってよ 」
VDM(Vie de Merde)より
各地のクレープ [フランスのグルメ]
昨日はブルターニュのシェフがリーズナブルな費用で、素晴らしいクレープ料理を作ってくれましたが、場所も違えば料理も違う、本日は各地のクレープを見てみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年1月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはレンヌ(Rennes)(青印)。同じブルターニュ地方でも、そして同じそば粉のクレープ、つまりガレットでも、こんな風にして食べるのが人気です。
そば粉に水と塩少々を混ぜた生地を焼いて、地元のソーセージにソースを垂らしてくるくるっと巻いて食べます。
「冷たいのも温かいのも美味しいですよ」と、この道37年のティエリーさん。
ソースはケチャップかマスタード。このクレープ、サッカー場、レストラン、市場などあちこちで食べられているそうです。美味しそうですね。
一方、こちらはモナコのレストラン(緑印)。
今から100年ほど前の1896年に生まれたのが、クレープ・シュゼットです。未来のイングランド王のデザートに運悪くお酒がこぼれて入ってしまったことで生まれました。
まずは焼いたクレープをオレンジのシロップに浸します。
「オレンジと砂糖のシロップをキャラメリゼするんです。そして最後にグラン・マルニエ(リキュール)を加えてフランベします」と給仕長。
お皿にはたっぷりと煮汁をかけたクレープが4枚。こちらのご夫婦、2枚ずつわけて召し上がるようです。なんかもうめちゃめちゃ美味しそうに見えます。
最後は美食の街リヨン(赤印)。ここのクレープは見た目がこれまでと違っています。それに呼び名も異なります。リヨンではマットファン(matefaim)と言うそうです。
「マットファンとは分厚いというような意味なんです」と料理人。
材料は、伝統のクレープと同じですが、牛乳少なめ、小麦粉多めだそうです。
生地をフライパンで焼き、キャラメリゼしたりんごを上にのせ、最後にキャラメルソースを垂らして出来上がり。
クレープにしては厚すぎる、パンケーキにしては薄すぎる、って感じですが、これまた美味しそう。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、地下鉄の車内でケバブサンドを食べていると、向かいの席の子供がクレープを豚のように食べていた。するとその子の母親が言った。『あんたたち、競争でもしてるの???』」
VDM(Vie de Merde)より