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週末はサン=トロペで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。また放送が再開になりました。夏のバカンスシーズンももう終わりだなあ〜。

 さて今回はコート・ダジュールのリゾート地サン=トロペ(Saint-Tropez)を旅します。

 パリからは飛行機と車を乗り継いで約3〜4時間ほど。

 では出発!

Paris_StTropez.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年8月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 地中海に飛び出た半島にあるサン=トロペは、もともとは小さな漁村でした。それが今では富裕層の豪華なヨットが並ぶ高級リゾート地として世界的に知られる町になりました。

 豪華なヨットも素敵ですが、今回は乗り合いボートで港のあちら側に行ってみましょう。料金は7.80、乗車時間は15分ほど。

 上陸すると目の前にあるのが有名なブラッスリーSenequier(オレンジ印)。そのお店のパティスリーで売られているのがこちらのお菓子。ブリオッシュ生地にアーモンドパウダーを混ぜザラメをまぶして焼いたら半分にスライスして間にカスタードクリームをたっぷり挟んで出来上がり。60年代の銀幕のスター、ブリジット・バルドーのおかげで有名になったお菓子です。

 「もともとはポーランドのタルトだったんですが、ブリジット・パルドーのお気に入りでサン=トロペの名物になりました」とパティシエ。

 町には、その金箔の像が設置されているらしい。そう言えば長いブロンドの髪が素敵でした。

 次は遊覧船に乗ってみましょう。1時間ほどのツアーで、海岸沿いに並ぶセレブの別荘を眺めることができます。

 「あの上の方にある別荘は7千万ユーロで販売されました」とガイドさん。

 どうやらセレブたちが夏の間バカンスを過ごしにやって来ているらしい。町に戻って有名人に会えるかもしれないとキョロキョロ。しかし、そう簡単には会えません。

 その代わり、こんな豪華な鳥に出会えました。ここは丘の上にある海洋博物館(青印)。1950年代までは海軍の施設として使われていました。数年前から孔雀を飼い始めたそうです。平和になりましたね。

 さて、こちらは鳥の目でみた港の様子。港を中心に建物が密集しているのがわかります。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。町の中心地は高額なので、海から少し離れたキャンプ場に泊まることにしました(緑印)。こちらのテントが今晩の宿。テントと言ってもちょっとした一軒家のよう。これで一泊40ユーロ。

 ここはワイン農家の中にあるキャンプ場。すぐ近くにぶどう園があります。この地域はワイン造りが盛んでAOPも獲得しているとか。

 翌朝は、こんな車でドライブを楽しみましょう。

 「これは1960年代にイギリスで作られたミニ・モークと呼ばれる車です」とオーナー。

 おもちゃみたいで可愛いですね。これまたブリジット・バルドーがイギリスからサン=トロペに持ち込んだんだそうです。

 次は町に戻ってショッピングを楽しみましょう。やってきたのは靴屋さん(赤印)。アメリカの女優ケイト・ボスワースが買い物に来たことがあるらしい。

 それはともかく、こちらのデザインのサンダルが有名です。お店の奥にアトリエがあります。創業は1927年。

 最後は、広場でペタンクのゲームに加えてもらいましょう(こげ茶印)。おっ、おじさま方、珍しくマスクしてますね。あご掛けだけど。旅人もコツを教えてもらってチャレンジしましたが、もう少しトレーニングを積んだほうがよさそうな・・・。

 夏が終わると静かな町になりそうですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「エアコンもなく猛暑の中で約2週間も働き続けてやっとバカンスになったが、雨が降り続き、気温は19℃。ついてねぇ〜[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はヴァランスで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、プロヴァンス地方の玄関口ヴァランス(Valence)を旅します。パリからは高速列車で2時間12分。

 では出発!

Paris_Valence.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

20220717.jpg

 まだ高速道路もTGVもなかった時代、夏休みを過ごすためにパリから南仏に移動する人たちは、荷物を車に詰め込み、数日かけて国道7号線を南へと下っていきました。

 ローヌ川に沿って続くその7号線を走っているとヴァランスの街が見えてきます。

 「ほら、セミの声が聞こえるでしょ?」

 「ヴァランスは風があるからいつも晴天なんです」

 「北へ向かえばリヨン、南へ行けばマルセイユ。山と海の両方があるんですよ」

 広場には思春期から青年期をこの地で過ごしたナポレオンのブロンズ像があります(青印)。

 そして、そのナポレオン率いるフランス軍が教皇領を占領したため、ローマを追われた教皇ピウス6世が没したのがこのヴァランスでした。

 その教皇に因んだお菓子があるというのでぜひとも頂いておきましょう(オレンジ印)。

 教皇をかたどったそのお菓子はスイスと呼ばれています。教皇がスイス人の衛兵に守られていたからです。1799年にこのお店で生まれたお菓子は今ではヴァランスのどのお店でも売られているそうです。

 「朝食やおやつの時間に、足だけとか腕だけとか食べられてますよ」

 確かに、これだけ大きいと誰かと分け合いながら食べることになりますね。今回は帽子の部分をいただきました。

 さて、街には歴史的建造物があちこちにあります。これは大聖堂の鐘楼(赤印)。こちらはルネッサンス様式のファサードが見事な16世紀の建物(焦げ茶印)。

 その市街地から少し離れたところには運河が流れる涼しげな場所があります。運河は17キロに渡って流れ、100軒ほどの家の小さな庭を潤しているそうです。鳥の声も聞こえてきます。カモやカエルや魚もいるそうです。散歩には最適の場所ですね。

 次は丘の上にある城跡に行ってみましょう(水色印)。

 かろうじて形を留める城塞は12世紀に作られたもの。吹きさらしの窓からはヴァランスの街全体が見渡せます。廃墟同然とは言え迫力があります。当時はりっぱな城塞だったことがわかります。そしてこんなパフォーマンスを披露してくれる方もいます。

 さて次は、フルーツを食べに行きましょう!(緑印)とは言ってもここは果樹園。やり方を教えてもらったら自分で収穫します。ほぼ2キロほどを収穫して2.78ユーロ。小売店で買うより3割ほど安上がり。そのまま果樹園の敷地にある施設で宿泊することができます。一泊100ユーロ。

 翌日はまた市街地に戻りましょう。ヴァランスにはアルメニア通りという名前があるくらい、アルメニアに関するお店や博物館があります(紫印)。

 そして、ここはアルメニア料理が味わえるレストラン(黄緑印)。このお店にはシンガーソングライターのシャルル・アズナブールがよく通っていたそうです。

 そう言えばこの方、アルメニア人でした。日本でこの人を知っているのはもう高齢者ばかりになってしまいましたが、映画『ノッティングヒルの恋人』の主題歌『she』を作曲した人といえば少しは身近に感じられるかもしれません。お店の壁には肖像画が飾られています。

 数々のアルメニア料理。美味しそうですね。

 最後は、都市部を離れて自然を満喫しましょう。山間を流れる川をカヌーで下ります。これなら猛暑の夏も涼しくすごせそうです。

******* フランス人のつぶやき *******

「今日、10才になる息子の姿が見当たらない。ひどく焦って探し回ったが見つからない。警察に電話しようとして気がついた。息子は今朝、修学旅行にでかけたのだった[ひらめき]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はナルボンヌで(再訪) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス南部の都市ナルボンヌ(Narbonne)を旅します。パリからナルボンヌまでは高速列車で4時間半ほど。

 4年ほど前にこのシリーズで一度訪ねたことがありますが、今回はまた違った旅になるようです。

 では出発!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 街の中を流れる世界遺産の運河。免許の要らないボートをレンタルして運河から街を散策してみましょう。料金は30分で18ユーロ。

 ここは橋ですが、その上には建物があり住居や商店として使われています(青印)。

 次はボートを降りて街の中心へ向かいましょう。まず見えてきたのは大司教の邸宅(赤印)。現在は博物館として使われていますが、かつては要塞としての役割も担っていました。

 その要塞の向こうに見えているのがゴシック様式の大聖堂です(緑印)。13世紀に建てられました。とは言っても、14世紀半ばに工事が中断してしまい、後陣は未完成のままです。

 荘厳な中の作り。天井までは41メートルあるそうです。そして塔には銃眼があります。

 次はさらに昔に遡ってみましょう。ナルボンヌにはガロ・ロマン時代の遺跡が残っています(水色印)。

 イタリアからやってきた貴族階級の人々が、ここに一つの町を作っていたようです。この四角いのはレセプションホール。豪華な作りだったことが伺えます。

 この遺跡から発見された壁画はこちらの博物館で展示・保管されています。これらの壁画から当時の人々の暮らしを知ることができます。そしてこちらの棚には城壁に使われていた石が保存されています。そこには様々なものが描かれています。

 「一番多いのが雄牛の彫り物です。また武器もよく見かけられます」と博物館の方。

 さて、ナルボンヌと言えばフランスを代表するシャンソン歌手シャルル・トレネが生まれた街。こちらの生家を訪ねてみましょう(黄緑印)。

 「ここは彼が生まれた部屋です。1913年5月18日の午後3時にここで生まれました」

 両親が離婚するまでこの家で暮らしたそうです。こちらの部屋では音楽好きの両親が友人を招いて音楽を楽しんだそうです。家族が幸せに暮らしていた頃のことでした。

 シャルル・トレネは美味しいものが大好きだったそうです。次はその美味しいものを食べに行きましょう。

 ここは市場(オレンジ印)。材料を買い揃えてお店に持っていくと料理してくれます。この日はイカを鉄板焼にしてもらうことにしました。料理代が一人4ユーロ、付け合せのフライドポテトが2ユーロだそうです。

 お腹が一杯になったら、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは運河に浮かぶ船。1962年にロンドンで製造されました。中はまるで家のような作り。18世紀、ナルボンヌ出身の私掠船の船長が英国軍を撃退した時にまつわる品々が飾られています。朝食付きで一泊65〜75ユーロ。

 翌朝は街中を離れて、電動キックスクーターで山へ向かいましょう。ガイド付きツアーは35ユーロ。途中ワインの試飲もついての料金です。

******* フランス人のつぶやき *******

「今日、地下鉄に乗っていると男が情熱的に私の手を取り電車から連れ出すと言った。『さあ、勉強なんかやめてイカを育てに行こう!』新種のナンパ術か???[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はシェルブールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西北部の港町シェルブール(Cherbourg)を旅します。パリからは列車で3時間15分ほど。

 シェルブールと言えばあの映画ですが、実際の街はどんなところなんでしょう?

 では出発!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 マリーナには数え切れないほどのヨットやボートが停泊しています。

 まずはボートに乗ってこんなところに行ってみました。そこは港の外に作られた船の停泊地(青印)。横に線を引くように作られています。

 建設が始まったのは18世紀のことでした。軍事施設の一つで、いわば海の要塞ですが。今は観光の名所。シェルブールでは数千人が海に関わる仕事に従事しているそうです。

 さて、シェルブールにやってきたからには、ぜひとも行っておきたいのが傘屋さん(赤印)。このお店、元からここにあったわけではありません。あの映画が上映されてからここで開業したのだそうです。

 ここの傘はどれも一つ一つ手作り。年間2万本の高級傘を製造しています。どれも色がきれいですね。しかも丈夫にできているみたい。

 お天気がいいから雨傘を日傘に変えて次の目的地にむかいましょう(水色印)。かつての船着き場に作られたこの施設には海中で使われる様々な機材の貴重なコレクションが展示されています。

 さらに、こちらはあのタイタニックの客室を再現したもの。毎年20万人が訪れるそうです。

 次は少し変わった場所に行ってみましょう。これはフランス第1号の原子力潜水艦。案内してくれたルネさんはその乗組員の一人でした。この潜水艦、4年半の間に人知れず世界中の海の中を航行していたそうです。今となっては古めかしい設備。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこはこの船(黄緑印)。一泊60ユーロ。船のゆりかごに揺られながら一晩を過ごすことができます。

 翌朝は、こちらのお菓子屋さんの名物ケーキで朝食にしましょう(オレンジ印)。シェルブールにしかないお菓子ケーク・オ・シトロン。購入する前にまずは試食。

 「これは超おいしいですねえ。美味しさの秘訣はなんですか?」

 「それはお教えできません。企業秘密ですから」

 そりゃそうですよね。簡単に人に教えるわけにはいきません。つべこべ言わずに購入しましょう!

 朝食にピッタリのこの場所でいただきます(緑印)。美しい庭の隣にはお城が立っています。1935年に市の所有になってから修復が始まり、これだけ美しい庭と城になったそうです。

 最後はこちらの劇場を見学しましょう。内部は木造で、どの席からも舞台が見渡せるように作られているそうです。5ユーロで中を見学することができます。

 これはなかなか立派な劇場ですね。19世紀、文化の促進というだけではなく、街の豊かさと強さをみせつける目的もあって作られたそうです。

 海とともに発展したシェルブールは傘だけでなく他にも色々見どころがりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、グルノーブルは雨だった。僕の傘と若くて美しい女の子の傘が並んでかけてあるのを見て言った。『これは何かのご縁かも』すると彼女が『なんにも感じないわ』 [あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はクレルモン=フェランで(再訪) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス中部の都市クレルモン=フェラン(Clermont-Ferrand)を旅します。パリからは列車が4時間ほど。

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月11日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 おお、桜が満開!ここは日本から遠く離れたフランスの都市。人口は147,000人ほど。シェーヌ・デ・ピュイと呼ばれる欧州最大の休火山群の麓に位置しています。

 こちらはピュイ・ドゥ・ドーム山(緑印)。地元の人たちには”オーヴェルニュの富士山”と呼ばれているとか。

 まずはこの自然を満喫しましょう。電動キックバイクなら長距離も疲れ知らずで走り回れます。料金はガイド付きで59ユーロ。

 いくつもの小さな火山が噴火していた太古の昔を彷彿とさせるこの風景。ツアーの最後は地元産のチーズとパンでピクニックランチです。

 くるくる回る車輪に取り付けてあるのはタイヤ。フランスでタイヤと言えばミシュラン。クレルモン=フェランにその本社があり、隣接する博物館ではタイヤの歴史を知ることができます(黒印)。

 家業のゴム製造業を受け継いだミシュラン兄弟が最初に発明したのが世界初の自転車のタイヤです。

 「ビスでとめてあるので、それまで何時間もかかっていたタイヤの交換が数分ですむようになりました」と博物館の方。

 その後、自動車のタイヤを手掛けます。日本ではミシュランマンとして知られるビバンダムはミシュランのシンボルキャラクターになりました。それとともに、地図やガイドブックの出版事業にも進出するようになります。

 さて、街の中心にあるのがこの大聖堂(青印)。火山からきりだされた石で作られたため黒っぽい色をしています。

 市民で賑わう広場を離れて、次はちょっと変わったところに行ってみましょう。ドアを開けてもらってどんどん地下に潜っていきます。この地域にはこのような地下が100箇所ほどもあるそうです。地下の気温は一年を通じて15℃。

 セバスティアンさんはここでリキュールの試飲会を開催しています。クレルモン=フェランはリキュール作りの盛んな地域。

 「材料を調合して熟成させる方法はそれぞれ企業秘密で決して明かされることはないんです」 

 では頂いてみましょう。乾杯!

 次は地上に上がって今晩の宿へと向かいましょう。ここは市街地から車で15分ほどのところにある個人の住宅。部屋の一部を旅行者に提供しています。いわゆる民泊ですね。このお部屋で一泊105ユーロ。

 広いお庭もあってゆっくり寛げそうです。しかもオーナーは8人分までなら食事も作ってくれるそうです。

 最後は、ちょっとレトロな衣装に着替えて写真撮影です(赤印)。ここの写真館では1850年代に使われていた手法で撮影します。

 まずはガラスに薬品を塗り、これまたレトロなカメラにセットします。そしてカバーを外して4秒ほどしたらカバーを戻します。これで撮影は完了です。

 次は暗室で現像。画像が次第に見えてきました。レトロな写真の完成です。これで100ユーロ。

 歴史の中に刻まれたような写真になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、家を出るのが遅くなったのでバイクで出勤しようとして、前輪がパンクしていたのを思い出した。で、車にしようと思ったらこれまた後輪がパンクしていた・・・。僕はミシュランの従業員[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はオレロン島で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、フランス西部ビスケー湾にあるオレロン島をのんびり旅します。パリからは列車と車を乗り継いで約4時間あまり。

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月4日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 オレロン島は、コルシカ島についで2番目に大きな島。

 この地域は陸地に海の水が入り込んで網目のようになっています。塩田にしては水深が深いような・・・。

 今回はレンタカーで島を巡ります。

 「このあたりは牡蠣の養殖が行われているんです」とレンタカー会社の方。

 ああ、牡蠣の養殖かあ。車を降りて見に行ってみましょう(青印)。

 カラフルな家が立ち並んでいますが、数年前から少しつづ再整備が行われて来ました。

 「48世帯がここで養殖の仕事に従事しています」と関係者の方。

 こちらの建物には、島の牡蠣養殖の歴史が分かる資料が展示されています。もちろん、生の新鮮な牡蠣も食べることができます。

 「これが地元産の牡蠣ですよ」

 産地で食べる牡蠣はさぞかし美味しいことでしょう。

 皆が食べているのを見ていたらお腹がすいてきました。こちらのレストランでお昼をいただくことにしましょう(オレンジ印)。

 このお店では少し変わったものを食材にしています。それがこちらの植物。海の水の湿地帯で生息するアッケシソウと呼ばれる草です。先の部分が柔らかくて美味しく食べられるとか。

 島では瓶詰めにして販売されています。使い方は色々。ソースを作る時に一緒に煮込んでもいいし、料理の付け合せにもなります。

 「いんげんの代わりになりますよ」と料理人のナディアさん。

 いんげんと言えばジャガイモと同じくメイン料理の付け合せにはかかせませんね。

 美味しそうな海の幸の料理が出てきました。ではいただきましょう。

 こちらの男性はバックパッカー用のガイドブックの調査員。

 「この海水のある風景、季節によって様変わりする地元の漁はまさしく本物です」

 地元の料理を味わってお腹いっぱいになったら森を散策してみましょう(緑印)。

 「この森は砂対策で作られた森なんです。なので人工の森ですが、自然が手つかずのまま残っている場所でもあるんです」と協会関係者の方。

 「この森を歩いて海に出られるのがまた楽しいんですよ」と調査員。

 おお、ホントだあ〜、海に出ました。あれ、向こうに見えるのは一週間ほど前に紹介したフォール・ボワイヤール。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは20世紀初頭に建てられたヴィラ(赤印の地域のどこか)。

 「当時、家族でバカンスを過ごすために思い切って別荘を作る人たちがいたんです」とオーナー。

 宿に腰を落ちるける前に名所を見学しておきましょう。それがこちらの灯台です(黄緑印)。

 284段の階段を上がると、展望台があります。ご覧の通り強風が吹き荒れ、このあたりの海は危険らしい。そこでできたのがこの灯台です。50キロ先からも見えるそうです。

 一夜が明けた瞬間のこの風景。美しい!こういうのを ”映える” っていうのかな。

 最後はカヌーで海水の運河を散策してみましょう。この運河、かつて島で作られた塩を運ぶのに使われていたそうです。

 今回は海の自然とともに生きる島を楽しむ週末になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、4才の息子が私の顔を描いてくれた。目の周りが真っ黒で、まるでパンダ。ああ、私には休暇が必要だあ〜[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はラヴァルで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西部の都市ラヴァル(Laval)を旅します。パリからは車または列車で2時間半ほど。

 では出発!

Paris_Laval.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月21日に生放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 かつてラヴァルは、パリからブルターニュへ向かう人々が必ず立ち寄る都市でしたが、交通機関の発達で、今は素通りされることが多くなりました。しかし、見どころはたくさんあります。

 まずは街を流れるマイエンヌ川をカヤックで散策してみましょう。カヤッククラブがガイドツアーを提供しています。

 アーチの橋の下を過ぎると、中世の町並みが見えてきました。かつての繁栄ぶりが伺えます。14世紀頃から20世紀にかけてリネンの織物業が盛んだったそうです。

 次は陸に上がって、あちらに見えるラヴァル城に行ってみましょう(青印)。まずは階段で塔に上がってみます。ここは屋根を支えている木造の骨組み。屋根の重量を支えるのと同時に、城を敵から守るための役割も担っています。木材は13世紀からのものも残っているそうです。

 一方、お城では素朴派の画家の作品を鑑賞することができます。その中には、ラヴァル出身の画家アンリ・ルソーの作品もあるそうです。

 次は街の中を散策してみましょう。様々な時代の様々な様式の建物が並んでいます。その中には、こんな建物もあります(赤印)。ここは公衆浴場。1920年代につくられました。日本と違って全部が個室。壁はモザイク模様。シャワーかバスタブが設置されています。

 「当時、各家庭にお風呂がなかったので、このような施設が必要だったんです」と担当者。

 次はこちらの施設を見学しましょう。ここは牛乳博物館(グレー印)。牛乳にまつわる様々な道具や機器のコレクションが展示されています。

 今日は、小学生のグループが見学に来ていました。ここでは実際に牛乳からバターを作る体験もできます。もちろん最後は自分で作ったバターをパンに塗っていただきます。

 カロリー高めのおやつを食べた後は、自転車を借りてサイクリングにでかけましょう。マイエンヌ川の岸辺にある曳舟用の道がサイクリングロード。ここを北上します。

 このロード、全長が600キロもあり、大西洋側の都市ラ・ロシェルからノルマンディーまで続いているとか。

 その道沿いにあるのが今晩の宿(水色印)。水門番屋を改造して作られた宿です。一泊90ユーロ。大人6人と赤ちゃん1人が泊まれるそうです。

 翌朝は、南下してちょっと変わった場所に行ってみましょう。そこは芸術家ロベール・タタンが作った野外美術館(緑印)。個性的な彫刻が並んでいます。ラヴァル出身のタタンは、世界中を旅した後、ここでこの作品を作り上げました。

 「彼は5年間を南米ですごしました。北米にも行ってまして、ニューヨークには半年滞在しました」

 マヤ文明を思わせる彫刻の数々。中には日本の土偶のようなものもあります。

 確かにラヴァルは、思った以上に見応えのある都市でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、お腹が空いて目が覚めた。シリアルの袋をみつけて牛乳と一緒に食べ始めた。なんだかちょっと味がしないなと思っていると、うちの人が起きてきて言った。『おい、なんで鳥のエサ食べてるんだ???』[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はインターラーケンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はスイスのインターラーケンを旅します。パリからは列車で6時間あまり。

 では出発!

Bern_Interlaken.jpg



下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月14日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ターコイズブルーの2つの湖の間にあるインターラーケン。

 登山鉄道に乗ればアルプスの雪山を堪能することができます。勇気を出せばこんなスポーツも楽しめます。そしてこんなケーブルカーに乗れば高いところからゆっくりと街の眺望を味わうこともできます。

 まずは、ユングフラウ鉄道に乗ってアルプスへと向かいましょう(青印)。スイスの鉄道と言えばこの風景。しだいに標高が上がっていきます。全長9キロのトンネルを抜けるとユングフラウヨッホ駅に到着(赤印)。

 海抜3454メートルの欧州で最も高い位置にある駅です。料金は130ユーロと高額ですが、それだけの価値はあります。この展望台からの眺めはここでしか味わえません。人智を超えた風景の中で瞑想中の方もいらっしゃいます。

 そして、全長20キロのアレッチ氷河。深さは900メートルもあるそうです。中に入ると氷の世界。この地を訪れた記念として、こんな証明のスタンプも手に入れることができます。

 さて、地上に戻って観光を続けましょう。プリエンツ湖をフェリーで移動。到着したのはケーブルカー乗り場(緑印)。緑いっぱいの山にむかってケーブルカーで上っていきます。4分ほどで到着。

 湖から100メートルほどの高さですが、ここには14個もの滝があり、見学コースが設けられています。すごい迫力。

 そして、ここにあるのが4つ星ホテル(黄緑印)。スイスで最も美しいホテルの一つです。廃墟同然になっていたベルエポック時代のホテルが40年の歳月を経てこの姿に蘇りました。

 一泊してみたいところですが、予算オーバーでここには泊まることができません。そこでやってきたのがこちらのユースホステル。一泊45ユーロ。物価の高いスイスでこの額は有り難し。

 何度見ても美しいこの風景。翌朝はカヤックで湖を散策してみましょう(水色印)。先生が教えてくれるので初めてでも大丈夫。カヤックに乗るときはこうやって乗るのがいいそうです。氷河から流れ込む水は11℃。夏でも20℃に達しないとか。湖の水深は50メートルほど。

 「夏にはこの断崖から飛び込む人もいますよ」と先生。

 次はちょっと変わったところに行ってみましょう。ここはアルプホルンの製作工房(こげ茶印)。スイスに10ある工房のうちの一つ。

 「アルプホルンは祖国の一部なんです。そしてこの楽器を作れる職人はそうたくさんはいません」と職人。

 まずは最適な木材選びに始まり、最後は完璧なフォルムで終わります。では吹いて見ましょう。音が出ました!初めてにしては上々です。

 さて最後は、ボランティアの観光ガイドの方と一緒に、このケーブルカーに乗りましょう(黄色印)。上まであがると展望台に出ました(グレー印)。高所恐怖症には少々きつそうですが、ここからの眺めはまた格別です。

 ここにはレストランもあるようです(オレンジ印)。近くで山歩きを楽しんだら、ここで腹ごしらえです。スイスの郷土料理レシュティ。粗くおろしたジャガイモをフライパンで焼いたものですが、今回の料理にはチーズが入っているらしい。しかも、カリカリの厚切りベーコンがのってます。

 お腹も心も一杯になった週末旅でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「仕事が終わってやっと週末だ。疲れ切ってトラムに乗り、ポケットにあったチケットのことをすっかり忘れて罰金を払わされた。乗り場に忘れてきたのは僕の脳みそだったあ〜[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はブレストで(再訪) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はブルターニュ地方の都市ブレスト(Brest)を旅します。フランスの西の端にあるブレストまでは、パリのモンパルナス駅から高速列車で3時間40分。

 パリ・ブレストという名のお菓子がありますが、そもそもは自転車のロードレースがその発端。自転車なら最速で42時間26分。但しこれは往復なので、片道ならざっと21時間。

 では出発!

Paris_Brest.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月30日に放送)▷ない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 空から見たブレスト。路面電車あり、港あり、近代的な橋あり。なんとなく建物が新しい感じ。それもそのはず、ブレストは第二次世界大戦で破壊され、戦後復興を遂げた都市。整然とした町並みに鉄筋コンクリートの建物が並んでいます。

 しかし、破壊を免れた建築物もあります。それがこちらの要塞(青印)。古い歴史を持つ要塞ですが、現在は海洋博物館になっています。

 まずは市民で賑わうカルチャーセンターに行ってみましょう(赤印)。スポーツ、音楽、ゲーム、ダンス。ここならあらゆる文化が体験できます。

 「ここなら人の目を気にしないで思う存分自由に踊れるんです」と女性。

 ここは元造船所。その頃を思い出させてくれるのはこの機械だけになってしまいました。

 天井を見上げると、古めかしくも豪華なボートが展示されていました。

 「これは皇帝の船です」と関係者の方。

 ナポレオン3世がブレストの海軍基地の視察するために作られた船だそうです。莫大は修復費用は市民や観光客の寄付で賄われたようです。

 そろそろお腹が空いてきました。レストランでランチをいただきましょう(オレンジ印)。なんと客席がゴムボートになってました。お父様方、童心に戻っておられました。そしてこのお店からは海難事故などで出動するタグボートL'Abeille Bourbonの勇姿を堪能することができます(緑印)。

 「港に停泊していない時は嵐で出動している時なんです」とお店の方。

 嵐の時のブルターニュの海はものすごいことになるようです。幸いこの日は天候に恵まれました。そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(黄緑印)。ビーチを見渡せるこのお部屋、一泊89ユーロ。

 さて夜はこちらのバーですごしましょう。一ヶ月に一回ですが、ブルターニュの伝統の音楽が流れる中、ダンスを楽しむことができます。初めてでも気軽にダンスの輪に入れそう。

 翌朝は、ヨットに乗って海へでてみましょう。もちろんインストラクターのエリックさんが操縦の仕方を教えてくれます。スピードに乗って気持ちよさそうですねえ〜などと言っていると、海に転落。

 「最初は少々大変ですが、そのうち慣れてくるとうまく操縦できるようになります」とエリックさん。

 ブレストならお天気の悪い日でも海を楽しむことができます。ここは水族館(水色印)。巨大水槽の中では1000種類ほどの海の生き物が暮らしています。入場料は20ユーロ。海の生き物について学ぶコーナーもあります。今日は様々なプランクトンについて教えてくれるようです。

 最後は、こちらの橋にやってきました(こげ茶印)。車は通行止めで走れません。ここから海に沈む夕日を静かに見送りましょう。


******* フランス人のつぶやき *******

「コロナで3回もバカンスが中止になって以来、初めて海で休暇をすごすというのに、今度はフランシスという名の嵐がやってきた [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はロシュで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス王室にゆかりのある町ロシュを旅します。パリからは、列車ならトゥールで一回乗り換えで約3時間15分ほど。

 では出発!

Paris_Loshes02.jpg


下記ウィンドウの▷クリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月23日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 今回の旅は中世からルネッサンス期までの時間の旅でもあります。

 なにやら年代物の塔が町の真ん中に・・・。そしてこの地方名産のグルメも楽しめます。

 まずはこちらの貴婦人の後をついていってみましょう(青印)。この方、昔のドレスを作っては毎日のように着ているそうです。いつもの洋服と雰囲気が変わって楽しいんだそうです。

 「主に18世紀のドレスを参考に作っています」

 ちょっとしたコスプレですね。何処かのお姫様になったような気分になれそう。

 さて、次は町の中を散策してみましょう。広場に行ってみると土曜日の朝市が開催されていました。

 加工肉のお店では、この地方の特産品リヨン(rillons)が売られています。豚バラ肉のブロックを炒めてそのまま脂汁に漬け込んだもの。さらに、このヤギのチーズもこの地方の特産です。灰がまぶしてあります。美味しいものが色々ありそうですね。

 こちらの女性、両手いっぱいに荷物をお持ちです。毎週、食料の買い出しにこの朝市に家族でやってくるらしい。お買い物がすんだらお店でちょっと一休み。仲間や家族が集まって交流を深める機会にもなっているようです。

 次は少々変わった場所に行ってみましょう。ここは町の外れにある交差点(赤印)。何やら変わったオブジェが並んでいます。これが作られているアトリエに行ってみましょう。

 こちらの方がその作者。今日も制作に励んでらっしゃいます。どれも金属の廃材を使っているそうです。こちらに展示してあるものは購入することもできるそうです。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは裁判所(黄緑印)。とは言っても、中は改装されてレストランやバー、そしてホテルになっています。この部屋は元判事の事務所でした。窓からの眺めも格別。オフシーズンで一泊104ユーロ。

 翌朝は、城塞にかこまれたロシュ城に行ってみましょう(こげ茶印)。フランス国王シャルル7世が好んで滞在したお城です。こちらの肖像画は愛妾アニエス・ソレル。宮廷に多大は影響力を持っていました。敷地内の教会にその墓所があるそうです。

 そして、塔の見学もできます。入場料は10.50ユーロ。ちょっと高めと思っていたら、こんなタブレットで中世の戦いをバーチャルで体験することができます。シャルル7世といえば百年戦争の時代。戦いに明け暮れていました。ジャンヌ・ダルクが活躍したのもこの頃。そして塔は、ルネッサンス期には牢獄として使われていました。階段を上がって屋上に出るとトゥール地方一帯をみわたすことができます。

 隣町のボーリュ=レ=ロシュとの間には広大な自然公園があります(緑印)。川辺には昔の洗濯場。のんびり散策ができそうです。多くの野生の動植物が生息しているほか、こんなアート作品も展示されているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「週末があまりに退屈で、仕事をしてしまった・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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