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コンフレリー3 [コート・ダジュール地方]

 シリーズの三回目は、コート・ダジュールの小さな村ソリエス=ポン(Solliès-Pont)のコンフレンリーを訪ねます。

 ソリエス=ポンと聞いて思い出した方もいらっしゃるかもしれません。ここはイチジクの産地。しかもAOP付き。

 もちろんイチジクの普及活動がこの村のコンフレリーの任務です。

Paris_Sollies.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年9月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 8月31日のこの日、ソリエス=ポンではイチジク祭の開催に合わせて、シャピートルと呼ばれるイベントが開かれました。

 シャピートルとは各国のコンフレリーが一堂に会するイベントのこと。

 この日はフランス、イタリア、ベルギーのコンフレリー19団体が集まりました。

 開会式では、新しくメンバーになった人たちの紹介が行われます。

 「メンバーなしにはコンフレリーの活動はできませんから、新しく会員になってもらえるということは力になります。そして、このようなイベントを開催して、他の団体の方々を情報を分かち合うことも大切なことなんです」と会長さん。

 そもそもソリエスはイチジクではなく桜の木で知られていました。

 しかし、60年あまり前、経済の活性化を図るため、村はイチジクの木を植えることにしたのです。

 こちらは収穫中の果樹園です。上の方の枝を引っ張ってみると、紫色のイチジクの実が付いていました。

 この一帯では15の町や村で、この品種のイチジクが栽培されています。

 その中心地がソリエス。紫色に輝くこのイチジクは、ヴィオレット・ドゥ・ソリエスと呼ばれているそうです。

 さて、シャピートルの式典は神父様の祝福で締め。その後はイチジクを味わう時間です。

 女性たちが飲んでいるのはイチジクのお酒。

 この日だけは教会の中も紫色にライトアップ。

 そしてレストランでもイチジクを使った料理が振る舞われます。

 「これは、ポルトーワインと玉ねぎのソースに漬けこんだイチジクです。牛肉料理の付け合わせとしてポレンタと一緒に召し上がっていただきます」

 こちらはイチジクのピュレとフォワグラ。この組み合わせはよく登場しますね。

 イチジクはジビエ料理やバニラアイスクリームと相性がいいそうです。

 特産のイチジクを堪能した後は、村役場の前に全員が勢ぞろい。記念写真をパチリ。

 来年もまたシャピートルが開催されるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、夫とレストランで食事をしていると、フライドポテトが喉に詰まり息ができなくなり顔が紫色に変色。その様子を見て夫が言った。『それって何かのモノマネ???』

VDM(Vie de Merde)より



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岩の上のビストロ [コート・ダジュール地方]

 最寄り駅の土手に咲く紫陽花は、今年もどうも今ひとつです。

 元気に咲いているものもありますが、ほとんどが半分枯れたみたいになっています。

 一昨年までとてもきれいな花を咲かせていたので少々残念。東京も本格的に梅雨入りしたので、雨の雫に揺れる紫陽花がなんとなく恋しくなります。

 さて、梅雨という季節はないフランスですが、ちょうど女子サッカーW杯の開幕日に重なるようにミエゲルという名の嵐が上陸して行ったようです。

 試合は大丈夫かと思っていたら、翌日、フランス代表が1勝目を挙げたと言っていたので、嵐の影響はなかったようです。

 そのフランスのコート・ダジュールのニースに、岩の上のビストロがあるそうです。

Paris_Nice.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年6月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのビストロLe Plogeoirです。

 海の中の岩の上にお店があります。上から見ると、屋根の向こうに、何やら三段階の飛び込み台があるようです。

 こちらの方がオーナーのマルクさんです。

 「ここは廃墟になってました。何年も前から手つかずのまま放置されてたんです。でも私はもう20年も前からこの場所が気に入って、ずっと見続けてきたんです。そして、このままではいけない、この場所にもう一度命を吹き込まなくてはと思ったんです」

 こうして4年前にこのビストロをオープンしました。

 お店の厨房とテラス席は小さな橋で繋がれています。

 地中海を見ながら冷たいカクテルをいただく・・・いいですねえ〜。私もやってみたい!

 それにしてもカップルが多いですね。

 「ロケーションがいいですね。他にはこんなところはないと思いますよ。それにカジュアルな雰囲気も気に入っています」と男性。

 「ここはいいところですよ。車の音も聞こえてきませんから静かです」と別の男性。

 客層は常連さんから観光客まで様々。

 お店の全体像はこんな感じになっています。あの岩の上のテラスはちょっとスリリング。嵐が来たら大きな波に飲まれてしまいそう。

 ちょうど同じアングルから撮影された一世紀ほど前の姿がこれ。

 あの岩の上には船がのせられ、喫茶店になっていたそうです。

 そして、1941年、飛び込み台が建設されました。恐れを知らぬ勇者がそこから海に飛び込んでいたそうです。

 しかし、今は安全が確保できないため使用禁止になっています。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、雨が降っていたが、保護者全員に次のようなメールを送った。『雨が降ろうが風が吹こうが雪が降ろうが、部活は行います!』やがて大嵐になりサッカー場は使えなくなった。で、また保護者にメールを送った。『至急、子供たちを迎えに来てください!』とほほ・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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続・春の風物詩! [コート・ダジュール地方]

 本日も匂いのお話です。

 とは言っても、今回は悪臭ではなく、皆を笑顔にしてくれるいい香りのお話。

 昨日のアンティーブから30キロほど内陸部に入ったところに香水で有名なグラースがあります。

 この辺一帯では、5月になるとバラの収穫が始まります。

Paris_Peymeinade.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはグラースのすぐお隣にある町ペメナード(Peymeinade)の花壇。

 春の日差しを受けて、ピンク色のバラの大輪が開花しました。このバラ、 ローズ・ドゥ・メ(rose de mai)(5月のバラ)と呼ばれ、その香りが珍重されています。

 この日は子供たちがバラを摘み取るお手伝いをしていました。

 「いい匂い!」と男の子。思わず笑みがこぼれます。

 「僕はバラを摘み取るのがとても楽しいです」と少々クールな男の子。

 年に一度、5月にしか咲かないバラを摘み取る作業には、ちょっとしたコツが必要です。

 真ん中を親指で押しながらぽきっと摘み取るようです。

 「ずっとこれをやっているとちょっと大変ですが、終わってみるとやってよかったなと思います」と女の子。

 子供たち、手に小さなカゴを持ってピンクの花をせっせと摘み取っています。

 この時期、一週間に二回、ここに手伝いに来るそうです。楽しそうですね。お天気もいいし、春も満喫できます。

 「このバラはなんていうんだっけ?」とバラ園の方。

 「ローザ・サンティフォリア(rosa xcentifolia)!」と子供たち。

 これが正式名称のようです。日本語にすると “100枚の花びらのバラ” 。そう言われると、花びらがたくさん付いてますね。

 「ここに来ることで、この地域では昔から人々が花の香りと共に生きてきたことを知ることになります」とバラ園の方。

 子供たちが摘み取ったバラが一つに集められます。きれいですね。一緒にもぞもぞやりたくなります。

 このバラ、香水になるわけではありません。

 「このローザ・サンティフォリアは食べるんですよ。なんてきれいなバラなんでしょう!」とオドレーさん。

 まずは使えそうな花びらだけを選んでよく洗い、水気を切ったらお砂糖をかけて固めます。

 こうして出来上がったのがバラのキャンディー。18世紀頃から作られているそうです。

 砂糖が固まると白くなってしまうので、最後に赤で着色するようです。

 バラの花びらでできたキャンディー、美味しそうですねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、僕と彼女の一周年を記念して、レストランで食事をした。事前にお店の人に食事の最後にバラの花束を持ってきてくれるように頼んでおいた。給仕係が花束を持ってやってくると彼女が言った。『結構です!買う気はありませんから』と言った。[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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春の風物詩? [コート・ダジュール地方]

 ノートルダム大聖堂で炭になってしまった800年前の木材は、あのまま処分されてしまうんでしょうかね?それとも幾つか保存しておくなんてことになるんでしょうか?

 それにしても、あれが日本のお寺や神社だったら建物全体が木造だから、全部消えて無くなってますね。結局は建て替えるしかなくなります。

 しかし、欧米の教会は基本的に石造なのでその部分だけは燃えずにしっかりと残ってました。残っているものを活かしながら修復するという作業はそう簡単ではなさそうな気がします。

 それはさておき、コート・ダジュールの町アンティーブの海岸に、あまりありがたくないものが大挙して押し寄せているとか。

Paris_Antibes.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 そのありがたくないものがこちら。

 数キロにわたって、数え切れないほどのカツオノカンムリが浜に打ち上げられています。どうもクラゲの仲間のようです。

 「毎年、1ヶ月とか数週間とか、これが続くんですよ。海の中でゆらゆらしている時はすごくきれいなんですけどねえ、打ち上げられると匂うんですよ。それが強烈な匂いなんです」と男性。

 このカツオノカンムリ、乾燥し始めると悪臭を放つそうです。一体、どんな匂いがするのやら。

 日本でも、鰹と一緒に黒潮にのってやってきたカツオノカンムリが台風で大量に浜に打ち上げられることがあるそうですが、あまりそのような場面に出くわしたことがないのでよくわかりません。

 「私のうちはすぐそこなんですが、朝起きて窓を開け深呼吸すると、そりゃあすごい匂いがしますよ(笑)」と別の男性。

 「海を船が通りたびに匂いがこちらに向かってくるのよ」と迷惑そうに話す女性。

 専門家によると、衛生的には問題がないので、海岸を掃除する必要はないそうです。

 「この透明の部分は鳥やなんかが持ってってしまいますが、本体がここで腐敗していく過程で匂うんです。でもそれも2〜3日のことです」と専門家。

 こちらのカップルは英国から休暇を過ごしにやってきました。悪臭もなんのそので海岸の散歩を決行しました。

 「これはもう受け入れるしかないでしょう。でも、一日中ここにいて甲羅干しをするかどうかはちょっとわからないわね。大量の香水をふりかければ大丈夫かしら(笑)」と女性。

 う〜む、やはりかなり臭うらしい。

 毎年、この時期になるとに臭うらしいので、ちょっと変わってますが春の風物詩とも言えそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ひどい頭痛に見舞われた。頭痛の時は何にでも敏感になってしまう。特に臭いに。そんなわけで、自分のオナラの臭いで気絶しそうになった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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 [コート・ダジュール地方]

 この時期になるときになるのが、毎年恒例の “パリで一番美味しいバゲット” 。

 今年は4月17日に発表されるようです。今からほぼ一週間後。

 外側はパリパリで中は蜂の巣状になっているのがいいらしい。もちろん審査員が試食して美味しいと思ってもらえないと選ばれません。

 今年はどんなパン屋さんが受賞するのでしょう?お伝えできるのは金曜日あたりになりそうです。

 それはそうと、昨日は寒かったですねえ〜。

 しかし、予報で嫌というほど寒くなると聞かされていたので、想像していたほど厳しい寒さには感じませんでした。

 とはいえ、桜も満開になって春気分真っ只中のこの天気、少々身体にこたえます。暖かくなるのは今週末以降になるようです。

 さて、日本では桜が咲きましたが、コート・ダジュールでは藤の花が咲いているようです。

Paris_Cagnessurmer02.jpg



下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年4月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 淡い紫色の花ですが、これだけ咲くとゴージャス!

 いい香りも漂って、ミツバチも集まってきてます。

 「きれいねえ。藤の花って、私、大好き。子供の頃のことを思い出すわ」と女性。

 どうもこの地域では昔から藤の花があちこちに植えられているようです。

 こちらのお宅の藤は滝のよう。一幅の絵を見ているようです。

 そしてこちらがはミッシェルさんのお宅。もう100年も前からここで花を咲かせているそうです。

 「いい香りと素敵な色。おかげでお庭が明るくなったわ」とミッシェルさん。

 ミッシェルさん、英国人???

 藤の花は門のアーチのところに咲いています。

 こちらの男性は庭師。ミッシェルさんのお宅の庭のお手入れを任せられているそうです。

 藤はすぐに伸びてしまうので毎年、剪定と整形が欠かせません。

 「花が終わったらすぐに剪定をして水をやります。そしてそのあとに形を整えます」と庭師。

 藤は4月から6月まで楽しめるようです。それが過ぎると緑の葉に覆われるそうです。

 夏の間は木陰を作ってくれそうですね。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、4歳になる娘が、トイレの消臭スプレーを手に庭に出ると、花にスプレーし始めた。『だって、お庭のお花は全然いい匂いがしないんだもん』と娘

VDM(Vie de Merde)より



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花合戦2019 [コート・ダジュール地方]

 ついにアメリカは “国家の非常事態” になってしまいました。大統領の言うような意味でではなく、その人そのものが非常事態なのでして・・・。

 リアリティ番組の時代からずっとトランプ氏と一緒に仕事をしてきたオマロサという黒人女性がいるのですが、去年、ホワイトハウスをクビになって数ヶ月後に、少々暴露本に近い本を出しています。

 それによるとオマロサは、トランプ氏がアルツハイマーを発症しているんじゃないかと疑っていました。

 テレビの仕事をしていた頃は数字などあっという間に覚えてしまったのに、大統領になってからはろくに覚えることもできなくなったとか。

 ツイッターの投稿といい、日頃の言動といい、やっぱり怪しいと思わずにはおられません。

 オマロサの本を読んでいると、ホワイトハウスの中で側近たちが、大統領がおかしなこと言い出すたびに懸命にフォローしていた様子がよくわかります。

 ウッドワードの本もいいけど、ホワイトハウスの内部にいたオマロサの方がなんだか面白かった。

 今になってさすがに多くの人がおかしいと思い始めたらしく、この点についてもFBIが動き始めてます。どうしてFBIが?とも思いますが、誰でもいいから早くなんとかしないとまずいんじゃないんですかねえ〜。

 それはさておき、カーニバルの時期になると、やっぱりこのお祭りです。

 冬を通り越して夏がやってきたのでは?とついつい思ってしまうくらい華やか。

 花合戦が18日の月曜日に開催されました。

Paris_Villefranche.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 地中海の小さな町ヴィルフランシュ=シュル=メールで、毎年この時期に開催されるのが花合戦(Combat naval fleuri)。

 今年で78回目。この地方伝統の釣り船を様々なお花で飾り、水上をパレードします。

 それを見守る観客に、次々とお花が投げ込まれます。皆、待ってましたとばかりに受け取りっています。

 「これ、すごくきれいでしょう?今日は晴天だし、こんな恵まれた機会を無駄にしちゃいけませんよ」と言いながらもっとお花をもらおうと頑張る男性。

 「このお花、どうするんですか?」と取材班。

 「きれいな花瓶に飾るつもりよ」と女性。

 パレードに参加したのは20隻ほどの釣り船。どれもきれいですねえ〜。使われたカーネションは32,000本、ミモザは600キロにもなるそうです。

 「家族、祖母に祖父、それに友人たちと一緒に船の飾り付けをしました」と男性。

 「こんなにたくさんの観客に向かって花を投げるのは楽しいですよ」と別の男性。

 皆さんボーダー柄のTシャツがまたよく似合ってますね。

 そして、カーネーションもきれいですが、ミモザの美しさが際立っていました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、夫婦喧嘩の末、妻がドアをバタンと開けて出て行ってしまった。しかし、しばらくすると花束を持って帰ってきた。妻はテーブルに花束を置くと言った。『ほら、あなたが私にプレゼントするものを持ってきてあげたわよ』

VDM(Vie de Merde)より



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レモン祭り2019 [コート・ダジュール地方]

 エアバス社が、2021年をもってA380の生産を終了するそうです。

 二階建ての巨大なクジラのような旅客機には乗ったことはありませんが、お酒が飲めるバーまで付いていたようです。

 残念ながら期待されたほどの実績を上げることなく、姿を消すことになってしまいました。

 心配なのは働く労働者の皆さんです。その影響はフランス国内だけにとどまりません。

 何しろ、尾翼はスペインで、後方胴体はドイツ、主翼は英国、メインの胴体はフランス、という具合に各国にまたがって製造されていたからです。

 このA380の製造終了は3000人以上の従業員に影響が出ると言われています。

 さて、2月も半ばを過ぎました。東京は寒さの峠を越えたようで、今週末あたりから寒さが緩むようです。

 春が待ち遠しい今日この頃。そんな時、パッと明るくしてくれるのが、マントンのレモン祭り。今年も準備の様子が放送されました。

Paris_Menton.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 2月16日の今日から始まるレモン祭り。

 着々と準備が進められて来たようで、レモンとオレンジでできたモニュメントが形になってきました。

 でも、これ、なんでしょ???

 今年のテーマは “ファンタスティック・ワールド”。ドラゴン、キマイラ、フェニックスなど伝説に登場する生き物が活躍するようです。

 「こんなものができるなんてちょっと信じられないですね。でも、本当に美しいわ」と見物に来た女性。

 一方、現場の方達はと言えば、こうして一つ一つゴムで結わえていきます。大変な作業ですねえ〜。

 皆さん、作業が早く進むように色々工夫していらっしゃるようです。

 でも、一日中この作業をやっていたら、指や腕の筋肉がおかしくなりそうな・・・。くれぐれも無理は禁物。

 こちらはレモンとオレンジを使って複雑な模様な地面に描くようです。

 このお祭りで使われるレモンとオレンジは合わせて120トン、電飾は5㎞、花は10,000本ほど。

 そして協力してくださっている方々は80人ほど。

 こちらはパレードに参加する山車の制作現場。

 「制作は去年の10月から始めました。完成させるのに2月までかかりました。できあがった作品を見ると、やってよかったなと思います」と男性。

 今年で86回目のレモン祭りは3月3日まで開催されます。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、男がフランス電力から調査に来たという。恐る恐る部屋に入れてオレンジジュースでも出しそうになった。翌日になって隣人に『それは泥棒が下見に来たのよ』と言われて驚いた [がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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冬のコート・ダジュール [コート・ダジュール地方]

 寒い日が続きます。近頃は、暖かくなったらあれやろうこれやろうなんて考えてばかりです。どうも寒いと動く気になれません。

 来月の今ころは少しは春めいているでしょうか?そう願いたいところです。

 さて今日は、冬でも太陽の光がいっぱいのコート・ダジュールの村サン=ポール=ドゥ=ヴァンス(Saint-Paul-de-Vence)を訪ねます。

 Paris_StPaulDV.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 多くの芸術家に愛されたサン=ポール=ドゥ=ヴァンス。

 地中海から少し内陸に入った集落は、たいていこんな風に山の上にあり、階段状に家々が並びます。

 それにしても美しいですね。村の向こうには雪をかぶったアルプスの山々が顔をのぞかせています。

 この風景に魅了されたのがシベールさん。冬になると、シベールさんの目には村がこんな風に映るようです。

 「例えば冬の果物、柿みたいな色になるんです。石が様々な色に変化するからでしょう」

 冬でもカラフルなのは、やっぱり太陽が輝いているからでしょうね。これが夏になると、気温が上がるせいかまた違った色に見えるそうです。

 シベールさんの描いたサン=ポール=ドゥ=ヴァンス。

 マティス、シャガール、ピカソなどの芸術家たちが、この村から創作のヒントを得たと言います。

 その中の一人がフォロン(Folon)。ベルギー生まれの画家です。

 ここはフォロンの作品で装飾が施されたサント=クロワ礼拝堂。壁画には、オレンジ色の太陽の光に輝く村の姿が描かれています。

 サン=ポール=ドゥ=ヴァンスはコート・ダジュールでも有数の観光地。

 冬でも観光客が絶えませんが、静かで落ち着いた佇まいを見せてくれます。

 城壁のすぐ麓にあるブドウ畑では剪定の真っ最中。これをやっておかないと美味しいワインになるブドウは実ってくれません。

 さてこちらは村にあるレストランLa Colombe d’Or

 100年近くにわたって、数多くのセレブたちを迎えてきました。

 「これはレストランのバーにいるピカソです。いつもタバコを吸ってました」と女性。

 この村にやってきたのは画家たちだけではありません。アラン・ドロンやイヴ・モンタンもやってきました。

 そして地元の人たちと一緒にペタンクを楽しんだそうです。もちろん、ペタンクは今でも村のスポーツの一つ。

 熟年のおじさま方がは毎日この広場でゲームに興じているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、そして数日前から、車のエンジンがなかなかかかってくれない。気温は10℃。夜は氷点下にもなっていないのに・・・。僕と同じで寒がりの車だ。今年の冬は長くなりそう・・・」

VDM(Vie de Merde)より



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世界一長いカーニバル [コート・ダジュール地方]

 29日から30日にかけてガブリエルという名の嵐がフランスを襲った模様。

 冬の嵐はフランス各地にかなりの雪を降らせたようです。嵐が通り過ぎた翌朝のイル・ドゥ・フランスはこんな感じ→こちら

 ベルサイユ宮殿も白い雪に覆われていました。アルプスの麓の村か?と思ってしまうような集落もありました。

 空には太陽も戻ってきたようなので、天候は回復しそうです。

 さて、1月も今日で終わり、明日から2月。

 2月と言えば、カーニバルの季節!うっとおしい白黒の冬が、カラフルで賑やかな冬に変わります。

 しかし2月を待たずして、すでに始まったところがありました。

 1月27日に始まったそのカーニバル、なんと4月7日まで続くと言います。

Paris_Limoux.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年1月28日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 世界一長いカーニバルが始まったのは、スペイン国境に近いフランス南部オード県の町リムー(Limoux)。

 賑やかですねえ〜。白い衣装に赤のスカーフ、個性的なマスクをつけて行進していきます。

 全員が粉挽きなんだそうです。それで白い衣装なんですね。何か手に持っているようですが・・・。

 「このカーニバルはリムーになくてはならないお祭りなんですよ」と男性。

 「音楽、歴史、粉挽き、全部が揃ってリムーの伝統的カーニバルなんです」と別の男性。

 こちらはパレードの前の準備の様子です。白い衣装を着て、木靴を履いて、マスクをつけたら粉挽きに変身。

 「これが昔から伝わっている粉挽きの姿なんです」と男性。

 14世紀、マルディグラの日に粉挽きが司教区に分担金を支払ってお祝いしたことから始まったこのカーニバル、親から子へと代々引き継がれてきました。

 「私は最初は父と、次に母と一緒に参加しました。これからは息子と一緒に3ヶ月近くこの扮装でカーニバルに参加します」とお母さん。

 黒い帽子をかぶった女性はオード県の郡長さん。この方が開会式で白い粉を撒いたら、カーニバルの始まりです。

 皆さん、ちょっと興奮気味。これから4月まで、週末になると仮装した人たちが通りを練り歩くそうです。

 粉挽きが手に持っていたのはムチ。どうしてムチなのかは不明。

 ま、とにかく粉挽きは見物客の首にムチを巻いたり、紙吹雪を思い切り顔になすりつけたりしてます。見物客もそれを楽しんでいるようです。

 粉挽きのパレードには必ず音楽を奏でる楽隊が一緒です。この楽隊も重要な役割を果たしているとか。

 今週末はまた違った仮装をした人たちが町を練り歩くようです。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、カーニバルで巨大なトイレットペーパーに仮装した。120個のトイレットペーパーを使った仮装の結末は悲惨だった。なにしろ雨が降ってきたから [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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レモンの収穫2019 [コート・ダジュール地方]

 錦織圭選手、ケガからの復帰1年目で世界ランク7位は見事ですね。やっぱり並みの才能じゃあなかった。

 もうちょっと体力を消耗しないようなゲーム運びができたら、きっとグランドスラムで優勝できますよ。がんばれぇ〜!

 それはさておき、今年もコート・ダジュールからこんな便りが届きました。

Paris_Menton.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年1月25日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 地中海の町マントン。丘の上のレモン畑では収穫が始まりました。

 冬でもご覧の通り、太陽の日差しがいっぱい。

 レモンを栽培しているピエールさん、麦わら帽子にシャツ姿。とても冬とは思えません。

 そして熟したレモンの大きいこと!

 「マントンのレモンは皮が分厚いんです。そして種がどこにもありません。爽やかな香りもその特徴です」とピエールさん。

 種がないのはいいですね。絞った時にボロボロ種が出てくるのは結構わずらわしい。

 温暖な地中海性気候と年間300日以上も晴れの日があるおかげで、レモンが育つのだそうです。

 しかし、去年は突然の雪に見舞われしまい収穫は例年を下回ってしまいました。

 「ここを見てください。凍ったせいで枝の皮が割れてしまってます。雪の後に剪定仕直しました。今年はまたもう一度剪定する必要があります。でも、去年の春のようには花は咲かないかもしれません」とピエールさん。

 ピエールさんはリタイア後にこの果樹園を引き継いだそうです。前のお仕事はなんだったんでしょう?

 6世代にわたり同じ家族によって継承されてきた果樹園がピエールさんの代で終わらなくてよかったです。

 「4月に剪定をしたら、しばらくは何もすることがなくてどうしようかと思うくらいですよ」

 一方、こちらはお友達のアレクサンドルさんの畑。

 「太陽の日差しがあって天国みたいですよ。自然に囲まれて、これ以上居心地のいいところはありませんよ」とアレクサンドルさん。

 甘い果物でも食べるように、もぎたてのレモンを頬張るピエールさん。美味しそうですねえ〜。

 マントンと言えばレモン祭り。今年は2月16日から始まります。今年のテーマは「ファンタスティック・ワールド」。

 なんだか漠然としてますが、どんなお祭りになるのか気になります。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、窓から顔を出して太陽の日差しを浴びていると、突然、目の前が真っ暗になり激痛が・・・突然の風で雨戸が閉まってしまったのだった[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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