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ヴァン・ジョーヌ2019 [フランスのワイン]

 EUからの合意なき離脱が心配される英国ですが、この44年で、4%という最も低い失業率を記録しているそうです。

 昨年の8月から11月にかけての雇用創出は141,000件。

 ある専門家によると、ブレキジットによりビジネスの先行きがより不透明になり、設備投資より雇用の方がリスクが低いと考える企業が多いからだとか。

 一度雇用すると解雇が難しいフランスに比べて、英国はその辺りが緩いため、今後、どのように変化するか予断を許さない状況です。

 それはさておき、今日はジレ・ジョーヌ、ではなく、ヴァン・ジョーヌ(黄色いワイン)のお話です。

 フランス東部ジュラ地方の特産品ヴァン・ジョーヌ(vin jaune)。先週末、この樽開きが開催されたそうです。

Paris_Poligny.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはジュラ県の小さな町ポリニー(Poligny)。

 雪のちらつく寒そうなこの日、樽を乗せた荷馬車が町を練り歩いています。メダルをぶら下げて重々しい姿のこの方々はヴァン・ジョーヌ愛好協会の皆さん。

 パレードが終わったら、いよいよ樽開き。栓をドンと樽に突き刺し、蛇口をひねると黄金色のヴァン・ジョーヌが姿を現します。

 樽の中で6年間を過ごしてきたワインです。

 「この見事な色を見てください。美しいですねえ。また独特の香りがするんです」と協会の方。

 サヴァニャンと呼ばれるブドウの品種から作られたワインを樽の中で少なくとも6年と3ヶ月熟成させてできたのがヴァン・ジョーヌです。

 そのため “ワインの王様” とも呼ばれています。

 皆さん、楽しそうですね。樽開きをお祝いしているのか、お祭りだからヴァン・ジョーヌを飲んでいるのかわからなくなりそう。

 「町のお祭りなんですよ。皆がここに集まってワインを飲んで楽しく過ごすんです」と女性。

 今年は28,000人ほどが、この日のために集まったそうです。

 そして、ポリニーのワイン蔵では50人ほどのワイン農家の方々が、ヴァン・ジョーヌを味わったそうです。

 美味しそうに見えますが、味はなかなか複雑らしい。苦手な人もいるとか。

 どうやらパレードには楽団も加わっていたようです。

 雪の積もった寒そうなところですが、ジュラ地方のお宝ヴァン・ジョーヌへの熱い思いがいっぱいのお祭りでした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、パーティーで遅くなってしまい、自宅までヒッチハイクすることにした。合図をすると一台の車が止まるやいなや、私にジレ・ジョーヌを渡すと、『がんばれよ!』と言って、行ってしまった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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