28℃! [トピックニュース]
買い物のついでに公園を通ったら、梅が満開になってました。匂いもすごかったあ〜。
650本もの梅の木が一箇所に集合して花を咲かせると、ほのかな香りではなくなりますね。香りのベールの中に閉じ込められた感じでした。
さて、フランスの27日のお昼に放送された午後の天気予報はこんな感じでした→こちら。
妙なことにニースだけが20℃を下回り、他はどこも20℃以上。
南部のバスク地方に至っては26℃となっています。もう夏ですね!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
前日の2月26日、フランス南西部のランド県は、2月とは思えないほどのお天気。
朝は寒かったようですが、時間が経つにつれどんどん気温が上がって、午後には27℃にまで到達。
「晴天で暖かくて気持ちがいいですね」と女性。
「正直、変な天気ですね。今は2月ですよ」と別の女性。
地元のお年寄りも、60年ぶりのこの暖かさに驚きを隠せません。いつもなら霜が降りるほど寒いらしい。
「これだけ暖かいと若い人たちは嬉しいでしょうね。年寄りにはこの落差はちょっときついね」
この陽気で植木屋さんは繁盛しているようです。暖かくなると植物を育ててみようなんて気になりますよね。
「植木が順調に育っているし、お客さんの数もいつもより多めだよ(笑)」
分厚いコートを着ている方もいますが、大丈夫ですかね。27℃ですよ。
「せっかく暖かいんですからお花でも育ててみようかなと思うんですけど、4月になって急に霜が降りるなんてことにならないといいけど」と女性。
こちらの庭では、花盛りの木が・・・。何の木でしょ?あんず?
「2〜3週間ほど早い開花ですよ」と男性。
温度計を見てみると、なんと28℃。完全に春を通り越してしまいました。
この男性、地方のラジオ局でずっと天気予報を担当してきた方。
「以前は10年おきぐらいで例年にない天気になっていましたが、最近では毎年こんな事が起きるようになりました」
先ほどの女性がこれからの天気を心配してましたが、フランス気象局によれば、3月も同じように暖かい日が続くとのことです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、お店のレジのところにカウンターを置いて、天気について話かけてくるお客の数を数えてみた。今、ちょうど正午。カウンターは178・・・」
VDM(Vie de Merde)より
コーヒー [トピックニュース]
わが家の朝食の飲み物は、英国の庶民派紅茶PG tipsです。
この間、ネットのニュースにちょっと面白い記事が出ていました。英国王室のジョージ王子は学校でPGと呼ばれているそうです。なぜならPrince GeorgeだからPG。そして家に帰るとtipsと呼ばれているとか(笑)。
庶民派紅茶も日本で買うとそれなりのお値段ですが、この味が気に入っているので飲み続けることになるでしょう。
そして、昼食の後は必ずコーヒーです。濃い目のコーヒーを4口くらいでさっと呑んでしまいます。私の場合は、これに甘いチョコレートふたかけくらいが付きます。
コーヒー好きで知られるフランス人の場合はどんな具合なんでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月25日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
朝のカフェのカウンター。コーヒーを飲むお客様で賑わっています。一杯1.50ユーロ。
「これを飲むと目が覚めます。それに時間があまりありませんからここで飲むんです」と女性。
「コーヒーなら2〜3杯でもさっと飲めますし、今日1日がんばろうという気になります」と男性。
ある調査によれば、フランス人の10人のうち8人が一日の間に必ずコーヒーを飲むそうです。
「朝、タルティーヌ(バゲットにバターやジャムを塗ったもの)を食べながらコーヒーを飲みますし、お昼か午後の適当な時間にも飲みますよ」と男性。
あのカプセルコーヒーは消費者の3分の2が利用しているそうです。しかし、ドリップ式のコーヒーメーカーも消えてしまったわけではありません。
「フィルターをセットして、コーヒーの粉を入れて、スイッチを押したら3〜4杯分のコーヒーが出来上がってますよ」と高齢の男性。
そして、最近になってコーヒー豆を買う人が増えてきました。消費者の13%が豆を買い始めたそうです。
「必要な時に必要な分だけ挽いて使いますから新鮮でいい香りがします」と女性。
こちらはボルドーのあるコーヒー豆店。自家焙煎しているようです。
「最近は食べるものや飲むものに気を使う人が多くなりました。カプセルコーヒーは環境に悪影響を及ぼしますし、新鮮じゃないですね。やっぱりコーヒー豆を挽いて飲むのが美味しいと思いますね」とお店の方。
フランスでは年間で一人5.4キロものコーヒーを飲むそうです。マーケットは小さくありません。
このお店はオープンから1年半ほどになりますが、すでに従業員一人を雇っています。
ここで焙煎したコーヒー豆は近隣のレストランに納品されているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ダイエットをちょっと棚上げして、カフェテリアでチョコレートタルトの一切れを取ろうとしたら、肉離れを起こしてしまった。つまり、食べてはならぬというお達しか・・・」
VDM(Vie de Merde)より
国際農業見本市2019 [パリ]
昨日の朝、通勤ラッシュの時間に中央・総武線が停電で止まってると聞いて、どうなることかと思っていたら、私の場合、あまり影響はありませんでした。拍子抜け。
そもそも中央・総武線は利用しないのですが、振替輸送で影響が出るかなと心配でした。
日頃、地下鉄半蔵門線を利用しているのですが、問題なし。
ただ、いつも気になるのが長田町の駅。長いホームの前と後ろにしか出口がなく、さらに工事中で使えるエスカレーターの数が減っていて、毎朝、ものすごい列ができています。
もうかれこれ数年前から工事中。いつになったら完成するのやら・・・。東京五輪までには間に合わせないとまずいんじゃないですかねえ〜。
さて、パリでは、先週の土曜日に国際農業見本市が始まりました。初日の様子をご覧ください。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
始まったばかりの会場は、見学客と参加者が入り乱れております。牛の鋭い角、ちょっと怖いですね。
午前9時のオープン前には入り口に100人ほどの列ができていました。食物自給率の高い国だけあって農業への関心も高いようです。
時間になりフェンスが片付けられました。一斉に駆け出すのかと思ったら、皆さん普通に歩いて入場していきました。そりゃそうですよね、バーゲンじゃあないんだから。
こちらのご家族、地図を広げて位置を確かめています。
「実は初めてきたんですよ。なんで、迷っちゃいました(笑)」とお父さん。
会場はかなり広いようです。動物のいる会場もあれば、農産物の展示・試食会場もあります。こちらの女の子は無事に動物たちのいる場所にやってきました。
「指をなめられちゃった」と女の子。
楽しいのは子供達だけではありません。大人も同じ。
ブラシをかけられていた栗毛の牛はリムザン牛。たくさんのお客さんがやってきますから、おめかししなくては!
ちなみに、この間の週末旅で食べていたのはこの牛のステーキ。
いつもは青空の下でのんびり過ごしている動物たち、ちょっと勝手が違っているようです。
「はじめはちょっと緊張していたようですが、今はもう大丈夫です」と飼い主。
ガスコーニュ地方からやってきたこの牛、すごい迫力ですね。
国際農業見本市は、様々な動物たちを一度にまとめて見物することができる貴重な機会です。
3月3日の最終日までの入場者は700,000万人ほどと予想されています。
この中には大統領を含む多くの政治家たちも含まれます。毎年必ず入れ替わり立ち替わりでやってきます。
国を代表する産業の一つですから、当然と言えば当然ですが、最初に率先してそれを始めたのはジャック・シラクさんだったそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、そして毎年のことだが、私の彼氏は、私の誕生日になると必ず国際農業見本市の入場券をプレゼントしてくれる」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯52 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロで4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、ミシュランの星付きレストランのシェフがチャレンジしてくれます。
ではスタート!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月16日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのシェフのウィリアムさん。ブイヨンの味にこだわる料理人です。
ブイヨンとは野菜や肉などを長時間かけて煮込んでできただし汁のこと。1860年くらいから登場し、多くの料理人が作ってきました。
「三銃士」の作者として知られるアレクサンドル・デュマは、このブイヨンの質によってフランス料理の質も決まると言うくらい、ブイヨンを重要なものとして位置付けていたそうです。
講釈はこれくらいにして、早速、30ユーロをシェフに渡して材料を揃えていただきましょう。
まずはお肉屋さんにやってきました。仔牛の尻尾、豚の頬肉、骨髄を購入。合計で12.86ユーロ、残りは17.14ユーロ。
次は八百屋さんです。ニンジン、カブ、キクイモ、ネギ、キノコ、レモングラス、シブレットを購入。締めて11.01ユーロで、残りが6.13ユーロ。
これでメイン料理のポトフと前菜の材料は揃いました。
最後はデザート。リンゴを求めて果物屋さんにやってきました。
「リンゴはいろんな種類があって、ざっと30種類くらいありますよ」とお店の女性。
2種類のリンゴをそれぞれ2つずつ、さらに洋梨のジュースも一本購入。合計で5.42ユーロ。
これでお買い物は終了です。残りはわずかに0.71ユーロ。ではお店の厨房で調理の開始!
まずは野菜の準備。次に鍋で肉類を下ゆでしたら一旦取り出して、別の鍋に移します。ブーケガルニ、キノコの茎、レモングラス、クローブを刺した玉ねぎを加え30分ほど火にかけたら、つぶ塩ひとつまみと粒コショウを数つぶ入れて味をつけます。
そして、ニンジン、カブ、キクイモ、キノコ、骨髄を入れて30分煮込み、最後にネギを入れてさらに30分煮込みます。
そうすると、こんな具合に仕上がります。美味しそう。ブイヨンをすくって味見してみたいところですが、まずは最後に入れたネギを取り出しお皿に盛り付けます。
そこに千切りにしてワインビネーガーでマリネした紫玉ねぎと、輪切りにした骨髄をのせます。適量のブイヨンに生クリームを加え一煮立ちさせたらビネグレットソース(シードルのビネガー+マスタード+オリーブ油+クルミ油)を加えよく混ぜ、これをネギの上からかけ、シブレットをトッピングしたら前菜の出来上がり。
次はデザート。
リンゴは芯を取っておきます。鍋に砂糖と水を入れ火にかけ、カラメル状になったところで、バターと洋梨のジュースを加えます。ここにリンゴを置いて110度のオーブンで1時間半ほど焼きます。その間、時々ソースをリンゴにかけてやりましょう。
メイン料理のポトフは肉類と野菜類を別々のお皿に盛り付けていただきます。本家のポトフはブイヨンでひたひたにして食べることはありません。
脂肪も塩分も少なめで身体に優しい、しかも味わい深い料理の出来上がりです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、息子が洗濯中の洗濯機にボーイスカウトのシャツを放り込んだ。ポケットにクノールのブイヨンの素が入っているのを忘れたまま・・・」
VDM(Vie de Merde)より
週末はリモージュで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス中部の都市リモージュ(Limoges)を旅します。パリからは列車で3時間半弱。
リモージュと言えばリモージュ焼きで有名ですが、それだけではなく他にも色々見どころがあるようです。
では出発!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリから列車に揺られること3時間半。到着したのがリモージュ・ベネディクタン駅(Gare de Limoges-Bénédictins)(青印)。歴史を感じさせる駅舎がオーラを放っています。
とりあえず、トゥクトゥクに乗って街を一周りしてみることにしましょう。これ、タイ製の本物のトゥクトゥクだそうです。
やってきたのは古い建物の残るブシュリ通り界隈。運転手のリオネルさんはこの界隈では知られた存在。クラクションを鳴らすと皆が挨拶に出てきてくれるそうです。
こうしてリモージュの歴史地区を一巡りしたら駅に戻ってきました。
世界でも指折りの美しい駅。素通りするのはもったいないですね。ゆっくり見学することにしましょう。20年前からこの駅舎で働いているジャン=ミッシェルさんが案内してくれます。
アールデコ調のステンドグラス、ドーム型の天井には四方に彫刻が施され、まるで大聖堂のよう。あの誰でも弾いていいピアノが設置されているようですが、音響効果は抜群だそうです。
駅舎の外観がまた素晴らしい。時計台はどこからでも見ることができるそうです。
「ここは民間の鉄道会社によってつくられた駅舎です。これだけ立派なものを作ったのはライバル会社に見せつけるためだったんです」
1929年、駅舎のオープンと同じ年に生まれたのがバスケットボールのクラブチームLimoges CSP(赤印)。国内外で何度も優勝したことのある強豪のようです。会場は地元のサポーターで満席。
次はやはりリモージュ特産の陶器を見学しましょう。このパス一枚で48時間以内なら36か所の観光地を見学することができます。旅人さんがやってきたのは国立博物館 Musée nationale Adrien Dubouché(緑印)。
ここには様々なリモージュ焼きが所蔵されています。中でも貴重なのがこれ。繊細な彫刻のように見えますが、焼き物だそうです。そして、カラフルな現代の陶器も展示されています。
「リモージュと言えば誰もが陶器を思い浮かべます。何しろ世界中に輸出されていますからね」と博物館の方。
とは言え、競争の原理は陶器の世界も同じ。窯元の皆さんは長い歴史に裏付けられた技術をバックボーンに生き残りをかけて様々な工夫も怠りません。その一つが価格。高価なイメージのリモージュ焼きですが、手頃な価格で手に入るものもあります。それがこのお店Porcelaine Lachaniette(水色印)。
「この白い皿ですが質のいいものです。4ユーロほどの手頃な価格で販売しています」とお店の方。
さて、食器を見ていたら食事の時間だということに気がつきました。こちらのお店Les Tables du Bistrotでステーキをいただくことにしましょう(オレンジ印)。
入り口のところには牛がいたような・・・。お寿司屋さんに生簀があるのと同じかしらん???ちょっと違うか。
それはさておき、お店で出しているのがリムザン牛。もも肉を切って焼いてくれます。
「250gで13〜14ユーロですから破格の値段です。パリならこれの2倍するところですよ」とお店の方。
「柔らかくて美味しいわよ」と女性。
確かに美味しそうですねえ。あちらはお肉といえば赤身の肉。しっかり噛んでお肉の味を確かめながらいただきます。
お腹がいっぱいになったらちょっと変わったところに行ってみましょう。それはここから入っていきます(黄緑印)。
ここは地下8mのところにできた地下道網。そもそもは石切り場だったところです。その後、倉庫、戦時下の避難所などに利用されてきました。現在の住人はこのコウモリだけ。地下道は60㎞にも及びます。ぼーっと歩いていたら迷子になりそうですね。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。リモージュの市街から車で10分ほどのところにあるサファリパークにやってきました(こげ茶印)。この中にロッジが4つあり、アフリカのサバンナにいる動物たちと一緒に一晩を過ごすことができます。
さて今回の旅の費用は、トゥクトゥクツアーが12ユーロ、バスケットのチケットが20ユーロ、48時間パスが20ユーロ、食事代が12.5ユーロ、宿泊代が185ユーロで、締めて249.50ユーロ(約31,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕は貧乏学生。久しぶりにステーキが食べられると聞いて、張り切ってよく手を洗ってから食卓に戻ったら、そこにあったステーキがない!そういえば、口に何かくわえて猫が出て行くのを見たような・・・」
VDM(Vie de Merde)より
準備中 [トピックニュース]
先日、年に一度の健康診断で、胃のバリウム検査を受けてきました。
どうもこの検査だけは苦手です。バリウムはどうということはないのですが、その前に飲まされる発泡剤がきつい。
飲んだ途端にお腹に空気が溜まって口から出さずにはいられないような状態なのに、出すな!と言われる。
必死になって出さないようにがんばっている側から、訳のわからない可動式の台の上に乗せられて、やれ右を向け左を向けと矢継ぎ早に指示される。
体の具合が悪かったら絶対受けられない検査です。健康だからこそ受けられる。
それはさておき、2月23日の今日から恒例の国際農業見本市がパリで開催されます。
もうそんな季節になったんですね。この見本市も今年で56回目になりました。半世紀以上も続いているフランス伝統の行事になってきました。
今日はその準備の様子を見てみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年2月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらが準備の続く見本市会場です。
大きな牛が行ったり来たり。草だけを食べてここまで大きく育ったなんて嘘のよう。
この牛くんたち、これからしばらくここで過ごすことになります。
朝は7時に始まります。コンクールに出場することになっているので、朝のお手入れは欠かせません。因みにホースから出てくるのはお湯。
そしてこちらは豚くんたち。
バスク地方からこのトラックに乗せられ、一晩かけてパリまでやってきました。
トラックから降りる前には、検査官のチェックを受けます。
「家畜が申請通りかどうかをチェックします」
チェックを終えた豚くんたち、なんだか降りるのを嫌がっているような・・・。
おお、こちらは家族連れ。豚の赤ちゃん、かわいいですね。子供たちが喜びそう。しかし、一晩もトラックに揺られて大丈夫か?
そしてこちらはヤギ。家畜の取り扱いは簡単じゃないですね。
見本市に集合する動物たちの数は4000頭以上にもなるそうです。
そして開催中に見本市を訪れる入場者は65万人から70万人になると見込まれています。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、義理の両親が雌牛を買ってきた。そしてマリオンと名付けた。私の名前もマリオン」
VDM(Vie de Merde)より
クオータ100 [イタリア]
欧州は来月の31日に夏時間に変わります。
1976年にエネルギーの節約のために導入されたこの時間変更、EUの調査によれば、フランス人の80%が反対しているそうです。年2回の時間の変更はかなり煩わしいもののようです。
結局、フランスでは時間変更はやらないことになりました。ただ、問題はどこでやめるかです。
とりあえず3月31日には夏時間に変わりますが、それがそのまま続くのか、それとも10月にもう一度変更して終わりになるのか、まだ決まっていません。
しかし、仮に夏時間を採用すると、夏は10時くらいまで延々と明るい、というのが将来にわたって続くことになります。どうなんですかね?ちょっと疑問。
遅くとも9時くらいには太陽には沈んでいってもらった方が良さそうに思うのですが・・・。
それはともかくとして、本日はイタリアのお話です。
各国で定年がどんどん上がっていく中、イタリアでは逆に、67歳から62歳に下がったそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年2月21日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらの男性は62歳になるダニーロさん。もう働くのをやめて、悠々自適の老後を過ごすことができるかもしれません。
ダニーロさんは民間の電話会社で働いてきました。本来なら67歳まで会社に勤め続けて年金を支払わなくてはなりません。しかし、法律の改正で状況が変わりました。
「私の場合、新しい法律が適用されることになると思います。歳は62で、39年間年金を払い続けてきました。ですので、クオータ100(quota 100)を超えてるんです」とダニーロさん。
クオータ100とは、年齢に勤続年数を足して100を満たせば、定年になり年金を受け取れるという仕組みのこと。
ダニーロさんの場合は、62歳で勤続年数が39年ですから、足すと101。クオータ100を超えているので引退し年金を受け取ることができるというわけです。ただし、62歳までで、それ以下の年齢は対象外です。
この方式を推進してきたのが、ポピュリズムの台頭とともにイタリアの政界に殴り込んできた政党 “五つ星運動” 。この定年制度を選挙の公約にしていたようです。
その狙いは、定年を引き下げることにより、より若い人に活躍の場を広げるというもの。
この1ヶ月間ですでに43,000人が定年を申請しているそうです。そのうち80%が男性で、その多くが公務員だとか。
しかし、そんなことして大丈夫なんでしょうか?イタリア経済も決して順調ではなかったはず。
「年金支払い期間に満たない場合でも、年齢を足せば定年になれるのはいい考えだと思いますよ」と女性。
「財政が許すんならいい方法だと思いますよ。でも、たくさんの人たちが一斉に申請して、国庫は空っぽなんてことになったら大変なことになりますよ」と男性。
イタリア国民の意見は割れています。
このシステムを維持するためには年間70億ユーロが必要だと言います。
結局、ダニーロさんはすぐにはリタイアしないで、もう少し働くつもりのようです。
このクオータ100は3年間の試験期間を経て、継続するのか中止にするのか決めることになるようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私は学生で、まだ働いたことがない。そして、有名なスポーツ選手が引退したというニュースを聞いた。なんと彼女は私より若かった」
VDM(Vie de Merde)より
花合戦2019 [コート・ダジュール地方]
ついにアメリカは “国家の非常事態” になってしまいました。大統領の言うような意味でではなく、その人そのものが非常事態なのでして・・・。
リアリティ番組の時代からずっとトランプ氏と一緒に仕事をしてきたオマロサという黒人女性がいるのですが、去年、ホワイトハウスをクビになって数ヶ月後に、少々暴露本に近い本を出しています。
それによるとオマロサは、トランプ氏がアルツハイマーを発症しているんじゃないかと疑っていました。
テレビの仕事をしていた頃は数字などあっという間に覚えてしまったのに、大統領になってからはろくに覚えることもできなくなったとか。
ツイッターの投稿といい、日頃の言動といい、やっぱり怪しいと思わずにはおられません。
オマロサの本を読んでいると、ホワイトハウスの中で側近たちが、大統領がおかしなこと言い出すたびに懸命にフォローしていた様子がよくわかります。
ウッドワードの本もいいけど、ホワイトハウスの内部にいたオマロサの方がなんだか面白かった。
今になってさすがに多くの人がおかしいと思い始めたらしく、この点についてもFBIが動き始めてます。どうしてFBIが?とも思いますが、誰でもいいから早くなんとかしないとまずいんじゃないんですかねえ〜。
それはさておき、カーニバルの時期になると、やっぱりこのお祭りです。
冬を通り越して夏がやってきたのでは?とついつい思ってしまうくらい華やか。
花合戦が18日の月曜日に開催されました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
地中海の小さな町ヴィルフランシュ=シュル=メールで、毎年この時期に開催されるのが花合戦(Combat naval fleuri)。
今年で78回目。この地方伝統の釣り船を様々なお花で飾り、水上をパレードします。
それを見守る観客に、次々とお花が投げ込まれます。皆、待ってましたとばかりに受け取りっています。
「これ、すごくきれいでしょう?今日は晴天だし、こんな恵まれた機会を無駄にしちゃいけませんよ」と言いながらもっとお花をもらおうと頑張る男性。
「このお花、どうするんですか?」と取材班。
「きれいな花瓶に飾るつもりよ」と女性。
パレードに参加したのは20隻ほどの釣り船。どれもきれいですねえ〜。使われたカーネションは32,000本、ミモザは600キロにもなるそうです。
「家族、祖母に祖父、それに友人たちと一緒に船の飾り付けをしました」と男性。
「こんなにたくさんの観客に向かって花を投げるのは楽しいですよ」と別の男性。
皆さんボーダー柄のTシャツがまたよく似合ってますね。
そして、カーネーションもきれいですが、ミモザの美しさが際立っていました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、夫婦喧嘩の末、妻がドアをバタンと開けて出て行ってしまった。しかし、しばらくすると花束を持って帰ってきた。妻はテーブルに花束を置くと言った。『ほら、あなたが私にプレゼントするものを持ってきてあげたわよ』」
VDM(Vie de Merde)より
古い橋 [ベルギー]
先日はレモン祭りの準備の様子を紹介しましたが、実際の祭りの様子が→こちら。
冒頭の映像はニースのカーニバルの様子です。今年のテーマは “映画”。ジャン=ポール・ベルモンド、ブリジット・バルドー、チャップリンなど銀幕のスターが次々と登場していました。
そのあとにレモン祭りが登場します。見れば見るほどすごいですねえ。あんな小さなレモンとオレンジでこんなもも作っちゃうなんて!
さて、本日はベルギーでのお話。古いものを守るか、それとも時代に合わせて便利に作り変えるか・・・。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ださい。(フランスのTV局TF1で2019年2月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはフランス国境に近いベルギーの町トゥルネ(Tourai)。
エスコー川にかかるトゥルー橋は、13世紀からずっとこの姿で川を見守り続けてきました。
しかし、今、この橋を新しく作り変える計画が進んでいます。
その計画によれば、両側の塔はこのまま残るものの、三つのアーチの橋は壊され、より近代的なものに取って代わることになっています。
これが住民の間で大変な問題になっています。ある団体が橋の保存のために運動を開始しました。
「住民はこの橋に愛着があります。歴史的建造物としての価値以上に、町のアイデンティティーそのものなんです」と男性。
こんな美しい橋を壊すなんて、どういうわけでそんな計画が立てられたんでしょう?
それは積荷を乗せた船舶の航行が増加したからです。ご覧の通り、大きめの船になるとギリギリで通っていきます。
「なぜあの橋を壊す必要があるのかと言えば、大きな船を通すためなんです。今のままではトゥルー橋は船の航行の障害になっているんです」と町長さん。
工事が完了した後のトゥルー橋はこんな感じになるそうです。これはちょっと衝撃的な変身ぶり。
因みに、3つのアーチのある橋は古く見えますが、第二次世界大戦後に復元されたもの。比較的新しいから取り壊しやすいのか?
一方、トゥルネには世界遺産に登録されている歴史的建造物が2つあります。それが大聖堂と鐘楼。
住民の間には古いものを大切にしたいという考え方が浸透しているのかもしれません。
「新しい橋は町の作りに合ってますかね???」と男性。
「何か人工的なものを作ろうとしているとしか思えないですね」と別の男性。
「ひどい計画だと思いますよ。このままでは大聖堂の世界遺産登録が抹消されかねません」と保護団体のメンバー。
すでに計画反対の署名が11,000人分集まっていますが、もう数週間で工事が始まってしまうそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、小さな川に架かる橋の上から写真を撮っていると、弟が面白がって僕の携帯を川に投げた。弟は、どんな風に沈んでいくのか見たかったという。バカ!」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯51 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロで4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回はフランスで活躍するナポリ出身のシェフがチャレンジしてくれます。
ではスタート!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年1月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのシェフのシロさん。リールで7軒ものレストランを営んでいるそうです。スペシャリテはもちろんパスタ。
では早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まずは八百屋さんへ。アーティチョークを手に取り始めました。しかし、隣にあったソレント産のオレンジを見つけて気が変わりました。アーティチョークはやめて、オレンジとフェンネルを購入。これが3ユーロで残りは27ユーロ。
どうもこれで前菜を作るようですが、そのためにはもう一品必要です。それが牛肉。サーロイン300gで8.50ユーロ。残りは18.50ユーロ。
次はメイン料理ですが、カネロニになるそうです。中に詰めるのは・・・かぼちゃ。いろんな種類が並んでいましたが、八百屋さんのお勧めでバターナッツを買うことにしました。さらにデザートのタルト用に洋梨を4つ、ハーブを1束、パスタの生地用に玉子も買いました。これが合計で6.50ユーロで残りが12ユーロ。
次は、とある食料品店にやってきました。パスタとタルトの生地に使うリコッタチーズ、そして豚の頬肉の薄切り、ヘーゼルナッツ、小麦粉を購入。合計で12ユーロ。
これでお買い物は終了。ちょうど30ユーロを使いきりました。ピッタリ賞ですね。
では調理開始!
まずは、小麦粉と玉子でパスタの生地を作ります。
「基本は100gの小麦粉に対し玉子一つです」とシェフ。今回は4人分なので小麦粉400gに玉子4つで生地を作ります。きれいに混ざったら冷蔵庫で1時間寝かせます。
その間に前菜を作ります。
オリーブ油を絡めて冷蔵庫で1時間ほど休ませたお肉に、オレンジの果汁を垂らしたら薄切りにしてお皿に盛り付けます。薄切りにしたフェンネルと皮をむいて4等分したオレンジをのせてオリーブ油をかけたらカルパッチョの出来上がり。
次はメイン料理のカネロニ。
バターナッツをオーブンで焼き、火が通ったらスプーンで身を取り出し、ボールでリコッタチーズと混ぜておきます。
冷蔵庫から取り出した生地を伸ばして、ここにバターナッツとリコッタチーズを混ぜたものを絞り出し、生地で包みます。くるくるっと丸めて熱湯で3分ほど茹で、最後にフライパンでさっと焼いたら、グリルした豚の頬肉をトッピングして出来上がり。
最後はデザート。
まず皮をむいてさいの目切りにした洋梨をフライパンで炒めます。
小麦粉に玉子と砂糖を加えて作った生地に、グリルして砕いたヘーゼルナッツとグラニュー糖を加えよく混ぜます。これを伸ばしてオーブンで焼いたら、丸い型を8つくり抜きます。これで、リコッタチーズと砂糖で作ったムースをサンドイッチにして、炒めた洋梨をトッピングし粉砂糖をふりかけたら出来上がり。
どれも美味しそうですね。それに一足早く春を感じさせてくれます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、登校したらクラスメートたちが私を見るなり笑い出した。それもそのはず、保湿用のヘーゼルナッツクリームを顔全体に伸ばすのを忘れて、鼻の頭につけたままで登校してしまったのだ」
VDM(Vie de Merde)より