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村長さんは19歳 [トピックニュース]

 首都圏もやっと自粛が解除になった。明日あたりから出勤する人が増えるだろうか?

 かれこれ4週間近く在宅勤務が続いているため、一度、事務所の机の上の書類を確認に行かなくてはならない。

 でも電車に乗りたくないなあ。このまま延々と在宅で仕事したい。

 さて、フランスでは、コロナウィルスの感染が収束に向かっている中、延期になっていた市町村の首長を選ぶ選挙が行われました。

 そして、なんと若干18歳で村長に当選してしまった方がいました。

Paris_Vinzieux.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

plusjeunemaire.jpg

 ここはフランス南東部にある人口450人あまりの小さな村ヴァンズュ(Vinzieux)。

 フランスで最も若い、地方自治体の首長ユーゴー・ボワレーさんが役場にやってきました。

 お歳は19歳。昨日誕生日を迎えたばかり。当選した時はまだ18歳でした。

 現在、グランゼコールの一つグルノーブル政治学院(通称Sciences-Po Grenoble)の学生です。

 トリコロールカラーの襷のかけ方が今ひとつぎこちないですが、ここで政治家への道を一歩踏み出しました。

 「6年の任期中に、様々なことを学びながら挑戦していきたいと思います」

 19歳とは思えないこの落ち着きぶり。早速、第一助役さんと一緒に村の視察に出発しました。

 すでに様々な計画が持ち上がっています。村のホームページで観光客を呼び込むためにアピールすること、商店も学校もないこの村に社会的な基盤を作り上げること等々。なかなか大変ですね。

 「この建物をできるだけ早く改築して集会所にするつもりです」

 村人が集まれるような小さなホールを作る予定らしい。

 「この村に若い力で新しい変化の風を吹かせてくれると思います」と女性。

 「野心満々の若者ですが、十分に成熟した大人でもありますよ。ですからこの村を発展させてくれると思っています」と別の女性。

 ユーゴーさん、村人たちから期待されてますね。

 役場の前で話し込んでいるのは学校の先生。

 「彼は厳しい状況にいる人たちのことをいつも気にかけています。ですから信頼して村の政策を任せられる人物です」と先生。

 商店も学校もないという小さな村。ウィキペディアで調べてみたら、観光資源がそれなりにあるようです。

 素朴な村を大切にしながら経済を発展させていけたらいいですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、友人が夕食に招待してくれた。行ってみると、食べるものが何もないから注文して配達してもらわなくてはならないと言う。私は学生で月末だからお金がないと言うと友人が言った。『あら残念。じゃまたの機会にね』招待された理由がやっとわかった」

VDM(Vie de Merde)より


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