イチジクの収穫2018 [ラングドック=ルシヨン地方]
一番暑い村 [ラングドック=ルシヨン地方]
ユニークなビル群 [ラングドック=ルシヨン地方]
山頂の気象台 [ラングドック=ルシヨン地方]
ブラッスリー2 [ラングドック=ルシヨン地方]
コルク栓 [ラングドック=ルシヨン地方]
拡声器は消えない [ラングドック=ルシヨン地方]
シーズン直前のリゾート地 [ラングドック=ルシヨン地方]
満開の果樹園 [ラングドック=ルシヨン地方]
今日も冷たい風が吹いていました。
まだまだダウンジャケットを押し入れにしまいこむには早すぎるようです。
春は突然にやってきたりはしませんね。さ〜ん歩すすんで二歩さがる〜みたいにしてやってきます。
だから、気がつくと春になっていたなんてことになります。
さて、「フランスで最も美しい村」の一つ、フランス南部のピレネー地方にあるエウス(Eus)の果樹園では、ピンク色の花が咲き始めました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
朝9時。山の麓に階段状に建物が並ぶエウス村。それを取り囲むように果樹園があります。
そして遠くには雪をかぶったピレネーの山々が見えます。
一年のうち300日は晴天と言われるほどお天気に恵まれたこの村は、桃や杏の生産で知られています。
「果樹園の花がきれいです。風が雲を運んできてちょっと残念ですが、ここからの眺めは素晴らしいです」と女性。
果樹園から見える村の姿も趣があって素敵なのに、その村からピンク色に染まった美しい果樹園が見渡せるなんて・・・。
しかも、初夏には甘くてみずみずしい実をつけてくれます。
「気持ちの良い日ですねえ。あそこに見えるのがカニグー山ですよ」と古くからこの村で暮らす女性。
濃いピンク色の花を咲かせているのが桃ノ木。淡いピンクが杏だそうです。
これは満開ですねえ〜。
ピレネー山脈やカニグー山からの水と明るい太陽の光を受けて育った果樹は、春が来たことを教えてくれているようです。
「花を見ていると気持ちが元気になりますよ」と果樹園の方。
この日は気温は21度にもなり、元気に花を咲かせた果樹ですが、これから四月の半ばまでは寒の戻りに気をつけなくてはなりません。
「花びらが落ちて雌しべだけが残り、実が育ち始める頃が一番重要な時期なんです。そんな時期にマイナス2度とかになるような時間が2時間や3時間続くと収穫に影響が出ます」
農業は自然との戦いですね。
せっかくきれいな花を咲かせているのですから、このまま無事に育って欲しいものです。
尚、エウス村について以前の記事で紹介しています。興味のある方は→こちら。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、なぜか突然思いついて妻に花束をプレゼントした。すると妻が目に涙をためて言った。『ああ、あなた、気がついていたのね〜』はて、僕はいったい何に気づいていたのか???」
VDM (Vie de merde)より
世界最大のワイン蔵 [ラングドック=ルシヨン地方]
フランスの今年のワインの生産量は、悪天候が影響して例年の10%減となりそうです。
春先に雹が降って被害を受けたぶどう園もあったようです。
自然の力は容赦ないです。
さて、本日はそのワインのお話です。
フランス南部ピレネー=オリアンタル県に世界最大のワイン蔵があります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年8月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのワイン蔵Caves Byrrh(ビールの蔵)。
特にこれといって人目をひくような建物ではありません。フランスのどこにでもありそうな石造りの家です。
しかし、地下のワイン蔵に入ると・・・長さ150メートルにわたって約20個の巨大な樽が並んでいます。
「驚きました。何がすごいって樽の大きさです。自分が小さく思えてきます」と女性。
この樽の中に入っているのは・・・麦のお酒ビールではなく、ベルモット。ワインに香り付けをした飲み物です。
1866年創業のビール社(Byrrh)がこのワイン蔵のオーナーです。
「そもそもは薬だったんですが薬局には置かせてもらえませんでした。拒否されてしまったのです。でも、食前酒として人気になりました」と関係者の方。
1930年代には、食前酒市場の半分がこのビールだったそうです。
そうなると、需要に応える必要が生じてきます。
「当時、年間4000万リットルが出荷されていました。で、大量のベルモットを貯蔵しておく必要に迫られたのです。それでこの大樽が生まれました」
この樽、樫の木でできているそうです。
樽というよりタンクと言ったほうがよさそう。
「直径は12メートル、高さは10メートルあります」
これは樽を作る作業も大変だったでしょうねえ〜。
蔵の中には過去のポスターも展示してあります。どれだけ人気だったかを物語っています。
このポスターの制作のために有名なイラストレーターが雇われました。そしてコンクールも開催されたそうです。
見学の最後には試飲もできます。
フレイバーは、カフェ、カカオ、カモミール、シナモンなど。
どんなお味なのかちょっと気になります。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、冷蔵庫が故障してしまった。幸いなことに中には大して入ってなかった。ただし、缶ビールが2本残っていた。そこで私は彼に、寒くて風通しのいい部屋、例えばトイレのような部屋を見つけてそこに置いておこうと言った。すると、彼がいい場所を見つけてきた。今、ビールは便器の中で冷やしてある」
VDM (Vie de merde)より