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週末はバーデン=バーデンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はドイツ南部の都市バーデン=バーデンを旅します。

 パリからは列車で3時間あまり。バーデン=バーデンと言えば・・・温泉!そして、30人に一人が億万長者と言われるヨーロッパ有数の保養地!

Berlin_BardenB.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年11月4日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 結婚式を挙げたばかりのカップル。

 「ここは結婚式を挙げるにはぴったりの街なの」と若奥様。

 温泉地として発展を遂げたバーデン=バーデンは19世紀の街並みが印象的です。当時、ヨーロッパには2つの都があると言われていたそうです。一つは冬のパリ、もう一つが夏のバーデン=バーデン。

 「のんびりできて、とても住みやすい街ですよ」と男性。

 のんびりできる理由はやっぱりこれでしょうか?そう、温泉です。カラカラ浴場でタオルと水着をレンタルしたら、早速、温泉に浸かりましょう(青印)。

 「サウナもありますからねえ。身体だけでなく心を休めるのにも適した施設ですよ」と男性。

 19世紀、ロシアの皇后、政治家、作家などヨーロッパの各地から有名人が保養のためにやってきたそうです。

 「ドフトエフスキーの世界がここにあるという感じです」と女性観光客。

 「フランスからはもちろんのこと、ロシアや英国からもお客様が見えますよ」と観光ガイドの男性。

 温泉に浸かってすっきりしたところで、お昼をいただきましょう。ここはCafé König(オレンジ印)。100年ほど前からお店の前に列ができるほど人気。旅人さんがこのお店を選んだ理由は、この食後のデザート。大きなケーキ!メインのお食事が少々軽めだった理由がわかります。

 「見た目もきれいで、ビッグサイズですし、味もフランスのお菓子と同じように繊細なんです」と地元の男性。

 お腹がいっぱいになったら、ドイツで最大の劇場フェスティバル・ホールを訪ねてみましょう(赤印)。この日は、ジョン・ノイマイヤーの振り付けでバレーの公演が行われることになっています。今はリハーサルの真っ最中。

 夜の公演までの間に、今晩の宿へと向かいましょう。そこは修道院Kloster Lichtenthal(こげ茶印)。お部屋には聖人の名前が付けられています。今晩泊まるのは聖アンナの部屋。小ぎれいでアメニティーも充実。普通のホテルと変わりありません。そしてすぐ隣には教会もあります。

 さて、そろそろフェスティバル・ホールでのバレーの公演の時間です。会場は満席。演目はトルストイ作「アンナ・カレーニナ」。現代のバレーになっていました。

 「まさかドイツでトルストイの作品を見るとは思っていませんでした」とロシアからの観光客。

 さて、翌朝は美術館Museum Frieder Burdaで現代アートを鑑賞しましょう(水色印)。森の中に忽然と現れる白い立体の建物は建設当時、物議を醸しました。

 「出来た当初は評判が悪く大変でしたが、今ではその逆でとても気に入っていただいています」と美術館の方。

 次は、フランスの実業家でバーデン=バーデンの名誉市民にもなったジャック・ベナゼの残した施設へ行ってみましょう。

 それはカジノ(緑印)。1838年に彼が作ったものです。トルストイやマレーネ・ディートリッヒも、ここで賭けを楽しんだそうです。ドフトエフスキーに至っては、賭けに負けて全てを失ってしまったとか。奥さんの靴までも賭けたようです。

 次は、ド・ゴール将軍にまつわる場所を訪ねてみましょう。バーデン=バーデンから少し離れた Fremersbergという村にあるこの建物(黄緑印)。1968年5月当時(5月危機)、ドイツに駐屯していたフランス軍の司令官マシューの家でした。危機に直面したド・ゴールがここに訪ねてきたそうです。

 さて、最後に旅人がやってきたのは、1877年に作られたもう一つの温泉施設Friedrichsbad Baden-Baden(紫印)。温泉の大浴場を独り占めです。丸天井も眺めながらプカプカ浮いて気持ち良さそう。贅沢ですね〜。

 さて今回の旅の費用は、カラカラ温泉が20ユーロ、カジノが5ユーロ、Festspielhausは30ユーロ、宿泊代が80ユーロ、食事代が30ユーロ、美術館が14ユーロ、温泉が25ユーロで、締めて204ユーロ(約26,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、仕事のストレス解消のために会社を病欠にして、会社から40キロも離れた温泉で、一人でまる一日過ごすことにした。二つ目のジャグジー風呂に入ろうとした時、上司とばったり出くわした[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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