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EU離脱と海の高速道路 [トピックニュース]

 近頃、ZoomやらTeamsやらで話合いをするのが当たり前になってきた。親しい人ともハングアウトやらLineのビデオ電話。

 20年前には想像もしなかったけど、今は当たり前のように利用している。次の20年後はどうなっているのやら・・・。

 さて、英国がEUから離脱して2ヶ月あまり。物流にこんなことが起きているらしい。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年3月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここはアイルランドの首都ダブリンの港。数週間前から、貨物船の往来が急増しているそうです。

 その理由は、単に英国を通過するのを避けた結果だという。

 「陸路で英国に入るとなると大変なんだよ」

 「カレーやドーバー経由で英国に入ろうとすると1週間のうち1〜2日かかるんだよ」

 やはり英国入国の際の税関の手続きに時間がかかっているらしい。

 かつてはアイルランドから英国経由で大陸に移動するのが一般的でしたが、今はそれを避けて海路を利用するようになってきました。

 奇妙なことに、コルシカ島と大陸を結ぶフェリーがこんなところを往来しています。需要に供給が追いつかなくなり、急遽、駆り出されたらしい。

 この恩恵を受けたのがアイルランド南東部にある小さな港町ロスレア。

 近くの島へ向かうために観光客がやってくるだけの港だったのが、今はこの有様。ひっきりなしに大型トラックがフェリーから降りてきます。これまでの5倍に達しているとか。

 アイルランドにとってはいいことだとおっしゃる港湾関係者の方。

 一方、フェリーの方はといえば、乗客のほとんどがトラックの運転手。

 面倒な税関の手続きに巻き込まれることなく、のんびり船旅を楽しんでいるように見えます。しかもこのフェリー、作られたばかりの新品。

 「我々はランジスの市場まで生肉を運んでいます。途中で3日も足止めをくらうなんてとんでもない話ですよ」

 「あそこはヨーロッパでも大きな市場だ。シェルブールからなら5時間で行けるから便利なんだよ」

 そのシェルブールもこの恩恵を受けているフランスの港です。いつもなら3000台ほどの大型トレーラーが通過していきますが、今は9000台にまで増加。

 この、言わば ”海の高速道路”とコロナ感染拡大により、英国との交易はますます減少しているとか。英国、大丈夫か?


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、会社の同僚に、イギリスがEUから離脱するなんて驚いたと言ったら、彼女が言った。『あら、ごめんなさい。私、サッカーのことはなんにも知らないのよ』」

VDM(Vie de Merde)より



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プール付きの家 [トピックニュース]

 買い物のついでに近くの公園を通った。

 梅はもう散り始めてピークを過ぎてしまったようだ。ならば桜はどうか?

 枝の先に茶色の小さな芽のようなものが出ているようだったが、これがあと10日もすると淡いピンクの花になるとは想像できない。

 しかし、今のところ予想によると開花日は15日だそうだ。早く咲いてくれるなら文句なし。

 さて、コロナ禍のフランスで、家庭用プールの売れ行きが好調だそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年3月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらはとあるお宅の庭にしつらえられたプール。

 子どもたちが大喜びで飛び込んでいます。数週間前に購入したコンテナタイプのプール。

 「もう1年も家族でバカンスにでかけていません。それでこのプールを購入することにしたんです。手早く設置できるのが魅力でした」と母親。

 上から見るとこんな感じ。これで費用は13,500ユーロ。日本円で約175万円ほど。発注から4ヶ月ほどで納品されるそうです。

 今から注文しておけば夏に間に合います。そんなわけで、こちらの工場ではお客の訪問が絶えないそうです。

 「前年に比べると2倍の受注です。コロナの影響だと思います」と社長さん。

 家にいることが多くなったせいか、自宅にお金をかける人たちが多くなったとか。

 こちらはノルマンディ地方のボリスさんのお宅。

 ボリスさん、庭にコンクリートのプールを設置しました。つまり庭を掘って設置するタイプ。費用は40,000ユーロ。日本円で約520万円。

 とてもノルマンディには思えません。南仏のどこかにしか見えないですね。

 「プールが付くといい感じですよね。夏の間は毎日プールで泳ごうかと思います。日常から開放されて自宅でバカンスが楽しめますよ」とボリスさん。

 このタイプのプール設置業者も受注は前年度の50%増。

 「ノルマンディも晴れの日が多くなり、地球温暖化の影響で暖かくもなりました。プールを設置しても楽しめると思いますよ」と業者。

 これまで自宅にプールは一部の富裕層だけに限られていましたが、幅広く普及し始めました。安いのでは700ユーロからあるそうです。地面を掘って設置するタイプは18,000ユーロから45,000ユーロほどかかるとか。

 そしていずれのタイプも年間維持費が300ユーロかかります。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、兄が引っ越すという。広さ150㎡、寝室3つ、バスルーム2つ、プール付きで家賃が700ユーロ。僕のパリの学生寮の一室(15㎡)と同じ家賃だ!」

VDM(Vie de Merde)より


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飲食店感染防止対策 [トピックニュース]

 恒例のWHOの世界コロナ感染状況リポートが更新された。2月28日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入):

米国:473,000人(480,000)

英国:65,000人(79,000)

ロシア:81,000人(93,000)

ドイツ:56,000人(52,000)

イタリア:112,000人(85,000)

スペイン:23,000人(30,000)

フランス:150,000人(131,000)

イスラエル:18,000人(22,000)

日本:7,000人(10,000)

 ここに至って増加している国がある。減少している国もあるが期待したほど減っておらず・・・しつこいですなあ。

 これでは飲食店再開はまだまだ先?

 再開のためにフランスではこんなことを考えているそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年3月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 お店の外のテラスでスープをふる舞う店主。スペインのようにまずはテラス席での飲食を再開させてほしいと政府に要請しているそうです。

 「テラス席だけで約20席ほどが確保できます。これでなんとか食いつなげます」

 飲食店は去年の10月30日から休業状態。なんとかできないかと解決策を模索中。

 政府の方は ”感染予防パス” なるものを考えているとか。

 例の接触確認アプリに似た方法です。日本ではCOCOAと呼ばれて不具合のてんこ盛りですが、今回は以前とは違った使い方をします。

 飲食店やバー、それにジムなど大勢の人が利用する場所に入る時は、このアプリでサインインしてから入ります。

 こうすれば感染の流れをいち早く捉えて対策が取りやすいというわけです。

 「良いとは思いますが、皆がやらないと意味がないですね」

 一方、ホテル・飲食産業組合の会長さんはランチタイムの再開を政府に提案したそうです。ただし最大6人までのテーブルとし、人と人との間を空けること。

 さらに、客にはPCR検査での陰性証明を提示してもらうことを条件にする案も検討されているとか。

 こちらはマルセイユのとある企業。唾液を使ったPCR検査を開発しました。

 スポンジに唾液を吸わせて、それを機械で分析するようです。かかる時間は10分ほど。その有効性は96%!

 「1時間で約15人ほどの検査ができます」と開発者。

 なんだかとても良さそうな気がしますが、問題はこの検査機のお値段。10,000ユーロするそうです。約130万くらい。ちょっと手が出せないお値段。

 それに結果がわかるまでに5分とかもう少し短縮できないもんだろうか?


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、妻の誕生日。300ユーロ相当のプレゼントの他に、一日中台所に立って贅沢な料理とケーキを用意した。でも、結局、レストランで食事して一緒に買物したほうが良かったみたいだ。とほほ・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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高齢者も外出できます! [スペイン]

 先日、いつものようにジムのプールで泳いだ後に浴室のシャワー室でシャワーを浴びていると、向かいに設置されているジャグジー風呂でおしゃべりが始まった。

 ああ、またやってるな”クワバラクワバラ”と思いつつ、用をすませて出てくるついでにふと目をやると、なんとマスクをしてシャグジーにつかっている。驚き!そこまでしておしゃべりしたいのか・・・。

 考えてみると、あそこはコロナ以前から井戸端会議の場所だった。顔見知りの年配の女性たちが同じ時間に顔を合わせて仲良くお湯につかりながらおしゃべりしている、そういうところなのだ。やめろと言われてもやめられない・・・。

 最近、細かく図入りで、マスクをしていない場所でのおしゃべりは控えてくださいというポスターがあちこちに貼り出された。もちろんそこにはお風呂の絵も描かれてある。それでここでもマスクってことになったのか・・・。

 さて、そんなコロナ禍のマドリードでは、こんなことが行われていました。

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 お客様で一杯の劇場。

 よく見ると皆ご高齢の方々ばかり。マスクで半分顔が隠れてますが、嬉しそうに笑顔で舞台を見つめています。

 「楽しかったですね。生きてるって感じがしましたよ」

 「開放感があっていい気分でした」

 この日の朝、おめかしして高齢者施設を出発する高齢者の皆さん、総勢150人。ワクチン接種をすませて、これから劇場へ向かうところです。

 「全員、ワクチン接種から2週間が過ぎた方々ばかりです。もちろん、マスクをしたり人と人との間を開けて感染防止をした上でですが、外出することが許されました」と施設の責任者。

 皆さん、かれこれ1年も外出することができませんでした。何しろ、87〜92才という重篤化しやすい高齢者ばかり。

 こうしてマドリードの街を歩くだけでもツアー旅行のような気分です。

 「私はずっとマドリードで暮らしてきた都会っ子なのに、大通りを歩くなんて本当に久しぶり」

 こうして冒頭のあの劇場での演芸鑑賞となったわけです。

 一週間で感染者が30,000人も出ているスペイン、やることが早いですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、コロナ感染が始まって約一年。PCR検査で陰性にならないとトイレに行かれないという悪夢にうなされた」

VDM(Vie de Merde)より


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フィット・トラック [トピックニュース]

 月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズも放送がなかったのでおやすみです。

 さて、去年の今頃は何をしてたかなと調べてみた。どうもコロナ集団感染のクルーズ船がすでに横浜港に着岸していたようだ。そして国内でちらほら感染者が確認され始めたのもちょうどその頃。

 あれから1年で世界がこんなことになろうとは・・・。

 当時、WHOもパンデミックとは言えないとかなんとか言っていたように記憶している。そしてウィルス感染にマスクはあまり効果がないとも言っていた。それからまもなくして、世界中でマスクの争奪戦が始まったのだった。

 感染を防ぐのは容易なことではないとつくづく思う。そんなコロナ禍で、こんなビジネスはいかがでしょう?

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここはフランス北東部のムーズ県。一台のトラックが草原の中を走り抜けていきます。

 スポーツ・インストラクターのロマンさんが運転する”フィット・トラック”。言わば、ジムの出前です。

 お客さんの自宅近くの広場に駐車するやいなや、トラックの扉がオープン。そこにあるのはプチ・ジム。しかも自然の中でパーソナルで身体を鍛えてもらえます。

 「わざわざ遠出しなくてもいいですし、お天気もいいからすごく良いと思います」とお客。

 「外出制限の真っ最中で身体を動かすと言っても限界があります。それでこちらから行けば良いんじゃないかと思いついたんです」とロマンさん。

 ロマンさんがフィット・トラックを始めたのはつい数週間前のこと。これならジムを開業する費用の5分の1で済むそうです。

 「トラックとマシーンで初期費用はだいたい50,000ユーロほどです。1年前はまさかトラックでこんな事するとは思ってませんでした」

 お客の家の近くに丁度いい場所をみつけてトラックを止めてはトレーニングを開始します。

 シャルロットさんは1時間のトレーニングで45ユーロを支払っています。

 「時間の節約になります。娘と母がいるんですが、これならすぐに家にもどれるので安心です」

 フィット・トラックの評判は上々で収益が見込めるくらいの客数を確保できているとか。

 インストラクターを増やして、さらにビジネスを拡大させることになっているとか。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ゴミ収集車の隣を走っていると、6才になる息子が言った。『あのトラック、パパと同じ匂いがする』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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