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週末はリヴァプールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、かつて港湾都市として栄え、今はビートルズの出身地として知られる観光都市リヴァプールを旅します。パリからは空路の直行便で1時間20分。

 では出発!

London_Liverpool.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年11月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 この音楽で来たか・・・。

 湾岸に立つ見事な建築物の数々。リヴァプールは、19世紀末、英国一の港として栄えました。

 まずはフェリーに乗って街の姿を鑑賞してみましょう。フェリーは800年も前からこの都市で人を運ぶため使われてきましたが、今は観光船として活躍しています。

 水上の旅を楽しんだら陸に上がって市内を散策。リヴァプールと言えば、サッカー。そして、もう一つがやっぱりこの方々、ビートルズ。こちらのバスでビートルズの聖地巡りに出発です。料金は23ユーロ相当。フランスのテレビ番組ゆえユーロ建てになっちゃいますねえ。

 それはともかく、まず訪れたのは、ペニー・レイン(青印)。

 「壁に取り付けられた通りの看板が全部なくなってしまったので、今はリヴァプール市がこの看板を設置しました。これなら持ち去ることはできませんよ」とガイド。

 次は、こちらです(赤印)。このすぐ近くにジョン・レノンが子供の頃に住んでいた家があります。

 「82才になる母がこの歌が大好きなんです」と女性。

 ツアーの参加者は、ビートルズの出身地でなかったらここには来ていない方々ばかり。

 さて、ツアーのバスからこちらのバスに乗り換えましょう。とは言っても、これはフードトラックならぬフードバス(オレンジ印)。昔、お客を乗せて走っていたバスを改造したもの。2階に上がればお食事もできます。サンドイッチと甘いお菓子+紅茶のセットは約20ユーロ。

 港町として栄えたリヴァプールにはドックが40箇所以上も設けられています。18世紀には船で奴隷が運ばれてきたとか。とある駐車場の地下に案内してもらうと、当時のドック跡が残されていました。このドックのおかげでどんな天気の日もスムーズに荷物の積み下ろしができたと言います。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。それは1960年代にオランダで作られたこのボート(水色印)。4人が宿泊できます。一泊150〜250ユーロ。わりに広々した感じに見えます。

 さて、まだ行ってない大事な場所がありました。それはここ、キャヴァーン・クラブ(緑印)。ビートルズはここで282回も演奏したそうです。

 「彼らが最後にここで演奏したのは1963年のことでした。500人近いお客さんでいっぱいになり、外にも人が溢れてました」と支配人。

 今でも年間100万人が訪れるという人気の観光スポットです。音楽の演奏の他に、メンバーにまつわるグッズも展示してあります。

 ビートルズ人気は、2000人の雇用を生み、1億ユーロの経済効果をもたらしているそうです。それにしてもマスクしてる人が一人もいないんだけど、大丈夫なんだろうか???

 さて、翌日はこちらの大聖堂にやってきました(焦げ茶印)。とは言っても、見学にやってきたのではありません。ここにあるレストランにきたのです。英国では教会に飲食店があるのは特別ではないそうです。こうすることで建物の維持費を賄っているとか。こちらは厨房です。シェフが作っているのは郷土料理スカウス(scouse)。

 「スカンジナビアからやって来た船で残った食料を利用した料理なんです。フランスのポトフに似た料理ですよ」

 数時間に煮込むとこんな感じになります。お肉も野菜もたっぷりで、お値段は10ユーロを切るそうです。

 最後は、高いところに行ってみましょう(黄緑印)。欧州で最初の高層ビル。1908年に竣工。一般の入場が許されたのはほんの2年前のこと。ここからならリヴァプールの街を360℃で見渡すことができます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、生徒たちにロンドン塔の番人のことをなんと呼ぶか聞いてみると、一人の生徒が手を上げて言った。『ビートルズ!!!』[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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樅の木選び [トピックニュース]

 フランスのニュースで、オミクロン株の影響でガソリンの値段が下がってると言っていたが、日本も同じらしい。

 どういうわけだ?需要が減るということ?飛行機、飛ばなくなるしなあ〜。

 世の中、どう転ぶか分からない。

 さて、クリスマスイブまで3週間を切りました。フランス人の皆さん、ただ今ツリー用の樅の木選びの真っ最中。

 それぞれサイズや形などこだわりがあるようですが、意外なこだわりもありました。

sapinnoel.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年11月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 樅の木を選ぶなら、目で見て、手で触って見るのが一番。どれも皆同じに見えますが、どうも違うらしい。

 「飾り付けするならバランスの取れたのがいいのよ」と女性。

 「小さすぎるのはだめだけど、車に乗せてもって帰るからそれなりの大きさがいいんですよ」と男性。

 「部屋のサイズに合わせたツリーじゃないとねえ」と高齢の男性。

 ここは園芸店。この時期、約4,000本の樅の木を販売するそうです。

 どれどれお値段は・・・39.95ユーロ。40ユーロにしないところが今どきの値段の付け方。日本円にして約5,000円。

 樅の木にも様々な種類があるようですが一番人気はノルマン(Nordmann)種。2週間たっても葉が落ちないとか。その代わり香りがありません。

 香りも楽しみたいならエピセア(Épicéa)種がいいそうです。

 そうか、樅の木の香りも重要なポイントになるんですね。意外。

 「ここにあるのでエピセアです。香りを楽しめますよ」とお店の方。

 但し、葉が落ちやすいという欠点があります。湿り気を与えてやるといいそうです。お値段は、小さいので19.95ユーロ(約2,500円)、大きいのが79.95ユーロ(約10,000円)。

 また、こちらのコーナーには人工のツリーも置いてあります。当然、香りはありませんが、何年も使えます。どちらにするかはお客様しだい。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、人工のクリスマスツリーを買って来た。本物と見分けがつかないくらいのツリー。実際、葉も落ちる。単なる粗悪品・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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樫の木の防波堤 [ブルターニュ地方]

 ブルターニュ地方にある海辺の要塞都市サン=マロ。

 ここには、波から都市を守ってくれる無数の杭が砂浜に立てられているそうです。

Paris_StMalo2.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年11月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 これがその杭。いわゆる防波堤の役割を果たしています。

 こちらの海岸では200本もの杭が立てられています。

 切り出した木をそのまま杭として使っているらしく、長期間に渡って波をかぶり傷みの激しいものが多くなってきました。

 事前の調査で取替が必要なものには緑のペンキで印がつけてあります。鶏ガラみたいになった杭。

 「これは上の方が削られててもろくなっています」と作業員。

 新しい杭の樫の木が到着しました。一本の重さが800キロ、高さは7メートルあります。

 まずは砂に埋まっている古い杭を引き抜いて、そこに新しい杭を埋め込みます。

 浸水200メートルのところは硬い岩盤になっているそうです。

 もう200年も前から続けられてきた樫の木の防波堤。観光地として知られるサン=マロの風景の一部になっています。

 「冬は嵐が数多く発生するので、その後ろにある石の堤防を守るためにも必要なんです」と責任者。

 そう言えば、嵐の時のサン=マロがニュース映像に登場しますが、都市全体が今にも大波に飲み込まれそうになっていました。

 ぎりぎりのところで持ちこたえていたのは、この樫の木の堤防のおかげだったのですね。

 杭を打ち込むためには専用の足場があるようです。それを移動させながら少しずつ杭打ちを進めていくようです。大変な作業ですね。

 見物人が集まってきました。写真を撮っている人もいます。

 古くなった杭は再利用されるそうです。そして一部は希望者に販売されるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ビーチでのんびりバカンスを過ごしていると、二人の高校生がやってきて、海の波とプールの波について議論し始めた。そして一人がもう一人に言った。『どころでさ、何時になるとこの波は止まるんだろう???』」

VDM(Vie de Merde)より


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雪のピレネー [ラングドック=ルシヨン地方]

 ガスも電気も値上がりで、ため息・・・。水道だけは影響なしか?

 直近一週間の新規感染者、フランスはついに20万人を超えてしまった。ドイツは40万人あまり、英国は30万人足らず、イタリアとスペインはまだ10万人を超えていない。日本は約700人。オミクロン株が軽症で済むことを願うばかりだ。

 ストラスブールで開催されているクリスマス市は、歩きながらの飲み食いは禁止、指定の場所でのみ可能。その他はずっとマスク着用となっているらしい。そして、警官が常時見回りをしており守らない人には注意を呼びかけているとか。

 結局、人と経済を動かしたければ、マスクは絶対にする必要がある。

 さて、一年の最後の月に入って、暖房を入れる時間が増えた。本格的な冬がすぐそこに来ている。

 本日は、一足早く冬が来たピレネー地方に行ってみましょう。

Paris_Formigueres.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年11月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 一日も雪が降り続ければあっという間にこんな具合になるピレネー地方。

 小さな村のパン屋さんのパンの上にも白いものが・・・。

 「外は粉砂糖みたいな雪が積もってきれいだわね」とパン屋さん兼お菓子屋さん。

 外気はマイナス1℃。標高1500メートルの村のパン屋さんは山小屋のよう。お客さんがやって来ては暖を取っていきます。

 雪が積もれば雪かきも始まります。大変な労働ですね。

 「青空に白い雪、こんな美しい風景の中の雪かきは楽しいですよ」と村人。

 畑も真っ白。そんな中でお仕事にはげんでいるのは酪農家。

 「昔は、家から牛小屋まで行くのに雪のトンネルの中を歩いて行ったそうですよ」

 ここでは200頭の牛を飼育しています。放牧はこれが最後。これからは暖かい小屋で干し草を食べながら冬をすごすことになります。

 それにしても雪の中を歩く牛の姿も悪くないですね。積もった雪を楽しそうに蹴飛ばしながら歩いているように見えます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、5才になる娘を迎えに学校に行った。娘に近づくと娘が目を上げて私を見た。一瞬、ためらったものの私の方にやってきて言った。『ママ、どうしてマスクの色を変えちゃったの?』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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