伝説のホテル [その他の国]
月曜日恒例の節約晩ご飯も放送がなかったのでお休みです。再開は恐らく9月になってからのようです。
さて、昨日は断崖絶壁の上に設置された宿泊施設を紹介しましたが、今日は、トルコのイスタンブールにある豪華ホテルPera Palace Hotel(ペラ・パレス・ホテル)を紹介します。
イスタンブールと言えば、オリエント急行の終着駅。その乗客が宿泊したのがこのホテル。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年7月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
歴史を感じさせるホテルのエントランスとロビー。
このホテルが作られたのは1892年、今から130年近くも前のことです。客室は115室。数多くのセレブが宿泊してきました。
トルコ最大の都市イスタンブール。その中心街の一等地にあるのがペラ・パレス・ホテルです。
ちょっと高齢のこのカップルと一緒に客室にお邪魔してみましょう。一泊400ユーロ(約50,000円)のスイートルーム。オープン当初からほとんど変わっていないとか。
「ここはグレタ・ガルボが使っていた部屋です」と男性。
壁には絵画とともに女優さんの肖像写真も飾ってあります。
ホテルの開業当時、イスタンブールはコンスタンティノープルと呼ばれていました。
このコンスタンティノープルを目指して走っていたのがオリエント急行です。その列車に乗ってきた旅行者を受け入れるためにインスタンブール初の豪華ホテルが作られました。
設計したのはフランス人建築家。当時の先端技術が取り入れられています。その一つがこのエレベーター。
「これはトルコで初めて設置された電動のエレベーターです。欧州ではエッフェル塔に次ぐ2番目のエレベーターです。長い列車の旅でお疲れのお客さまを、できるだけ快適にお部屋にご案内するためのものだったのです」とホテルの広報部長。
オリエント急行の乗客と言えば、裕福な方々ばかり。そのお客様がたにふさわしい工夫を凝らしたインテリアになっています。
オリエンタルな装飾、クラシックな西洋絵画、そしてアールデコ調のドーム。
「当ホテルは欧州からのお客様がほとんどです。そのためオリエントと西洋の技術を織り交ぜて作られているのです」
確かにゴージャズな作りですね。
「東方の文化と西洋の文化が一つになった素晴らしいインテリアです。友人とコーヒーを飲んだり昼食をとったりするのにいいですねえ」と男性。
このホテルを彩っているのは豪華な装飾品だけではありません。数々のセレブたちもその中の一つ。
アメリカの作家ヘミングウェイはホテルのバーでよくカクテルを飲んでいたそうです。
さらに映画監督のヒッチコックは601号室に宿泊していました。
また、イギリスの作家アガサ・クリスティーの宿泊客のリストに名を連ねています。このタイプライターであの「オリエント急行殺人事件」と書いたのでしょうか?
「作家さんの中にはインスピレーションを求めてこのお部屋にお泊りになる方もいます」
その効果のほどは不明。
客室の一つは博物館になっています。ここには、トルコ独立を勝ち取り、共和国の建国に導いたムスタファ・ケマルの肖像がや身の回りの品々が展示されています。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ホテルの駐車場に初日に留めていたのと同じ場所に車を止めようとしたらスペースに入りきらない。車が太ったのかしら????」
VDM(Vie de Merde)より
伝説の観光地 後編 [その他の国]
いよいよ明日あたり梅雨明け宣言か?
宣言しようがしまいが晴れてくれればそれで良しなんですが、宣言してくれるとなんとなくスッキリします。
それはともかくとして、伝説の観光地の後編はルーマニア。
ルーマニアで伝説の観光地といえば、ブラン城。『吸血鬼ドラキュラ』に登場するドラキュラ城のモデルになったとされるお城です。
では早速訪ねてみましょう。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年7月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
断崖絶壁の上に作られたブラン城。心惹かれる一方で少々不気味でもあります。
それがこのお城の魅力。毎年大勢の観光客が見学に訪れます。
なんだか賑やかすぎる女性グループですが、中国からスリルを求めてここにやってきました。
「有名なお城でしょう。ドラキュラに会ってみたいわ(笑)」と女性。
世界中から年間100万人ほどが見学にやってくるブラン城。何がお目当かといえば・・・やっぱりドラキュラ伯爵の痕跡。
「ドラキュラと言えば僕らの時代の映画です。怖い映画でしたよ」と男性。
「ドラキュラを探してるのよ。探し続けてもう2時間にもなるわ(笑)」と女性。
ドラキュラはアイルランドの作家ブラム・ストーカーが書いた小説に登場する吸血鬼。モデルとなったのはこの人物、ヴラド・ツェペシュ公です。
このお城には数日しか滞在したことがなかったようですが、囚人を串刺しにしていたと言われる残酷な領主で、恐怖小説にぴったりのキャラ。
「皆さん、この謎に包まれたお城にようこそいらっしゃいました。ここではドラキュラの足音が聞こえてきますよ。でもこれは皆さんを楽しませるための効果音です」とガイドさん。
なるほどね。ちょっとしたお化け屋敷みたいなもんですね。音だけではなく凝った映像も見せてくれるようです。
ドラキュラの経済効果は莫大です。ブラン城には毎年670万ユーロの収入があるそうです。
これに満足することなく、ドラキュラブランドを生かしてさらなる収入アップを狙っているとか。
「個人の夕食会、企業のセミナー、夜の散策、ワインの試飲会、演奏会などにご利用いただけます」と責任者の方。
ドラキュラのお城でコンサートなんて付加価値が付いていいかもしれないですね。
お城の登り口にはお土産店が軒を連ねています。店頭に並んでいるのはどれもみんなドラキュラ。
こちらの男性、商機を求めて2004年にこの土地を購入しました。
「当時ここは何もなかったんです。そこにこのお化け屋敷ができて評判になりました」
お城はお城、お化け屋敷はこっちの方でした。ちょっと怖そうですが中に入ってみましょう。
「この声はチャウシェスクの声をそのまま使っているんです。ここに死骸を埋めてあるのですが死の世界から蘇るという趣向です」
怖いものが次々に登場。そしてこちらがドラキュラ?それともチャウシェスク?
お化け屋敷から出て上を見上げると、ライトアップされたブラン城が姿を現しました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕の働いているテーマパークでハロウィンのお祭りが始まった。僕は悪魔の仮装をして迷路に隠れるとお客が来るのを待った。すると突然、目の前にドラキュラが二人も現れ、向こうもこちらも思わずぎゃあ〜と叫んだ
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
海中レストラン [その他の国]
ブレグジットとは言うものの、英国は袋小路に入り込んで “出口なし” 。このまま合意なき離脱にまっしぐらですねえ。
そうなるとフランスの税関がまた大変なことになりそうな・・・。
もうちょっとでなんとかなりそうだったのに、残念。
さて、本日は北国に新装開店した海中レストランのお話です。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年4月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
海と魚を眺めながらのディナー。
ここは水族館ではありません。水深5メートルほどの本物の海の中にできたレストランなのです。
ノルウェーの南端にある町Båly近くの海岸に、こんな奇妙な形のコンクリートの建物があります。
こちらの男性がこの建物を設計した方。スノヘッタという有名な設計事務所の建築家です。
建物が、一瞬、船のように動いているように見えて不思議な感じです。
「ここからは外に岩があるのが見えます。空も海も見ることができます。空、地上、海中を一度に見ることができるんです」と建築家。
さらに階段を降りていくと、先ほどのフロアーがあります。まるで映画館のスクリーンで見るように本物の海の中を見ることができます。
高さ3メートル、幅11メートルの大スクリーン。本物の魚が横切っていきます。
でも、ジョーズなんかが突然やってきたら怖いですねえ〜。
それはともかくとして、こちらが建築中の様子です。完成までに6ヶ月かかりました。こりゃ大変ですね。
この辺りはあまり良い天候は望めず、海が荒れることで知られていますが、この建物なら嵐が来ても持ちこたえられるそうです。
「この建物の中からなら静かに、荒れ狂う海を見ることができるんです」
このレストランでは、一晩で30組ほどが食事を楽しむことができるそうです。
シェフのニコライさん、何やら鎌を持ってレストランのすぐ近くにある海岸にやってきました。
「この海草はトリュフの味がするんです。この辺りは、何というか、菜園みたいなものなんです。カゴを持って2分も歩いたら食材が収穫できますからね」
夕方になって、初めてのお客様方がやってきました。海の眺めに満足気。
お食事は一種類のコース料理のみ。とは言っても、18種類の料理が出てくるようですから十分に楽しめます。カニが美味しそう!
3時間あまりかけてゆっくり料理を味わいます。お値段の方はと言えば、一人235ユーロ(飲み物別)(約30,000円)。
「確かにちょっと高いですね。でもそれだけの価値はあります。他ではできないことが体験できますからね」と女性客。
「18種類も料理を作りますし、食材を自分たちで調達してますから、時間と手間がかかっています。ですから、どうしてもこれくらいの値段になってしまうんです」
飲み物なんか飲んじゃったら50,000円は行ってしまいそうですね。
この建物、レストランが閉店した後は、海洋研究センターになるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、海で泳ぎながら首に絡まった海藻を引きちぎって捨てた。そして、家に帰ってから気がついた。あれは海藻ではなく、300ユーロで買ったネックレスだったことを・・・
」
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
VDM(Vie de Merde)より
インド洋の楽園 [その他の国]
最近のGoogleマップ、思い切りズームアウトすると球体の地図が現れます。
つまり、以前は平面の地図だったのが、今は地球儀に生まれ変わったというわけです。
この地球儀はドラッグして上下左右に自由に動かすことができます。
本日は、その地球儀を右に回し、赤道のちょっと下あたりにある楽園の島を訪ねましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはセーシェル。楽園という言葉がぴったりの島々。
白い砂浜にユニークな形の岩、まるで絵画の世界に飛び込んだよう。
「本当に素晴らしいところです。こんなビーチは今まで見たことがありません」と女性。
アフリカ大陸から1,300キロも離れたインド洋にこんな美しい島があったとは!フランスと英国の間で取り合いになったのもうなずけます。
そして、ビーチを見渡せば男女のカップルばかり。ここに来ると誰もが恋に落ちるとか。
「どうしてそんなことが言われるようになったのか、わかりませんよ(笑)」と海の家のお兄さん。
トロピカルフルーツにヤシの木といえば楽園。楽園といえば・・・恋!
こちらの小さな入り江では、何かのイベントの準備で忙しそう。
「これからここでフランス人カップルが結婚式を挙げるんです」と男性。
セーシェルには結婚式をあげるためにわざわざ外国からやってくるカップルが少なくありません。
数時間後、そのカップルが現れました。フィリップさんとヴァレリーさんです。二人で暮らし始めてすでに30年という熟年カップル。
「私たちは旅行をするのが好きなんです。それで今回は少し他と違った旅をすることにしました」とヴァレリーさん。
フランスから8,000キロもの旅を経てセーシェルにやってきました。
まずは会場まで特製リムジンカーで向かいます。途中、記念写真も撮影します。
いよいよ会場に到着です。南国の島にふさわしい音楽でお迎え。
そして誓いの言葉と指輪の交換。滞りなく式は完了。お二人とも幸せそう。
式の後はお祝いにシャンパンをいただきます。南国の楽園で飲むシャンパンの味はまた格別でしょうねえ〜。
セーシェルでの結婚式の費用は2,000ユーロ(約250,000円)ほど。そしてこの結婚式、形ばかりではありません。公式に認められるそうです。
こうしてセーシェルで結婚式を挙げるカップルは年間で100組ほど。
こんなのんびりした牛車で会場に向かうカップルもいます。いい感じですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、インドネシアの楽園バリ島のビーチで日光浴を楽しんでいると、物売りがやってきて水着を見せながら言った。『ビッグサイズ、あるよ』」
VDM(Vie de Merde)より
ロシアのお宝 [その他の国]
毎日、暑いですねえ〜。エアコンがなかったら確実に命が縮まります![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
サッカーW杯は、ヤギのペドロの予想通り、フランスの優勝で幕を下ろしました。おかげでパリのシャンゼリゼ通りはこんなことになってました→こちら。
渋谷のスクランブル交差点での騒ぎなど比べ物にならないですね。
それにしてもサッカーのワールドカップって、どうしてこうハイパーテンションになるんでしょ???
ま、とにかく終わったので、これでフランスのニュース番組も普通の編成に戻ってくれることでしょう。
さて、そのW杯が開催されたロシアの都市カリーニングラードは琥珀の一大産地だそうです。なんと世界の生産量の90%を占めているとか。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年7月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
地図でわかるようにカリーニングラードはロシアの飛地領で、ポーランドとリトアニアの間にあります。
ネックレスに指輪、様々なアクセサリーに加工される琥珀。透明度の高いものは、白い琥珀と呼ばれ最高級品だそうです。
このロシアのお宝は地元の人はもとより、観光客に人気です。
その琥珀の採掘場がここ。ええ〜、こんなところで採れるとは!しかも巨大。
ここに入るためには3つの検問所を通過しなくてはなりません。何しろロシアのお宝ですからセキュリティには厳しい。
まずは、樹木の堆積物の混じった4千年ほど前の地層を掘り起こします。そこに大量の水を噴射し、泥水を網ですくうと琥珀が採取できるそうです。
その様子を監視員が見守ります。監視員は10メートル置きに配置され、この数年で価格が高騰している琥珀が違法に市場に出回らないように監視しているそうです。
年間の採掘量は300トンほど。こちらは採掘された琥珀の加工所。
「ネックレスを作るために選り分けています」と女性。
ここでは800人ほどの従業員が働いています。月給は平均で800ユーロほど。
この部屋でカットの作業が行われていますが、インフラの老朽化は否めません。隣国のポーランドやリトアニアがこの産業に食い込もうと協力を申し出ているとか。
この工場にもやっぱりあのプーチンの顔が・・・。
それはさて置き、この建物には手つかずの琥珀が保管されています。これは全て非合法に持ち出されたもの。
「この数年で50件ほどの違法行為が確認されています。最悪の場合、4〜6年の禁固刑が言い渡されることになります」と女性。
こちらは様々な琥珀が展示されている博物館です。どれも美しいですねえ〜。
琥珀は天然樹脂の化石。バルト海沿岸で数多く産出されるそうです。そう言えば、5月に紹介したリトアニアの首都ヴィリニュスにも琥珀の加工品がいろいろありました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、仕事で中国に行った。プーチンに似てると言われたのはこれで二回目だ」
VDM(Vie de Merde)より
アマゾン [その他の国]
皆既月食、南東の空に見えるというので、窓を開けて思い切り体を反らして夜空を見上げると、見えました!
最初に見たときは三日月、しばらくしてまた見たら赤銅色の満月に変わってました。
次の皆既月食は7月だそうです。
今からは想像できませんが、さぞかし暑い夏になってるんでしょうねえ〜。
さて、1月30日、ネット販売大手アマゾンの新しい本社ビルがアメリカのシアトルに完成したそうです。
そのビルというのが・・・。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局franceinfoで2018年1月31日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちら。
“アマゾン” の密林か?と思いきや、これが本社ビル。
自然の森を閉じ込めたようなドームが3つ。
中にはオフィスらしきものは見当たらず、会議室もなければパソコンやプリンターもありません。
ドームには世界中から集められた400種類もの植物40,000点が植えられています。
その中を歩き回る社員たち。
しかし、ありました、会議室のようなものが。しかも地上から10メートル上のこんな場所に。何やら鳥の巣のような・・・。
デザインしたのがこの方。
「自然とつながる、というのが発想の原点になっています。これまでの職場という概念から脱出することにしたんです。机やキャビネットもなければ、会議室もありません。会議をするなら歩きながらやればいい」と環境デザイナーのロンさん。
随分斬新な建物を作ったもんです。
こちらは社長のジェフ・ベゾス氏。この新社屋が社員の創造力と能力を高めることになるだろうとおっしゃっているとか。
3つのドームの中、一番大きいのは高さが30メートル。ちょうど11階建てのビルに相当するそうです。
この新社屋、32億ユーロと、計画から工事完成まで7年の歳月を費やしたそうです。
儲かってる会社だけあって、やることが違います。
アマゾングループの社員数は542,000人。一方で非正規雇用者数はその数倍にも及びます。
オハイオ支社では従業員の10%が貧困世帯・・・。
なんだか考えさせられます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私が働いている本屋にあるカップルがやってきた。男性の方が呆然とした様子で周りを見回し、相手の女性にこう言った。『確かに、ここはアマゾンみたいなとこだ。しかも、人間のいるアマゾン』」
VDM(Vie de Merde)より
グリムとメルヘン街道5 [その他の国]
評議員会議長の池坊さん、つけまつ毛がすごいですね。見る度にあの目に釘付け・・・。
つけまつ毛じゃないとしたら、まつ毛カーラーとマスカラを念入りにご使用になってますよ。どうでもいいけど。
さてシリーズの最後は、マリアンヌさんの予告通り、“最後に愛が勝つ” 幸せなお話の世界をさまよってみましょう。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年12月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
「昔々、王様と女王様がいました。二人はいつもこう言っていました。『子供がいたらいいのに・・・』」
願いは聞き届けられ、女の子が生まれます。しかし、このお姫さまは呪いをかけられてしまいます。
メルヘン街道沿いの町サバブルクに、この『眠れる森の美女(いばら姫)』のお城Dornröschenschloß Sababurgがあります(紫印)。
ここでは役者さんがお話の世界へとみなさんを連れて行ってくれます。
「私の運命は生まれた時から決まっていたのです。私の誕生祝いに招待されなかった魔女が呪いをかけたのです」とお姫様。
呪いをかけられた姫は紡ぎ車の錘が指に刺さった途端、深い眠りに落ちてしまいます。
長い年月が過ぎたある日、王子がここを通りかかります。
「老人の話によると、この森の奥に深い眠りについた美しいお姫さまがいるらしい」
不思議なことにお城の周りを取り囲んでいた茨がひとりでに開いて、王子は城の中へ。あとは皆さんご存知の通り。
そこでまたまた登場したのがカッセルの大学教授。グリム童話の専門家です。
グリム兄弟は様々な人々から聞いた民話を本にまとめましたが、その中の一人がこの方マリーさん(Marie Hassenpflug)。
「彼女はてんかんの発作に悩まされていました。そのせいか、自分の話をするのが好きだったのです」と教授。
ということは、お姫様のルーツはマリーさんということ?
こうしてグリム童話のお話をたどっていると、どのお話も特定の場所や人物とつながっていることがよくわかります。
この丘の上のお城Burg Trendelburgも有名なグリム童話の一つと関係しています(こげ茶印)。
この塔を見ればすぐにわかります。長い金髪を三つ編みにした女の子のお話・・・。
「ここを通りかかった若い騎士の耳に、美しい魅力的な声が聞こえました。塔に近づくと、長い髪のラプンツェルを発見。すぐに塔の上に上がるんです」と男性。
現在、このお城はホテルになっています。客室はまるでおとぎ話の世界。
「ご宿泊のお客様は、おとぎの世界を求めておいでになります」と支配人。
新婚さんや家族連れなど宿泊客は様々です。最近はラプンツェルがディズニーのアニメーションになったことで、さらに利用客が増えたそうです。
「ラプンツェルの話は知られていましたが、眠れる森の美女ほどではありませんでした。でも、今では、小さいお子さんたちにねだられて、このホテルを選んでくださったご両親がいるくらい、ラプンツェルは有名になりました」
グリム童話はドイツにとっては欠かすことのできない観光資源になっているようです。
この中世の面影を残す町ポール(Polle)は、シンデレラが生まれた町と言われています(黄印)。観光客向けにこんな寸劇も披露されています。
そして、おとぎ話はいつもこんな風に終わるのでした。
「二人はたくさんの子供たちに恵まれ、いつまでも幸せに暮らしましたとさ」
終わり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、5歳の娘にシンデレラのお話を語って聞かせた。話終わったところで、娘に感想を聞いてみた。すると娘が言った。『何があっても跡を残してはいけません、そうしないとすぐに見つかってしまう』」
VDM(Vie de Merde)より
グリムとメルヘン街道4 [その他の国]
グリム童話シリーズの四回目は、笛ふきと共に町の子供たち全員が姿を消してしまうという、ちょっと不思議な話「ハーメルンの笛ふき男」です。
空想の世界でしか起きないようなお話ですが、大昔、似たような事件が実際に起きていました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年12月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
「昔々、あるところに小さな町がありました。そこにはケチんぼな人たちが住んでいました・・・」
ハーメルンの人たちは、ネズミを追い出してくれた笛ふきに報酬を払いませんでした。
番組に登場した笛ふき、ゾンビみたいで怖いですねえ。この男が、町の子供たち130人を誘拐して、ケチな住人たちに復讐をすることになります。
「かわいそうな子供たちだって?そんなものは聞こえないねえ。あんな小悪魔、どうなるか見てるがいい!」と笛ふき。
なんだか絵本で見た笛ふきとはまるで異なるイメージで、不気味・・・。
ハーメルンの町にはこのお話をテーマにした博物館があります(水色印)。
「ここにグリム童話集の初版本があります。この中に笛ふきの話もあります」と博物館の方。
物語の中では、子供を連れ去ったのは笛ふきのように描かれていますが、本当に犯人は笛ふきだったのでしょうか?
絵本と同じような笛ふきに扮した市の職員のミヒャエルさんが本当のことを教えてくれます。
「通りにならぶ建物の上に文字があります。これは、ある女の子が見たままを証言したのを書き留めたものです。つまり130人の子供がどうやって消えたかがここに書かれてあるのです」とミヒャエルさん。
事件が起きたのは1284年6月26日のことでした。
ミヒャエルさんについて教会へ入ると、笛ふきと子供達を描いたステンドグラスがありました。
「ここにはネズミは描かれていません。ネズミの話は300年ののち、誰かが付け加えたのです」
それならなぜ笛ふきは子供達をさらっていったんでしょう?それを明らかにしてくれるのが郷土の歴史に詳しいゲルノットさんです。
「子供たちが消えたのは歴史的事実です」
丘の上に大きな岩があります。ゲルノットさんによれば、そこには、住民と住民たちが崇拝する異教の神が現れているとか。
これを知ったキリスト教会が喜ぶはずはありません。住民たちを罰するために、子供たちをこの辺りにあった洞窟で皆殺しにしたというわけです。
現場は跡形もなく消えてしまいましたが、“悪魔の台所” と言うその呼び名だけが残っているそうです。
中世の宗教がらみの事件には陰惨なものが多く、こんなことがあってもおかしくないような気もします。
「ここで発掘をして、子供達の骨や笛ふきの楽器を見つければいいだけです。そうすれば、このお話の結末がはっきりします」とゲルノットさん。
しかし、残念ながらこの仮説を有力とみなす人はいないそうです。
ネズミの話は誰かの脚色だったとしても、笛ふきは最初のお話からずっと登場していました。そうなると笛ふきのルーツはなんだったのか?
「ヨーロッパ東部には、この地域にある町と同じ名前の町があちこちにあり、そこにはこの地域に住んでいた人たちと同じ名字の人たちが住んでいるんです。そのことから考えられるのは、若者たちが町を出て移住してたのではないかということです。笛ふきは若者たちに『君たちの前には明るい未来があるんだ。僕と一緒に来ないか?いい生活ができるよ』などと勧誘していたんじゃないでしょうか?」
こちらの仮説を信じたくなりますが、これといった証拠はどこにもありません。
「童話の中に登場する人たちは時にはひどい目にあうこともあります。でも次回は、愛が勝利を収めるお話をしましょう」
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、小学校の科学の授業で子供たちに課題を出した。『食物連鎖の例を一つ上げてごらん』すると返ってきた答えが『狼は子今日、父が人生で最も素晴らしい日だったのは初めての子供ジャンが生まれた時だと言った。ジャンは僕の弟だ・・・」
VDM(Vie de Merde)より
グリムとメルヘン街道3 [その他の国]
新年早々、二つ目の嵐エレアノールがフランス北部を通過していったようです。
エッフェル塔の最上階では風速150メートル/時を観測したとか。地上でもものすごい風が吹いたようです。
そこまでではないものの東京も昨日は冷たい強風が吹き荒れていました。
それはさておき、シリーズの三回目は、普通の子供たちが登場する二つの童話を探求してみましょう。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年12月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
またまたマリアンヌさんのお話で始まります。
「昔々、可愛い女の子がいました。その子に会うと誰もが好きになってしまうのでした。中でも、お祖母さんには特別気に入られていました・・・」
なんのお話かもうお分かりですよね。恐ろしい狼と赤ずきんちゃんのお話です。
その赤ずきんちゃん、実際はこんな感じだったのかもしれません。
ここはドイツのヘッセン州のとあるお宅。お祖母さんのエルガさんがお孫さんにこの地方の民族衣装を着せています。
「ボタンは19個、木製の手作りボタンです。昔は、お金持ちは何枚ものスカートを重ね着させてました」
それはともかくとして、最大の特徴は赤がベースになっていること。
「未婚の女子は赤、既婚の女子は緑です。区別するために色を分けたんです」
『赤ずきん』の赤はここからきているのか・・・。
その赤い頭巾をつけた女の子が森で出会ったのが、生肉を食べる恐ろしい狼。狼が恐怖のシンボルのようになってしまったのには訳があります。
「中世時代、人間が森を切り開いていったために狼の生息地が狭まり、狼たちは人家に姿を表し、人を襲うようになったんです」と動物園の飼育係。
この、女の子が森で恐ろしい狼に出会うというのは一体何を表しているのでしょう?
カッセルの大学の図書館でグリム童話に詳しい教授にお話を聞いてみました。
「狼は赤ずきんに、『さあおいで、一緒にベッドにお入り』と言います。すると赤ずきんは、その肉体を見て驚きます。これは性的なものを表しているんじゃないかと思います。ですから、このお話は、美しい娘たちに警戒を怠るなというための教育的な側面を持っているんです」と教授。
『赤ずきん』には様々なバージョンがあるようですが、私が聞いた『赤ずきん』ではそこまで露骨ではなかったような・・・。しかし、結局は、狼、つまり男には気をつけろ!ということには変わりないですね。
さて、教育的と言えばもう一つ、こんなお話がありました。
森に捨てられた二人の子供が自力で脱出するという『ヘンゼルとグレーテル』。
カッセルにあるお城の公園では、そのお話を再現して楽しむツアーがあるそうです。
「親は子供たちを捨てたかったんです。そして子供たちは家に帰る道がわからなかったんです」と男の子。
「僕が怖いのは、魔女のいるお菓子の家です。魔女はグレーテルにかまどに入れと言ったんです」と別の男の子。
「これは怖い目にあった時、どうしたらいいかを子供たちに教えてくれるお話なんです」と保護者。
ヘンゼルとグレーテルは魔女を退治し、財宝まで手に入れて、無事に家に帰ることができました。
「このお話も、めでたしめでたしで終わりました。でも、必ずしもハッピーエンドのお話ばかりではありません。次はそのお話をしましょう」
13世紀、ハーメルンの町で数十人の子供達が姿を消しました。疑われたのは笛ふき。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、小学校の科学の授業で子供たちに課題を出した。『食物連鎖の例を一つ上げてごらん』すると返ってきた答えが『狼は子供を食べる』だった
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
グリムとメルヘン街道2 [その他の国]
新しいカレンダーになって三日が過ぎようとしています。
昨日は近くの公園まで行って梅の様子を見てきました。二週間ほど前よりもさらに小さな芽がたくさん付いていました。
中には一輪二輪咲いているのもあって、順調に開花に向かって進んでいるようです。
さて、グリム兄弟とメルヘンシリーズの二回目は、その童話の世界を探検してみましょう。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年12月26日に放送)
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「昔々、空から羽のような雪がふわふわ落ちてくる真冬のことでした・・・」
白雪姫の物語はこんな風に始まります。
気になるのは、白雪姫は誰かということ。モデルになった人物が実際にいたんでしょうか?
ここは白雪姫が暮らしているお家。もちろん、あの7人の小人たちも一緒です。
「継母が私を殺そうと猟師を差し向けたのです。そこで私は森に逃げ込み、小人たちの家を見つけたんです」と白雪姫。
このお話によく似た境遇のお姫様がいました。それがマルガレータ・フォン・ヴァルデックです。
マルガレータはバート・ヴィルドゥンゲンという町にあるフリードリヒシュタイン城(Schloss Friedrichstein)(オレンジ印)で暮らしていました。
話は16世紀に遡ります。マルガレータが4歳の時、実の母親が亡くなり、後妻になった継母は娘の面倒を見ようとしませんでした。現代でいえば育児放棄。
「昔の人々は貴族の一家に起きた出来事をあれこれ噂していたんです。で、皆、ちょっとずつ自分流に脚色していった。それが『白雪姫』のお話へとつながったのでしょう」とこの地方の歴史に詳しいエックハルトさん。
マルガレータは21歳の若さで亡くなります。継母に毒を盛られたとか・・・。
バート・ヴィルドゥンゲンから200キロほど北へ行ったところにローア・アム・マインの町にも似た様なお話があります。
こちらは白雪姫城とも呼ばれるローア城(Lohrer Schloss)(黄緑印)。18世紀、このお城にはマリア・ソフィア・マルガレーテ・カタリーナと言うお姫様が暮らしていました。
「彼女が6〜7歳のとき母親が亡くなり、後妻になった妃、つまり継母がこのお城を改築しました」と博物館となったお城の館長さん。
この城には、18世紀の特徴を持つ鏡があります。鏡の額縁には文字が描かれてあり、鏡の前に立つと読むことができたため “話す鏡” とも呼ばれていました。
この鏡の額縁には Amour Propre(自尊心、自惚れ)と書かれてあります。なんだか意味ありげな言葉・・・。
「当時、この地方にはヨーロッパでも数少ない鏡工場がありました。ですから継母はこの鏡を使っていたはずです」
こうなるとどちらが本物の白雪姫なのやら・・・。
先ほど登場してくれたエックハルトさんが興味深い場所へ連れて行ってくれました。
「ここは元銅山だったところです。1561年に作られました」
マルガレータが生きていた頃、ここでは100人ほどの鉱夫が働いていました。その中に背の低い人達がいました。
「このような狭い空間で働いていると人によっては背が伸びなくなってしまうんです。しかも、年を取るのが早かった」
これがあの7人の小人たちにつながるというわけか・・・。
「白雪姫の話はこの地域で始まったと確信しています。話を裏付ける証拠が全て揃ってますからね」とエックハルトさん。
なんだか説得力ありますねえ〜。
しかし、マルガレータは若くしてなくなってしまいますが、白雪姫の方は素敵な王子様に見初められ息を吹き返し、意地悪な継母はいなくなります。
「鏡は継母に 『あなたは美しい。でも白雪姫はその1000倍も美しい』と言いました」と白雪姫。
「継母は嫉妬に狂います。物語の中では、意地悪な人は得することはない、というわけです」とマリアンヌさん。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、娘が一緒に遊ぼうと言う。『私がお姫様で、ママは召使い。食事を作ったり掃除や洗濯やアイロン掛けをするの』それなら実生活そのものじゃない!」
VDM(Vie de Merde)より