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週末はマラガで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はスペインのアンダルシア地方にある都市マラガ(Málaga)を旅します。

 パリからマラガまでは空路の直行便で2時間半ほど。

 では出発!

Spain_Malaga.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年3月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 スペイン南部の地中海の都市マラガは、すっかり春になっていました。もうじき始まる復活祭のバカンスでは、休暇を楽しむ人たちで賑わいそうです。

 街にはマンダリンオレンジの木があちこちに植えられているそうです。手を伸ばせばもぎ取って食べられそうな・・・。

 それはさておき、街にはバロック様式の美しい建物が並んでいます。遠くに見えていたのはマラガ大聖堂(青印)。

 まずは、ここから見える小高い丘に行ってみましょう(赤印)。案内してくれるのがこの方。

 「ここはマラガ砦です。8世紀、イスラム教徒が作った要塞です。当時、欧州でも難攻不落の要塞の一つでした」

 ここはアンダルシア地方の歴史を物語る場所であり、イスラム教文化とキリスト教文化が融合する場所でもあります。

 「イスラム文化にはこのような香りのする植物が重要な役割を果たしています。この生垣は手で触れるように剪定されています」とガイドさん。

 要塞のあちこちに噴水のある庭が設けられています。のんびりと散策したいところですが、そうもいきません。次の観光名所へと向かいましょう。

 ここはメルセ広場(緑印)。こちらの方は巨匠ピカソ。頭がピカピカなのは皆がなでてしまったから。撫でると幸せになるそうです。なぜにピカソのブロンズ像があるかといえば、ピカソがこの街で生まれたからなのです。

 マラガは別名を美術館の街と呼ばれるほど数多くの美術館があります。その中から旅人が選んだのはこちら、マラガ・ポンピドゥーセンター(水色印)。

 「ここに美術館を作るのはチャレンジだったんです。何しろ海の上に作るようなものですから、湿度と気温をコントロールしなくてはならなかったからです」と美術館の方。

 ミロ、マティス、カルダー・・・・そして現代アートならではのこんな作品もあります。缶詰のベッド。なんだかオイルサーデョンの缶詰を思い出してしまいました。そろそろお昼をいただくことにしましょう。

 向かったのは海辺のお店Chiringuito El Cachalote。マラガのスペシャリテ、イワシの塩焼きをいただきます(オレンジ印)

 「ユネスコの世界遺産に登録されている料理の一つです」とお店の方。

 イワシを串に刺して粗塩をまぶしたら炉に差して焼きます。ビールにイワシの塩焼き!たまりませんね。

 さて、お腹がいっぱいになったらそろそろ今晩の宿Salles Hotel Malaga Centroへと向かいましょう(紫印)。今回はいたって普通のホテル。エコノミーの部屋は広いとは言えませんが、十分に気持ち良く泊まれそうです。しかも、屋上にはこんなプールがあります。テラスでは飲み物をいただきながら街の眺めを楽しむことができます。

 翌日は、中央市場にやってきました(こげ茶色)。ここならスペインならではの食品や料理を味わうことができます。しかし、旅人の目を引いたのは市場の建物。この大きなステンドグラスはマラガの職人さんたちの手で作られたものです。

 そんなわけで、ステンドグラスの制作を体験することになりました。こちらはアルベルトさんのアトリエです。アルベルトさんに教わりながらオリジナルのステンドグラスを作ってみましょう。ハンダと電気ごてを使ってくっつけるんですね。難しそうです。でも、わりにきれいな作品ができました。

 「教会に飾ってもらえるかな?」と旅人。

 「教会はちょっと無理かもしれませんが、自分のお部屋には飾れますよ」と先生。

 最後にちょっと変わった場所を訪ねてみましょう。それは植物園(黄緑印)。各国から集められた植物は10,000種類にも及ぶそうです。

 「元は個人の庭だったんです。所有者は新婚旅行で世界中を旅するうちに、世界の植物を集めて庭に植えることを思いついたんです」と関係者の方。

 ここは週末になると結婚式の会場になるそうです。大変な人気で1年前に予約しないとすぐにいっぱいになってしまうそうです。

 さて今回の旅の費用は、飛行機代が110ユーロ、見学料が12.20ユーロ、食事代が14ユーロ、宿泊代が100ユーロ、飲み物が10ユーロ、ステンドグラス体験料が20ユーロで、締めて266.20ユーロ(約33,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、妻の誕生日のプレゼントに、7キロもする高価な生ハムをスペインから取り寄せた。ところが妻は、誕生日を期に、ベジタリアンになってしまった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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