パリを離れる人々 [トピックニュース]
デスクワークが多いため、少し汗をかくくらいの運動をした方がいいだろうと、週3〜4回ほどジムのプールで30分ほど泳いでいます。
梅雨明け早々にも泳ぎましたが、その日はなんとなく水がぬるい感じ。そのまま泳ぎ続けていると、むしろ熱く感じるようになってきた。
掲示板を見ると、水温が31.2℃。ちょっと設定が高すぎやしませんかねえ〜。少なくとももう1℃は下げるべし。
パリの市営プールなどは27℃だそうですぞ。でも、こっちはちょっと低すぎか・・・。
それはそれとして、最近、パリの住まいを引き払って田舎に引っ越していく人たちが増えているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年7月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ある調査によれば、パリの人口は2011年から毎年12,000人ほど減少しているそうです。
この傾向は少なくとも2025年くらいまでは続くとみられています。
その主な理由は、より良い暮らしとストレスのない生活がしたい、さらに手頃な価格で住居が手に入るからというもの。
大都会を離れる人たちの望むことは国が違っても皆同じ。
ではフランスでは引っ越し先としてはどんなところが人気なんでしょう?
まずはパリからそれほど離れていないところ、半径200キロ以内のところに住んで、パリまで往復する人たちがいるそうです。
つまり仕事はパリ、家は田舎という人たちで約20万人ほどいます。半径200キロは通勤圏内なんですかね。
次に多いのが活発な地域、例えばコルシカ島、ペイ・ドゥ・ラ・ロワール地方、オキシタニ(ラングドック=ルシヨンとミディ=ピレネー)地方、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方(オーヴェルニュ地方とローヌ=アルプ地方)です。
これらの地域は人口流入の方が流出を上回っているそうです。
逆にそれほど活発でない地域へ向かう人もいます。それがマルティニーク、ガーデループ、ノルマンディ地方など。
こちらはひたすらのんびり暮らしたいという方々でしょうか?
それでは、パリを離れる人たちとはどんな人たちなんでしょう?
子供のいる家庭、または子供のいない夫婦が一番多いそうです。
ということは、パリとは別の場所で仕事を見つけ、家族とともに新しい生活を始めようと考える人たちや、夫婦二人で老後をのんびり暮らしたいと考える人たちということになりそうです。
面白いことに、一人暮らしの人たちはこの逆で、田舎から都会に移り住む人が多いそうです。
都会の方が一人暮らしには便利ということなのでしょうか?
因みに東京の人口は1997年から23年連続で人口が増加しているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、パリのディズニーランドで警備員を募集していたので面接に行った。結果は不採用。顔が怖くないからダメだそうだ」
VDM(Vie de Merde)より
パラドックス [トピックニュース]
やっと関東地方も梅雨が明けました。
なかなか明けないので、皆、ちょっとイライラっとなってしまってました。
梅雨明けしてひと安心したものの、その代わりにやってきたのが猛暑。今後の気温を予報で確認してみると35〜36℃の数字が並んでます。
まさかこの間のパリのように42.6℃などにはならないでしょうねえ。それだけはご勘弁願います。
それはさておき、昨年、フランスを訪れる観光客の数が、これまでの最高を記録し、フランスは世界で最も観光客の多い国になったそうです。
しかし、不思議なことに肝心要の観光収入は世界一とはいかなかったとか。その理由は・・・。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
2018年、海外からフランスを訪れた観光客の数は8,950万人に達し、世界一となりました。
この日も、たくさんの観光客がエッフェル塔の前で記念撮影をしています。
どの国からいらっしゃったかというと、ニュージーランド、スコットランド、アルゼンチン等々と様々。
フランスを訪れる外国人は年間8,940万人で世界一です。その次はスペインの8,290万人、そして3番目がアメリカの8,000万人となっています。
しかしこれが、観光客がお金を落としていく額となると、フランスは3位に転落。一位はアメリカ、2位はスペイン。
アメリカには大きく水をあけられてしまっていますが、スペインとは僅差。
でもどうして順番が逆転してしまうのでしょう???
どうもフランスは目的地ではなく通過国のようなのです。
「イタリアに行く前に1日だけ観光に来ました」と男性。
「オランダに行く前に4日間だけフランスに滞在する予定です」と家族連れ。
「全部で22日間の旅行ですが、できるだけたくさんの国を回る予定です。フランスは5日間の予定です。そのあとはスペインに行きます」と母と娘。
どうもフランスよりはスペインに長く滞在する人が多そうです。
ある調べによると、フランスに平均で6.7日、スペインには8.7日。2日も違ってます。そうなると使うお金の額も必然的に違ってきます。
そういえば、フランス人自身でさえバカンスは物価の安いスペインやポルトガルに行くなんて言ってましたねえ。
フランスで一番観光客が多いのはパリやコート・ダジュール。しかし、日曜日にお店が閉まっていたのでは収入にはつながりません。
さらに、お金を落としてもらえるような対策を講じる必要があります。
例えば、プロヴァンス地方のラベンダー畑は中国人に大変な人気で、その成功例の一つ。
とは言っても、フランスの方が工夫をした結果ではなく、たまたまラベンダー畑で撮影された番組が中国でヒットしたからという理由のようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、娘の銀行口座がどうなっているか確認してみた。彼女が産まれてから今日まで少しずつ貯金をしていたのだ。現在3歳の娘の口座には、私の口座よりたくさんのお金が入っていた」
VDM(Vie de Merde)より
伝説のホテル [その他の国]
月曜日恒例の節約晩ご飯も放送がなかったのでお休みです。再開は恐らく9月になってからのようです。
さて、昨日は断崖絶壁の上に設置された宿泊施設を紹介しましたが、今日は、トルコのイスタンブールにある豪華ホテルPera Palace Hotel(ペラ・パレス・ホテル)を紹介します。
イスタンブールと言えば、オリエント急行の終着駅。その乗客が宿泊したのがこのホテル。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年7月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
歴史を感じさせるホテルのエントランスとロビー。
このホテルが作られたのは1892年、今から130年近くも前のことです。客室は115室。数多くのセレブが宿泊してきました。
トルコ最大の都市イスタンブール。その中心街の一等地にあるのがペラ・パレス・ホテルです。
ちょっと高齢のこのカップルと一緒に客室にお邪魔してみましょう。一泊400ユーロ(約50,000円)のスイートルーム。オープン当初からほとんど変わっていないとか。
「ここはグレタ・ガルボが使っていた部屋です」と男性。
壁には絵画とともに女優さんの肖像写真も飾ってあります。
ホテルの開業当時、イスタンブールはコンスタンティノープルと呼ばれていました。
このコンスタンティノープルを目指して走っていたのがオリエント急行です。その列車に乗ってきた旅行者を受け入れるためにインスタンブール初の豪華ホテルが作られました。
設計したのはフランス人建築家。当時の先端技術が取り入れられています。その一つがこのエレベーター。
「これはトルコで初めて設置された電動のエレベーターです。欧州ではエッフェル塔に次ぐ2番目のエレベーターです。長い列車の旅でお疲れのお客さまを、できるだけ快適にお部屋にご案内するためのものだったのです」とホテルの広報部長。
オリエント急行の乗客と言えば、裕福な方々ばかり。そのお客様がたにふさわしい工夫を凝らしたインテリアになっています。
オリエンタルな装飾、クラシックな西洋絵画、そしてアールデコ調のドーム。
「当ホテルは欧州からのお客様がほとんどです。そのためオリエントと西洋の技術を織り交ぜて作られているのです」
確かにゴージャズな作りですね。
「東方の文化と西洋の文化が一つになった素晴らしいインテリアです。友人とコーヒーを飲んだり昼食をとったりするのにいいですねえ」と男性。
このホテルを彩っているのは豪華な装飾品だけではありません。数々のセレブたちもその中の一つ。
アメリカの作家ヘミングウェイはホテルのバーでよくカクテルを飲んでいたそうです。
さらに映画監督のヒッチコックは601号室に宿泊していました。
また、イギリスの作家アガサ・クリスティーの宿泊客のリストに名を連ねています。このタイプライターであの「オリエント急行殺人事件」と書いたのでしょうか?
「作家さんの中にはインスピレーションを求めてこのお部屋にお泊りになる方もいます」
その効果のほどは不明。
客室の一つは博物館になっています。ここには、トルコ独立を勝ち取り、共和国の建国に導いたムスタファ・ケマルの肖像がや身の回りの品々が展示されています。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ホテルの駐車場に初日に留めていたのと同じ場所に車を止めようとしたらスペースに入りきらない。車が太ったのかしら????」
VDM(Vie de Merde)より
天空の宿 [フランスのお宿]
日曜日恒例の週末旅は、予想通り以前放送された番組の再放送でした。
場所はどこかと言えば、フランス南部カマルグ地方のサント=マリー=ドゥ=ラ=メール。ジプシーの巡礼祭が行われることで知られています。見逃した方は以前の記事を→こちら。
そんなわけで今日は、昨日のコルシカ島つながり、かつ、旅行つながりで、ちょっと変わった宿を紹介しましょう。
その宿は、昨日紹介した世界で最も美しいビーチのあるロンディナラ湾から25キロほど北上した山の中のロスペダル村にあります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この岩山の断崖の上にあるのがその宿。眺めは良さそうですが、ちょっと怖い。
さらに、ゴンドラ風に吊るしたものもあります。これまたスリル満点。
映像をよく見るとゴンドラは一つではありません。後ろの方にも設置してあるのが見えます。
「いいですか、ここには水道も電気もありません。夜には真っ暗になります」
なるほど、できるだけ自然のまま一夜を過ごすということですね。
それにしても、この宿まではどうやっていくのでしょう?
そりゃ決まってます、自力でよじ登るのです!しかもこの垂直の岩を。頂上までは約15分ほど。
こちらのカップル、早速岩登り開始。これはちょっと体験者でないと厳しいかもしれません。足を踏み外したらまっさかさまに落ちていきそう。
慎重に足を運びながら上がっていきます。そして到着。
こうなると天空に二人っきり。ロマンティックですねえ〜。
一方、吊るしてあったゴンドラの方はわりにアクセスは楽です。それに真っ暗ならどのくらい高いところを歩いているかなんてわかりませんもんね。
こちらもどうやらカップルのようです。自然の音に耳を傾けながら、お互いに向き合う、そんな夜になりそうです。
そして空が白み始めました。皆さん、お目覚めでしょうか?
こちらは天空の宿Cocoon Villageの発案者ジャン=ミッシェルさん。
「7時半になったら様子を見て朝食を運びます」
お客様はテラスで朝食。普通のホテルでは体験できない朝です。
そしてお客様がたがチェックアウトした後は、お部屋のお掃除とベッドメイキングの時間です。
スタッフは慣れた様子で岩山を登り、テキパキと仕事をこなします。
「岩山を登って部屋を片付けたら一旦降りて、お客様を案内して登り、朝には朝食を届けますから1日に3回往復します」
肉体労働とはこのことか・・・。
それにしても断崖の上は絶景ですねえ〜。
宿泊にかかる費用は、シーズンによって異なりますが、一泊200〜350ユーロだそうです。さすがに高いですね。
帰りはジップラインで一気に降りることもできるらしい。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、いつものようにぐっすり寝て朝7時頃に目が覚めた。ぐっすり寝込んでいたようで、夜、うちのニャンが鳩を仕留めて、私のベッドの中に隠しておいたことにも気がつかなかった」
VDM(Vie de Merde)より
最も美しいビーチ [フランスの島々]
台風の直撃で東京の梅雨明け宣言はお預け。がっかりですねえ〜。
今週末は冬の忘れ物を天日干しにして押入れにしまいこんでしまおうと思っていたのに・・・。来週に延期です。
さて今日は、台風など忘れさせてくれそうな世界で最も美しいビーチの一つ、コルシカ島のロンディナラ湾を訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
空から見たロンディナラ湾。
貝の形をしています。ブルーともグリーンともつかない海の色。美しいですねえ〜。しかも湾になっているから穏やかです。
砂浜に降りてみると、家族がのんびり海水浴を楽しんでいました。
毎年夏になると、マリンスポーツを楽しもうと人が集まってきます。
「初めてここに来て以来、ずっとここで海水浴を楽しんでいます。他所へ行こうなんて思いもしませんよ」と家族。
フランスで一番、そして世界のトップテンに数えられるビーチ。
人気のビーチと言えば、人で溢れかえっているのが普通ですが、ここは適度な賑わいを保っています。そこがまたいいところのなのかもしれません。
その評判を聞きつけてか、海外からもやってきます。
「思っていた通り、とにかくきれい。砂浜は広いし、海の水はきれいだしね」とイタリア人。
外国人と言ってもイタリアはすぐそば。飛行機でひとっ飛びで来られますね。
「すごくいいビーチね。海は青いし、小さな貝もいますし。そう、貝といえば、ここ自体が貝の形をしていることで世界中に知られていますもんね」と女性。
よく見ると、ビーチにありがちなお店やらサンベッドのようなものが見当たりません。
自然のままのビーチ。そこがベストテンに入る理由でしょうか?
こちらの方は松の木の下でお昼寝。そしてこちらの方は読書。
もちろんきれいな海を堪能する人たちも大勢います。
魚、獲れるのかな?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ビーチで日光浴をしていると、母親が子供を叱る声が聞こえてきた。『海で泳いじゃだめ!』とか『砂で遊んじゃだめ!』とか言っている。それならなんで子供連れで海に来たんだろう???」
VDM(Vie de Merde)より
猛暑再来 [トピックニュース]
予報通り水曜日あたりからフランスにカニキュール(猛暑・酷暑)がやってきたようです。各地で40℃越え。
パリも同様。いつも人でいっぱいのサクレ・クール寺院は数えるほどの観光客しかいません。
テーマパークの役者さんたちは大丈夫かと気になります。
本日は、猛暑の始まった水曜日の各地の様子を見てみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まずはフランス北東部の都市メス。
カフェのテラス席は空席が目立ちます。
「この暑さでは腰が重くなりますよ」と数少ないお客の一人。
それもそのはず、午後の気温は45℃に達しました!お風呂でさえここまで熱いのには入らない。
子供たちは広場の噴水で水浴。
「あんまり暑いので、水浴びしてるんです」と女の子。
「暑い日はプールで泳いぐのがいいです」と男の子。
地域によってはプールの営業時間を延長するところもあるそうです。
次は中南部の町モンブリゾン。
午後の気温は41.5℃。これまた厳しい暑さです。
日差しを避けるために家々の窓は雨戸で閉じられています。通りを歩く人影もまばら。
こちらの薬局では冷水スプレーが飛ぶように売れているそうです。でも、今日はどうなんでしょう?
「早朝に薬を買いにみえた方がいましたが、午後は客足も途絶えて静かです」
そして首都パリも熱波に見舞われ、猛暑注意報が出されました。
トロカデロ庭園の池は放水されてますね。子供たちも大人も水着姿。池がプールのようになってます。
最後は北部の海辺の町ブレ=デューヌ。
いつもは低めの気温のビーチも、今日は珍しく28℃まで上がりました。
「ここまで暑くなるなんて嬉しいですね。海水浴にちょうどいいですよ」と女性。
とは言うものの異例の暑さに注意報が出されました。水難救助隊の方がビーチをパトロールしています。
「むしろ明日が要注意なんです。そのため避難所を4箇所設置しました。また、15分おきに注意を呼びかけています」
どうも木曜日は40℃近くまで気温が上がると予想されていて、1日早めに子供たちをつれて海水浴に来ている家族が多かったようです。
日本もじわじわと猛暑の夏が近づいていますが、気温40℃の予報はまだ出てないようです。ほっ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、あまりの暑さに息も絶え絶え。リフレッシュしようと冷水スプレーをかけた・・・つもりが、蜘蛛避けスプレーをかけてしまった」
VDM(Vie de Merde)より
暑くても制服 [トピックニュース]
厚い雲が割れて太陽が顔を出すようになりました。これで一安心。
気温が上がったせいかラベンダーの伸び具合が速くなったように感じます。
小さい葉っぱを触った手を嗅いでみると、すでにあのラベンダーの香りがします。秋にはどのくらいに成長してくれるのかなと期待が膨らみます。
さて、晴れた分だけ気温が上がりました。とは言ってもまだ30℃止まり。まだ耐えられます。
一方、フランスは今週半ばあたりからまた熱波に覆われるようです。
しかし、暑いからといってすぐに薄着できないのがこの方々。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まずは街の警備に当たる兵士の皆さん。暑かろうが涼しかろうがこの服装は変えられません。
まさかビーサンに半ズボン+ランニングシャツで、銃を持ってパトロールというわけにはいきません。防弾チョッキは必須。
今のこの制服を着て警備しながら約20キロほど歩くそうです。
「街を歩いていると兵士とすれ違いますが暑そうですね。訓練を受けているから耐えられるんでしょう」と男性。
いくら訓練を受けているとは言っても先日のような酷暑では厳しいですね。
厳しいのはこちらの方々も同様です。格式あるカフェのギャルソン。
白い長袖シャツにベストと蝶ネクタイ。兵士に比べれば軽装ですが、暑いことには変わりはありません。
「6月〜9月まではベストを脱いでも構わないことになってます。今週、暑くなるようだったらまたお店と交渉しますが、今の所は通常のままです」とギャルソン。
「できるだけ自由にしてもらいたいですが、パリのカフェとして品格を保つためには必要なことなんです」と支配人。
そしてさらに厳しいのが、テーマパークでパフォーマンスを披露する役者さんたち。お召しになっているのは中世の戦士の衣装。
「夏は必ず猛暑の日が何日があるんですよ」と役者さん。
パーフォマンスは午後3時に始まります。1日で一番暑い時間帯。気温は38℃に達します。演技の前にはこうして体を冷やしておくそうです。
今回の熱波がどれくらいなのか予想もできませんが、皆さん、熱中症にならないようにお気をつけください。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人から、彼が今すぐ私と別れたがっていることを知らされた。でも、猛暑が終わるのを待っているらしい。何しろうちは冷房が効いてて快適だから」
VDM(Vie de Merde)より
伝説の観光地 後編 [その他の国]
いよいよ明日あたり梅雨明け宣言か?
宣言しようがしまいが晴れてくれればそれで良しなんですが、宣言してくれるとなんとなくスッキリします。
それはともかくとして、伝説の観光地の後編はルーマニア。
ルーマニアで伝説の観光地といえば、ブラン城。『吸血鬼ドラキュラ』に登場するドラキュラ城のモデルになったとされるお城です。
では早速訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年7月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
断崖絶壁の上に作られたブラン城。心惹かれる一方で少々不気味でもあります。
それがこのお城の魅力。毎年大勢の観光客が見学に訪れます。
なんだか賑やかすぎる女性グループですが、中国からスリルを求めてここにやってきました。
「有名なお城でしょう。ドラキュラに会ってみたいわ(笑)」と女性。
世界中から年間100万人ほどが見学にやってくるブラン城。何がお目当かといえば・・・やっぱりドラキュラ伯爵の痕跡。
「ドラキュラと言えば僕らの時代の映画です。怖い映画でしたよ」と男性。
「ドラキュラを探してるのよ。探し続けてもう2時間にもなるわ(笑)」と女性。
ドラキュラはアイルランドの作家ブラム・ストーカーが書いた小説に登場する吸血鬼。モデルとなったのはこの人物、ヴラド・ツェペシュ公です。
このお城には数日しか滞在したことがなかったようですが、囚人を串刺しにしていたと言われる残酷な領主で、恐怖小説にぴったりのキャラ。
「皆さん、この謎に包まれたお城にようこそいらっしゃいました。ここではドラキュラの足音が聞こえてきますよ。でもこれは皆さんを楽しませるための効果音です」とガイドさん。
なるほどね。ちょっとしたお化け屋敷みたいなもんですね。音だけではなく凝った映像も見せてくれるようです。
ドラキュラの経済効果は莫大です。ブラン城には毎年670万ユーロの収入があるそうです。
これに満足することなく、ドラキュラブランドを生かしてさらなる収入アップを狙っているとか。
「個人の夕食会、企業のセミナー、夜の散策、ワインの試飲会、演奏会などにご利用いただけます」と責任者の方。
ドラキュラのお城でコンサートなんて付加価値が付いていいかもしれないですね。
お城の登り口にはお土産店が軒を連ねています。店頭に並んでいるのはどれもみんなドラキュラ。
こちらの男性、商機を求めて2004年にこの土地を購入しました。
「当時ここは何もなかったんです。そこにこのお化け屋敷ができて評判になりました」
お城はお城、お化け屋敷はこっちの方でした。ちょっと怖そうですが中に入ってみましょう。
「この声はチャウシェスクの声をそのまま使っているんです。ここに死骸を埋めてあるのですが死の世界から蘇るという趣向です」
怖いものが次々に登場。そしてこちらがドラキュラ?それともチャウシェスク?
お化け屋敷から出て上を見上げると、ライトアップされたブラン城が姿を現しました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕の働いているテーマパークでハロウィンのお祭りが始まった。僕は悪魔の仮装をして迷路に隠れるとお客が来るのを待った。すると突然、目の前にドラキュラが二人も現れ、向こうもこちらも思わずぎゃあ〜と叫んだ」
VDM(Vie de Merde)より
伝説の観光地 前編 [イタリア]
やっと梅雨明けが見えてきました。もう大雨も霧雨もたくさんです。早くすっきりしゃっきり夏になってくれえ〜。
まだヨチヨチ歩きのわが家のラベンダーも “日差しが欲しい!” とつぶやいております。
それはさておき、今日と明日の2回に分けて、伝説の観光地をご案内します。
本日はイタリアのヴェローナを訪ねます。ヴェローナといえば、あれです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年7月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
街を流れるアディジェ川、美しい塔、ローマ時代の円形競技場もあります。
しかし、この街を世界的な観光地にしたのは、ロミオとジュリエット。ヴェローナを舞台に繰り広げらえる悲恋物語です。
「こちらがジュリエットの家です」とガイドさん。
ここにはジュリエットのブロンズ像もあります。ガイドさん、ジュリエットが毒をあおって仮死状態になる場面を臨場感たっぷりに聞かせてくれます。
観光客も思わず聞き入っています。ちょっとやりすぎじゃないですかねえ〜。
「ええ、そうかもしれません。何しろ街にとっては一番の観光資源ですから。それにセンチメンタルな側面を強調して期待に応えたいというのもあります」とガイドさん。
さらにジュリエットの家には有名なあのバルコニーもあります。現代のロミオとジュリエットが代わる代わる記念写真を撮影していきます。
そしてジュリエットのブロンズ像は、胸に触るとご利益があるとかで、ピカピカです。これまで一体何人の人が触ったんでしょう。
「私は二人がいたと信じてますよ」と男性。
とは言うものの、ここは全て後から作られたものばかり。このバルコニーは1936年にハリウッド映画の撮影のために作られました。
「ジュリエットの家にはバルコニーがなかったので、ヴェローナのお城にあった中世の石棺を、ここにくっつけてたんです」
ええっ、石棺!?みんな石棺で記念写真を撮っていたとは・・・。
家の中をキアラさんが案内してくれます。キアラさんは文学部の教授でシェイクスピアが専門だとか。
「この建物は13世紀頃のもので、カペロ家が営む旅籠だったんです。カペロとキャピュレットが似ていたのでここがジュリエットの家だということになりました」
さらに先生が観光客に人気のもう一つのスポットを案内してくれました。
ここはかつて修道院だった建物の地下礼拝堂。これがジュリエットのお墓だそうです。
「1937年、映画の撮影のために作られたお墓なんです。ヴェローナにあるロミオとジュリエットにまつわる場所はどれも偽物ですから、お墓が偽物でも驚かないですねえ」と先生。
そんなヴェローナには年間100万人の観光客が訪れるそうです。お土産物屋さんにはカップルにまつわるグッズが並んでいます。
記念に買っていく人が大勢いるんでしょうね。シェイクスピア様様ですね。
おや、こちらでは誰かがポストの中から手紙を取り出しています。
この女性、ジュリエット・クラブの会員の方。手紙はヴェローナを訪れた女性たちが恋の悩みを書いてポストに投函したもの。
このクラブではその手紙に返事を書いているのです。フランス語もあれば日本語もあります。
「はじめの頃はちょっと悲しい手紙ばかりでちょっと気が重かったのですが、やっているうちに少しでも元気になっていただけたらいいなと思うようになりました」と会員の一人。
面白い活動があるもんですね。
シェイクスピアのおかげで一大観光地になったヴェローナ。フィクションだとわかっていても、これだけ用意してくれていたら見てみたくなります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、そして毎朝、ベッドと僕は、別れが辛いロミオとジュリエットみたいなもんだ!」
VDM(Vie de Merde)より
縁の下の力持ち [トピックニュース]
月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。
7〜8月はいつもの番組の代わりに、どうも夏の特集番組をやるようです。ひょっとしたら週末旅も去年と同じで再放送になりそうな予感。しかし、来週はまだ大丈夫のようです。
さて日本は、予報によれば今週の半ばあたりから日差しが出て気温もさらに上がるようなので、そろそろ梅雨明けになりそうな・・・そうあって欲しいものです。
昨日、スーパーに行ったら、キュウリがいつもの倍の値段になってました。お米の方は大丈夫なんだろうか?少し心配になってきました。
それはさておき、7月6日に始まった自転車のロードレース、ツール・ド・フランスは、第15ステージまできました。全部で21ステージありますから、もう3分の2を消化しました。
2年ぶりにフランス人選手がマイヨ・ジョーヌを獲得したという嬉しいニュースもあったようです。
総合優勝が誰になるか気になるところですが、今日は、そのロードレースを陰で支える人たちを紹介しましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年7月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
各ステージの出発・到着地点は、ちょっとした村のようです。村といっても、選手たちが走る距離に合わせて毎日移動する村。
ということはつまり、すべての機材もまた移動するということになります。組み立てては解体し、また組み立てては解体しを繰り返すことになります。
このために働く人たちの数は500人あまり。思った以上に多いですね。
ここはトゥルーズのゴール地点です。白いポロシャツを着たステファヌさんは到着地点の責任者。
毎朝一番にすることは、ゴールの位置を決めること。位置を決めたらスプレーで印をつけます。
「予行演習があるわけじゃありません。その時の状況に合わせてセッティングし、臨機応変に対応することになります」
準備は朝の6時から始まります。数時間後には120台のトラック、テレビクルー、そして選手たちが到着します。
ものすごい数のケーブル!
こちらは機材係りのヴィトールさん、24歳。普段は大学生ですが、このロードレースの間だけ働いています。朝食を済ませたら早速仕事に取り掛かります。
毎日こうしてフェンスを運んでは組み立てます。その数50枚ほど。
「一枚の重さが30〜40キロあります。肩や腰、それに腕も痛くなりますが、健康体ですからなんとかなりますよ」
責任者のステファヌさんが最終チェックにやってきました。きちんとセッティングできるまで容赦ない指示を飛ばします。
道路に表示されている様々なラインも毎回こうして描かれているんですね。このラインが不正確では話になりません。
準備が完了した頃には見物客が大勢集まってきました。
ゴール地点には屋台の飲食店もオープンします。エメーさんは今回初めてツール・ド・フランスの店員を務めています。
「出発地のブリュッセルからフランス南部までずっと移動してきました。私はじっとしているより移動する方が好きなのでこの仕事は楽しいです」
そろそろ選手たちが到着する頃です。エメーさんも待ちきれない様子で特等席に陣取っています。
そして責任者のステファヌさんはゴールラインのところで待ち構えていました。ここで何か事故が起きては困ります。
最初の選手たちがゴールしていきました。
「最後の選手がゴールするまではここを離れず見守ります」
無事に最後の選手がゴールするのを見届けたら、片付けの作業が始まります。
この作業、28日の日曜日まで続きます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、車でトラックの後ろを走っていた。トラックはトラクターの後を走っていた。トラクターは自転車の後ろを走っていた。どうりでノロノロ運転」
VDM(Vie de Merde)より