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さくらんぼの村 [フランシュ=コンテ地方]

 今日は7月10日。10日も前から7月なのに、あれえもう7月だっけ?!となってしまいます。

 やけに涼しい日が続いたせいか調子が狂って、昨日はブログは二の次で寝てしまいました。それが功を奏したか、翌日には回復しておりました。

 さて、この時期、スーパーや八百屋さんの店先には、少々お値段高めですが、さくらんぼが並んでいます。

 そしてフランス北東部フランシュ・コンテ地方の村フジュロル(Fougerolles)は、さくらんぼの一大産地。なんと10,000本の桜の木が植わっているそうです。

Paris_Fougerolles.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 青空市場に並ぶさくらんぼ。濃淡に差こそあれ、どれも健康的は色をしてますね!

 「適度の甘みがあって美味しいですよ」と女性客。

 「これなら美味しいクラフティやジャムが作れますね」と別の女性客。

 フジュロルは300年も前からさくらんぼの生産地として名を馳せています。

 だいぶ昔の写真が出てきましたが、大きな桜の木ですね。一本の桜の木に実ったさくらんぼを家族総出で収穫しているのがよくわかります。

 こんなのが一万本もあったら大変ですねえ〜。

 現代の収穫はこんな具合です。あれっ、昔と変わらないですね。カゴを持ってハシゴをかけて人の手で収穫します。ハシゴはこの地独特の形をしています。

 「横木はモミの木、縦木はアカシアの木でできています。どちらの木も地元に生息している木なんですよ」と男性。

 どうやらこのさくらんぼでキルシュを作るようです。キルシュはさくらんぼの蒸留酒。

 桜の木をよく見てみると、ダークチェリーがいっぱい実をつけています。

 「このさくらんぼは、クラフティ向きです」と女性。

 クラフティとはさくらんぼを使った焼き菓子のこと。ではその作り方を教えていただきましょう。

 ボールに、玉子3個を割って入れ、砂糖、小麦粉を加えたら一気にかき混ぜます。ある程度混ざったところで牛乳を少量加えます。

 「液体でもなければ固体でもない、それくらいがちょうどいいんです」

 ここに獲れたてのさくらんぼを投入。結構な量のさくらんぼですね。

 最後に香りづけにキルシュを100ccほど加えたら、型に流し込みオーブンで35分ほどかけて焼きます。

 焼き上がりはこんな感じ。やっぱりおいしそうですねえ〜。

 「さくらんぼは種入りのまま焼きます。そうすればアーモンドのような香りも楽しめますよ」

 種入りかあ〜。

 食べる時は、歯に気をつけて!と司会者の方がおっしゃっていました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、“チェリー・レッド” のヘアカラーで自分で髪を染めてみた。おでことバスタブは確かにチェリー・レッドなのに、髪の色は変わってなかった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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30ユーロで晩ご飯70 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、なんとベトナムにやってきました。チャレンジしてくれるのは、ベトナムに5つのお店を持つフランス人シェフ、ディディエ・コルルさん。

 ディディエさんは30年ほど前にハノイにやってきて、そのまま居ついてしまいました。

 料理の腕は確かなようです。ベトナムの香りのする美味しそうなフランス料理が出てきます。

 ではスタート!

Vietnum_Hanoi.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2019年7月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがディディエさん。ご一緒の女性はベトナム人の奥様です。

 では早速30ユーロ相当のベトナムドンをお渡しして、材料を揃えていただきましょう。

 まずは前菜とデザートに使うハーブを求めて市場にやってきました。

 香菜、ミント、バジルを購入。これが0.75ユーロで残りは29.25ユーロ。

 次は魚屋さんにやってきました。メイン料理に使うのはエビ。生きてるのを4人分購入。これが6ユーロで残りは22.50ユーロ(なんだか計算が違ってます!)。

 さて今度は八百屋さんにやってきました。前菜用に、青パパイヤ、ライム、赤唐辛子を購入。これが0.5ユーロで、残りは22ユーロ。

 さらにデザート用に、マンゴー、アボカド、グレープフルーツ、そしてこの変わった形のフルーツも購入。これが全部で7ユーロ。残りは15ユーロ。

 この15ユーロで、玉子、乳製品、白ワインを購入しました。

 では、シェフの厨房で調理開始!

 まずは前菜から。

 青パパイヤを4分の1に切ったらスライサーで千切りにします。これにライム汁、ピーナッツ、ミントを混ぜたら、ライスペーパーで包みます。アボカドとマンゴーも同じようにライスペーパーで包みます。これで前菜の出来上がり。

 次はメインのエビ料理。ナベにお湯を沸かしてエビを茹でます。火が通ったら冷水に入れしめます。同じナベでカラメルソースを作り、最後にナンプラーを加え、エビにからめます。

 お皿に、ハーブでお米を煮たリゾットとエビを盛り付けたらソースをかけ、ブッシュカンをおろしてふりかけたら出来上がり。

 奇妙な形のブッシュカンは別名 “仏の手” と呼ばれているそうです。お味はどんな感じなんでしょうね。

 デザートは、バナナのクレームブリュレ。作り方は省略!

 フランス料理をベースにベトナムのテイストを加えたエキゾチックな晩ご飯になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、妻に、どうしてスーツケースの中にハーブを刻むためのハサミを入れておくのか聞いた。すると妻が言った。『足の爪を切るのにもちょうどいいからよ』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はムーランで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、フランス中部の町ムーラン(Moulins)を旅します。パリからは列車で3時間弱。

 ココ・シャネルが10代の終わりから6年ほどを過ごしたことで知られるムーラン。どんなところでしょう?

 では出発!

Paris_Moulins.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 アリエ川にかかる橋の向こう川に見えるムーランの町。大聖堂の尖塔が空に向かって伸びています(青印)。

 そして、中世からルネッサンス期に造られた建物が町を形作ってきました。ジャクマール塔のてっぺんには古そうな仕掛け時計があります。

 町の観光は、シャネル足跡を辿ることから始めましょう。18歳でムーランにやってきたココ・シャネルは、ノートルダム女学院に入学します。この時、こちらの礼拝堂で歌を教わっていたそうです。美しく温かみのある礼拝堂ですね。

 「ここはシャネルが歌手としての道をスタートさせた第一歩になります」と観光案内所の方。

 その後、歌手シャネルはココという名前でデビューを飾ります。そして、女学院を卒業した後は、こちらの建物で叔母のアドリアヌと一緒に針仕事をしながら暮らしていました。

 当時のシャネルは町にあるカフェーやバーに足繁く通ったそうです。その中の一つがこのLe Grand Caféです(オレンジ印)。19世紀に建てられたこのカフェに早速入ってみましょう。

 ベルエポックを体現するような美しい内装。こちらの男性は元オーナー。

 「ここは1899年に作られました。ロココ調の内装が素晴らしいですね。この地域では古いビストロの趣を残す唯一の建物になりました」

 さて、ムーランにはコーヒーのお供にぴったりの名物チョコがあります。それを作っているのがこちらのお店Les Palets d’Or(こげ茶印)。チョコの名前がお店の名前になっています。

 そのチョコは、第一次世界大戦前に、ベルナール・セラルディが創り出したそうです。

 作り方は、コーヒーを加えたガナッシュをこんな風に一つずつ絞り出します。次に紙を載せ麺棒で平らにならしていきます。これをブラックチョコでコーティングし、金箔をトッピングしたら完成です。これは食べずにはいられませんねえ〜。

 「う〜ん、中はトロッとしてますねえ」と旅人。

 「ガナッシュが柔らかいんです。そのガナッシュと周りのパリパリっとした感じが対象的でしょう?」とチョコ職人。

 「確かに、中がとろっと周りはカリカリで、とても美味しいです」

 さて次はアリエ川の向こう側にある国立演劇衣装センター(Centre National du Costume de Scène)に行ってみましょう(緑印)。

 「ここは、生で行われる演劇の衣装を展示する施設です。オペラ、バレー、舞台演劇に使われた衣装を展示しています」とセンターの方。

 現在、今年創立350周年を迎えるパリ・オペラ座の衣装が展示されています。センターには、バレーダンサーのルドルフ・ヌレイエフに関するコレクションの常設展示室もあるそうです。

 さてムーランには、19世紀の最新設備を取り入れた一般市民の住宅があります。オーナーの死後に町に寄贈されたため、当時のまま手付かずで保存されているそうです。早速訪ねてみましょう。

 こちらがその邸宅Maison Mantinです(水色印)。見た目は昔ながらの邸宅に見えますが、実は初めて電気が引かれた家だそうです。

 「この家ができた時代はとても面白い時代でした。過去の様式をあれこれ自由に取り入れながらも近代的な作りの家が流行したのです」と関係者の方。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。どうやって行くかというと、カヌーに乗ってアリエ川を下ります。アリエ川はフランスでもまだ手つかずの自然が残っている川として知られています。

 そして、今晩の宿がこちら。ムーランの中心街から約10キロほどのところにあるDomaine des Roses(黄緑印)。お部屋はこんな感じ。素敵ですね。昔の農家の建物を改築して宿泊できるようにしたようです。

 「ここは、静かですからのんびりですますし、疲れを癒してくれますよ」とオーナー。

 牧場には牛、広い庭には様々な国からやってきた鶏たち。こうやって直に触ってみることもできます。

 さて今回の旅の費用は、ココ・シャネルの見学が6ユーロ、チョコレートが11.85ユーロ、カヌーが16ユーロ、演劇衣装センターが7ユーロ、宿泊代が40ユーロ、邸宅見学が8ユーロで、締めて88.85ユーロ(約11,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、チョコチップ入りクッキーを食べていたら、チョコがぽろっと落ちた。すぐにソファーの上に落ちているのを発見。もったいないから拾って食べた。しかし、味がチョコじゃない・・・

VDM(Vie de Merde)より


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シーズン開始! [トピックニュース]

 雄鶏モーリス事件の続報です。裁判所での審議の様子が→こちら

 マスコミの方が大勢押しかけていましたねえ〜。それに雄鶏を連れた支援者の方もたくさん来てました。

 裁判は、まずはそれぞれの言い分を聞くことから始まるようです。コリーヌさんは出廷していましたが、訴えた側の夫婦は出廷せず、その代理人の弁護士が来ていました。

 雄鶏の飼い主たちの言い分は、オレロン島のサン=ピエールは田舎である、よって雄鶏がいるのは当たり前、それに順応すべし。

 一方、夫婦の言い分は、村は都会である、よって雄鶏モーリスは引越すべし。

 因みに、問題のコリーヌさんと雄鶏モーリスが暮らすサン=ピエールの人口を調べると、6,800人ほど。昨日は「村」と言ってしまったのですが、どっちかというと「町」ですかねえ?そして、どうも住宅地は密集しているようです。

 こりゃちょっと判断がつかないですね。裁判官も悩むところか?(笑)

 さて、フランスではバカロレアの合否発表も終わり、学生たちも本格的な夏休みに入ったようです。

 このバカロレア、採点方法に問題があるとして採点者が抗議のストライキを決行したとか。そのため、予定どおり合否発表ができるかどうかでちょっとした混乱があったようです。

 それはともかくとして、7月最初の週末は、バカンスに出発する人たちで混雑しているようです。高速道路も保養地に向かう車が目立ってきました。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 この週末、駅を利用する人たちの数は150万人ほどと予想されています。

 こちらはパリのリヨン駅。大きなスーツケースを引っ張っていく人たちの長い列ができていました。

 一方、車で出かける人たちはどうなんでしょう?

 こちらは、フランスのリヨンからマルセイユをつなぐ高速道路A6とA7。別名 “オトルート・デュ・ソレイユ(太陽の高速道路)” 。

 一見したところバカンスの雰囲気にあらず。いやいや、そんなことはありません。ほら、いました、キャンピングトレーラーを引っ張っていく乗用車。

 さらにパーキングにはこんな家族もいます。

 「なんか楽しいですね。今日は朝の4時半にパリを出発して高速を飛ばしてきました」と男性。

 サービスエリアでは、旅の必需品が並びます。水のボトルは3500本。

 またガソリンスタンドには150,000リットルのガソリンが蓄えられ、57㎞にも及ぶトイレットペーパーも確保。

 さらに、お土産用のお菓子も商品棚に並びます。この地域はヌガーが名物のようです。

 外では、車中で長時間を過ごしてきた人たちを癒してくれるイベントの準備も始まっています。

 車のトランクを見せてもらうと、荷物がぎっしり。

 「大きいバッグは妻のもの。私のは小さいですよ(笑)。水着やら何やらでいっぱいですよ」と男性。

 こちらの方にはバカンスには何をするか聞いてみました。

 「何にもしないですよ。去年も何もしませんでしたよ」と男性。

 何もしないでのんびりするのが休暇というものですよねえ〜。いいですねえ〜、私も早く夏休みになりたい。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、息子とバカンスを過ごしている。息子はまだ11歳だというのに、私よりたくさんガールフレンドからメールをもらっている

VDM(Vie de Merde)より


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雄鶏モーリス [地方の小さなできごと]

 昨日は、予報で “強雨” などと言っていたので長靴で出かけたのですが、結果的にあまり意味がなかったようです。多少の雨はあったもの長靴を履くほどではなかった。

 私の長靴はAigleのバーゲン品ですが、あれを履くとなぜが太ももの筋肉が痛くなる。

 普通の靴と同じ歩き方をするからいけないのか・・・。長靴は長靴にあった歩き方があるのかもしれません。

 でもまあ、筋肉が鍛えられるのならそれはそれで良しとしなくては!ですね。

 さて、フランス西部オレロン島の小さな村に住む一羽の雄鶏が、裁判に訴えられるという前代未聞の出来事が起きてしまいました。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年7月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがその雄鶏のモーリス。歳は4歳、体重は2.5キロ。当然ながら、毎朝、目覚まし時計のように大きな声で鳴きます。

 問題はその鳴き声。モーリスの飼い主コリーヌさんは、2年前から隣人からの苦情と戦ってきました。

 モーリスの鳴き声がうるさいという隣人は、リタイアした高齢のカップル。バカンスを過ごしにこの別荘にやってきます。

 近隣の住人や村人6,700ほどが、モーリスは悪くないと応援してくれますが、カップルはいますぐモーリスをここから追い出すべきといい、ついに裁判所に訴えを起こしました。

 「二人が嫌なのは、毎朝、雄鶏の鳴き声を聞かされることなんです」とコリーヌさん。

 この一件を聞きつけ取り上げたのがニュージーランドのテレビ局。この騒ぎの顛末を放送しました。

 さらに、あのニューヨークタイムズも記事にしました。

 そして、ウェブ上では、モーリスを救うために署名運動まで始まりました。これまでに117,000人あまりの署名を集めたとか。

 審議はロシュフォールの裁判所で7月4日に始まるそうです。

 この日、コリーヌさんを応援するために、雄鶏を飼育している別の飼い主も審議に参加するらしい。

 ニューヨークタイムズの記事を読むと、コリーヌさん、精神的にだいぶ参っているご様子。モーリスも同様で、なんだか鳴かなくなったとか。かわいそうに。

 村長さんはと言えば、動物たちと一緒に暮らすというのがこの地方の伝統的ライフスタイルなのだから、外から来る人はそれを受け入れるべきとおっしゃっているようです。

 確かに、年に2週間ほどの滞在が数回しかないような人たちが苦情を言うというのもちょっとどうかなと思います。

 しかし、どうなんでしょう、毎朝、あの鳴き声を聞かされるとなるとちょっと厳しい・・・。

 この裁判、判決がどうなるのか気になりますねえ。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、うちの雌鳥がもっと玉子を産うように、雄鶏を買ってきて同じ鶏小屋に入れてみた。その結果、雌鳥は雄鶏に夢中になり、雄鶏は雌鳥の姿を見るや否や小屋の隅に隠れた


VDM(Vie de Merde)より


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海水浴の費用 [トピックニュース]

 某天気予報では洗濯指数というのがありまして、それによると昨日の指数はゼロ、部屋干しか乾燥機にしましょう、と出ておりました。

 しかし、外れました。

 朝も午後も短時間ですが日差しが出るときもあって、洗濯物は外に干してしっかり乾いておりました。助かったあ〜。

 とは言うものの、蒸し蒸し加減はかなり高く、今年初めて自宅のエアコンの冷房スイッチを押してしまいました。湿気を取るとだいぶ過ごしやすくなります。

 さて、そんな梅雨などないフランスは、猛暑が去ってやっと普通の夏がやってきました。

 夏といえば海水浴。ビーチに出かける人々も徐々に増えてきました。

 気になるのはレジャーにかかる費用。ビーチで1日過ごすと大体いくらくらいかかるんでしょう?

Paris_Palavas.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはフランス南部の地中海のビーチ。夏の日差しを思い切り楽しむ人々。

 お昼はお弁当持参が多いようですが、そんな時間がないときは、ビーチ付近で営業しているフードトラックでサンドイッチを購入します。

 「今日は例外です。いつもなら出発する前にお弁当を作って持ってきます」と女性。

 「パニーニを買いました。一つ5ユーロ。材料を買ったり作ったりする手間が省けて便利です」と男性。

 となると、お昼の費用は、飲み物をつけて1人7.50ユーロほどになります。

 午後はビーチで過ごす時間が長くなります。そうなると甘いものを口にしたくなるもの。つまりはおやつをつまむことになります。

 「好物の飲みのがあったので何本か買いました。全部で18ユーロ使いました」と男性。

 「ちょっと予算オーバーになりそうですが、甘いものを食べると元気になりますから、やっぱり買って食べてしまいますね」と別の男性。

 このおやつが大体1人4.50ユーロほど。

 「夏のビーチで食べる甘いものといえば昔から揚げパンですよね」と女性。

 そして海で必要なものと言えば、これ。大人も子供もこれがあると便利ですね。

 「ご覧の通り、海の上で静かにこうら干しができます」と男性。

 これがレンタルで15ユーロ。一方。こんな立派なものもあります。こちらは30ユーロするようです。子供たち、楽しそうですね。

 「費用は私、つまり全部おばあちゃん持ち」とお祖母さんらしき女性。

 こうして1日が終わる夕方頃、飲みたくなるのが冷たいカクテル。美味しそう!これが一杯8ユーロ。

 ということは、ビーチで1日過ごすと、合計で35ユーロかかるということになります。

 ただし、車できた場合は、ビーチに一番近い駐車場に車を止めると、1時間1ユーロの駐車料がかかります。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、妻が仕事だったので1人でビーチにやってきた。砂の上に寝転がっていると、カップルがやってきてキスしているのが見えた。顔を見ると、わが妻とその愛人だった [がく~(落胆した顔)]

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ラベンダーの村 [プロヴァンス地方]

 フランスの猛暑は徐々に治まってきたようですが、焼け付くような暑さで木が枯れてしまったブドウ園も少なくなかったようです。

 しかし、どういうわけかボルドー地域ではこの暑さのおかげでブドウの生育が良く、例年にない高品質のワインが期待できるとか。

 今年のワインは地域によって差が出てくるかもしれません。

 さて、某100円ショップで買ってきたラベンダーの種は無事に芽が出て、小さな本葉も出てきて少しずつ成長しています。

 しかし、一人前の株になる迄には1〜2年かかりそう。花が咲くのはいつになることやら・・・。気長に成長を見守るしかなさそうです。

 一方、ラベンダー畑で知られる南仏のヴァランソル(Valensole)では、花が満開を迎えています。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 紫色のラベンダー畑は観光の名所というだけではありません。コマーシャル撮影やオートクチュールのファッションショーが開催されることもあります。

 これだけ花が咲いていたら、きっといい香りも漂っていることでしょう。

 レティシアさんは毎年この季節になると観光客を案内するガイドを務めています。

 「この風景にこの香り。とても感動しました」とアジア系の女性。

 このところアジア系の観光客が増えているそうですが、欧州からもたくさんの人たちがやってくるようになりました。

 「6〜7月が観光のピークです。たくさんの方がこの時期に集中してラベンダーを見物にいらっしゃいます。ヴァランソルの経済にとってはありがたいことです」とレティシアさん。

 こちらが標高600メートル、人口3200人ほどのヴァランソル村。あちこちにラベンダーやラベンダーを使った商品が並んでいます。

 「これは手作りの、本物のフランスの製品ですからお土産に買って帰りますよ」と男性。

 ラベンダーが使われているのは石鹸や香水だけではありません。ご覧の通り、お菓子にも使われています。エクレア、メレンゲ・・・そしてアイスクリームにも。

 「クリーミーでラベンダーの香りがして美味しいですよ。ラベンダーのアイスクリームは初めてですが気に入りました」と女性。

 そのアイスクリーム、生クリーム、砂糖、牛乳、玉子、ラベンダーの花を使って作られています。発明したのはこの方。今では村のスペシャリテになっているそうです。

 どうなのかな、ラベンダーって食べ物に合うのかな?とちょっと疑問ですが、こればっかりは食べてみないことにはわかりません。

 ラベンダーは石灰質の石がごろごろした畑で栽培されています。カラッとした気候の南仏でよく育つようです。

 こちらの会社ではコスメ製品にラベンダーを使っています。直売店には、石鹸、エッセンシャルオイル、シャンプーなどが並んでいます。

 一方、こちらの女性二人は古い原付バイクSolexに乗って、観光客が帰った後のラベンダー畑を散策するそうです。

 わが家のラベンダーもジメジメした梅雨を乗り切って、数年後にはこんな紫色のいい香りのする花を咲かせて欲しいものです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、うちのニャンは、私が香水を使うと、なぜか猫用トイレに駆け込む

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パスタの町 [イタリア]

 わが家では週に2〜3回はパスタを食べますが、お財布に優しいパスタばかりを使っています。そこそこ美味しく食べられます。

 しかし、厳選された良質のパスタというのがあるようで、格段に味も違うようです。

 そんな極上のパスタを生産する町が、ナポリの南にあるそうです。

 大きな町かと思いきや、人口3万人にも満たない小さな町。グラニャーノ(Gragnano)と呼ばれるその町に行ってみましょう。

Italy_Gragnano.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 料理人が一つずつ丁寧にパスタを盛り付けていきます。

 ここはグラニャーノのイタリアンレストラン。地元産のパスタは宝石と同じ。粗末に扱うことはできません。

 このパスタ料理、一皿30ユーロ!

 「これはパッケーロと呼ばれるパスタで、手塩にかけて作られています。ですからこの値段になるんです」

 茹で時間は11分。それ以上、それ以下でもダメ。

 「グラニャーノのパスタは美味しいですよ。お湯に入れるといい香りが漂ってくるんです」とシェフ。

 そのグラニャーノがこちら。アマルフィ海岸に位置しています。6人に1人がパスタ関連の仕事についているという「パスタの町」。

 原料のセモリナ粉はプッリャ州で生産されたもの。パスタは、これにこの町の湧き水を加えて作られます。

 「澄んだ水ですよ。ここから100メートルほどのところに水源があるんです。パスタ作りには欠かせない水です」と男性。

 なるほど、美味しさの鍵はこの水だったというわけです。

 さて、こちらの渓谷では16世紀頃からパスタ用の小麦を挽いていました。

 「同じ材料を使っても、グラニャーノと同じパスタを作ることはできませんよ。作る場所によって必ず味に違いが出るものなんです」と男性。

 500年という長い歴史を持つグラニャーノのパスタ。昔はこんな風に野外で乾燥させていたそうです。それにしても切り揃え方があまりにアバウト!

 「ここの太陽の日差しと海風が麺を乾燥させるのに適しているんです。海風には湿り気がありますから、麺が均等に乾燥するんです」

 とは言っても、現代は全ての作業は屋内で行われます。こちらの工場を見学させてもらいましょう。

 整形されたパスタはこの容器にのせられ、乾燥室に入れられます。

 「気温は60度、湿度は50%に保たれています。乾燥させるのに、短いパスタの場合は24時間、長いパスタの場合は48時間かかります」

 この工場では1日で150箱を生産しています。お値段は500グラムで5ユーロ。一般のパスタの5倍の値段だとか。パッケージにはIGPのマーク。

 製造も機械化されています。面白いですね。次々にパッケーロが上から落ちてきます。単純な形をしていますが、これを機械で作り出すためには試行錯誤があったようです。

 そして、どうやって作ったのかわからないような形のパスタもあります。

 「これはこのブロンズの型で作り出すんです」とリポーター。

 その型を作っているのはこの小さな工房です。こちらで製造された型は全国のパスタ工場で使われているそうです。

 「工場はどこも自分たちならではの形のパスタを作りたがるんです。ですから私たちはパスタ界のスタイリストのようなものなんです」と工房の方。

 パスタのカタログを見せていただくと、なんと66種類もあります。新しいデザインも次々に登場しそうですね。

 皆さん、おいしそうなパスタ料理を召し上がってます。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、同居人は、身体を洗うためよりパスタを茹でるために水をたくさん使う[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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30ユーロで晩ご飯69 [お料理実践編]

 今日から7月。東京はやっと梅雨らしい鬱陶しい天気が始まったばかりですが、それだけに梅雨明けの時期が気になります。

 猛暑はご勘弁ですが、梅雨が延々と続くのもきつい・・・。

 それはさておき、月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのは、映画、TV、舞台にと活躍中の俳優アレクサンドル・ブランスールさん。

 地中海の町セット(Sète)で料理の腕をふるってくれます。

 ではスタート!

Paris_Sete.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2019年6月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがアレクサンドルさん。TF1の毎日夜7時20分から始まるドラマ「Demain nous appartient(明日はわれらのもの)」に出演中。

 この番組、ベルギー、スイス、カナダ、イタリア等々でも放送されているとか。流れているのはテーマソング???

 早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずやってきたのが市場にある魚屋さん。イカとカタクチイワシを購入。これが5.35ユーロで残りは24.65ユーロ。

 次のお買い物の前にファンと写真撮影。有名人となるとあちこちから声がかかります。

 市場を後にして、八百屋さんへ向かいます。途中、アレクサンドルさんのスマホを見せてもらうと、材料が全部リストアップされていました。前もってきちんと計画を立てていたようです。

 そりゃそうですよね。ぶっつけ本番というわけにはいきません。そんなことをしているうちに八百屋さんに到着。

 「あんまり予算がないんだけど、地元産のグリーンアスパラをお願いします!」とアレクサンドルさん。

 さらに、ワケギ、ニンニク、青唐辛子、パクチーも追加。デザート用に、あんず、イチジク、サクランボ、モモ、レモンも購入。野菜と果物で合計12.15ユーロ。残りは12.50ユーロ。

 次はお肉屋さんへ。サーロインを一切れ購入。400グラムを切るくらいで8.70ユーロ。残りは3.80ユーロ。

 お買い物はこれで終了ですから、予算内で首尾よく収まりました。調理は撮影所の中にあるスタッフ用の食堂の厨房をお借りしてスタート。

 まずは前菜から。

 玉ねぎのようなワケギとパクチーを刻んでおきます。次にサーロインを焼きます。なんといっても焼き時間が重要。きちんと図ります。裏表1分ずつ。焼きあがったら一口大にスライスして冷まします。お肉をお皿に盛り付けたら、刻んだワケギをパクチーをたっぷりのせます。これで完成。

 次はメイン料理。付け合わせのグリーンアスパラは、オリーブ油を垂らしてオーブンで焼きます。イカとカタクチイワシは小麦粉をまぶし、油で炒めます。

 そんなことをしていると、ドラマの共演者で主役の女優さんがやってきました。

 ご挨拶を済ませたら、調理に集中。炒めたイカとカタクリイワシの上に、ニンニクと一緒に炒めたワケギとパクチーを乗せたら完成です。

 最後はデザート。

 全部の果物を適度のサイズに切ったらまぜまぜして、レモン汁とバニラ入り砂糖を振りかけます。そして、最後に食堂のレモン・シャーベットを添えて出来上がり。

 どれも美味しそう!しかも簡単に作れます。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、地獄のような猛暑の中、渋滞に巻き込まれた。滝のような汗、口の中はカラカラ。目の前には一台の大きなトラック。そこにはペンキで広告が描かれていた。アイスクリームとシャーベットの盛り合わせ・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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