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ミモザ 2020 [トピックニュース]

 年末年始の休みに入った頃、買い物のついでに公園の梅の様子を見てみたところ、小さな花の蕾のタマゴのようなものがあちこちの枝についていました。

 そして三が日明けの日曜日には、そのタマゴがほんの少し大きくなっていたように見えました。

 今月末にはいよいよ梅の花が咲き始めます。

 一方、この時期に南仏で咲くのがミモザ。こちらの方はすでに咲き始めているようです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2020年1月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 青い空にパッと咲いたミモザの黄色が心を軽やかにしてくれます。

 この数日であっという間にこれだけのミモザが咲いたそうです。

 いつもより2週間ほど早い開花です。それに合わせて、こちらの農園では収穫を早めたそうです。

 「大きな花だけを収穫します。小さいのは来年までこのままにしておきます」とブノワさん。

 毎年、ベルナールさんの農園を取材するのかと思っていたら、今年はブノワさんの農園のようです。

 咲くのは早かったミモザですが、花の数は少ないらしい。売り上げはあまり期待できませんが、ブノワさん、収穫作業は楽しんでいるようです。

 「太陽が輝いて空は青空、こんないいお天気の日に働けるなんて幸せですよ」

 収穫されたミモザはこちらの作業場に運ばれ選別されます。そして商品になるように花を整えたらブーケにします。

 これが市場の花屋さんの店頭に並べられます。ここはニースの市場。南仏の黄色い花は一番人気だそうです。

 「この時期になると祖母がよく家に飾ってましたよ」と高齢の女性。

 「お花の色が太陽みたいでしょう。すごく素敵です」と別の女性。

 「家に飾っておくとミモザの香りでいっぱいになるの。バカンス気分だわ」

 こちらのお花やさんではこんなオリジナルのブーケを作って販売しています。ゴージャスですねえ〜。

 南仏の町を見下ろす丘の上に咲くミモザ。この風景は3月まで続くそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、美容院で髪をブロンドに染めた。すると弟が私を見て言った。『ひゃあ、真っ黄色だぁ〜。お姉ちゃんの歯と同じ!』・・・[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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ローストチキン [フランスのグルメ]

 お正月の三日に鎌倉まで行って、あまりの人の多さに這々の体で引き返してきたのですが、単に引き返すだけというのも癪だったので、江ノ電に乗り、終点の藤沢まで行って小田急線で帰ってきました。

 鎌倉の駅からすでに満員で、海を眺めながらのんびり電車に揺られてこようという目論見も大外れ。

 世知辛い世の中になったもんです。というより、あそこが観光地だということをすっかり忘れていた我が方に問題があったのかもしれません。

 さて、本日も食べ物の話が続きます。

 フランスでご馳走の定番といえばローストチキン。フランス語ならプレ・ロティ(poulet rôti)。

 市場やスーパーに行くと、必ずチキンがくるくる回りながらこんがり焼けるところをいつでも見ることができます。

 最近は健康志向から牛肉よりも鶏肉の消費量の方が多いとか。フランスの皆さんがどれだけ食べているのかちょっと見てみましょう。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2020年1月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ローストチキンと言えば、おばあちゃんが作ってくれるというのが一般的でした。

 日曜日には家族揃って鶏肉を食べるというのがその始まり。16世紀後半、フランス国王だったアンリ4世がそんな習慣の生みの親だと言われています。

 おばあちゃんがローストチキンを切り分けてくれるのをじっと見つめる三人のお孫さんたち。それぞれ好きな部位があるようですが、人気なのはやっぱりもも肉。美味しそうですねえ。

 鶏一羽を家族全員が分け合って食べるというのもいいですね。

 フランスでは年間15億羽もの鶏が食べられているそうです。ローストチキンのお店を出せば潰れることはなさそうな・・・。

 ジェロームさんはとある商社の幹部でしたが、勤めを辞めてローストチキンの商売を始めました。フードトラックでローストして、その場で消費者に販売します。

 「匂いに誘われちゃうんですよ。お腹も空いていないのに、お店に行って匂いを嗅ぐと食べたくなる(笑)」と女性客。

 確かに、匂いは人を惹きつけます。

 ジェロームさんのようにフードトラックで売る人たちは大勢いるそうです。そのため、売り上げを維持するためには差別化も必要だとか。

 「8種類のローストチキンを売っています。フランスに昔からあるものばかりです」とジェロームさん。

 お値段はといえば、平均で12〜17ユーロ。ただ、鶏がどこのものかによって違ってくるそうです。

 一番安いはスーパーのローストチキン。

 そうかと思えば、ミシュランで三ツ星に輝くシェフが作るローストチキンもあります。

 こちらはパリのモンマルトルにあるビストロLe Coq Rico

 「鶏なら宗教に関係なく誰でも食べられますよ」とシェフ。

 ここではまず鶏をブイヨンで茹でてからローストします。鶏はシェフのお祖父さんが育てたそうです。1時間ほどしてできたのがこれ。

 星付きローストチキン、深い味いが楽しめそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、スーパーでレジを担当している。レジでじっと座っている手がかじかんでくるけど、お客さんがローストチキンを買っていくと指先があったまる〜[いい気分(温泉)]

VDM(Vie de Merde)より


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ガレット・デ・ロワ2020 [フランスのお菓子]

 月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズは放送がなかったのでお休みです。

 年末年始の長い休暇も終わり、今日から仕事始めの方がほとんどかと思います。

 家でゴロゴロして美味しいものを食べていた時間が忘れられないと気落ちしている方、ご安心ください。美味しいものを食べる日はまだあります。それが今日。

 とは言ってもフランスのお話。でも最近、日本でも浸透してきてます。

 1月6日の月曜日は、公現祭と呼ばれるカトリックのお祝いの日。12月25日に生まれたイエス・キリストに会いにやってきた東方の三博士をお祝いする日です。

 お祝いといえばたいてい美味しいものがくっついてきますが、公現祭に食べるお菓子がガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2020年1月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 お菓子屋さんのショーウィンドウに並ぶガレット・デ・ロワ。

 日本でもお馴染みになってきました。フランス人にとっては新年を迎えると食べるおいしいお菓子になっているそうです。

 「フランスはグルメの国ですからねえ。ガレットも必ず食べますよ」と女性客。

 美味しいガレット・デ・ロワを作るのに一番重要なのは生地。

 これが良くないと美味しいとは言えません。特にバターの良し悪しで生地の良し悪しも決まるそうです。

 パイ生地は伸ばしては折りたたみ、折りたたんでは伸ばすという作業があるので大変ですね。でもこれをやらないといい生地にはなりません。

 そして中にはさむフランジパーヌと呼ばれるアーモンドクリームをたっぷり使うことも大事です。

 さらに、フェーヴを入れる場所も侮れません。

 「この位置に置かないとナイフを入れた時に引っかかってしまいます」

 このフェーヴが入っているおかげか、このお菓子の人気は右肩上がり。

 「フェーヴが当たった当たらなかったと、子供たちは大騒ぎですよ」と男性客。

 こちらのお店では、ブリオッシュ生地のガレット・デ・ロワも人気だそうです。

 子供たちは別として、大人にも人気なのには理由があります。

 「フランジパーヌが中に入っているから美味しいのよ」と女性。

 「フランジパーヌが入っているガレットが大好物なんですよ」と男性。

 「1月末まで売ってますよ。だからずっと食べられます」と高齢の男性。

 大好物だと言っていた男性、待ちきれなくて食べながら帰って行きました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ママが一人で全部ガレット・デ・ロワを食べてしまった。但し、僕の分だけ少し残してくれた。で、結局、ママは5連続続けてフェーヴを当てることができなかった」

VDM(Vie de Merde)より


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干し梨 [サントル・ロワール地方]

 日曜日恒例の週末旅はまたまた以前の番組の再放送だったのでお休みです。

 8月も再放送が多かったですが、みんなが休暇に入る時期は新しい番組を制作できないのかもしれません。

 働き方改革?じゃなくて、労働者が勝ち取った有給休暇で、フランスとはそういう国。

 それはともかくとして、あっという間に三ヶ日が終わってしまいました。ご馳走三昧だった方々も多かったでしょうね。

 さて冬のちょっと贅沢なお茶のお供が干し柿ですが、それにそっくりの食べ物がフランスにもありました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2020年1月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 これがその食べ物。果物を干したものですが、残念ながら柿ではありません。洋梨です。

 あの洋梨を干して食べる?その通り。干して食べるそうです。

 最後の仕上げは木製の器具で平らにすること。平らにすると干し柿みたいに見えてしまいますねえ。

 この干し梨、11世紀頃から作られているそうです。

 「当時は手で平らにしました。19世紀になって大量生産するようになり、この道具が発明されました」と女性。

 この時期、こちらの農家では15トンの梨を乾燥させるそうです。

 19世紀、リヴァレンには貨物列車で大量の梨が運ばれてきたそうです。その多くがパリの富裕層に食べられていましたが、一方で、遠洋漁業に出る漁師たちにも食料として食べられていたそうです。

 もちろん生のままでは長い船旅には持っていけません。こうして乾燥させて持って行ったそうです。

 「乾燥させてはいますが、果物としては変わりありません。ですからビタミンの補給になったんです」

 梨の皮をむいたら、古いかまどに火のついた薪を入れ400〜500℃くらいまでに温度を上げます。

 その後、火のついた薪を全部取り出し、代わりに皮をむいた梨を入れます。

 しかし、あまり温度が高いと、ピュレになってしまうので気をつけなくてはなりません。徐々に温度を下げながら、水分だけを蒸発させていきます。ここが一番難しい作業です。

 最後に扉を取り付けますが、水蒸気が外に流れ出るように隙間を作っておきます。

 「翌日になったら梨をひっくり返して4〜5日ほど放置します」

 この干し梨は、ご馳走としてレストランのメニューにも並びます。

 すごい色になってますが、どうやら赤ワインで煮たようです。

 「味が凝縮されているので様々な料理に合いますよ。例えば、テリーヌやジビエ料理の付け合わせなど、前菜からデザートまで使うことができます」とシェフ。

 どんなお味なのか気になります。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、湿った靴下を乾かそうと、うちの人がオーブンのスイッチを入れ中に靴下を放り込んだ。で、そのことをすっかり忘れてしまい、靴下がメラメラと燃え始めた・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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小さな村の英国人 [ノルマンディー地方]

 昨日はちょっと鎌倉まで行ってこようという話になり、行ってきました。

 これがまたものすごい人で、駅に着いた途端、失敗したなと悟りつつも、とにかく行く予定だったお店まで行ってみた。

 想像通りお店の前には長い列ができ、小町通りは身動きできないくらいの混みよう。これではでどうにもならないと、なんとか少し人の少ない通りに出て、別のお店でお昼を食べてそそくさと帰宅。

 単に人混みに自ら飛び込みに行っただけという結果に終わりました(涙)。

 ただ、往復の電車の中で、雪をかぶった白い富士山が見えて、小さな幸せを感じたのでした。

 しかし、来年以降は、お正月は家でジッとしていることになりそうです(汗)。

 それはさておき、英国のEU離脱期限が今月末に迫っていますが、フランスの小さな村でこんな不具合が起きているそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2020年1月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 小さな村ゲルクサル(Guerquesalles)は、こんなのんびりした田園の中にあります。

 普通のフランスの小さな村のように見えますが、ここでは英国人と仏人が手に手を携えて暮らしているとか。

 「英国がEUを離脱すると、村にとっては大きな損失になってしまいます。何しろ住民の中に数多くの英国人がいるからです」と村長さん。

 こちらはティムさん。80年代の終わり、ノルマンディの魅力に取り付かれ奥様と一緒にこの村に移住してきました。

 そしてこの方、どうやら村議会の議員を務めているらしい。EU離脱となれば、議員を辞めなくてはなりません。しかも、もう二度と議員に任命されることはありません。

 「EU離脱なんて残念でなりません。ここで暮らして36年、人生の半分を過ごしてるんですよ。それに18年も議員を務めてきました」とティムさん。

 「あの人にはこの状態を受け入れることはできないんですよ。36年も住んでおきながらEU離脱でこんなことになるなんて馬鹿げてます」と奥様。

 村の人口は200人ほど。村人たちはティムさんを急に議会から追い出すなんてできないと言います。

 「ティムさんは私たちフランス人の一員なんです。英国が離脱さえしなければ、ずっと議員としてここで暮らしていけるのにねえ」と村人。

 しかし、離脱が決定的となった今、ティムさんはフランス国籍の取得申請をしたところだそうです。

 フランスに帰化して仕舞えば、今の生活をそのまま続けることができます。

 一口に離脱といっても、いろんなところで問題が出てくるもんですねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、4歳の娘と当てっこゲームをした。『イギリス人は何を飲んでる?ママが大好きな飲み物なんだけど・・・当ててごらん』というと娘が言った。『ああ、お酒!』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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続・大晦日のフランス [ミディ=ピレネー地方]

 去年BS1で放送された「語り尽くせ!ラグビー快進撃の秘密」は面白かったですねえ。

 日本代表の田村選手と中村選手が、五郎丸さんと糸井重里さんを相手に、ワールドカップでの試合のことやその裏話などしてくださって楽しかったです。

 聞いていて一つ分かったことは、決勝で勝つためには選手層をもっと厚くしないとダメだということ。

 交代で休んで英気を養う選手がいないと、全試合をフルパワーで戦うのは難しいですもんね。

 4年後にはそんなチームがワンチームで活躍することを心から願っています。

 さて、昨日はパリでのカウントダウンの映像を紹介しましたが、そんなことをしている時間に、こんなことをしている人たちもいました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2020年1月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここはピレネー山脈に近いフランス南部の小さな村ヴェイラ(Veilla)。

 大晦日の夜、毎年の伝統に従って村人たちが松明を手にぶどう園へと向かいます。中には観光客も混じっているとか。

 「村の住人が一つになって行われる行事なんです」と女性。

 村人の中には桶のようなものを抱えて歩いている人たちもいます。

 ぶどう園に着いたらハサミを取り出しぶどうを収穫します。

 ここのぶどう園では、もう30年も前から大晦日に、収穫とワインの仕込みを行っているそうです。

 この時期のぶどうは半分凍っているそうです。

 「この時期までこのままですから大量の糖分を蓄えているんです」と女性。

 なんだかしわしわで元気がなさそうに見えるぶどうですが、口にしてみると・・・とても甘いらしい。

 「確かに、甘いですね。それに美味しい」と男性。

 ただ、今年は収穫量が少なめ。天候不順のせいでしょうか?

 収穫が終わると、ワインの試飲タイム。ワイン樽をテーブル代わりにして、グラスにそのワインが注がれます。

 黄金色をしてますね。甘みのある柔らかい味のワインです。

 毎年3,000本ほどが販売されるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、結婚式を挙げた。伝統に従って、招待客が出口のところでお米を投げた。その途端、夫がお米を喉に詰まらせ窒息しそうになった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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価格とイメージの打破 [フランスのワイン]

 パリのカウントダウンの様子です。


 華やかですねえ〜。それにしてもシャンゼリゼ通りの人の数がものすごい。新年のお祝いにストライキなんて関係ないみたいです。

 丸一日が過ぎて、すべての地域が2020年の到来を祝ったことになります。

 さて、その祝いの席によく飲まれるのがシャンパン。世界中で年間3億本のシャンパンが販売されています。

 ものすごい数ですが、なんと本国のフランスでは売り上げは下がりつつあるそうです。

 値段が上がったことや高級そうなイメージが消費者を遠ざけている原因。打開策はあるのか?

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月31日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 これこれ、シャンパンと言えばこのタワー。そして、スポーツの表彰式や結婚式などでも必ず登場します。

 とは言え、国内の売り上げは伸び悩み。それを打開するために、新しいブランドを立ちげるべく生産者と企業が協力し始めました。

 まずはこんなアプリを開発しました。スマホでボトルをスキャンすると、なんとボトルが話し始めました。この飲み物の詳しい情報を教えてくれます。

 これまでのようなやり方では売り上げは伸びない、もっと違った方法を考えようというわけです。

 そのせいもあってか、このブランドのシャンパンの95%が国内で販売されているそうです。

 製造過程で他のシャンパンと違うのは、砂糖の量を減らしていること。そして、こんなボックスセットを21ユーロで販売しています。

 シャンパンと言えばフルートと呼ばれるグラスがつきものですが、これはマグレブ地域でお茶を飲むときに使うグラスです。

 これなら気取らずに気楽にシャンパンを飲むことができそうです。

 そして、協同組合もこれまでのシャンパンの飲み方を変えるために、サンドイッチやピッツァ、さらにはチュロスと一緒に飲んでも美味しいシャンパンを紹介し始めました。

 そしてこちらの蔵元では、巨大な金属のタンクではなく、素焼きの壷でシャンパンを熟成させているそうです。

 こちらの方がより自然に近い形で、時間をかけてゆっくりと熟成するとか。

 イタリアの安いスパークリングワインに侵食されたマーケットを取り戻すために努力が続けられているようです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、シャンパンを持って夫婦二人で義理の両親の家を訪ねた。もちろん、嬉しいことがあったからだ。家に着くや否や義母が言った。『あらいやだ、まさか私がおばあちゃんになるなんて言いに来たんじゃないでしょうね?』ううう・・・お母さん、その通りよ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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大晦日のフランス [アルザス地方]

 思いの外慌ただしかった大晦日と入れ違いに新しい歳がやってきました。

 新年明けましておめでとうございます。今年もマイペースで一年を過ごしていきたいと思っています。

 さて、欧州は日本よりも8時間遅れで新年を迎えます。ちょうど日本が新年を迎えた頃、大晦日の準備に忙しいフランスの様子を紹介しましょう。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月31日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここはストラスブールのパン屋さん兼お菓子屋さん。お店の前の歩道に長い列ができています。

 寒い中、順番待ちで買い物にやってきたお客さまがたに、お店からコーヒーのサービスがありました。

 「いつもこのお店で買っているので、並ぶのは苦になりませんよ。むしろ一人じゃないという感じで楽しいですよ」と女性。

 「クリスマスに次ぐ二回目のお祝いなので思い切り贅沢をして、残りの一年は節約ですかね」と男性。

 お店にとっても大晦日は大切な一日です。

 「40件ほど予約も入りました。皆さん、順に品物を取りにいらっしゃいます」とお店の方。

 毎年、閉店ギリギリまで買い物客が絶えません。

 一方、こちらは仕出し屋さん。人気なのは鶏肉料理だそうです。

 自宅で料理を作る時間がなかった人たちがここの料理を買って帰るそうです。

 「いつもは特に何もしないんですが、このお店を見つけたので少しいつもと違う夕食にしようと思ったんです」と男性。

 「最後の日のギリギリまでお客様が見えて買い物されていきます」とお店の方。

 おお、この方、すごい量の料理を買い込んで行かれました。パーティーでもするんでしょうか?

 0時少し前からカウンドダウンが始まって、賑やかになりそうですね。

 そんなパーティーに備えて、美容院で髪を整える人たちもいます。

 「せっかくの時期ですから少しきれいにしておこうと思ったんです」と女性客。

 「この時期はヘアカットやらブロウやら、シンプルに整髪にお見えになる方が多いですよ」とお店の方。

 皆さん、新年を迎えるのにキチンとしておきたいんでしょうね。フランスでは年末の大掃除みたいなのはないんでしょうかね?

 因みに、フランスが新年を迎えるのは日本時間の1月1日午前8時。


******* フランス人のつぶやき *******

「大晦日の今日、目を傷めて片目が開けられなくなった。新年を迎えた時の写真を見たら、一緒にいた友達全員がウィンクをして写っていた [わーい(嬉しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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