幸運のヤドリギ [トピックニュース]
東京の元日は朝から快晴で、今年は良いことが待っているような予感さえした。
今年こそは世界のどこでも普通の生活ができるようになって欲しい。
さて本日は、幸運をもたらすヤドリギのお話です。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年12月31日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
オリヴィエさんは樅の木の栽培農家さん。この日は樅の木ではなくヤドリギを収穫しています。
「こいつは良いねえ。この中で一番美しいよ」
このヤドリギ、ガリア時代から永遠の命の象徴と考えられてきました。そのため、フランスでは元旦の夜にヤドリギを飾る習慣があります。
「ヤドリギは悪霊を追い払い、運を呼んでくれるんだ。病気だって直してくれるさ」とオリヴィエさん。
1時間ほどの収穫作業で50束のヤドリギが出来上がりました。これから市場で販売されます。
こちらは大晦日の市場。ヤドリギを買っていく人たちがいました。
「31日の0時を回ったらヤドリギの下でキスすると良いらしいので、僕たちもそうしますよ」と男性。
「こういうのは初めてなんですけど、昔からの言い伝えなのでやってみることにしました」と女性。
幸運を運んできてくれるんならやらない手はないですね。それにちょっと楽しそうです。
一方こちらは熟年夫婦。
「初めて孫に会いに娘のところに行くんですよ。だからヤドリギを持っていこうかと思ったんです」
白い実のようなのが真珠みたいでキレイですね。お花の代わりにもなりそうだし、幸せのシンボルならますますプレゼントにうってつけです。
この地域の4箇所の市場で一週間あたり合計で250束のヤドリギが販売されたそうです。
オリヴィエさんは樅の木とヤドリギで年末は大忙しですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、家族でパリ観光を楽しんだ。二人の子どもたちにとっては初めてのパリ。『何が一番面白かった?エッフェル塔?博物館?美術館?』と私。『ううん、地下鉄と鳩!』と子どもたち。幸せってこんなもの・・・」
VDM(Vie de Merde)より