8月のパリ [パリ]
台風10号の動きが気になります。
今のところほとんど動いてないようですが、そのうち北上するらしい。場合によってはお盆に関東を直撃なんてことになりそうな・・・。
陸地から離れた太平洋上を北東に抜けてくれると助かるのですがねえ〜。
さて今日は、台風とは無関係の、8月のパリの様子を紹介しましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
夏のバカンスで静けさを取り戻したパリ。
流れている歌はシャルル・アズナブールの歌う「8月のパリ(Paris au mois d’août)」。
9月になって、8月のパリで燃え上がった恋を切なく回想する歌。
夏の恋が生まれた8月のパリとはどんな感じなのでしょう?
それらしきカップルが小さなカフェのテラスでくつろいでいます。この通りにいるのは二人だけ・・・。
別の通りで出会ったのは二人のパリジェンヌ。
「いつもは視線を落として、地面を見ながら歩くんですが、夏は空を見上げますね」
こちらはモンマルトル界隈にあるダゲール通り(rue Daguerre)。
かれこれ10年ちょっと前まで、私も何度もこの通りを歩きました。
いろんなお店が並んでいて楽しい通りです。有名なアコーデオン屋さんもこの通りにあります。
そんなダゲール通りのカフェで一休みされているカップルがいました。ブルターニュ地方からパリにやってきたそうです。
「久しぶりにパリに来たんですが、静かですね。散策するのに最適ですよ」と男性。
この通りにある小さな市場は、いつもなら人で溢れているのですが、8月はこの状態。
そしてこちらは開店中のお花屋さん。
「みんなバカンスに行ってしまったんですよ、私を除いてね。そちらも同じでバカンスじゃないですね(笑)」
さらに、8月のパリをよくご存知の方がこちらの方。タクシーの運転手さんです。
「この辺りの道路はいつも渋滞してるんですが、この通りスイスイ走れます。8月はいつもこんな具合ですよ」
そして観光客もセーヌの岸辺で静かなパリをじっくり味わっているようです。
こちらのご家族はイタリアからやってきました。
「さっき気がついたんですが、ほとんど車が走ってないですね。素晴らしいことです。パリは8月に来るのが一番良さそうですね」と女性。
こちらの岸辺では仲の良さそうなカップルが一組。
” 地上には僕たち二人だけ。8月のパリ〜” と、アズナブールが歌ってました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、記録的な事件が起きた。8月2日、自動暖房器が突然動き出した!」
VDM(Vie de Merde)より
もうブドウの収穫?! [フランスのワイン]
フランスのカニキュールは2〜3日で終わりましたが、日本のカニキュールは一週間以上続いて、しつこいですねえ〜。
この暑さ、ほとほと嫌になりました。
それにしても、来年の東京五輪は大丈夫なんだろうか?
それはさておき、フランスでは早くもブドウの収穫とワインの仕込みが始まった地域があります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはスペインとの国境に近い地中海沿岸の町。
確かに、ぶどうの収穫が始まってました。ミュスカ種(マスカット種)のぶどうで白ワインになります。
「これだけ収穫できると嬉しいもんですよ。どれもつやつやしてきれいでしょう。文句のつけようがないですね」と男性。
幸いここは干ばつの被害もヒョウの被害にも合わなかったようです。
ぶどうの収穫は朝7時から始まりました。作業員は約10名。大変な仕事ですね。見るたびにいつもそう思います。
今は10名ほどで仕事をしていますが、一週間以内にこれが30名ほどに増えるそうです。
ちょうどいい糖度に熟したところでさっと収穫して仕込みを終えてしまわなくてはなりません。
「猛暑がありましたのでぶどうの成長が早まったため、我々の作業も前倒しになりました」とぶどう園の方。
収穫されたぶどうはここちらの機械で潰され、果汁がこの大きなタンクに貯蔵されます。
まだ単なるブドウジュースですが、これからタンク内で変化が始まります。
「発酵が始まり、それを樽に移して熟成させ、そして初めてワインとして出荷することになります。あのジュースがワインになるんですから魔法のようです」と女性。
こちらのブドウ畑は全部で250ヘクタールもあるそうです。
数種類のブドウを栽培しているようですが、こちらのブドウはまだ一週間ほど待ってから収穫されることになるそうです。
ブドウの種類によってそれぞれ理想的な収穫時期があるようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、一週間続いた猛暑がやっと終わった。しかし、その間、太陽の当たらない場所を歩く癖がついて、今日も日陰を求めて歩いていた。真夜中だというのに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
夏のサンドイッチ [フランスの郷土料理]
先日、ジムのプールに入ると、いつもより涼しい。さてはと思い掲示板を見ると、やはり1℃水温が下がっておりました。
それでも30.5℃とかそんな感じ。もうあと1℃下げていただきたいですねえ。そうすると泳ぎやすくなる。
猛暑の続く毎日なのに、生ぬるいプールにはあまり入りたくないのでして・・・。
それはさておき、夏になると必ず登場するのが南仏ニースの名物サンドイッチ。その名もパン・バーニャ。
どれも同じかと思いきや、作るお店によってちょっとずつ具が違っているようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのパン・バーニャ。ニース伝統のサンドイッチです。
蓋を取ってみると、季節の野菜がたっぷり入っています。
エヴリーヌさんはレストランで作るパン・バーニャのために、毎朝、市場で野菜を仕入れてくるそうです。
今日は、材料と作り方をエヴリーヌさんに教えていただきましょう。
「パン・バーニャは、基本的にサラダ・ニソワズをパンに挟んだものなんです。玉子以外の具はどれも生のままで火は通しません」
まずはパンを二つに切って、中身を取って具を詰めやすくします。
身を取り出すとは、ちょっと衝撃的。かなり大胆に取り出してましたよね。
身を取り出したら、そこにニンニクを塗り、オリーブ油をたっぷり染み込ませます。
具は、まずはトマトをのせます。その上にツナ、ラディッシュ、ピーマン、わけぎ、アーティチョーク、バジル、オリーブ、アンチョビ、ゆで玉子の順に載せていき、最後にまたたっぷりのオリーブ油をかけて蓋をしたら出来上がりです。
おいしそうですねえ。パクッと食べたい!
「これは元々は漁師が、朝食べていたものなんです」とエヴリーヌさん。
それが今はお昼に食べるサンドイッチになったというわけです。
「他のパン・バーニャとちょっと違ってますが、ここのは本物ですよ」と女性。
「これは外で食べるのにちょうどいいんですよ」と男性。
皆さん、ベンチに腰掛け海を見ながらほおばっています。これがニースのお昼の風景?
それにしても気になるのは、パンの身。取り除かれたあの身は一体どうなるのやら・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、自分の部屋から出てヨガ用のマットレスを探して家の中をうろついていたのに、なぜがパンとチョコを持って部屋に戻ってきた」
VDM(Vie de Merde)より
小エビの殻むき大会 [トピックニュース]
フランキー・ザパタ、不屈の精神で再チャレンジ。みごとフライボードに乗り22分で英仏海峡を渡りきりました。その映像に興味のある方は→こちら。
フランス側を出発して、一度、燃料補給のために海上の船に立ち寄り、再度、飛び上がりイギリスのドーヴァーに向かいます。
前回はこの時の操作ミスで海に落ちてしまったようです。
今回は無事ドーヴァーに辿り着きました。しかも、着陸台にソフトランディング。
飛んでいる時の時速は170キロだったそうです。どんな乗り心地なのか想像もつきません。
ま、とにかく成功してよかったです。
さて、昨日はムール貝でしたが、今日は小エビの話題です。
フランス北部の海辺の町ルフランクーック(Leffrinckoucke)では、毎年夏になると、小エビの殻むき大会が開催されます。
今年の夏も、たくさんの挑戦者を迎えて開催されたそうです。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
今年で15回目になるこの大会、獲れたての新鮮な小エビの殻を10分間で一番多くむいた人が優勝です。
小エビですからねえ〜、指先が器用じゃないと難しいかも。
今から8年前にもこの大会の模様をブログでお伝えしましたが、その頃に比べると随分とカラフルになったようです。
水色のTシャツに黄色い帽子。世界各国から挑戦者が集まるワールドカップですもんね。ユニフォームも揃えて楽しく、しかも真剣にやりたいですね。
「小さい頃から母が作ってくれた小エビ料理を食べてたんです。今日は母の誕生日をお祝いするつもりで出場しました」と女性。
「みんな知り合いばかりで和気藹々。でも勝負事ですからねえ、ちょと緊張するわ(笑)」と別の女性。
挑戦者はひたすら静かに殻をむき、応援団はちょっと興奮気味。
今年は120名のアスリート(?)が参加。
一番の注目選手がこの方、ニコルさん。何しろ10連覇と言う偉業を成し遂げた方なんです。その秘密は毎日の訓練。静かにひたすら殻むきに集中。調子は上々のようです。
そして試合当日を迎えました。ニコルさん、今年はリベンジを誓いました。というのも、去年はベルギーから参加したカティーさんに王座を奪われてしまったのです。
いよいよ10分間の勝負が始まりました。
結果は・・・ニコルさん、残念ながら王座を奪い返すことはできませんでした。
「私は2位でも嬉しいことに変わりないわ」とニコルさん。
でもやっぱりちょっと悔しいんじゃないかな。来年もまた挑戦するそうです。
そう言えば、ニコルさんとカティさんの二人は、背中に名前のプリントされた青いポロシャツを着てました。
チャンピオンだけが着られる青いポロシャツのようです。なんだかツール・ド・フランスのマイヨー・ジョーヌみたいですねえ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、同僚の教師が、小エビは足が6本あるから昆虫だ!と言い張っている」
VDM(Vie de Merde)より
ムール貝をいただきます [ブルターニュ地方]
昨日のスイスの観光列車、あのあたりに行く機会があったら、ぜひとも乗ってみたくなりました。
終点で一泊して、またレマン湖に戻り、そのあとはフランス側の湖畔の温泉地でのんびりする、なんていいですよねえ〜。
さて、月曜日恒例の節約晩ご飯も、8月一杯はお休みです。
節約晩ご飯はお休みですが、その代わり山の幸や海の幸を使った料理を紹介するスペシャル番組をやっています。今日はそれを紹介することにしました。
今回は海の幸ムール貝の料理。フランスでは年間74,000トンのムール貝が食べられているそうです。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
テーマソングは節約晩ご飯と同じでも、中身がちょっと違ってます。
それはさておき、朝日が昇る頃、漁に出た船が港に戻ってきました。ムール貝の養殖業者の船です。
漁に出たのは日の出前のことでした。漁と言っても、養殖場で育ったムール貝を引き上げるだけ。
ムール貝はブショと呼ばれる杭のようなものに張り付いて育ちます。ちょうどいいくらいに成長したところを引き上げて収穫します。
どうも潮の満ち引きの関係で、日の出前に引き上げるのがいいらしい。
今朝は約2トンのムール貝を収穫しました。杭に群がっているムール貝をごっそり引き剝がしたら洗浄し、港に戻ります。
港に戻ったら荷下ろしかと思いきや、そのままトラクターのようなものに繋がれ、レストランの前を堂々と通りながら作業場へと向かっていきます。
まさか船ごと運んでいくとは・・・。
作業場で収穫したムール貝を選り分けたら、直接消費者に販売するそうです。
洗浄してあるので、このまま持ち帰ったら火を通して大丈夫。お値段は1キロあたり4ユーロ。
ムール貝料理を出しているこちらのレストランで簡単なつくり方を教えていただきましょう。
玉ねぎ、ネギ、セロリを刻んでおきます。鍋に白ワインを注ぎ、刻んだ野菜を入れてコショウを振りムール貝を加えたら蒸し焼きにします。
塩は入れないそうです。海の幸にすでに塩味が付いているため不要だそうです。
数分すると火が通って完成です。蓋つきの鍋に入れられお客様のテーブルに運ばれます。
私もこうやってムール貝を何度も食べました。でも、初めてこの鍋を見たときは少々驚きました。こんなに食べられない!しかも、山盛りのフライドポテト付き。
しかし、実際に食べてみるとちょうどいいくらいの量です。殻付きだからかさばるだけでした。
「フライドポテト付きのムール貝はバカンスの代名詞です」と女性客。
お値段の方は最低で10ユーロ。フライドポテトもちゃんと付いているそうです。
おまけに、この美しい夕日というプレゼントまで付いています。
夏のバカンスもいよいよ後半戦です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、海にやってきた。ビーチで凧揚げをしている人と見ながら妹に言った。『あの凧が一つ欲しいねえ〜』すると妹が言った。『お兄ちゃん、それもう持ってるじゃん。お兄ちゃんの頭がタコ』」
VDM(Vie de Merde)より
スイス観光列車の旅 [スイス]
日曜日恒例の週末旅は、8月一杯はお休みです。
そんなわけで、今日は、風光明媚なスイスの観光列車に乗ってみることにしましょう。
列車は、レマン湖のスイス側湖畔にあるモントルー(Montreux)(下記地図の青印)を出発して、スキー場のあるグシュタード(Gstaad)(赤印)へと向かいます。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがその観光列車。何やらレトロな感じ・・.。
それもそのはず、ベルエポック時代に走っていた列車を再現してあります。
窓の外にはレマン湖とアルプスの山並み、そして丘の斜面に作られたブドウ畑も見えてきます。
期待通りの風景が目の前に広がります。
この観光列車の出発地がここモントルー。近代的な建物が並んでます。
乗客の中にアジア系の方々がいらっしゃいますが、台湾からの方々だそうです。賑やかですね!
レマン湖を後にして列車は山の中へと入っていきます。スイスの山といえば、この山小屋。小さい頃、こんな山小屋に憧れたもんです。
ここはロシニエール村(Rossinière)。この村にはアルプスで一番大きな山小屋があります。
確かに大きいですね。屋根を見なかったらビルみたい。
「7階建ですからね。これだけの山小屋はなかなか建てられないですよ。この地域の権威を見せつけたかったんでしょう」と男性。
建物の壁には1734の数字。この年に作られようです。この地域がチーズの製造と販売で繁栄した時代のことでした。
装飾も素晴らしいですね。中を見せて欲しかった!無情にも列車は先を急ぎます。
ちなみにこの山小屋、2001年に亡くなった画家のバルテュスのものだったらしい。現在はバルテュス財団の本部として使われているようです。
次に列車が止まったのはこちらのレストランのある駅。駅を降りてすぐにいい匂いがしてきます。どうやらレストランから漂ってくるようです。
行ってみると、チーズ作りを実演しているところでした。レティヴァ(L’Etivaz)を呼ばれるチーズで、この地域で数百年も前から作り続けられているそうです。
「この辺りは昔からの伝統が守られているんです。多くの若者がこの職業を継承してくれてます」とオーナー。
実演を見物した後は、そのチーズをいただく番です。テーブルには土鍋が・・・。夏でもチーズフォンデュを食べるらしい。
「年がら年中食べてますよ(笑)」と男性。
この辺りは猛暑とは無縁?なんだか涼しそうに見えます。
さらに20キロほど走ると終点のグシュタードに到着。冬のリゾート地で知られていますが、酪農も盛んです。
牛、チーズ、山小屋はスイスのシンボル。
そしてこの観光列車は、そのスイスをぎゅっとひとまとめにして味わえる列車なのでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、お店にスニーカーを買いに行った。試着してみると、何かつま先にゴロゴロするものがある。取り出してみると、かじりかけの固くなったチーズだった」
VDM(Vie de Merde)より
コルニション [メイド・イン・フランス]
昨日、世界フライドポテトデーにちなんで訪ねたベルギーの町トゥルネ。今年の2月にもこの町をブログで取り上げていました。
近くのエスコー川にかかる古い橋が船の航行の邪魔になるとかで壊すことになったのですが、断固反対!と住民運動が起きて、一体これからどうなるの?というようなお話でした。
で、結局、8月2日の朝、解体が始まってしまいました。その時の様子が→こちら。
中世の趣をたたえた美しい橋だったのですが、近代的な橋に生まれ変わるようです。
古いものが姿を消していくかと思えば、一度消えたものを再生させる人たちもいます。
フランスでコルニション(cornichon)と言えば、小型のキュウリを酢漬けにしたものが有名ですが、この小形のキュウリ、ほとんどが輸入物だったようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ださい。(フランスのTV局TF1で2019年7月31日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
重なり合った葉っぱをかき分けると、小さなキュウリが顔を出します。これがコルニション。
あの猛暑のおかげで成長が著しく、それに合わせて収穫も急がなくてはなりません。いつもの3倍の収穫量。
こちらの男性、コルニションの収穫歴は20年以上。なんと1日で150キロを摘み取るそうです。
水色のTシャツを着た方がオーナーのオリヴィエさんです。2016年からコルニションの栽培を始めました。
この地域では1990年代に栽培する農家がいなくなって以来のことでした。
「30年前に両親が畑で栽培していたのを見ていました。だからもう一度やってみたかったんです」とオリヴィエさん。
6ヘクタールほどの畑から、今年は70トンのコルニションの収穫が期待できるとか。
大きいものも小さなものもすべて出荷できるため、利益率は悪くありません。
機械でサイズでより分けたら、すべて加工会社におろすことになっています。
オリヴィエさんのような農家は現在12軒あるそうです。
「これからどんどん成長が期待出来る農業なんです」と女性。
オリヴィエさんのコルニションは畑から数キロのところにある加工工場に買い取られ瓶詰めの酢漬けになります。
フランス産のものは現在のところ市場の2%あまりと多くはありません。しかも、輸入物の酢漬けに比べると1ユーロほど高いそうです。
しかし質が良くて美味しいとなれば、市場に食い込むチャンスは十分にあるような気がします。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、子供みたいにスーパーのショッピングカートに乗って走り回ってみたくなった。その代償は、コルニションの瓶詰め30個になって返ってきた 」
VDM(Vie de Merde)より
世界フライドポテトデー [ベルギー]
地下鉄銀座線の渋谷駅はホーム移設工事の真っ最中ですが、だいぶ形になってきました。
ホームの屋根はもう出来上がりかと思わせるくらいになってます。
今年2月の時点→こちら。今は、この屋根の下なら雨に濡れないで済むなあというくらいの完成度。
昼間は作業ができないので、夜間に工事してるんでしょうね。ご苦労様です。
さて、昨日の8月1日は、世界フライドポテトデーだったそうです。知らなかったあ〜。
今やフライドポテトと言えばベルギー。フランス人も、そもそも発祥の地はフランスだ!とがんばってはいるのですが、アピール力はベルギーの方が上。
ではその現地へのり込んでみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ださい。(フランスのTV局TF1で2019年8月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ベルギー製のフライドポテトを手に、ベルギー人に食べてもらいました。皆さん、どんな反応なんでしょう?
「う〜ん、美味しいわ」と女性。
それにつられて男性も味見。
「カリカリっとして中はホクホク。美味しいねえ。本物のベルギーのフライドポテトだよ」
ベルギー人とフライドポテトは切っても切れない関係。一世帯あたり年間16キロのフライドポテトを召し上がるそうです。
「フライドポテトなしにベルギー人は生きていけませんよ」と男性。
「頻繁に食べてます。冷凍物じゃなく本当に生から揚げたものでなくちゃダメよ」と女性。
「コーン型の袋に入っていると気軽にどこででも食べたれるじゃない。そこがいいところなのよ」と年配の女性。
8月1日は、インターナショナル・フライドポテトデー。でも町はそれほどお祭り騒ぎというわけではなさそうな・・・。
専門店にお邪魔してみました。
リュシアナさんはこの道40年のベテランです。美味しく揚げるコツは2つ。質の良い牛脂を使うことと二度揚げすること。
「生のポテトを半分ほど揚げたところでいったん油から引き上げ休ませます。それからこちらの油でもう一度揚げます。二度揚げするとカリカリになります」
それにしても油がすごいですね。噴水みたいに吹き上がってます。ちょっと怖い。
それにしてもおいしそうなフライドポテト。
折しも、今日8月2日は、世界ビールデー。知らなかったあ!なんだ今日はビールデーか。しかもワールドワイドで金曜日。
この暑さでは冷た〜く冷やしたビールの消費量が増えそうですね。それと同時にポテトの消費量も上がりそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、フライドポテトパーティの日。ジャガイモを揚げようとしたら油が足りない。すると弟が言った。『水を足したらちょうどいいんじゃない』・・・」
VDM(Vie de Merde)より
二重国籍のシーソー [トピックニュース]
月が変わりました。今日から8月。
先日、偶然見つけた動物写真家岩合さんのサイトで、、パソコン用の壁紙カレンダーを無料で配信していたので、ついついダウンロードして職場のパソコンに使っています。
もちろん可愛い猫ちゃんたちの写真です。8月は→こちら。
仕事の合間に時々眺めては癒されています。
さて、梅雨が明けた途端、暑い、暑い、暑い夏が始まってしまいました(涙)。
これからが本格的な夏だというのに、もう夏は結構、早いとこ秋になってくれ!と言いたくなるほどの暑さ。
エアコンなしではとても生きていけそうもありません。
エアコンをつけてボケた頭をなんとか正常に戻しつつネットをさまよっていたら、こんなビデオを見つけました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局FranceinfoとAFPの共同で2019年7月30日に配信)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
二人の子供がシーソーで遊んでいます。不思議なことに真ん中に柵のようなものがあります。
実はこれ、メキシコとアメリカの国境に作られた壁。
ということは、こちら側はメキシコ、あちら側はアメリカということになります。上空から見ると、それがさらにはっきりを分かります。
ピンク色のシーソーは全部で3台設置されています。どれも人気で、子供たちだけでなく大人も楽しんでいるとか。
設置されたのは先月の28日。カリフォルニアにある大学の建築科の教授2人の発案で実現しました。
もちろん、トランプ大統領が壁を完成させようとしていることへの反対の意思表示。
「我々は建築家なんです。だから作ったんですよ。もちろん自分たちの思うところを即行動に移したという側面もあります。あちらとこちらが一つになって、遊んでおしゃべりをして、楽しい時間を共有して欲しいと思ったんです」と教授。
このプロジェクト、もう10年も前から2人の間では話が進んでいたそうです。
ということは、トランプさんがあれこれ言いだす前のお話ですねえ〜。アメリカとメキシコの国境の問題はだいぶ前からありますもんね。
「シーソーに乗ってこちら側で何かすると、必ずあちら側にも何かが起きます。それは政治にも同じことが言えます。アメリカで何かあれば、必ずメキシコにも影響が出ます」
これはちょっと面白いですね。近くに住んでたら、私も行って遊んでるかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、2時間半も税関で止められた。なにしろ、12キロもの生ハムを持って国境を越えてしまったからだ」
VDM(Vie de Merde)より