30ユーロで晩ご飯75 [お料理実践編]
アイルランド戦の再放送、見ました。普通に互角に戦って勝ったということがよくわかりました。
アナウンサーが「奇跡とは言わせない!」と絶叫してましたが、その通り。勝つべくして勝ったのでした。
次はサモア戦ですね。にわかラグビーファンの私は、勝って兜の緒を締めよ!と自分に言い聞かせたのでした(笑)。
それはさておき、月曜日は恒例の節約晩ご飯。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは、お料理ブロガーのヴァレリーさん。ちょうど旬のブドウを使った料理を披露してくれるようです。
ではスタート。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年9月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
様々な品種のブドウが並ぶ市場。
ヴァレリーさんとはここで待ち合わせです。いつものように30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
全部にブドウが入っている料理って珍しいですね。それに難しそう。工夫が必要です。
とりあえずメインの料理が決まったのでお肉屋さんで豚のフィレ肉を購入。ついでに玉子も一緒に買って、合計で8.39ユーロ。残りは21.61ユーロ。
次はブドウを求めて八百屋さんに向かいます。甘いのから酸っぱいものまで10種類ほどのブドウが店頭に並んでいます。
ソース用、サラダ用、デザート用で種類の異なるブドウを3種類購入しました。これが4.99ユーロで残りは16.62ユーロ。
次はアーモンドを購入。本当は粉が良かったのですが、なかったので実を買って自力で粉にすることにしました。
さらに地元産のリンゴ、チコリ(フランスではアンディヴという)も購入。
これが全部で4.43ユーロで残りは12.19ユーロ。因みにチコリは前菜のサラダに使う予定です。
そして、ソース用に白ワインを購入。食事中に飲むワインとしても使えます。これが6.50ユーロで残りは5.69ユーロ。
最後に、サラダ用にロクフォールチーズを買うことにしました。青カビの羊のチーズです。味のアクセントになりそう。これが4.50ユーロ。
これを払ってもまだ1.19ユーロが残りました。で、玉ねぎ2個を購入。辛味などの刺激の少ない、セヴェンヌ産のAOP付き玉ねぎです。これが0.50ユーロで最後の最後に残ったのは0.69ユーロでした。
では調理の開始!
まずはデザートのブドウのグラタン。
バター、砂糖、玉子、パウダー状のアーモンドをミキサーにかけ、ブドウと一緒に器に入れます。これを20分間オーブンで焼きます。
次はメイン料理。
まずはソース作り。ブドウをジューサーにかけたら茶こしで濾します。これに丸のままのブドウと生クリームと白ワインを加えてコトコト煮込みます。
その間に、スライスした豚のフィレ肉を玉ねぎと一緒にフライパンで焼きます。これをお皿に盛り付け、焼いたリンゴを付け合わせに添えます。最後にソースをかけたら出来上がり。
最後は前菜。
1〜2センチ幅に切ったチコリの上にブドウを乗せ、ロクフォールチーズを適量散らしたら出来上がり。
ブドウを使った料理、どんなお味なのか気になります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、職場の同僚から、歯にサラダの残りが挟まっていると言われた。サラダを食べたのはいつだっけ・・・あっ、二日前のことだった」
VDM(Vie de Merde)より
レモン一切れ60円! [トピックニュース]
ラグビー日本代表、またまた大金星!やったあ〜〜〜。
とは言っても、故あって、生の試合を見たのは最初の15分くらい。
こりゃ負けるなと思いつつ出かけて、帰宅したらなんと勝ってるではありませんか。今日の再放送が待ち遠しい。
いくらなんでも今日の朝6時は無理。夜の7時からじっくり見るぞ。
それにしてもダブルタックルすごいですね。あれじゃあアイルランドも前に進めません。
さてさて、日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。来週は大丈夫そうです。
本日は、パリでのこんなお話です。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年9月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ことの発端はこのツイート。なにやら飲食店のレシートのようなものが出ています。
あの炭酸水ペリエが5.50ユーロ、そしてその下に、レモンの一切れが0.50ユーロ。
どうやらカフェでペリエを注文し、さらにレモンを入れてもらったら0.50ユーロが加算されてしまったということのようです。
0.50ユーロと言えば約60円ほど。あの、レモンの一切れが60円!ひどい、ぼられてる、これって問題じゃない?となったわけです。
「ちょっと受け入れがたいけど、まあ、仕方がないんじゃない?」と女性。
「カフェに入って、『ペリエをお願いします。あ、レモンも付けてね』というと追加料金となるわけですよ」と男性。
「レモン一切れがこれだけ高いと、こんなお店には行きたくないわね」と女性。
「エッフェル塔が近くなればなるほど、値段はどんどん上がっていきますよ。中心街から離れると普通の値段に戻ります」と観光客。
約120グラムで2ユーロのレモンを6〜7切れに切ったとすると、一切れが0.50ユーロはやはり高すぎます。普通の値段の10倍ほど。
しかし、これは違法とは言えないらしい。
というのも、1986年からフランスでは自由に価格をつけていいことになっているため、法に抵触することはありません。
ただし、お店のメニューに表示しなくてはならないそうです。
確かに、このお店のメニューにはしっかり明記されています。ミルクも足すと同じように0.50ユーロが加算されるようです。
最近は飛行機に乗っても座席を指定すると有料、お店のカードを作る時も有料なんてことが多くなっているそうですから、レモン一切れ追加料金になっても致し方なしということでしょうかね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、スーパーでレジ係をしている。レジには長蛇の列。手早く済ませようと緑色のビンのパックを通して、女の子に身分証明書を出すように言った。なにしろアルコールは確認しないといけない。女の子はお店を一回りして父親を連れて戻ってきた。すると父親が言った。『あんたねえ、これペリエでしょ』あれえ〜」
VDM(Vie de Merde)より
ドガ展 [トピックニュース]
昨日の朝、通勤時に渋谷のハチ公を上から見てみたところ、ユニフォームは跡形もなく消えていて普通の犬に戻ってました。残念!
開幕の日の1日だけの余興だったのかもしれません。
さて、パリ観光の名所オルセー美術館では、9月24日から来年の1月19日までドガ展が開催されるそうです。
バレエダンサーの絵で知られていますが、そのドガの作品を少し研究してみましょう。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年9月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
動いているドガの姿を捉えた貴重な映像です。
1915年に撮影されたもので、ドガが亡くなる2年前のことでした。
そしてこちらが、1874年に発表された、踊り子を描いた作品です。踊り子たちの自然な動きが生き生きと描かれています。
ドガはどうしてこんな絵を描くことができたのか?
音楽やバレーが好きだったドガは若い頃から劇場に通っていたそうです。その劇場が火災で焼けてしまった後は、パリ・オペラ座に通うようになります。
全体にグレーがかった色彩のこの絵は、舞台稽古の様子を描いたもの。
あちらの踊り子たちはちょうど演技の真っ最中。こちらの踊り子たちは出番を待っているようです。
そして舞台袖のところには、椅子にまたがり演技をじっと見つめる男性が・・・。
そう言われると、前もって計算された構図で描かれていることがわかってきます。
ドガは短時間でこの絵を仕上げたわけではありません。その前に様々なデッサンを描いています。
このデッサンは絵の中の背中を向けている踊り子と同じです。
「絵を描いてはしばらく放っておくことがよくありました。続きを描くのに数年間かかったものもあります。ですから、彼の絵画をよく見ると、絵の具が何回も上塗りされたところがあるのに気づかされます」とドガの専門家。
それならもう少し詳しくこの絵を見てみましょう。
確かに、こちらの踊り子たちの足の位置を変えた跡が残っています。
さらに、チュチュの丈を短くしたこともわかります。
また舞台袖にはもう一人の男が描かれていたようです。なんだか心霊写真のようですね。
しかし、この男性がきちんと描かれているもう一つの絵が存在していました。
それが「舞台のバレエ稽古」という作品です。
展覧会「Degas at the Opera」ではドガの作品を楽しむと同時に、19世紀のオペラ座の雰囲気も味わうことができるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、4歳になる娘を初めてバレエ教室に連れて行った。うまく踊れない娘のために、身振り手振りで必死で教えた結果、ママの初バレエ体験レッスンとなってしまったのだった」
VDM(Vie de Merde)より
食卓のブドウ [フランスのグルメ]
渋谷のハチ公は、今、ラグビー日本代表のユニフォームを着てるようです。
毎朝、ハチ公が見下ろせる通路を歩いているのに全く気がつきませんでした。
明日、本当に着てるかどうか確かめてみます。でも、忘れそうだなあ〜。
ところで、この赤白のユニフォームは普通に購入できるようですが、いくらくらいするんでしょう?
公式レプリカでスポンサー名が入っているのは10,584円、入っていないのは11,664円。中には粗品付きなんてのがありますが、粗品ってなんでしょ?気になるなあ。
さて、ワイン用のブドウの収穫が続いているフランスですが、食卓に並ぶブドウの収穫も始まっています。
今日は、ワインと同じようにAOCやAOPのラベルのついたブドウを紹介しましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年9月25日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
モワサックのすぐ隣にある小さな村カーズ=モンドゥナールのブドウ園。
黄金色にかがやく果汁たっぷりのこのブドウ、厳しい基準をクリアして育ったAOCとAOP付きのブドウです。
その名を、シャスラ=ドゥ=モワサック(chasselas de Moissac)と言います。AOCを獲得したのは1977年のことでした。
収穫は朝、始まります。
8月の猛暑で収穫が早まったかと思いきや、その逆で少し遅れ気味。本格的に熟すまで待たなくてはならなかったそうです。
ワイン用のとは収穫風景がやや違っています。傷つけないように丁寧に枝から切り離します。乱暴に扱うと潰れてしまいそうです。
収穫されたブドウは農園の作業場に運ばれ、不要な葉や枝とカットしてもらいます。
この作業をする人たちのことをシャスラティエというそうです。
収穫されたばかりの素朴なブドウをスターに仕上げるのがシャスラティエの仕事。
見た目も磨きがかけられ美しくなったシャスラはパックに詰められ出荷されます。
今年は収穫が後ろにずれたおかげで、秋の中頃までこのブドウを楽しむことができるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「私は出張料理人。今日、お金持ちの家に呼ばれた。いちごのサラダを作っていると、家のマダムがやってきて、黒いつぶつぶを全部取り除くようにと言う。冗談かと思ったら本気だった」
VDM(Vie de Merde)より
シェフ vs ミシュラン [フランスのグルメ]
本日はミシュランガイドとシェフのお話。
赤いミシュランガイドと言えばレストランとホテルのリストが評価付きで掲載されています。
フランスを旅行するときは必ずカバンの中に入れていました。もっぱら宿泊するホテルを探すのに利用していました。家のマークが一つか二つ付いていれば快適に泊まることができます。
レストランはと言えば、参考程度に見るだけで、このお店を目指していくぞ!ということもなければ、実際に星付きレストランに入るなんてこともなかった。お店の前を通って、ここが星付きレストランかあ〜なんて言いながら眺めるだけ。
その星が、今回ちょっと大ごとになってきました。
毎年、年明けとともに星を獲得したレストランが発表になるのですが、昨年まで3つ星だったのに今年になって2つ星になってしまったシェフが、それは不当だ!とミシュランガイドを訴えてしまったのです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年9月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
そのシェフというのが黒い帽子がトレードマークのマルク・ヴェイラさんです。
以前、節約晩ご飯に登場したことがあります。そして今年になって星を一つ失ってしまい酷く落胆していたという話もニュースで言っていました。
結局、納得がいかなかったようで、はっきりした理由が知りたいと訴訟に踏み切ったらしい。
冒頭の映像は、2018年2月、マルクさんが3つ星の栄誉に輝いた時の様子です。それから約1年後、星が2つに減ってしまいました。
マルクさんによれば、“事前通告もなければいかなる説明もないまま星を取られた” ということらしい。
「これこれこれで星が2つになったと明快な理由を言ってくれれば私だって納得しました。しかし、その理由が漠然としているんです」とマルクさん。
マルクさん、唇、どうしたんでしょ?真っ青になってる!照明の問題???なんか気になるなあ。
ミシュランガイドとの事前の話し合いによれば、マルクさんがルブロション(サヴォワ地方のチーズ)を使わないでチェダーチーズを使ったことが原因だと言われたらしい。
このあたりの問題は微妙ですね。
利用者からすれば、サヴォワ地方の料理を出すことで知られるシェフの料理を食べに行きたらチェダーチーズが出てきた、ひどい話だ、となりますが、独創的な料理を出すということで評価を受けているシェフからすれば、材料についてとやかく言われる筋合いはない!となります。
マルクさんも頑固なら、訴えられた方のミシュランも一歩も引かない様子。
「プロが、しかもそれぞれ異なる人たちが実際に食べて評価を下しているんです。誰か一人の偏った判断で決めているわけじゃありませんよ」
裁判は11月27日に始まるようですが、どのような結末になるのやら。
「これまで黙って評価される側にいた料理人が声を上げ始め、ミシュランの評価に一石を投じた、ということですよ」とグルメ記者が言っていました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、そしてずっと前から、私は料理には少々うるさい方だ。3歳になる娘にも美味しい料理を食べる喜びを教えてきたつもり。しかし、育て方を間違えたのか、それとも私の料理が下手なのか、その娘が言った。『うちの料理も学校給食も同じよぉ〜』」
VDM(Vie de Merde)より
トゥールの秋 [トピックニュース]
ラグビーのワールドカップ、細かなルールをあまり把握しないで見ているので、時々、どういう意味だっけ?となります。
その中の一つがノックオン(実際はノッコンと聞こえる)。
ウィキペディアならわかるだろうと思って調べたら・・・・・わからない!
えっ、どういうこと?ともう一度読み直しても明確にはならない。→こちら。
どうも選手が落としたボールが前方に進んだ時に反則となるらしいのですが、いろいろ状況が細かくて結構複雑。ここまでになると判定も楽じゃなさそうな・・・・。
それはさておき、いつまでたっても暑いですねえ〜。
34℃や35℃がなくなって、29℃や28℃になってホッとしたものの、28℃って決して涼しいわけじゃない。この温度に慣れてくる涼しさを感じなくなる。早く本物の秋になって欲しいと思う。
しかし、最近は気候変動の影響か、春や秋がないですねえ〜。できるだけ頃合いの良い中間的な気候をゆっくり味わいたいなと思っても、あっという間に過ぎて真夏か真冬になってしまう。
10月は秋らしい秋になってくれると良いですね。
今日は、秋らしい秋を迎えているフランス中部の都市トゥール(Tours)を訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年9月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この日の朝の気温は12℃ほど。ちょっと寒いですね。なんとなく空気が冷たいのがわかります。
歩道には落ち葉がいっぱい。街路樹の中には赤く色づいた木もあります。
「やっと秋になりました。よかったですよ。何しろついこの間まで水不足で大変でしたからね。雨が降ってくれたからさらによかった」とおひげの男性。
道行く人たちは皆ジャケットを羽織り、首にはマフラーを巻いています。
「私の誕生日が秋なんですよ。木々の葉っぱが赤や茶色に変わって綺麗でしょう。だから大好きですよ」と女性。
「日没が早くなって仕事の時間が短くなったのでとっても満足よ。雨も降りましたけど、それも良かったです。何しろロワール川の水位が下がってましたからね」と別の女性。
そのロワール川の岸辺にやってきました。そう言われると水量がちょっと少ないような・・・。
元気に歩く女性3人組を発見。
「夏のロワール川と秋のロワール川は全然違いますよ」と女性。
さて木々の生い茂る公園はどうかといえば、落ち葉が積み重なってこんなことになっていました。
お掃除の方、大変ですね。この機械、落ち葉を吸い取るのではなく、吹き飛ばして一箇所に集めるようです。
「水不足で大変でしたから木も疲れてるんでしょう」と管理係。
そういえばフランスは干ばつで農作物が育たなかった地域がありました。
「秋は暗くなるのが早くなってちょっと残念だわ」と女性。
確かに日本も日が短かくなってきました。どんどん秋へと歩を進めていって欲しいものです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、自宅で庭師が落ち葉掃除をしていた。背中を向けていた庭師のそばまで行ったら、突然、彼がくるりと振り向いた。その拍子に、落ち葉噴射機が私の顔を直撃」
VDM(Vie de Merde)より
スープ・ドゥ・ポワソン [フランスの郷土料理]
高校時代、どういうわけか体育の先生が女子にラグビーを教えようとしたことを思い出しました。
斜め後ろ方向にラインを作り、妙なボールを斜め後ろにいる女子に投げろという。
目の前にゴールがあるのになんで後ろ???と思ったもんでした。幸いスクラムはやらなかったような・・・。
放課後にはラグビー部の男子がグランドで練習してましたっけ。大昔のお話です。今は女子もラグビーしますもんねえ。
さて、本日はスープ・ドゥ・ポワソン、つまり魚のスープのお話です。
魚のスープなら様々なところで様々なものが作られているようですが、今日はフランスの地中海地方で作られている魚のスープを紹介します。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年9月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
スープ・ドゥ・ポワソンを作るなら、魚が必要。やおらボートで地中海に漕ぎだしました。
元料理人のアンリさん、仲間と一緒に魚を釣るようです。
場所が場所ですから市場に行かず海で調達というわけです。
小さい魚が沢山釣れています。ポワソン・ドゥ・ロッシュという魚で、これがスープのベースになるそうです。
陸に戻って調理の開始です。
まずは魚の下ごしらえ。それが済んだら一緒に煮込む野菜を用意します。
ニンジン、玉ねぎ、パセリ、ねぎ、そしてセロリもあります。
大鍋を火にかけ、魚と野菜を入れます。そこに、サフラン、濃縮トマト、香辛料を加えます。
さらに、忘れてならないのが、タイム、ローズマリー、フェンネルを束にしたエルブ・ドゥ・プロヴァンス。これが魚に美味しいそうな香りをつけてくれるそうです。
ここでお湯を加えてコトコト煮込みます。骨もボロボロになるくらいに煮るそうです。
最後は濾し器で濾して出来上がり。
地中海の魚と野菜の旨味がギュッと凝縮されたスープ。美味しそうですねえ〜。
バゲットを薄切りにしてトーストし、アイオリソースを塗って、スープと一緒にいただきます。
アンリさん、お皿をひっくり返してなべ敷きにしてました。重たそうなお鍋でしたが破れないんですかね?
皆さん、現役を引退した方々ばかり。こうやって集まってはスープ・ドゥ・ポワソンを食べるようです。
最後は歌で締め。美味しいものを食べて皆さんご機嫌でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、何度もオーディションを受けた結果、やっと端役を手に入れ、有名なスープの会社のテレビコマーシャルに出演することになった。撮影現場に行ってみると、私の役は・・・カボチャだった」
VDM(Vie de Merde)より
サポーターの東京観光 [トピックニュース]
月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。
さて、ラグビーのワールドカップ、日本代表の初戦をBSで再放送していたので、もう一度勝利の喜びを味わおうと見ていたら、いいところでお客さまがやってきてしまい泣く泣くテレビのスイッチを切ったのでした(涙)。
とは言うものの、私はにわかラグビーファン。本物のファンやサポーターの皆さんはこんなもんじゃないでしょうねえ。
フランスからもサポーターが日本にやってきているようです。その数、200人ほど。
試合の時はスタジアムをいっぱいにしたいところですが、日本はちょっと遠すぎます。200人で応援がんばりましょう。
今日は、その皆さんの東京観光の様子を見てみましょう。(今回はビデオの埋め込みができなかったので写真をクリックしてください。)
下記写真をクリックして番組をご覧ください。新しいウィンドウが開いてビデオが見られます。(フランスのTV局TF1で2019年9月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがフランス代表のサポーターさんたち。
ちょうど前日に、東京に到着したばかり。まだ開会式前のことです。
今日は街に出て観光です。やってきたのは浅草。
浅草寺の門をくぐったら、まずは手を清めて、香炉の煙を浴びたら、おみくじを引きます。大吉と出ました!
アルゼンチン戦でフランス代表は勝利を収めたのでおみくじは大当たり。しかしこの時はまだわかっていませんでした。
「ゴーゴー、ブルー!」と気炎を揚げるサポーターさんたち。
次は、こちら、スカイツリー。エッフェル塔の二倍の高さだそうです。
もちろん、展望台に上がります。1400万人が暮らす大都会東京。
「こりゃまたでかいねえ」と男性。
「うちなんか2500人しか住んでないわよ」と女性。
そして、あのガラスの床の上にも立ってみました。
「私は一度ニュージーランドで同じようなことをしたから大丈夫」と男性。
あちこち見て回ってお腹が空きました。お昼を食べるならやっぱり地元のグルメ。お金をかけなくても美味しく食べられるものがありました。それがお好み焼き。
上手にお箸も使っていました。そして飲み物はと言えば、やっぱりビール。
アルゼンチン戦で勝利した後も、このサポーターさんたち、きっとビールで乾杯したんでしょうねえ。
そして、TF1は東京にリポーターを送り込んでワールドカップを中継するようです。この時、日本はまだロシアと戦っている最中???
「明日はフランスを応援してね」とリポーターさん。
それに答えて日本人サポーターの方々、「ゴーゴー、ブルー!」と叫んでました。
日仏友好ですな。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、妻が5歳になる娘に大きくなったら何がしたいか聞いた。すると娘が言った。『大きくなったらパパみたいにビールを飲むの』」
VDM(Vie de Merde)より
週末はラングルで [パリから週末旅]
フランス代表、接戦を制して勝ち点4。試合は見ていませんが、スコアを見る限りではかなりの接戦。
ラグビーのワールドカップはまだ始まったばかり。これから様々な戦いを見ることになるのでしょう。
それはさておき、日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス中東部の町ラングル(Langres)を旅します。パリからラングルまでは列車で2時間40分ほど。
城壁に守られ、中世の面影を残す趣のある町へ、さあ出発!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年9月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
緑の中に見えてくる城塞の町ラングル。
石の壁をくぐって中に入ってみましょう。わりに賑やかな通りですね。その向こうに立っているのがラングル大聖堂(青印)。まずは塔の上に上がってみましょう。
ここからなら、ラングルが、ブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方、フランシュ=コンテ地方の3つの地域の境目に位置していることがよくわかります。
「1,000年ほど前、すでに1,000人ほどがここで暮らしていました。今とあまり変わりません。戦争による空爆を逃れたため、このように昔の風景がそのまま残っています」
では今度は地上に戻って城壁を散策してみましょう。こちらフランス語でロザリと呼ばれている乗り物。電動アシストだそうです。
城壁には各ポイントに塔があります。その数12。その一つがナヴァルの塔(赤印)。
この塔、壁の厚みはなんと7メートル。その天井はこんな具合になっています。屋根を支えるために作られたのでしょうが、まるでアート。フランソワ1世が塔の完成に立ち会ったそうです。
ラングルは度重なる戦火を逃れてきたおかげで、古いのものが数多く残っているそうです。こちらはルネッサンス時代を代表する美しいファサードを持つ建物。しばし立ち止まって見惚れてしまいます。
さて、ラングルといえば、哲学者ディドロが生まれた町として知られています。生まれたのは1713年のこと。
そのせいか、通りにも、お店にも学校にもディドロの名前が使われています。当然、町にはディドロの像が設置されています。
そしてこちらがディロド専門の博物館Maison des Lumières Denis Diderot(緑印)。ここでは百科全書を制作するために使用したと思われる品々が展示してあります。
そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。要塞都市から20キロほど離れたこの山の中にあります。ツリーハウスに似た建物にテントを張って宿泊します。
ここで夜を迎える前に、城塞の中に戻りましょう。ここはバー&レストランLa Crémaillère(紫印)。定期的にディドロの作品の朗読会が行われているそうです。
翌朝は、町から5分のところにある湖にやってきました(水色印)。ここでウォータースポーツを楽しむことにしましょう。
次は美味しいものを食べてエネルギーの補給。ここはレストランLes Voiliers(オレンジ印)。庭の菜園でお花を摘んでいる方がシェフのクララさん。食いしん坊な感じですね。美味しいものを作ってくれそうです。盛り付けも斬新ですね。お昼の定食は24ユーロ。
さて、次はちょっと変わった場所へ行ってみましょう。
城塞の町から10キロほど南に行ったところにある小さな村コーンスには、石を積み上げて作ったこんな奇妙なものがあります。コーンスのエスカルゴと呼ばれ、この周辺にいくつもあるそうです。
この村には山の上に見事な公園が作られています。
「この地域は微気候なので寒いラングルに比べると暖かいんです。だから植物が育ちやすいんです」と村長さん。
最後に旅人さん、こんな冒険をしてみました。岩山にポータレッジを引っ掛けて一休み。あまり休んだ気はしませんけどねえ〜。
さて今回の旅の費用は、大聖堂の塔見学が3ユーロ、ロザリのレンタル代が28ユーロ、ディドロ博物館が7ユーロ、宿泊代が40ユーロ、昼食が24ユーロ、公園見学が5ユーロ、ポータレッジが80ユーロで、締めて187ユーロ(約22,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼が「フェ〜〜〜〜〜スブック!」と言いながら、私の顔めがけて百科事典を投げてきた 」
VDM(Vie de Merde)より
コンフレリー4 [ローヌ=アルプ地方]
ラグビー日本代表、勝点5で初戦を白星スタート。おめでとうございます!身体を労わりつつ次戦に備えてくださいね。
さて、シリーズの最後は、フランス中央山岳地帯の東端にあるピラ山の麓の村ペリュサン(Pélussin)を訪ねます。
ここのコンフレリーはリンゴの普及活動をしています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年9月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのコンフレリーの皆様方。日本の学校に校歌があるように、コンフレリーにも歌があります。もちろんリンゴの歌。
リンゴと言ってもこの地域のリンゴは “ピラのリンゴ” と呼ばれています。
栽培されている品種は全部で8つ。その中には青森のリンゴ “ふじ” もあります。こんなところで日本のリンゴが育っていたとは!
年間の収穫高は8,000トン。
「無理やり引っ張ってはダメよ。くるっとねじりながら収穫します」と女性。
果肉がしまっていて、かじるとカリッと音がします。そして甘い果汁もたっぷり。
夏の猛暑の影響で例年より熟すのが早かったそうです。それに合わせて収穫時期も1週間ほど早くなりました。
この地域にリンゴの木が植えられたのは1950年代のことでした。現在ではリンゴ農家は75軒まで増えました。
「あのピラ山がもたらす湧き水でリンゴが育ちます。そしてこの地域独特の香りと味のするリンゴが生まれるんです」と会長さん。
コンフレリーには歌だけでなく旗もあるんですね。歌と旗はワンセット。
収穫されたピラのリンゴを持って、近くの村ペリュサンにやってきました。
「ピラ地方は1974年に国立自然公園に指定されました。コンパクトにまとまった地域ですが、3つの気候が共存しています。そのため様々な自然の生き物が生息しているんです」と観光課の責任者。
夏が終わりリンゴの収穫期が始まると毎年こうしてコンフレリーのメンバーが集まり、初物のリンゴを味わいます。
カリカリっと音がして美味しそうですねえ〜。
「甘さと酸味のバランスが完璧です!」と会長さん。
生のリンゴを食べるだけではありません。こちらは二種類のタルト。それぞれ違った品種のリンゴが使われています。
「こちらはリンゴのコンポート入り、こちらはあんずのジャムをのせたものです」と男性。
ピラのリンゴは甘いお菓子だけでなく、普通の料理にも使われます。
「ローストポーク、チキン、ブダンなどと一緒に食べてもよく合いますよ」
11月にはピラのリンゴ祭りが開催されるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ニュートンはリンゴのおかげで引力を発見したが、僕はヤシの実のおかげで救急車を発見した」
VDM(Vie de Merde)より