ワインの小物2 [フランスのワイン]
フランスvsイングランド戦、消化試合みたいなもんだから中止になっても問題ないけど、見たかった。面白い試合になったはず。
日曜日のスコットランド戦は、台風の通過後なので開催されそうな気が・・・。グランドのコンディション次第ですかねえ。
今週末は台風とラグビーから目が離せなくなってしまった、にわかラグビーファンの私です
それはさておき、シリーズの二回目はワインの栓抜き。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
アートと道具が合体するとこんな風になります。
食卓でワインの栓を開けるのに使われる単なる道具に様々な細工が施され魅力的な姿に変わっていきました。
それだけに収集家の心を惹きつけます。
「これはボルドーで作られた陶器の栓抜きですが、他で同じようなものを見たことがありません」とイヴさん。
イヴさんは元映画プロデューサー。ワインの栓抜きに魅せられて、これまで千種類以上も集めたそうです。
「こちらの栓抜きはピストルになっています。最初に引き金を引いて弾を発射し、二回目の引き金を引くと・・・ナイフが飛び出します」
単に武器かと思ったら、よく見ると確かにコルクに埋め込むらせん状の針金がついています。どれも皆イヴさんが競売や骨董店で購入したもの。
「これは19世紀にソムリエが使っていたものです」
随分小さいですね。ポケットに入れて必要な時に取り出せるから便利だったようです。
「ワインの栓抜きは、人の頭脳をフィルムに写したようなもので、興味がつきません」とイヴさん。
収集された栓抜きはイヴさんが作った博物館に展示されています。
「これは一番古い栓抜きです。この時代は、刃物製造や武器製造業者が作っていました」
おもちゃみたいなものから見事な手工芸品まであります。
「とても美しいものがありますね。素晴らしいです。今日は嬉しい発見でした」と女性。
「そうは言っても、栓抜きよりも大事なのはボトルの中身ですよ(笑)」と男性。
珍しいのはこのスプーンと合体した栓抜き。19世紀のものだそうです。
また、こちらは彫刻家セザールの作品。栓抜きを集めてプレス機で圧縮した作品です。
さらに、ちょっとエッチなデザインのものもあります。
栓を開けるだけなのに、職人さんたち、様々な工夫をしたようです。
イヴさんはワイナリーのオーナーでもあります。丘の上にあるメネルブ村の麓に、そのブドウ園があります。今日はここでワインを開けてもらいます。
こちらの栓抜きはコレクションの一つ。実際に使うのは今日が初めてだそうです。
見事に開きました!
「この栓抜きは1812年のものです。今でも立派に使えますね」
とても200年以上も前のものとは思えない。でもあの刷毛のようなものは何に使うのでしょう???気になる。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ナイフで脅されて携帯を盗られた。返してもらおうと50ユーロ札を差し出したら、それも持って行かれてしまった。われながらおバカ」
VDM(Vie de Merde)より