ガレット・デ・ロワ2021 [フランスのお菓子]
コロナ感染について、再びテレビやネットの情報サイトであれやこれや始まってしまった。
餌に飛びつくとはこのことか・・・。
またイヤになって、必要なもの以外はもう見ない!ということになってしまう。
やれやれ。起きてしまったことをつべこべ言っても始まらない。問題はこれから。
さて、本日は美味しいお菓子のお話です。この時期のフランスのお菓子といえば、あれです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
そう、ガレット・デ・ロワ。フランスでは毎年3000万個のガレットが売れているそうです。すごい数。
こちらはパン屋さん兼お菓子屋さんの厨房。親子の職人さんがせっせとガレットを作り続けています。
「生地作りに必要なのは、水、塩、小麦粉、そしてバターです」
どこでも作られているパイ生地ですね。ただ、ここで作られるガレットは中に挟むフランジパーヌと呼ばれるクリームがちがってます。
普通はアーモンドパウダーを使うところですが、ここでは生のアーモンドを使うそうです。
「味が全然ちがいますよ」と職人。
そのせいか、1月だけで千個以上を売り上げるそうです。
「レシピは19世紀末にすでにありました。父から教わりましたから、たぶん、私から息子に教えることになるでしょうね」
最後のフェーヴを入れて蓋をしオーブンで焼きます。食べる時に、このフェーヴを掘り当てたら王様になれます。
こちらのご家族は8人分の32ユーロのガレットをお買い求めになりました。
一方、こちらはスーパーのガレット売り場。人気を反映してたくさんのガレットが並んでいます。
お値段の方は約12ユーロ。大量生産だから少し安い。
チョコ、リンゴ、フランボワズと種類も豊富。でも一番人気なのはやっぱりフランジパーヌだそうで、売上の半分を占めるとか。
「私はクラシックなフランジパーヌですね」と男性。
「私はリンゴが好きなので、リンゴが入っているのを買います」と別の男性。
また、中に隠されているフェーヴの種類も決め手になります。
こちらのお母さんは、子供に人気の漫画に登場するキャラクターのフェーヴが入っているガレットをお買い求めになったようです。
先程、パン屋さんでガレット購入したご家族のお宅にお邪魔しました。
さっそく切り分けて召し上がっているようです。
フェーヴは息子さんが掘り当てました。王冠をかぶせてもらって良かったですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「 今日、友人の叔母さんの家に行った。7才になる娘が飼っているハムスターの家族を紹介してくれた。『これがキャラメル、こっちがショコラ、そしてこれがアーモンドよ』僕は言った。『わお〜、すごいねえ。あとはバニラがいれば完璧だね!』バニラはいたらしい。今は庭の土の中に眠っている・・・」
VDM(Vie de Merde)より
気分は・・・? [トピックニュース]
首都圏は、明日、緊急事態宣言が出されるようだが、わが家は今までと同じ暮らしを続けるだけだ。
COVID19は、無症状の感染者が感染を拡大させるという本当に厄介なウイルスだ。
WHOの週間報告を見ると、12月27日までの一週間の新規感染者数は、英国が25万人、ロシアが20万人、ドイツが15万、イタリアが10万人、フランスが9万人となっている。
日本はこの時まではまだ約21000人で、一日当たり3000人ほどだ。次の一週間については今日か明日にはサイトにアップされるが、もっと増えているはず。
さて、一週間で9万人もの新規感染者を出しているフランス、市民の皆さんは落ち込んだりしてないんでしょうか?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
多くの市民が、2020年をこんな風に雑巾で消してしまえたらどんなにいいかと思っているに違いありません。
TF1のテレビ取材班がやってきたのはベルギーと国境を接する町バイウール。このコロナ禍で、皆さん元気で暮らしているかどうか聞いてみることにしました。
きっと皆さん落ち込み気味なんだろうな・・・と思っていたら、むしろその逆。
こちらは肉屋を営むソフィーさん。
「クリスマスも新年も普通にお祝いしましたよ。お客もたくさん来ますしね。もちろん皆きちんとマスクをしてますし、人との間隔も空けてます」
一方、こちらは商店街にあるパン屋さん。ガレット・デ・ロワの美味しそうな香りが漂っています。
「ここのガレットは美味しいよ。これで新年も無事に迎えられましたよ」と男性客。
暗い雰囲気はどこにもないですねえ〜。お母さんたちは時間通りに子どもたちを学校に連れて行くのに手一杯で、落ち込んでる暇もなさそう。
その中を向こうからやってきたのが環境デザイナーのマチューさん。
「春はもうそこまで来てますよ。天気の良い日が続いてますからね。やる気だけはなくさないようにしてますよ」
皆さん、COVID19で犠牲になった人たちを忘れているわけではありません。それに苦境に立たされている飲食店やバー、文化的活動をしている人たちがいることも分かっています。
しかし、こちらの青空市では皆さん明るく元気でがんばっているようです。
「勝つぞ!勝つぞ!」と気炎を上げる女性(笑)。
やっぱり新しい年を迎えて気持ちを切り替えている人が多いようです。
19世紀から20世紀にかけて活躍した哲学者アランことエミール=オーギュスト・シャルティエはこんな言葉を残しています。
" 悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである "。
******* フランス人のつぶやき *******
「 今日、落ち込んでいる彼女を慰めるためにあれこれやってみた結果、結局のところ僕のキャッシュ兼クレジットカードを渡せば済むだけのことだった」
VDM(Vie de Merde)より
デトックス晩ご飯 [お料理実践編]
月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。
その代わりプロの料理人が、ごちそう続きで胃腸が弱っている方や摂取カロリーオーバー気味の皆さんのために、身体にもやさしくてしかも美味しい晩ご飯を作ってくれます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フォワグラ、スモークサーモン、チョコレート、その上ワインも。
年末年始のごちそうは幸せ〜な気分にしてくれますが、その後が少々問題。今のうちに身体の調子を整えておいた方が良さそう。
皆さん、それぞれ対策は考えているようですが・・・。
「生野菜を食べるのが良いんじゃないかと思います」
ピンポ~ン!特に緑黄色野菜は酸性になった身体をもとに戻してくれます。
「オレンジ、グレープフルーツ、それにレモンなんかは身体を元気にしてくれるから良いと思いますよ」
これもピンポ~ン!ビタミンの補給にもなりますね。
「香味野菜のきいたスープがいいと思うわ」
確かに、ハーブ類は重たい食事に疲れた身体を修復してくれます。
しかし、料理として作るのなら、やっぱりプロのシェフに聞くのが一番。リールのレストランでシェフを務めるトムさんに教えていただきましょう。
まずは、前菜。
ニンジンをスライサーで千切りにして、玉子の黄身で味付け。酸味を利かせるのにほうづきの実を添え、ハーブをトッピングしたら出来上がり。
次は、メイン料理。
小麦粉、塩、ピンクペッパー、ジュニパーを混ぜ合わせて出来た生地でビーツを包みオーブンで焼きます。焼き上がったらホカホカのビーツを取り出し切り分けます。ここにパセリをちらして出来上がり。
ビーツにはデトックス効果があり、体の中をきれいにしてくれるそうです。
最後はデザート。
タイムとローリエを入れたお湯で洋梨を茹で、脂肪分ゼロのヨーグルトを中に詰めます。これをブラックチョコのソースの上に置き、クルミを添えたら出来上がり。
野菜と果物だけで作ったフルメニューの食事ですが、見た目も華やかでボリュームもそれなりにあるものが出来ました。
メイン料理のビーツ、どんなお味なのか気になります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、寝起きが悪かったので景気づけにビタミンの錠剤を飲んだつもりが、睡眠薬と間違えた。で、またまた夢の中へ・・・」
VDM(Vie de Merde)より
幸せのヤドリギ [トピックニュース]
テレビをつけたら、伊藤若冲のドラマをやっていたから、なんとはなしに見ていた。
見ているうちに、あれっ、まさかこれって、ボーイズラブ???
でも、NHKの新春ドラマでそんな仕立て方にするか?と疑問に思いつつも、やっぱりどう考えてもボーイズラブとしか言いようがない・・・。
わが家では、確かにそのような演出だった、ということになっている。
それはともかくとして、新しい年を迎えるとなると、なんとなく縁起物をそばに起きたくなります。
それは海の向こうのフランスも同じ。あちらでは、ヤドリギが幸福をもたらす縁起物として知られています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
これがヤドリギ。他の木に寄生して成長する木です。
どうしてこれが幸福をもたらすことになったのか、街の人に聞いてみました。
「わからないです」と女性。
「クリスマスの映画に登場したからじゃないですか」と若い女性グループ。
「漫画にでてきたからじゃない?」
「ええ、結婚式のときなんかにヤドリギを持ってキスすると幸せになるなんて言ってましたよ。どうしてかって?う〜ん、わからないですね」
そのルーツを追って、ブルターニュ地方にやってきました。
なにやら儀式のようなものが執り行われています。古代ケルト人が冬至の日に行っていた儀式だとか。
「われわれにとってヤドリギは、自然の再生を象徴しています。なぜかというと、落葉した木に寄生して緑のままの姿でいるからです。つまりそれは、生命は永遠に続くということをあらわしているんです」と僧侶。
それ以来、ヤドリギは幸運のシンボルになったそうです。しかも、その葉は、高血圧に効く薬草にもなるらしい。
しかし、高い木の上に生えるヤドリギを取るのは簡単ではなさそうです。儀式では、こんな鎌の形をした道具で切り取ることになっています。
「黄金に輝く三日月の日に行うことになっているからなんです。伝説によると、三日月の形ではないナイフで刈り取ろうとしてもできないと言われています」
儀式が終わると、それぞれヤドリギを持ち帰ります。マルタさんは持ち帰ったヤドリギを段をの上に吊るしておくそうです。
「こうしておけば、2021年は幸せな年になりますよ。家族全員を不幸から守ってくれるんです」
一方こちらはお花屋さん。カラフルな花と組み合わせてブーケやリースを作っています。
こちらのカップル、幸せを願ってヤドリギの下で口づけを交わしていました。
コロナ禍で本当なキスなんてしちゃいけないけど・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、もう2年も前から彼と一緒にいるけど、いつもとっても幸せ。でも、今晩はだけは別。いい年してアルコールジェルを飲んだのよ。28才にもなって・・・」
VDM(Vie de Merde)より
コロナ禍の年越し [トピックニュース]
コロナウイルスに感染力の強い変種が出てきたらしいけど、専門家の話によると、体内で増殖しているうちにぽこっと時々変なものができるらしい。
それならどんどん変なものが色々できて弱体化して自滅するなんてことはないんだろうか?あるといいのに・・・。
さて、感染拡大の続くフランスの年越しは、どんなだったんでしょうか?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年1月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランスで大晦日のカウントダウンと言えば、パリのシャンゼリゼ通り。大勢の人たちが集まって年が明けるのをお祝いします。
しかし、今年はお祝いムードは一切なし。各所で警官が取り締まりに当たっていました。
「許可証をお持ちでしたら見せてください」と警官。
書類を見せると、無罪放免。しかし・・・。
「許可証は持ってません」とバイク乗り。
「どうして持ってないんですか?」と問い詰める警官。
この男性、この後、罰金を言い渡されたに違いありません。確か罰金は135ユーロだったような・・・。ざっと17000円ほど。かなり痛い出費ですね。
一方、こちらは南仏のマルセイユ。通りを歩く人影もまばら。
家のバルコニーからお祝いの声をあげるのは自由ですが、特別な用事もないのに家から出るのは罰金の対象。
こちらの若者グループは警官の取り締まりにつかまってしまいました。
「罰金180ユーロだってさ」と若者。
「それが警官のお仕事なんだから仕方ねえだろ」と別の若者。
罰金、値上がりしてた・・・。
それにしても、マスクもしないで夜中にウロウロするなんてどういう了見だ?自分だけは大丈夫と思ってるのか?
とは言うものの、そもそも若者というのは群れるもの。20代の自分のことを思うと、やっぱり群れてた。
若者の間に広がる無症状の感染を抑えるのは簡単なことではないとつくづく思う。
さて、多くの家庭は、こちらの家族と同じように静かに大晦日を過ごしたようです。
「例年のように友人を招待して賑やかにお祝いしたいところですが、それによって影響を受ける人たちがいるかもしれないと思うと、ここは静かに過ごした方がいいと思いました」と女性。
新しい年を派手にお祝いするのもいいですが、ささやかに家族だけで祝うというのも悪くないですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、通りで、若者同士がマスクをしたままビズをしているのを見た」
VDM(Vie de Merde)より
丑年 [トピックニュース]
新年あけましておめでとうございます。
昨日の大晦日、東京の新規感染者数が最悪の数字になってがっかり。どうすりゃこうなるのか・・・悲しいやら腹立たしいやら、やりきれない気分になった。
しかし、年明けの今日からは気持ちを切り替えて、もう少し前向きに考えたい。せっかく新しい年が来たんだもの。どうにかしていい年にしなくては!
さて、今年は丑年。よって年のはじめの話題は、牛。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
オブラック地方はすっかり雪に覆われています。谷間の村の家々ではきっと皆さん暖炉の前で暖かくしてるんだろうなあ。
そんな中、雪の中に茶色い牛の姿がありました。寒くないのかな?
「牛は雪を嫌がったりしませんよ。湿り気の方がずっと嫌がります。雪はサラサラしてますから、気にしないんですよ」と農家の方。
そういうことですか。そうすると雨はダメなんでしょうね。
こちらは5世代に渡って牛を育て続けてきた農家。ここまでの雪が降るのは20年ぶりだそうです。
「雪が少なくなった時期は本当のオブラックの姿が消えてしまうんじゃないかと心配しました。この雪に覆われた美しい風景がオブラックそのものなんです」
食事の時間になったのか、牛たちが小屋の中へと戻っていきました。
室外と屋内ではかなり気温が違うらしく、テレビカメラのレンズが曇ってしまいました。
一方、牛たちは元気に干し草を頬張っています。
「寒くなると食欲が増すんです。気温が低い方が干し草をたくさん食べてくれます」
牛って、そういうもんなんですかね。敏感に季節の変化を感じているようです。
一方、ここから数キロのところにある牧場には馬がいました。雪の中を元気に走り回っています。
それもそのはず、寒いスコットランドからやってきた馬だそうです。
ひゃあ〜、雪の中を転がりまわっています。まるでサウナに入ったあとに体を冷やすみたいに雪の上にゴロリ。
牧場主の話によると、雪が降って嬉しくてたまらないらしい。
屋内の馬場では調教が行われていました。調教は毎日欠かせないそうです。
最後は、ヒトも雪の中を歩いています。今年はスキー場が閉まってますからスキーは出来ませんが、散策だったら犬を連れて気軽に楽しめますね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、夫の家族と一緒にクリスマスをすごした。義理の母が、それぞれのイメージに合ったぬいぐるみを皆に配った。で、私には牛のぬいぐるみだった」
VDM(Vie de Merde)より