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TGV2023 [トピックニュース]

 アメリカの新しい大統領の就任式が明日に迫り、さすがのトランプ氏も荷造りをはじめたとか。

 あそこは空になったら一度消毒するとかなんとか言ってなかったっけ?バイデンさんは高齢者ゆえ、そこのところはきちんとやってもらうべし。

 さて、COVID19のせいで、なかなか旅行ができにくい状況ですが、フランスの誇る高速列車TGVの新車両が、2023年にお目見えすることになっているそうです。

 どんな風にかわるんでしょうか?

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 年間1億人が利用しているTGVですが(今年は外出制限でもっと少なくなっているはず)、新型車両になるともう少しだけ多くのお客さまを乗せて走ることができるようになるそうです。

 外観はこんな感じになります。そしてこれまでより20%多くの乗客を収容することができるようになるそうです。

 その理由は、運転席のある車両を短くして一車両加えます。そうすると、全体の長さはこれまでと同じでも、より多くの乗客を運ぶことができるようになります。

 また内部にも改良が加えられます。

 例えば2階建て車両で二階部分だけしか使われてなかった車両は、一階にも座席を設け、二階部分は可動式で、たとえば半分は子ども用プレイルームに変えることができます。小さい子を連れた家族には便利です。

 また、食堂車にあった自動扉はなくなります。2階建てで、二階には長椅子が設置され、一階には大画面のテレビも取り付けられます。

 さらに、設計者によれば、新しい車両は故障しないと言われているようですが本当でしょうか?

 はい、そのとおりです。中央管理センターが各列車の状況をリアルタイムで把握するからです。

 つまり、各列車の情報が1/10秒ごとにセンターに送られ、技術的な問題で列車が停止してしまうことを防ぎます。

 こうしてセキュリティを高めることにより、列車の本数を多くすることができます。

 例えばパリーリヨン間ですが、現在1時間に13本が走っていますが、2023年からは16本に増便されます。

 さらに、空気抵抗を減らすことで消費エネルギーも減少できます。

 なんだかいい事ずくめのようですが、コロナ禍のフランス国鉄、経営は大丈夫なのかな?


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ソファーでうとうとしていると、自分のおならの音に驚いて目が覚めた。そして気がついた。ここは家のソファーではなく、TGVのボックス席だった[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯123 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、フランス北部の都市リールにあるレストランのシェフが、パンをベースにした料理でチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 どこのお宅にもあると思うんですが、ほら、これ、スライスしたままカチカチになって残ったパン。

 今日は、シェフのマキシムさんがこの残ったパンを使った料理を作ってくれます。では、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 やってきたのは市場にある肉屋さん。仔羊の肉を買うようですが、切り落とし肉をミンチにかけてもらいます。商品にならない肉でもこうして使えば無駄をなくすことができます。400gで10.40ユーロ。残りは19.60ユーロ。仔羊の肉はメインの詰め物料理に使うようです。

 広い市場。今度はどこへ行くのでしょう?

 「デザートはプディングにしようかと思ってるんです。カラメリゼしたリンゴを使ってね。プディングとなると玉子が必要になります。それに果物もね。両方一緒に買えるところがあるのでそこへ生きましょう」とシェフ。

 で、八百屋さんにやってきました。焼いて美味しく食べられるリンゴを2個。それから詰め物料理に使うカボチャ。オレンジ色がこれくらい濃いと熟した証拠。追加で、ニンジン、ネギ、シロニンジン、ブーケガルニ、玉子も購入。これが全部で11.46ユーロで、残りは8.14ユーロ。

 そして魚屋さんでは前菜に使うムール貝を購入。これが3.67ユーロで、残りは4.47ユーロ。

 最後はパン屋さんにやってきました。古いパンだけでは足りないので食パンを購入。これが3.50ユーロ。

 手元に残ったのが0.79ユーロでセーフ。予算内に収まりました。では調理の開始!

 まずはデザートのプディングから。

 玉子をといて牛乳と混ぜ合わせます。そこに白いパンを刻んで加えます。リンゴは皮をむき小さめにスライスしたらフライパンで炒めてキャラメリゼします。これらを耐熱容器に入れてオーブンで焼きます。

 次はメインの詰め物料理。

 まずは玉ねぎ、ニンジン、ネギ、シロニンジンを細かく切ったらフライパンで炒めます。その間に固くなったパンを刻んでおきます。これを加えて最後にビールを少々注ぎ入れます。これでパンによく味が染み込むのだとか。これを仔羊のひき肉と一緒に、くり抜いておいたカボチャに詰め込み蒸します。

 最後は前菜。トーストした食パンの上に火を通したムール貝と野菜をのせ、その上にまたトーストをのせたら出来上がり。

 この前菜をお供にワインを飲んでいる間に、詰め物料理ができあがってkました。美味しそう!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、獣医の言うことを聞いて、愛犬をダイエットさせることにした。でも、ウサギが食べるはずのニンジンを盗み食いしているのを見たらかわいそうになった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はラ・ロシュ=スュル=ヨンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西部の町ラ・ロッシュ=スュル=ヨン(La Roche-sur-Yon)を旅します。パリからは列車で最速3時間。

 私にとっては初めて聞く名前の都市。どんなところなんでしょう?

 では、出発!

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 大西洋に面するヴァンデー県の海岸。砂浜とラグーンが美しい造形を生み出しています。

 ここから50キロ足らず内陸部にあるのがラ・ロッシュ=スュル=ヨンです。

 ナポレオン時代に県庁所在地になりました。公園に行けば機械仕掛けの動物が迎えてくれます(青印)。

 この街を詳しく探検する前に、こんなところに行ってみました。ここは、1000年の歴史を誇るタルモン城(赤印)。

 少しぼろぼろになってますが、そこがまた歴史を感じさせます。かつてはもう少し海に近いところにあり、領主であったイングランド王リチャード1世の城でした。

 ここから7キロほど南下したところには、20世紀はじめに首相をつとめたジョルジュ・クレマンソーの家があります(緑印)。

 中を見学してみると、寝室の壁にはワニの剥製、書斎の床にはトラの敷物。勇ましい人だったようですが、画家モネとは大の仲良し。お庭がその片鱗を伺わせてくれます。

 あれっ、海岸には鯉のぼり。

 次は、海に入ってみましょう。とは言っても、潜るのではなく牡蠣の養殖所を訪ねます。潮の満ち引きが、美味しい牡蠣を育ててくれます。

 もちろん試食も出来ます。ここで夕日を眺めながら食べる牡蠣の味はひとしおだそうです。

 次は・・・なんだなんだこの音楽、怪獣でも出てくるかと思いきや、恐竜のお話でした。

 この辺りの海岸には、恐竜が生きていた時代の痕跡があちこちに残っているそうです。かつて石灰岩で覆われていたのが、時がたつうちに剥がれ落ち、その下の地層が現れて、恐竜の足跡が大量にみつかったのだとか。

 次はラ・ロッシュの中心街へ行ってみましょう。なんかちょと怪しげな場所にやってきました(紫印)。

 自由にセックスを楽しもう!という趣旨のお店で、18歳未満はお断り。どこまでのことをするのか謎ですが、いわゆる日本の風俗とは違うようです。

 最後は、こんなところに行ってみました(水色)。ここは、チェンバロ奏者であり指揮者でもあるウィリアム・クリスティの広大な庭園。

 ウィリアムさんの母国はアメリカですが、今の活動拠点はフランス。ここは庭園というより広大な宮殿と言ったほうがよさそう。広い庭では演奏会も開催されます。

 今回は、ラ・ロッシュ=スュル=ヨンというより、その周辺を訪ねた週末旅でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、妹と恐竜のドキュメンタリー番組を見ていると、妹が言った。『あのカメラマン、恐竜に食べられないで、よく撮影してるわね』」

VDM(Vie de Merde)より


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外出制限拡大へ [トピックニュース]

 菅さんの記者会見って、一体なんのためにやってるんだろう?

 単なる報告?でも、すでに皆が知ってることをあげつらってるだけ。報告の意味があるんだろうか?

 いつも原稿を読みながらだけど、あの原稿、一体誰が書いたのか?

 菅さんが自分で書くとは思えないから、あれは官僚が書いたと考えるのが妥当ですな。

 とすると、原稿を書いた官僚は一体何を目的に書いたのか?

 感染拡大の防止を国民に訴えるためだとしたら、あの原稿じゃあどうにもならん。書き直し!

 政治家も官僚もこの有様では情けない。

 それはともかくとして、フランスはさらに厳しいコロナ感染対策を実施することになりそうです。首都圏の様子を見てみましょう。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 これまでの外出制限が午後8時から午後6時に早まり、都市部など特定の地域から全土に拡大されそうです。

 なんだか似たようなことをやってる国がどこかにあったような・・・。

 この対策、一般市民の受け止めは今ひとつのようです。

 「2時間早めたからってウイルスが拡散するのを防げるとは思えないですね」と女性。

 「出来る人はやるでしょうけど、仕事などで出来ない人は止められないですね」と男性。

 「やるしかないんじゃないですか?」と女性。

 数字が危険な徴候を示しています。10万人中の新規感染者の割合が最大危険値を超えてしまうかもしれません。一週間で40ポイント増えました。

 こちらの総合診療科では、徐々に患者さんが増加しています。

 「もしこれが大晦日の会食で増えているのであれば、徐々に減少するはずです。しかし、これが英国の変異ウイルスが原因となれば、感染が拡大することを覚悟したほうがいいでしょう」と医者。

 こちらの病院はもろにこの感染拡大の影響を受けています。イル・ドゥ・フランス地方(首都圏)では550人あまりが常に集中治療を受けています。

 一方、重症患者受け入れているのはこちらの大学病院。

 「2週間前までは二人にひとりの割合だったのが、今朝は全員になっています。ということは感染が拡大しているということであり、重症患者は特に増加傾向にあります」と救命専門の医者。

 この方も外出制限を2時間早めても感染拡大を止めることはできないとおっしゃっていました。

 どうなることやら・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、外出制限に巣ごもりしているせいか、ちょっと買い物いでかけただけで息切れがする[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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雪で渋滞 [トピックニュース]

 WHOの発表する世界の感染者レポートによれば、今年1月10日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)、英国が418,000人(344,000)、ロシアが165,000人(187,000)、ドイツが143,000人(125,000)、イタリアが117,000人(102,000)、フランスが123,000人(92,000)。

 英国はあいわからず増加、ロシアは減ってますがドイツは増加、イタリアもフランスも増加。結局、あまり減ってない。スペインに至っては59,000人(17,000)と急増。

 日本は40,000人ほど(23,600)。これがピークならいいんだけど・・・。

 さて、先日、大雪でものすごい数の車が立ち往生していましたが、フランスでも同じようなことが起きたらしい。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここは高速道路A40。

 約1,000台もの車が積雪で身動きできなくなってしまいました。中には自宅まで数キロというドライバーもいます。

 「もういい加減にして欲しいです!」と女性。

 「このすぐ近くに自宅があるんですが、これではどうにもならないですね」と別の女性。

 「寒い上に食べるものもなくて困ってます」と男性。

 モンブランにつながるこの道路、 ”白い高速道路” と呼ばれています。今週の火曜日から水曜日の夜にかけて30センチの積雪を記録し、多くの車が身動きできなくなりました。

 えっ、30センチくらいでそんなことになります?

 原因は大型トラック。雪道を走るには装備が十分ではなかったようです。除雪車もすぐにはアクセスできず、長い車の列ができてしまいました。

 「もう3時間ほど雪が降り続いています」と男性。

 「マコン方面が通行止めになっていたのでこちらに来たらこの渋滞に巻き込まれました」と女性。

 午前2時。赤十字のボランティアが食べるものを配っていました。

 午前4時半、やっと車が動き始めました。中には10時間待ったというドライバーもいたようです。

 そして、大型トラックの中で一夜を過ごすと決めたドライバーもいました。

 さらに、運転は一時休止して体育館に避難した人たちもいました。

 「ひどい目にあいました。でも、赤十字の方が食べるものを持ってきてくださって、今は暖かくして過ごせます」と女性。

 翌朝、体育館の隅にはコーヒーが用意されていました。

 道路はどうなっているかと言えば、嘘のように渋滞はなくなっていました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、高速の料金所で立ち往生。何度やってもクレジットカードを受け付けてくれない。たまりかねた後ろのドライバーが車から降りてやってきた。『マダム、まずはチケットを取らないとダメですよ』・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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欧州第3波! [トピックニュース]

 コロナ感染を防ぐのは至難の業だとつくづく思う。

 WHO発表の世界の感染者レポートによれば、今年1月3日までの一週間の新規感染者数は、英国が344,000人、ロシアが187,000人、ドイツが125,000人、イタリアが102,000人、フランスが92,000人。

 英国は増加、ロシアとドイツは減少傾向、イタリアとフランスは前回と変わらずといったところ。

 欧州の国々は、クリスマスを家族で祝うために12月の2週間だけ制限を緩めた結果、年明け早々から感染者が急増してしまいました。

 これらの国々は、現在、どのような対応をとっているんでしょうか?

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 まずは英国。外出制限の真っ最中。通りを歩く人の姿はほとんどありません。商店も3月まで休業を余儀なくされています。

 先週は一日当たりの死者が1万人にも達しました。そのため国民全体が自宅に留まることを求められていますが、先週末のロンドンの公園はご覧の通りの人出。

 「人が多いので戸惑いました。外出制限をきちんと守ってないですね」と女性。

 「コロナ感染を甘く見ている人がいるんだと思います。自分が感染していなければ、コロナウィルスなんて関係ないと思ってるんでしょう」と男性。

 一方、こちらはドイツ。同じように外出制限が続いています。学校は一斉休校、商店も休業中。

 こちらはベルリンのショッピングセンター。普通なら300店舗が営業していますが、現在は10店舗のみ。飲食店はテイクアウトのみ。

 「通常は5人の従業員でやってますが今は一人だけです。お客が少ないですから」

 欧州でもっとも厳しい措置が取られているのは赤色の国々、次はオレンジ色の国々。

 その中の一つがポルトガル。この2週間で感染者が2倍になり、医療が逼迫しているとか。

 そのため、先週末から短縮営業や外出制限が実施されています。劇場やレストランはまだ営業を続けていますが、今週中にはさらに厳しい措置を出すことになりそうです。

 人間の口から出る唾液の飛沫が感染源なら、それを止めてしまえばいいのですが、そこが一番難しい。

 ちょっと意味は違うけど、人の口に戸は立てられないとはこのことか・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ある男が自分のしていたマスクを同僚に貸しているのを見てしまった。その同僚はそのマスクをしてパン屋に入っていった。これじゃあ感染はおさまりっこない[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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雪のマドリード [スペイン]

 TwitterのアカウントもFaceBookのアカウントも停止されてしまったトランプ氏が、なんの制約も受けないParlerにアカウントを開設するのではと危惧したGoogleとAppleが、Parlerのアプリの配信を停止したとか。なんだかすごい徹底ぶり。

 さらに、同氏が「核のボタン」にアクセスできないようにするための方法も検討されているとか。

 確かにあんな人がそんなもんにアクセスしたら恐ろしいことになりそうな・・・。ホワイトハウスに籠城するのもあと一週間あまり。長い。

 さて、東北地方は大雪で大変なことになっていますが、スペインの首都マドリードも異例の積雪を記録しているそうです。

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 50年ぶりの雪に興奮気味の市民が、通りを挟んで雪合戦をはじめました。

 日曜日の朝、軍が除雪に取り掛かりました。雪はやんだものの、急激な気温の低下で積もった雪が氷のようになっています。

 「これだけの積雪ははじめてです」と軍関係者。

 このままでは道路を歩くこともできません。ボランティアの一般市民も除雪をはじめました。しかし、ちょっとこの道具では頼りない。雪に慣れてないんでしょうね。

 「厳しい外出制限の中、またコロナ感染の最中に、軍が一生懸命やってくれてますから、私達も手伝いたいんですよ」とボランティアの一人。

 この大雪、Philomenaという名の冬の嵐がもたらしたもの。土曜日の夜から交通機関はマヒ状態。空港も駅もご覧の通り。

 「乗る予定だった列車の運行が取りやめになってしまいました。どうやって家に帰れば良いのか途方にくれます」と女性。

 政府は市民に対し、外出は避けるように厳しく求めていますが、この雪に惹きつけられ様々な人々が表に出てきてしまいました。中にはスキー板で散策する人もいます。

 「前に積雪したのは50年前の1961年で、私が8才の頃でした」と女性。

 「雪で学校が休みになったのは初めてです」と女学生。

 外出は控えるようにと言われても聞かない人がいるのはどこも同じ。広場には雪遊びを楽しもうと大勢の人が押しかけてきました。

 皆、コロナ疲れか・・・。

 因みに、2021年1月3日までの一週間のスペインの新規感染者数は16,852人。あれ、日本より少ない。日本は23,600人ほど。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、11才になる娘に雪が降っていると教えてやった。すると娘が言った。『フェイスブックで言ってたの?』娘よ、うちの窓を開けてみなさい」

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯122 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回のチャレンジャーは栄養士のカリーヌさん。身体に良い晩ご飯を作ってくれるそうです。

 では、スタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 リポーターさんと一緒に市場にやってきた金髪の女性がカリーヌさんです。

 年末年始の暴飲暴食で身体の中にたまった余計なものや身体に良くないものを追い出してくれる料理を作ってくれるそうです。

 では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 いつものように、まずは八百屋さんへ。カボチャ、ネギ、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、にんにくを購入。ネギは緑の部分を切ってもらって重さを軽くしてもらいました。何しろ全部計り売りだから安く上げるためには軽くする必要があります。

 それはさておき、デザート用にオレンジとミントの葉も購入しました。これが合計で15.72ユーロで残りは14.28ユーロ。

 次は、鶏肉屋さんにやってきました。低カロリーのささみ肉を購入。これが9.18ユーロで、残りは5.10ユーロ。

 最後に香辛料の調達が残っています。シナモン、ナツメグ、ショウガ、ココナッツミルクを購入。これが全部で4.36ユーロ。

 手元に残ったのが・・・0.74ユーロで予算内に収まりました。では、カリーヌさんのキッチンで調理の開始!

 まずは前菜。

 カボチャは皮付きのままスライスしたら一口大に、玉ねぎはスライス、ジャガイモは皮をむき一口大に。これを順番に鍋に入れたら、スライスしたショウガを加え、ナツメグを鍋の上からすりおろします。火が通ったらミキサーにかけたら、カボチャとジャガイモのヴルテの完成。

 カボチャは食物繊維とビタミンを多く含んでいるため身体を元気にしてくれるとか。そしてショウガは消化を助けてくれます。

 では次はデザートを作りましょう。

 オレンジの皮をスライサーで千切りにします。残った皮を全部切り取って輪切りにします。こんな風に器にもりつけたらシナモンを上からおろして、ミントの葉をトッピング。ビタミンたっぷりのデザートの出来上がり。

 最後はメイン料理。

 フライパンに菜種油を引いたら、刻んだネギと玉ねぎを炒めます。火が通ったところでココナッツミルクを加え煮詰めます。別のフライパンでささみ肉と千切りのニンジンを炒めます。盛り付けはこんな感じ。

 確かに、身体に負担をかけない健康的な晩ご飯になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、今年はじめから飲み続けているビタミン剤は大して効いてない。なにしろ知らない間に10日も前から飲んでいた犬のノミ取り薬の効果に比べたら・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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冬のピレネー [ミディ=ピレネー地方]

 日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。

 年明けから外出の機会が極端に減った。どうも寒くて外出するのに二の足を踏む。

 おかげで室内の大掃除に励むことができる。そもそも年末に大掃除というのはどうかと思う。ぎりぎりまで仕事をこなしてやっと休みに入ってゆっくりできるはずなのに、大掃除をしなくてはならないなんて殺生だ。

 それより、お正月に美味しいものや高カロリーの食事で体重オーバー気味になっている時期に、せっせと身体を動かして大掃除に励むほうが理にかなってる気がする。

 それはさておき、今日はフランスのピレネー地方の冬を体験してみましょう。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 冬山に響き渡る美しい男性コーラス。ピレネーらしいですね。

 雪に覆われた山道を歩く一人の男性。何をしに来たかといえば、チーズのお世話。

 ここは標高1474メートルの峠にあるチーズの熟成小屋。ジョジョさんはどんなに雪が降ろうと二日に一度は必ずこの小屋にやってきて、こんな風にチーズをひっくり返して行きます。

 トムという種類のチーズで牛乳もしくは羊乳で作られています。

 たくさん並んでますね。これを全部磨いてひっくり返すのはかなりの重労働。ご苦労さまです。

 最初は白いチーズも熟成が進むにつれて茶色に色づいてきます。最後はこんな感じになります。切って食べたら美味しいんでしょうねえ〜。

 峠の麓にあるのがアランス=マルスース村。山の上の羊小屋は冬の間はもぬけの殻。どこにいるかと言えば、村の農場にある暖かい小屋の中。美味しい干し草も山のようにあります。

 「12時になると羊が鳴き出すんですよ。食事の時間だってことがわかってるみたいです」と羊飼い。

 冬は夏と違って忙しいですね。夏なら放牧しておけば勝手に草を食べてくれます。

 あっ、あの歌声が聞こえてきました。この村のどこかで歌っているようです。

 ああ、こちらのお宅でした。しかも、あたたかそうな暖炉の前で歌っています。

 「家族が暖炉の前に集まって一緒に歌を歌うのは楽しいですよ」と男性。

 歌を歌うだけでなく、カードゲームを楽しむこともあるとか。

 一方、こちらはとある農場の玄関口。ものすごい数の鈴が並んでいます。

 暖かくなって山に登る時に羊の首にこれを取り付けるのだそうです。

 今は雪に覆われ静まり返った山ですが、6ヶ月ほど先には緑に変わって、鈴の音や男性の歌声でにぎやかになることになるでしょう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、同級生が私の顔を見てスキーはどうだった?と言う。スキーなんて行ってないからぽかんとしていると『だって顔にゴーグルの跡が残ってるからてっきりスキーかと思った』と言う。ゴーグルの跡???それは単なる小じわ[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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ピッツァの自販機 [トピックニュース]

 フランスは、一旦は減少していた一日の新規感染者数が、水曜日には25,000人に跳ね上がってしまった。

 外出制限解除の目標だった5,000人にはほど遠く、さらなる強い対策が検討されているとか。

 レストランやバーは20日まで休業と決まっているが、その先は不透明。マリーヌ・ルペンが「再度の外出制限には反対!」と言っている。さもありなん。

 それにしても一日25,000人というこの数字、他人事とは思えなくなってきた。こうなると頼りにするのはワクチンってことになるのか・・・。どの国も対応に苦しんでいる。

 アメリカはそれに輪をかけてあの騒動。朗報は民主党が上院の残り2議席を確保したことくらいか。

 それはともかくとして、今日の話題はピッツァの自販機。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ピッツァの試食会?どうもそのようです。とは言っても、このピッツァ、自販機から出てきました。でも冷凍ではなく、ほっかほかの焼き立て。すぐに食べられます。

 この自販機、春先の外出制限の頃からあっという間にフランスのあちこちで見かけるようになりました。現在、1,600台が全国に設置されているそうです。

 見た目はどこかで見たことのある配達ピッツァとかわりありません。

 どうやって購入するかというと、画面に出てくるメニューの中から一つ選びます。お値段は平均で10ユーロほど。3分程待つと焼き立てが出てきます。

 自販機の設置場所は、都市部からはなれた道路沿いやショッピングセンターの片隅。

 こうなるとピッツァ職人なんて要らない!なんてことになってしまうのでは・・・。それを確かめるためにヴォージュ地方の小さな町を訪ねました。

 1年半ほど前、ヤスミヌさんとグレゴリーさんはピッツァ自販機を5台購入。それまで営んでいたレストランを小規模のピッツァ工場に作り変えました。

 成功の鍵は、全部手作りだということ。生地を作ってソースを塗り石窯で焼いたら、具をのせます。これを箱に入れて自販機に補充。これで10日間保存できるそうです。お客さんが来てボタンを押したら中で焼かれて出てくるという段取りです。

 なるほど、そういうことになっていたのか。フルで働く従業員は3名。

 「早朝や夜遅くまで働く必要がなくなりました。日曜日は必ずおやすみ出来ます。それにお客さんと接触する機会がありませんから安心です」と従業員。

 そんなわけで、一台50,000ユーロもする自販機を設置する人が増えているそうです。

 こちらはその自販機を製造している工場です。作っている自販機は2台でワンセット。片方は冷蔵庫になっていて、もう片方は常に200℃のオーブンになっていて、全自動ですぐに食べられるピッツァを作ります。そうなると人手は不要?いえ、管理する人が必要です。ということは誰かが失業してしまうという事態は避けられそう。

 そうなると問題はおいしいかどうか。星付きレストランのシェフに2種類のピッツァを試食してもらいましょう。一つは手作り、もう一つは大量生産のピッツァ。どちらも自販機で手に入れたもの。さあ、どちらがおいしいんでしょうか?

 「これはあまり良く焼けてませんね。でもこちらはいい色に焼き上がってます」

 ということで、手作りピッツァの勝利。でも、本当に美味しいかどうか自分で試食して確認してみたいところです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、夫が私にもっと腹筋を鍛えなくてはいけない、このままでは私のお腹はピッツァの生地みたいだという。だって私、3ヶ月前に出産したばかりよ」

VDM(Vie de Merde)より


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