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夏の果物 [フランスのグルメ]

 日曜日のNHKスペシャルに登場した日本医師会の会長さん、よくわからない回答をしてたっけ。わざわざ番組に出てきて発言してもらうほどの内容じゃあなかった。

 司会者から何を質問されているのか理解しているくせに、それに答えず、自分の言いたいことをだけ言ってその場をぼやかすっていうのか、そんな感じ。

 そう言えば、菅さんも似たようなことをする。政治的な対応をする時には必ず皆が同じことをする。これまでのキャリアの中で、ずっとそうしてきたんだろう。

 ポイントをずらしてはぐらかすわけだ。これが身についてしまって、何でもかんでもその手法で乗り切ろうとする。頭の使い方が違ってませんかね?

 それはさておき、本日は、赤い果物のお話。

Paris_Chaussan.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 その赤い果物が、これ。木いちごです。フランス語ならフランボワズ、英語ならラズベリー。

 ちょうど今が旬。

 あれ、イチゴって夏でしたっけ?年がら年中、スーパーで見かけるような気がする。但し、木いちごはあまり見かけない。

 それはともかく、こちらはその生産者。ハウスの中に入ってみましょう。

 木いちごの木って想像以上に大きいですね。葉っぱの間から赤い実が顔を出しています。

 傷つきやすいので収穫には細心の注意が必要です。手荒に葉っぱをかき分けていると大切な実を台無しにしかねません。

 美味しそうな木いちご。収穫中につまみ食い。

 町の朝市を訪ねてみると、あっという間に売れて、残りはたったこれだけ。

 「木いちごを食べると太陽の夏が来たなって感じるんです」とママ。

 1パック250gで4.80ユーロ。日本円で630円くらい。ちょっとお高いですね。でも、皆さんお買い求めになるようです。

 食べ始めたらあっという間に空になってしまいそう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、義理の父に、私が昨日作っておいたフランボワズのムースはどこに行ったかきいてみた。すると父が言った。『ああ、あれかい。まずくて食えたもんじゃなかったから、犬にやったよ』」

VDM(Vie de Merde)より


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ラベンダー畑2021 [プロヴァンス地方]

 昨日のピクニック用サンドイッチはよく考えるとかなり変わってた。生のすり身をトーストパンでサンドイッチにしてバターで炒めるなんて、あまり思いつかない。どんなお味なんだろう。

 シェフ・エトワレ(ミシュラン星獲得シェフ)が作るんだからまずいということはないような・・・。

 さて、目下のところオリンピック期間中はどうすごすかが問題。

 とは言うものの、いつから始まっていつ終わるかも知らない事に気がついた!

 調べたところによると、7月23日から8月8日までだそうだ。前後一週間か10日くらい加えるとして一ヶ月の我慢か・・・。

 東京はボロくじ引きましたな。誘致にあんなにお金を使って(しかも2回も)、結局、出費だけがかさみ、二重の苦労を背負い込むことになった。

 商業主義に走った近代オリンピックは一度ゼロに戻すべし、IOCも解体すべし、とわが家ではなっている。

 それはともかく、先日はノルマンディの亜麻畑を紹介しましたが、今回はプロヴァンスのラベンダー畑です。

Paris_Valensol.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ラベンダー畑に観光客。いつもの見慣れた風景になってきました。

 しかし、ここ数年は必ず中国からの観光客が大勢いましたが、現在はご覧の通り、国内からの観光客ばかりのようです。

 お花はほぼ満開。あと2週間もすれば収穫が始まるそうです。

 「この広大な眺めを楽しみ、そして小さな花を見て楽しむ。素晴らしいですよ」と男性。

 遠くに見えるのはアルプスの山並み。これはやっぱり写真の撮りたくなりますね。

 「写真を撮るだけで1時間半ぶらついてしまいましたよ」と男性。

 こちらは栽培者のリシャールさん。ラベンダー栽培は祖父母の時代から続けられてきたそうです。

 亜麻が繊維加工されるなら、ラベンダーはその香りで様々なものに使われています。

 こちらはヴァランソル村。お店に並んでいる商品は石鹸や匂い袋、それにキャンディやアイスクリーム。さらにエッセンシャルオイルも並んでいます。どれもラベンダーの香り。

 「私は北部の人間ですから、プロヴァンスの色合いや香りがとてもステキに思えます」と女性。

 拙宅にも鉢植えのラベンダーがあるが、今年も花はまだのようだ。

 100均で買った種から育てたラベンダー。確か今年で3年目。そろそろ花を咲かせて欲しい・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、私の彼は自然が大嫌い。部屋の中に花の香が漂うものなら文句たらたら。もう、信じられないわ [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯144 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 チャレンジしてくれるのは、ジヴェルニーにあるミシュラン星付きレストランのシェフ、ダヴィッドさんです。

 今回は晩ご飯ではなく、ピクニック用のお弁当を作ってくれます。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 とある日曜日、シェフとリポーターさんがジヴェルニーのモネのお庭を散策中。

 ピクニックにピッタリのお庭!さあ、シートを広げてお弁当をいただきましょう。

 「ポテトチップスとイワシの缶詰はいかが?」とリポーター。

 「そんなんじゃあダメだよ」とシェフ。

 「それなら30ユーロを渡すから美味しいお弁当を作ってよ」とリポーター。

 そんなわけで二人は市場にやってきました。まずやってきたのが魚屋さん。イワシとタラを購入。これが8ユーロで残りが22ユーロ。

 次は乳製品のお店で、フロマージュ・ブラン、生クリーム、バター、玉子を購入。これが合計で13ユーロで、残りが9ユーロ。

 そして八百屋さんにやってきました。ミックスサラダ、ラディッシュ、いちご、ルバーブを購入。これが全部で9ユーロ。

 ということは、30ユーロちょうどで使い切りました。しかし、まだ必要なものが・・・。

 とは言ってもタダで手に入ります。ここはシェフの菜園。香りの良いパセリとデザート用にお花を頂いていきましょう。では調理の開始!

 まずはメイン料理から。

 イワシにオリーブ油をかけてグリルします。残りのイワシは、タラ、玉子の白身、生クリームと一緒にミキサーにかけてすり身にします。これをトースト用のパンに塗ってサンドイッチにしたら、バターを引いたフライパンでカリッと焼き上げます。その上に、さきほどグリルしたイワシをのせたら出来上がり。

 次はサラダ。これが前菜か?

 ミックスサラダに刻んだエシャロット・グリーズとスライスしたラディッシュを加え、ドレッシングで和えたら、こんなお弁当箱に詰めます。あのカマンベールチーズの箱と同じ?

 最後はデザートのチーズケーキ。

 フロマージュブランと生クリームと玉子を混ぜ合わせたら器に取り分け、50分かけてオーブンで焼きます。その間にルバーブのコンポートを作ります。これを焼き上がったチーズケーキに塗り、スライスしたいイチゴとお花をトッピングしたら出来上がり。

 ではモネのお庭にもどっていただきましょう。ポテトチップスとイワシの缶詰とは比べ物にならないステキなピクニック弁当になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、お昼に外でサンドイッチを食べていると、かもめがダンボールをかじっているのが見えた。かわいそうに思いサンドイッチを一切れ投げたら、当たりどころが悪くかもめがぶっ倒れた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はクロミエで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、ブリー地方にある都市クロミエとその周辺を旅します。

 パリからはローカル線で約1時間。パリ郊外と言ってもいいくらいの近さ。

 では出発!

Paris_Coulommiers.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ブリー地方と言えば、小さな村、マルヌ川、そしてチーズにワイン。大都市パリからほんの1時間でフランスの田舎を全部味わえるような場所です。

 ジャン=ポールさんはクロミエ・コンフレリーの会長さん。つまり、クロミエの良さを広く知ってもらうための活動をしている会の名誉会長。

 ここはコマンドリー・デ・タンプリエと呼ばれる場所(青印)。

 「フランス北部で最も美しいとも言われる場所です」とジャン=ポールさん。

 12世紀に作られたこの施設はキリスト教騎士修道会のもの。ここで騎士や修道士がともに暮らしていたそうです。騎士は武道、修道士は宗教活動に励んでいたってことかしら?

 さらに、ブリーチーズの原型が生まれたのはこの地域だとか。

 「マリー=アレルという女性が生みの親だと言われていますが、彼女はノルマンディーからこの地方に移住してきたんです」

 ということは、そもそもはカマンベールが原型だったということになりそうな・・・。

 そんなわけで、そのブリーチーズの生産者を訪ねてみましょう(オレンジ印)。

 こちらは熟成室。1日に2回、こんな風にひっくり返しては熟成させます。こうして出来たのが3大ブリーチーズの一つブリー・ドゥ・クロミエ。

 カマンベールにそっくりですが一回り大きい。ただ今、AOPを取得するべく活動中。

 さて、次に訪ねたのが動物園(緑印)。様々な国から様々な生き物が集められています。そして、絶滅危惧種の再生にも力を入れているそうです。動物たち、自由に動き回っているように見えます。

 ここでは室内からこんな動物を間近で観察することができます。黒豹みたいなのがテラスにやってきた!おやつを食べたらまたどこかへ行ってしまいました。ひと安心。

 そろそろ今晩の宿へを向かいましょう。そこはマルヌ川に浮かぶ細長いボート(水色印)。6人貸し切りの場合は一泊200ユーロ、1人の場合は30ユーロ。デッキで食前酒を楽しむこともできます。

 翌朝は、そのままボートでマルヌ川を遊覧。緑がいっぱい。これなら船酔いもせずのんびりできます。

 さあ、次はこちらにやってきました(ワインレッド印)。

 「この地域はイル・ド・フランスで最初にワイン作りが始まった場所なんです」と男性。

 16世紀頃は4世帯のうち3世帯までがワイン農家だったそうです。正直、こんなところでワインが作られているとは知らなかった。

 あれっ、ぶどう畑に羊が3匹。どうやら雑草を食べてくれるらしい。エコ農法。

 実は、ブリー地方のワイン農家は100年以上前に消えてなくなってしまいました。そこでこちらの男性が15年前に復活させたのだそうです。

 ここでは、見学者がぶどう園の仕事を体験することができます。もちろん出来たワインの試飲もできます。

 最後はちょっと変わった場所を訪ねてみましょう(黄色印)。何やらお城のような建物が・・・。

 中に入る前に、ステキな衣装に着替えておきましょう。入場すると自転車タクシーが迎えてくれます。

 なんだかメルヘンの世界?

 ここは、道化師のパフォーマンスで知られるロシア人Slava Poluninが作った庭園。このお髭の男性がその方。

 やっぱり夢の世界・・・。そして、あちこちにパフォーマーが登場します。ここは見学するもよし、パーフォーマンスを披露するもよしの自由な空間。日常をわすれて自由を満喫できそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、プールに向かうバスの中で、生徒の一人がじっと私を見つめて言った。「なんだかその鼻、道化師みたいだ」鼻の頭が赤いからねと言うと、その生徒が言った。『ちがうよ、バカでかいからさ』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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亜麻のお花畑 [ノルマンディー地方]

 自分用の腕時計が3つある。どれもスウォッチ。

 先日、久しぶりにつけて出かけようとしたら、どれも電池切れで全滅。

 そもそも腕時計はあまり必要でなくなっていたところにコロナ感染で自粛生活。輪をかけて使わなくなった。

 替えの電池が一つだけあったので取り替えたが、残り2つは動かないままだ。使わないとはいえ、本来時間を刻むはずの時計が止まっているというのはどうも気持ちよくない。

 さて、南仏と言えば紫色の花が一面に咲くラベンダー畑が頭に浮かびますが、ノルマンディにもそんなお花畑があるとか。

 とは言ってもラベンダーではなく亜麻(アマ)。

Paris_CoteDeNacre.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 なんでしょ、これは?

 淡い紫色した畑。これが亜麻畑です。

 地上に降りてみるとこんな感じ。辺り一面に花が咲いています。これは写真に収めたくなりますね。そうそう見られる風景ではありません。

 「とにかく素晴らしいわ〜」

 「毎日でも見たくなりますね。これを見ていると元気がわいてきます」

 この男性、面白い柄のラコステのボロシャツをお召になってます。

 亜麻の花って近くで見ると上品で清楚。毎年この時期になると、近隣の皆さんはこの花が開花するのを今か今かと待っているとか。

 そして花が咲くのは数日だけ。こんなお花畑をみられるのは長くて3週間だそうです。

 「この時期になると一斉に咲き始めます。そして畑をこの色に染めてくれるんです」と男性。

 おっ、サイクリングを楽しんでらっしゃる方々もいます。

 「とてもきれいでしょ。でもね、すぐに終わっちゃうんです」

 なんだか日本の桜と同じですね。

 うわ〜、これは見ごたえがあります。辺り一面が一色。

 「風が吹くと波打つみたいにゆれるんですよ。それがまた素敵なんです」

 亜麻畑のすぐ向こうは海。同じような色をしてます。お隣の畑は麦畑かしら?絵の具で色を付けたみたいに見えます。

 この地域の気候が亜麻の栽培に適しているとか。7月の中旬に収穫が始まるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、花のいけてある花瓶のそばで大きなくしゃみをした。すると、その周りで飛び回っていたミツバチの一匹の姿が見えなくなった・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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バカンスは山で! [ローヌ=アルプ地方]

 恒例になってしまったWHOの世界コロナ感染報告は、ここにきて一週間ごとではなく、各国24時間ごとに更新するやり方に変えたようだ(ややリアルタイム)。

 そのためここで引用しても意味がないので終了とし、リンクのみお知らせしておく→こちら

 このサイトにアクセスすると、各国の24時間以内の新規感染者数と累計及び新規死者数と累計が分かる。

 ここの数字がどんどん少なくなってきたら収束ってことになるのかな。早くそうなってほしいもんです。

 さて、6月も残り5日。7月になるとフランスはいち早く夏のバカンスシーズンが始まります。

Paris_AreshesB.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 おお、この風景。山はきれいだし空気は美味しそう。

 こんなところで過ごすとなると、やっぱりテントを張ってキャンプですな。

 「トゥルーズから来ました。夏は暑いんですよ。だから避暑に来たんです」と女性。

 このカップル、もう夏休み???3日間の休暇とおっしゃっているので夏休みというわけではなさそうな。

 ここは公営のキャンプ場。テントで過ごす人たちもいれば、キャンピングカーに宿泊する人たちもいます。

 こちらはベルギーからやってきたご夫婦。15年も前から毎年必ずフランスに来るそうです。なんだかやたら履物の数が多いですね。

 「コロナ感染でフランスに来られるかどうかわかりませんでしたから、来られて本当にうれしいです」とご主人。

 元気にジョギングに出かけて行きました。

 そんなわけで、6月からすでに予約は去年の2倍。

 「今年に夏は去年に比べて予約が20%増えました」とキャンプ場の方。

 夏のバカンスといえばどうしても海が一番人気。その次が田舎。そして3番手が山だそうです。

 3番手と言っても、去年から急増しています。

 「色々たいへんでしたから、こういう所でのんびりすごしたかったんです」とパパ。

 やっぱりねえ〜、コロナ感染で気が休まる日なんてなかったですからね。

 ここからさらに上の方にある民宿がこちら。素敵なお部屋。コロナと猛暑の夏を忘れてゆっくり過ごせそう。

 皆がそう思っているせいか、これまでになく宿泊客が増えているそうです。

 「7月は90%、8月は70%が予約で埋まってます」とオーナー。

 こちらはスポーツ用品店。

 「例年に比べると格段にお客が増えました。山のスポーツを楽しむために事前に予約を入れる人が多くなりましたねえ」

 冬はスキー場で賑わうこの地域ですが、夏は避暑で人気のようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、主人が夏休みになった。なぜか、私が夕方6時に仕事から帰ってくるのを待って、階段のペンキ塗りを始める。不可解・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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新装オープン [パリ]

 コロナ禍になってお店に行って洋服を買った記憶がない。買ったのは昨年2月の頭、渋谷の東急東横店が閉店セールをやっていた時で、ぎりぎりコロナ前のことだった。

 あそこはもう取り壊しが始まってるんだろうか?渋谷を通る時は何も見ないで逃げるように早足で歩くだけ。それゆえどうなってるのかはっきりしない。

 さて、延々と休業を続けていたパリのデパート、サマリテーヌ(Samaritaine)が本日6月23日に新装オープンするそうです。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年6月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 サマリテーヌがしばらく休業するという話を聞いたのは、いつ頃だったか思い出せないくらい前のこと。

 入り口が閉じられた店の前を一度歩いたような記憶がある。話によれば、なんと16年もの歳月をかけて修復作業が続けられていたようです。

 パリの中心部、ポン・ヌフのたもとに位置するこのデパートは4つの建物からなっています。

 1870年の創業時には、ちっぽけな小売店だったのが、その30年後にはパリで一番大きなデパートになりました。売り場面積は全体で10万平米。

 創業者のエルネスト・コニャックは革新的な人だったようです。

 1960年代には、あらゆる人達が買い物に訪れ、まるで聖地のような存在になりました。

 注目すべきはその建物。全体がアールヌーヴォー!

 しかし、しだいに赤字をかかえるようになり、建物の老朽化で2005年に休業。

 取り壊しか、それとも修復かで紆余曲折。結局、7億5,000ユーロの巨額を投じて修復されることになりました。

 生まれ変わったサマリテーヌがこちら。繁栄を誇った当時の姿がよみがえりました。こりゃちょっと残しておきたい建物ですね。

 大株主が、あのヴィトンを傘下にもつLVMHらしいので、修復の費用がなんとかなったんじゃないだろうか?

 新装オープンを前に、マクロン大統領も訪れたとか。

 どうもホテルやオフィスなども入っていて、多目的な建物になっているようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、デパートで元生徒にばったり出くわした。『元気かね?今、なにやってるの?専門分野は?』と私。すると彼が言った。『あの・・・先生・・・僕は今、最終学年です。今朝もあなたの授業を受けてきました』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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花の料理 [フランスの郷土料理]

 二回目の緊急事態宣言で体重超過。明らかに運動不足の結果だ。

 しかし一回目ではそのような兆候はなかった。確か、一回目の方がジムの休館期間は長かったように思う。

 となると、カロリー超過、つまり ”食べた” ってことになるような・・・。そんな自覚はあまりなかったけど。

 新しいジムにも慣れてきたことだし、これから取り戻す!

 うっ、取り戻す???

 失われたものはないから、取り戻すはないだろう。むしろ取外すってことか。ま、とにかく運動する。それ以外に道はなし。

 さて、本日も料理のお話。先々週の節約晩ご飯でも登場したズッキーニの花ですが、ちょうど今が旬。特に南仏ではこの時期、よく料理に使われるようです。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 「このお花、おいしいのよ」と女性。

 「きれいな上に食べると美味しいのよ」と別の女性。

 「この時期にしか食べられませんよ。パリの方にはぜひ買って食べてほしいですね。とっても美味しいですから」とお店の方。

 こちらはニース料理専門の料理人。これからズッキーニの花を使って美味しい料理を作ってくれます。

 どうやら天ぷらにするようです。ただ天ぷらにするたけでなく、リコッタチーズを詰めて揚げるらしい。

 まずは、花の雌しべを取り除きます。つぎに衣を用意します。小麦粉、イースト菌、塩をボールに入れ混ぜ合わせます。ここに、とっておきの裏技、冷やした炭酸水を加えます。これでサクサクの天ぷらに仕上がります。

 中に詰める具は、リコッタチーズにバジルとパルメザンチーズを混ぜ合わせたもの。さっとたらしていたのははちみつ???

 準備ができたらいよいよ油で揚げます。そっと油に入れたら、時間をかけずに2〜3分で引き上げます。

 お店ではお客様方がこの料理を召し上がっています。サクサクなのがよくわかりますね。

 「ちょうどいい具合にサクサクですよ」と女性。

 「祖母がよく作ってくれましたから、小さい頃から食べてますよ」と男性。

 この花、生産者によると、早朝に収穫して数時間以内に使わないとダメになるらしい。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、料理を作り始めたら、ズッキーニで包丁を切ろうとしていた。 私、ひどく疲れてるみたい[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯143 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 夏の到来とともにバーベキューシーズンがやってきます。本日はそのバーベキューでフルメニューにチャレンジしていただきます。

 ではスタート!

Paris_Nice.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらの体格の良い男性、ティエリーさんが本日のチャレンジャー。

 料理人にしてバーベキューの達人。さっそく30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 最初にやってきたのは八百屋さん。ミント、パセリ、シブレット・・・、バーベキューにハーブは必要?

 「料理に風味を与えてくれるのがハーブなんです。僕はいつも風味を大切にしながら料理を作ってます」

 なるほど。他にもチェリートマト、ニンニク、玉ねぎ、エシャロットを購入。これが合計で11.13ユーロ。残りは18.87ユーロ。

 次もまた八百屋さん。とは言っても、こちらはジャガイモの種類が豊富。お目当ての品種を購入。これが2ユーロで残りは16.87ユーロ。

 次はメイン料理の材料を求めてお肉屋さんにやってきました。購入したのはヒナの雄鶏。予算と品質を考えると、この小さいのになるらしい。お肉屋さん、開いてバーナーで炙ってくれました。これが11.80ユーロで、残りは5.07ユーロ。

 さらにチーズ屋さんでモッツァレラチーズを購入。これが3.60ユーロで残りは1.47ユーロ。

 予算も残りわずか。最後はパイナップルが必要なのですが、予算オーバーでダメか、と思ったところに、安いのを発見!賞味期限ギリギリのセール中。これが1ユーロで予算内におさまりました。では、調理の開始。

 まずはジャガイモを半分に切っておきます。それが終わったらグリルに火をおこします。火をおこしたら右と左に分けて、真ん中は空けて置くそうです。何やらニンニクをのっけました。グリルを使うときの基本は、材料をそのまま焼くのではなく、フライパンに入れて焼くこと。

 焼けたトマトが美味しそう。ジャガイモはスライスした玉ねぎと一緒に全体に油をなじませてから火にかけます。

 次はメインの鶏肉料理。肉はタレを付けてから焼きます。その間にハーブ類を刻んでレモンを絞り入れます。これを鶏肉に塗ったら、板の上にのせてからグリルで焼きます。ちょっとした燻製になって美味しいんだそうです。

 最後のデザートのパイナップルは、シロップをかけながらグリルで焼いたら出来上がり。

 焼いたトマトの上にはモッツァレラチーズがのってました。ジャガイモには焼きニンニクが添えられています。

 どれも美味しそうですが、特にヒナの雄鶏が美味しそう。ヒナのうちに食べてしまうなんて少々可愛そうだけど・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、バーベキューを始めるたびに、天井から大きな蜘蛛が降りてくる』

VDM(Vie de Merde)より


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週末はテッサロニキで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はギリシャ北部の都市テッサロニキを旅します。パリからは空路の直行便で2時間45分。

 では出発!

Greece_Thessaloníki .jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 古代ローマの遺跡やギリシャ正教会、そして近代的なビルの立ち並ぶ大都市テッサロニキは、イタリア、バルカン諸国、トルコを結ぶ要所に位置します。

 「天気はいいし、食べ物は美味しいし、素敵なビーチもありますよ」と地元の男性。

 では、ガイドのキモンさんと一緒に観光に出かけましょう。キモンさんは大学生。週末だけ観光ガイドをしています。

 まず訪ねたのは街のランドマークになっているこの塔(青印)。1450年に街の境界を示すためにオスマン・トルコによって作られました。その後、監獄として使われ処刑の場所になったとか。別名を「血の塔」とも言うそうです。早速中に入ってみましょう。入場料は6ユーロ。屋上には展望台があります。

 次は、こちらのブロンズ像を拝観しておきましょう(赤印)。この方、誰あろう古代ギリシャの哲学者アリストテレス。足の親指に触ると賢くなるらしい。

 世界の大都市と同じように隙間もないくらいにビルが立ち並んでいます。その中にあるのが、この聖堂(緑印)。美しいですねえ〜。よく見るとちょっと変わったファサードをしています。1917年の大火でほとんどが焼けてしまいましたが、見事に再建されました。

 「もともとはキリスト教の教会だったのですが、オスマン・トルコの支配時にはイスラム教の寺院に変えられてしまいました」と考古学者。

 そのため、1912年に発見されるまで、これらのモザイク画は壁の裏側で眠っていたそうです。そしてひと味違うファサードもそのせいだったのですね。

 次はグルメを求めて市場にやってきました(オレンジ印)。新鮮な魚介類がお店に並んでいます。魚屋さんってどの国も元気な人が多いですね。市場に並んでいるのは魚介類だけではありません。全国から野菜や果物も運ばれてきます。

 では、近くのレストランでランチをいただくことにしましょう。注文したのはギリシャのサラダ。あのフェタチーズがのっています。いくつもパラパラのせるのではなく、分厚いのを一切れのせるのが本物の流儀。最後は濃くのあるギリシャコーヒーで締め。

 頭がしゃきっとなったところで、こちらの博物館に行ってみましょう(水色印)。一体これは何?

 「デルヴェニ・パピルス(古代ギリシャの古文書)です。紀元前340年頃書かれたもので、哲学論文のようなものです」と博物館の方。

 初日の最後は、港で釣りを楽しみましょう。残念ながら収穫はあまりなかったような・・・。しかし、エーゲ海に沈む夕日を堪能することはできました。

 さて今晩の宿は街の中心街にあるこちらのアパート。お部屋は、ほほぅ〜、こんな感じ。ではお休みなさい!

 翌朝は、丘の上の城塞を見学したら(黄緑印)、こんなところに行ってみましょう。そこは、トルコ建国の父であり初代トルコ大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクの生家。現在は記念館になっています(こげ茶印)。入場無料。

 「この部屋でムスタファは生まれました。ここはとても神聖な場所なんです」

 トルコの父はギリシャで生まれたんですね。

 さて次は、甘いお菓子を求めて街の中心街にある老舗のお菓子屋さんにやってきました(紫印)。どうやらトリゴナという伝統のお菓子を作り方から教えてくれるらしい。しかし、早回しでよくわからない[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]。とにかくパイ生地みたいなのを三角に成形してオーブンで焼き、シロップにくぐらせてからカスタードクリームを詰めたものらしい。高カロリーだけど美味しそう!

 旅の最後はエーゲ海の海岸を堪能しましょう。テッサロニキから車で30分ほどのところにこんな素敵なビーチがあります。エーゲ海、いいですねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、僕は海のそばに住んでいる。ビーチまではだったの1分。なぜか夏が近づくと、皆が馴れ馴れしくなる」

VDM(Vie de Merde)より


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