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30ユーロで晩ご飯140 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのはロンドンで活躍しているフランス人シェフのヤンさん。英国料理を披露してくれます。

 では、スタート!

UK_London.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 英国と言えばパブ。皆さん、美味しそうにビールを召し上がっています。

 そんな英国の首都ロンドンに11年前にやってきたのがこの方、ヤンさんです。早速、30ユーロ・・・ではなく、今回は30ポンドを渡して材料を揃えていただきましょう。

 ここは1000年以上の歴史を持つ英国国内最大の市場バラ・マーケット。

 まずやってきたのは魚屋さん。メイン料理に使う魚を購入。メイン料理は魚とジャガイモを使った英国料理。とは言ってもフィッシュ&チップスではありません。魚屋さんによると何種類かの魚をミックスして作るのが良いらしい。2種類のタラ、サーモン、エビを購入。これが7ポンドで残りは23ポンド。

 次にやってきたのはチーズ屋さん。美味しそうなチェダーチーズが並びますが、さすがにチーズはフランス産を選びました。オレンジ色のミモレット。合わせて生クリームも購入。これが6.07ポンドで残りが16.93ポンド。

 そして八百屋さんでジャガイモを購入。今が旬のアスパラガスも手に入れたいところですがお値段高めで予算オーバー。その代わりにアッケシソウを購入。魚によく合うそうですが、どんなふうに料理するんでしょう?さらにエシャロット、オレンジ、レモン、エストラゴンも購入。これが合計で7ポンド、残りは9.93ポンド。

 次は前菜に使う鳥のレバーを求めてお肉屋さんにやってきました。これが7ポンドで残りは2.93ポンド。

 最後はデザートに使うパンを購入。これが2.90ポンドで、残りはわずかに0.03ポンド。ほぼ使い切ってクリア。では調理の開始!

 まずはメイン料理。

 ジャガイモをオーブンで焼きます。歯ごたえを残すために茹でないで焼くそうです。その間にぶつ切りにした魚とエビをフライパンで炒めます。次にベシャメルソースを作り刻んだハーブと魚を加えバッドに盛り付けます。ここにピュレにしたジャガイモをスプーンで団子にしながらのせていきます。最後はおろしたミモレットを振りかけてオーブンで焼いたら出来上がり。

 次は前菜のレバーのパテ。

 鍋に、刻んだ香味野菜、ハーブ、赤ワイン、レバーを入れて煮込みます。これに玉子と脂肪を加えてミキサーにかけ、器に盛り付けオーブンで焼いたらパテの出来上がり。

 最後はデザートのプディング。

 普通なら小麦粉とライスを使うところですが、パンをつかうのがヤンさん流。パンにソースを吸わせたら型に入れます。干しぶどうをトッピングしたらオーブンで焼きます。香り付けにオレンジを使っているとか。よく見るとザラメがのってますね。美味しそう。

 食べる直前に、あのアッケシソウをさっと炒めてメイン料理に付け合わせます。レモンを絞ったら早速いただきましょう。


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、彼と一緒にロンドン旅行の計画を話し合った。彼が興奮気味に言った。『セントラルパークには絶対に行きたいね』」

VDM(Vie de Merde)より


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週末はオーシュで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランスのガスコーニュ地方の町オーシュ(Auch)を旅します。パリからは列車で5時間強。

 フランス国王ルイ14世の銃士に因んだ町はどんなところでしょう?

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 古い町並みの残るオーシュ。

 まず訪ねたのは、この銅像。「三銃士」に登場するダルタニアンです(青印)。

 「町のシンボルですよ」

 「この地方のヒーローみたいな存在です」

 17世紀、ダルタニアンはここから数キロほど離れた村で生まれたとか。帽子とマント姿はいかにもですね。ヒーローにふさわしい場所に設置されています。

 「ダルタニアンは国王ルイ14世の護衛を担当していました。そして伝説と現実の2つの側面を持った人物でした」とガイドさん。

 つまり物語の中のダルタニアンと実在するダルタニアンの2つ。

 町には歴史を感じさせる古い建物が数多く残っています。そして遠くにはピレネーの山々。

 中世に繁栄を遂げたこの町には、この小さな路地のように当時の姿をとどめる場所がいくつかあるそうです。

 次は、サント・マリー大聖堂に行ってみましょう(赤印)。200年の歳月をかけて完成した大聖堂です。内陣には1500体にも及ぶ木像が設置されています。大きな大聖堂は鏡を使ってこんなふうに見てみると、高い天井の装飾も間近で見ているような感覚になれるそうです。

 さて、ガスコーニュ地方は鴨の飼育地として知られています。特産品と言えば、フォワグラ、鴨の胸肉、鴨のコンフィ・・・。鴨だらけ。

 ランチにはフォワグラでも食べるのかなと思ったら違ってました。牛肉?

 「牛肉みたいでしょ。何しろ牛と同じように外で放牧してますからね」と農場の方(緑印)。

 飼育しているのは黒豚。よってメニューは、ソーセージ、パテ、生ハム。デザートもついて1人25ユーロ。

 では腹ごなしに、その黒豚を見に行ってみましょう。子豚たちはここでのんびり大きくなります。そして大人になったら野原を駆け回りながら暮らします。

 さて次は、電動キックボードで山道を散策。これなら楽々ですね。

 自然を満喫したところで、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは17世紀の農場を改築した宿泊施設(こげ茶印)。お部屋はかつて穀物倉庫だった建物の中にあります。これで一泊130ユーロ。

 お部屋で一息ついたら、オーナーに広い敷地を案内してもらいましょう。こちらの溜池、薬剤を使わなくても植物がフィルターの役割を果たしてくれるためきれいな水が保たれているとか。その結果、カエルが棲みついているそうです。

 散歩の最後にはアペリティフでもてなしてもらいました。ぶどうジュースとアルマニャックを混ぜた地元のお酒。

 翌朝は、小さな飛行場にやってきました(水色印)。これからグライダーで空の旅を楽しみます。

 万が一のためにパラシュートをつけるようです。ちょっと怖い。しかし、飛行時間3600時間のベテランパイロットのダニエルさんが操縦してくれますから安心です。

 では離陸!

 軌道に乗ったところでロープが切り離されます。ここから先はエンジンなし。オーシュの町を眼下に眺めながらゆっくりと旋回。町だけでなくガスコーニュ地方全体が見渡せそう。

 そして、パラシュートを開く局面にも遭遇せず、無事に地上に戻ってきました。これで80ユーロ。

 おかげで充実した週末をすごすことができました。。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼と別れたばかり。自分のアパートに閉じこもって同じ曲を繰り返し聞いていると、窓の向こうから声が聞こえてきた。『アリーヌちゃん、お願い、アンコール!』今週末はいつもより回数が少ないらしい[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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コロンビエ [フランスのお菓子]

 あっという間に一週間が過ぎて、またまたWHOの世界コロナ感染状況が更新された。5月23日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入)<>内は10万人中の累積死者数:

インド:1846,000人(2,388,000)<21.7人>

米国:188,000人(236,000)<176.3人>

英国:12,000人(16,000)<188.1人>

ロシア:61,000人(60,000)<81.2人>

ドイツ:56,000人(73,000)<105.1人>

イタリア:35,000人(50,000)<209.8人>

スペイン:18,000人(20,000)<168.2人>

スウェーデン:19,000人(24,000)<139.1人>

フランス:52,000人(94,000)<165.1人>

日本:36,000人(45,000)<9.7人>

 ロシアを除いてどの国も減少傾向。この調子でどんどん減っていってもらいたし。

 さて、昨夜のスーパームーンの皆既月食、残念ながらわが家一帯の空は雲に覆われ見ることは叶わず。10時頃に空を見たらまあるい朧月になっていた。次は12年後?

 それはともかくとして、本日はお月さまのように丸いお菓子のお話です。

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下記ウィンドウの▷して番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはマルセイユ。ペンテコステの日(今年は5月23日)にケーキ屋さんに並ぶのが ”コロンビエ” と呼ばれるこのお菓子。カラフルでかわいい!

 この日、食後のデザートにこのお菓子を食べるのがマルセイユの古くからの習慣なんだそうです。

 「素敵でしょ。だから買って食べるんですよ」と男性客。

 「いつも食べるお菓子じゃなく、ペンテコステの日に食べるんですよ」と女性客。

 コロンビエのレシピを知るパティシエは限られているとか。その中の二人がこの方々。

 ジェノワーズと呼ばれるスポンジケーキに、フルーツのコンフィとキルシュを加えてできたのがこれ。

 キルシュはサクランボのお酒。ゆえに赤い色をしています。

 ここにアンズのシロップを塗り、焙煎し色付けされたアーモンドのつぶつぶをまぶしていきます。

 1900年にマルセイユのパン屋さんが発明したお菓子だそうです。

 当時、マルセイユにはキャバノンと呼ばれる別荘がたくさんありました。別荘と言っても家と小屋の中間くらいの建物で、電気はありませんでした。

 そこで、ペンテコステの休暇をキャバノンで過ごしている人たちのために、日持ちのするお菓子はないかと頭を捻っているうちに生まれたのがこのコロンビエだったそうです。

 「よく出来たお菓子でとても美味しいですよ」

 このコロンビエには面白い伝説があるそうです。コロンビエの中に鳩を見つけた独身者は、年内に結婚することになるとか。ガレット・デ・ロワの中にフェーブが入っているのに似てますね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、朝の4時に起きて赤い月を見た。素晴らしかったので写真に撮ってまたベッドに戻った。次に目が覚めた時、私が見ていたのは月ではなく、オレンジ色の街灯だったことに気がついた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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夜行列車パリ=ニース [トピックニュース]

 日本のコロナ感染が ”さざ波” なら、さざ波ごときで逼迫している日本の医療体制はどうなんだ?大いに問題だ。

 そして、あの日本医師会の方々は、このコロナ禍で一体なんのためにあのようなロビー活動をしているんだろう?と思わずにはおられない。

 わが家では、政治家とずぶずぶの関係で今の脆弱な医療体制が出来上がったんじゃなかろうか?という疑念でいっぱいだ。あんなことしてもらったら政治家だって医師会にお返ししなくてはならんでしょ。患者になる我々はいったいどうやってロビー活動したらいいのやら・・・。

 それはともかくとして、以前、フランス政府が夜行列車の復活を推進していると言う話をしたことがありますが、この度、パリ=ニース間の夜行列車が再開されたそうです。

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下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはパリの国鉄の駅。ニースに向かう夜行列車が次々をお客様を乗せて出発の時間を待っていました。

 そこで、取材班も一緒にニースまで行ってみることにしました。こちらは子供連れのご家族。

 「一番上で寝るんだよ」とパパ。

 「やったあ〜」と娘。

 ベッドはそれぞれ三段ずつになっているようです。

 「寝台車が走るようになったのは3年ぶりなのでとても楽しみにしてました」とママ。

 初めての人にとっては新しい発見でもあるようです。

 「船室みたいで少し狭っ苦しいですね」と女性。

 いよいよ出発です。手慣れた手付きで二段目のベッドを折りたたむ男性。寝るにはまだ早い?それとも空席だったか?

 こちらの高齢の女性。寝台車の旅には慣れてらっしゃるようで読書用のランプを持参。列車にはランプが装備されているようですが、あまり役に立たないらしい。

 現在の列車のように電気のコンセントはありません。当然、WiFiもなし。使い込んだ梯子に狭いベッド。しかし、若い人たちにとっては気にならないようです。

 「旅費が安上がりですからこれで充分ですよ」と若者。

 外はしだいに暗くなり始めました。コンパートメントの扉を閉めて就寝です。

 この列車には座席車だけの車両もあります。これなら19ユーロと格安。飛行機ならエコノミーってとこですかね。

 一方、寝台車なら29ユーロ〜80ユーロと幅があります。

 よく眠れた人もいれば眠れなかったという人もいるでしょうが、翌朝の車窓の向こうにはコート・ダジュールの素晴らしい風景が広がっていました。夜行列車ならではの経験です。

 「パリからボルドーまでTGVに乗れば2時間。あっという間に過ぎて外の風景を楽しむ時間もありません。その点、これなら列車の旅をゆっくり楽しむことができます」


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、またも国鉄が遅れているらしい。こんな構内アナウンスが聞こえてきた。『素晴らしいクリスマスと大晦日になりますように!』今をいつだと思ってるんだ?3月だよ」

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯139 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのはレストランのシェフ、ステファヌさん。

 地元のチーズを使った料理を作ってくれます。

 では、スタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのチーズ。牛乳から作られるフルム・ドゥ・モンブリゾンと呼ばれるブルーチーズです。

 ここは、その産地モンブリゾンの市場。”フランスで最も美しい市場” に選ばれたことがあるそうです。

 早速、シェフのステファヌさんに30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 モンブリゾンのブルーチーズがこちらです。

 「周りがオレンジ色なのが特徴です。熟成させる時の型の色が付いたんです。このチーズを口に入れるととろけますよ」とシェフ。

 400グラムのチーズと1リットルの生乳を購入。これが合計で6.40ユーロ、残りは23.60。

 次は果物屋さんでりんごを一つ。

 「リゾットを作るつもりなんですが、この林檎を最後に加えるんです」

 これが0.45ユーロで残りが23.15ユーロ。

 こちらのお店では生クリームを250cc購入。これが1.60ユーロで残りは21.55ユーロ。

 前菜用の野菜を求めて八百屋さんにやってきました。摘みたての新鮮なえんどう豆を購入。さらに根セロリ、玉ねぎ、ほうれん草、サツマイモを購入。これが合計で6.90ユーロ、残りは14.65ユーロ。

 さらに、玉子、仔牛の肉のスライス4枚を購入。それぞれ2.10ユーロ、9.20ユーロで、残りは3.35ユーロ。

 最後は必要な分だけのバゲットを買って、結局、手もとに残ったのは3.60ユーロでセーフ。では、レストランの厨房で調理の開始!

 標高700メートルのバール村にシェフのお店があります。12年前にオープンしました。

 まずは前菜から。

 えんどう豆を取り出し茹でます。皮をベーコンと一緒に炒めたら、グリルした玉ねぎと一緒に煮込みます。次にチーズを刻み濃い目の牛乳と一緒に鍋でさっと火を通します。後は盛り付けるだけ。

 次はメイン料理。

 根セロリをざく切りにしたらミキサーにかけ、そこに刻んだチーズを混ぜ合わせリゾット風にします。そして仔牛の肉はフライパンで焼きます。また、ほうれん草でソースを作ります。これも後は盛り付けるだけ。

 最後はデザート。

 クレーム・ブリュレなのですが、サツマイモを潰したものを加えます。

 「サツマイモの甘みで砂糖をいれる必要はありませんよ」とシェフ。

 器に入れてオーブンで焼き、最後はバーナーでブリュレ(焦がす)したら出来上がり。

 前菜の盛り付けはこんな具合でした。とろけたチーズをトーストしたバゲットにのせたのが添えてあります。メイン料理も仕上げはこの通り。想像以上にボリュームがありそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼が、キリのチーズに『Marry me』と書いて私にプロポーズした [あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はゲレで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス中部クルーズ県の町ゲレ(Guéret)を旅します。パリからは車で3時間50分。

 あまり耳にしたことのない地名。どんなところなんでしょう。

 では出発!

Paris_Gueret.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 クルーズ県を観光するなら、なんと言っても自転車。720キロに渡って、こんな道が整備されています。

 自然とスポーツの両方を楽しんだ後は車で移動。ここは狼専用の動物園です(青印)。しかも敷地の中で狼は自由に走り回っています。なんかちょっと怖い。一週間に1〜2回の割合で飼育員が餌を与えるそうです。

 「怖い動物だと思われていますが、実際にここで見てもらえば、普通の動物だということがお分かりいただけると思います」

 飼育されているのは全部で32頭、5つの群れになって暮らしているそうです。

 ゲレ北部の小さな村では思わぬお宝に出会えます(赤印)。それは中世の城塞跡。

 「印象派の画家たちがここにイーゼルを立てて城跡を描いたのです」と男性。

 この辺りは "画家たちの谷” と呼ばれ、多くの画家がアトリエを構えていたとか。

 すぐ近くの村フレスリーヌはモネが作品を制作した場所として知られています(緑印)。そして今でも当時の芸術家たちのアトリエが残っています。その中の一つがここ。この辺りの美しい自然が描かれています。

 さて、そろそろお昼の時間になりました。ゲレの中心街にあるこちらのお店でサンドイッチの材料を入手しましょう(オレンジ印)。チーズに生ハム等々選んで7.50ユーロ。こちらの公園でいただきましょう。

 旅人さんたち、こんなデザートもしっかりゲットしていました。マカダミアナッツをベースにしたクルーズ県の焼き菓子ガトー・クルゾワ。これならお腹いっぱいになりそう。

 腹ごなしにゲレの町を散策。こんな立派な邸宅があるかと思えば、こんな劇場もあります(水色印)。19世紀初頭に作られたイタリア様式の劇場は、今でもその役割を果たしているそうです。

 当時の客席も今と同じで折りたたみ式ですが木製です。重たくて固くて痛そ。

 長い修復期間を経て、今でも使える劇場になりました。収容人数は127人。劇場の方によると音響がいいらしい。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(紫印)。かつての農場を改築して宿泊施設に生まれ変わった民宿です。オーナーは15年前にアルザス地方から移住してきました。落ち着いた雰囲気の広々としたお部屋からは広い庭を見渡すことができます。一泊85.10ユーロ。

 翌朝は、車を飛ばして、迷路に行ってみましょう(黄緑印)。ここは樹木を使った迷路ですが、ちょっとした仕掛けがしてあります。要所に質問の立て札があり、正しい答えの方向に向かって歩いていけば必ず迷路から脱出できます。

 最後は、こんなところを訪ねてみました。ここはス・パルサ村の教会(こげ茶印)。中に入ってみると・・・壁全面に絵が描かれていました。こちらの男性、ガブリエルさんが描いたそうです。もちろんモチーフは聖書。最後の晩餐も現代的に描かれるとこんな風になるんですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、自転車で走っていると、乗用車が私を先に通してくれた。お礼の合図に手を振ったら、転んだ [ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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テラス席は密 [トピックニュース]

 買い物に行くのに休業中のジムの前を通ったら、ひどく寂しい気分になった。

 5月31日まで営業してその後閉館になる予定だったのが、緊急事態宣言で都からの要請に従って4月末から休業に入り、結局、再開することなく閉館になってしまうようだ。

 いつもなら人が出入りする玄関も静まり返っている。

 顔見知りになった人たちともあいさつを交わすことなく突然のお別れとなってしまった。また、10年以上も続けてきた生活のリズムも変更を迫られている。

 さて、フランスは今週の水曜日に外出制限が一部解除され、飲食店、小売店、美術館、映画館などが営業を再開した。

 しかし、テラス席で4〜5人がテーブルを囲み、アルコールで乾杯し、マスクもせず談笑している映像をみると、水を差すようで悪いけど、本当に大丈夫?と言いたくなってしまう。未だに一日1万人を超える感染者を出しているのに・・・。

 先週末の4連休の時に紹介したマルセイユの旧港は、水曜日にはこんなことになっていました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 水曜日の夜8時10分のマルセイユ。日の入りが遅くなってずいぶんと明るいですね。

 この日、南仏特有の強風ミストラルが吹いたようですが、リポーターさんの後ろには人が一杯!これを密と呼ばずして何という?

 この日は一日の始まりからテラス席はあっという間に人で一杯になったそうです。

 飲食店は営業を再開しましたが、夜9時までの短縮営業。残り50分ほどですが、皆さんギリギリまで自由に食べたり飲んだりできる時間を楽しんでらっしゃるようです。

 しかし、こちらのテーブル、どうみても危ない。

 この人たちはPCR検査は陰性なんだろうか?ワクチン接種は済ませたんだろうか?などと気になってしまう。

 考え方の根本に、屋内は感染リスクが高く、屋外は低いという認識がある。それでテラス席ならオッケーとなるんでしょう。

 しかし、屋外でもこの有様では、飛沫は飛びまくり浴びまくり。そんな環境の中に1時間以上いることになる。

 皆さん、本当に大丈夫???私の取り越し苦労かしら・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、外出制限が緩和された第一週目の出勤日。暇すぎて、思わずマスクをしてない人の数を数えていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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徐々に解除 [トピックニュース]

 恒例のWHOの世界コロナ感染状況が更新された。5月16日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入)<>内は10万人中の累積死者数:

インド:2,388,000人(2,739,000)<19.6人>

米国:236,000人(335,000)<175.1人>

英国:16,000人(15,000人)<188.1人>

ロシア:60,000人(57,000人)<79.4人>

ドイツ:73,000人(104,000人)<103.5人>

イタリア:50,000人(67,000人)<208.0人>

スペイン:20,000人(41,000)<167.5人>

スウェーデン:24,000人(29,000)<138.2人>

フランス:94,000人(122,000)<164.2人>

日本:45,000人(36,000人)<9.1人>

 どの国もめざましく減少というわけにはいかない。ワクチン接種の進んだ英国は下げ止まり?一日当たりにすると2,000人あまり。

 ところで、日本でもワクチン接種証明というのを出す話がでているようだけど、それはどのような役割を果たすのか?接種しない人たちへの対応はどうするんだろう?ワクチン接種は強制ではないことを考えると疑問が残る。

 さて、日本の倍以上の新規感染者のでているフランスですが、今週の水曜日から外出制限が徐々に解除されることになっている。

 皆さん、水曜日にはどうされるんでしょうか?

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年5月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 水曜日からは飲食店(テラスのみの営業)や小売店が営業を再開することになっています。

 こちらの男性、翌日のためにテラス席を予約にやってきました。どうやら夕食のために4人分を予約したようです。

 「嬉しくて興奮してますよ。まだかまだかと待っていましたからね」

 でも、こんなことをおっしゃる方もいます。

 「私はまだワクチンを接種してないので家にいますよ」と女性。

 「人々がレストランや商店街にやってくるのを見るのはうれしいもんですよ」と男性。

 外出制限下では商店街は閑散としていたのかもしれませんね。

 水曜日のお天気がちょっと涼しくなりそうなので、映画館も人気かもしれません。なんと午前8時からオープンするところもあるとか。

 「私は文学部の学生なので、美術館や映画館など文化的施設が再開して、普通の性格に戻れるのがうれしいです」と女子大生。

 こちらは衣料品店。昨年秋から消費者は自由に洋服も変えない状態が続いていました。

 「ちょっと洋服でも買おうかと思ってます。特に、子どもたちに必要なものがありますから。自分たちのも買いますよ。新しいのを買うのは楽しいですからね」と女性。

 相当厳しい外出制限が続いていたようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、店に男がやってきて、うちで作ったマカロンは食べられる代物じゃないといって騒ぎ立てた。確かに食べられない。だって、ショーウィンドに飾ってたプラスチックのマカロンだから。しかも昨日、盗まれたばかり・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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国境でプチ・パーティー [その他の国]

 映画「ターミネーター1」のターミネーターは本当に怖い。昨日、テレビでやっていたのを見てつくづくそう思った。

 しかも、古典的な手法で笑っちゃう反面、そのせいでハラハラ・ドキドキさせられる。こういうのは今も昔も変わらないらしい。

 公開が1984年だから、今からもう40年近く前のことだ。なんかちょっと信じられない。

 それはさておき、コロナ感染拡大防止対策中の北欧で、こんな事が起きていました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ノルウェーに住むオラさん、毎週土曜日には荷物を抱えてスウェーデンとの国境へ向かいます。

 目的は、スウェーデンに住むポンチュスさんに会うため。

 二人は双子の兄弟。コロナ前までは自由に国境を行き来していましたが、今は国境をまたぐことは禁止されています。

 しかし、この橋の上の国境なら、ハグはできないもののソーシャルディスタンスさえ取っていれば、普通に会うことができます。

 「国境を超えることはできません。向こうもこちらも国境から1メートルあけて腰をおろします。おっと、ちょっと近すぎましたかね。間に2メートルは開けなきゃならんのですよ(笑)」とオラさん。

 そんなわけで、二人は毎週それぞれの国旗を持ってこの橋にやってきては会話を楽しむことにしたのです。

 これをマスコミが見逃すはずはありません。私も同様[あせあせ(飛び散る汗)]

 それぞれの国の新聞に取り上げられ、この写真が世界中に広まりました。

 「ここでオラに会うことはちょっとしたパーティーなんですよ。なにしろ私たちは双子ですからねえ」とポンチュスさん。

 二人は一ヶ月ほど前にここで73歳の誕生日をお祝いしたそうです。

 コロナ禍の前までは、毎週お互いの家を行き来していたらしい。それをやめるわけには行かないと、この橋の上で会うことにしたそうです。

 どうもノルウェー人の中にはスウェーデンに夏の別荘を持つ人たちがたくさんいるようです。物価もスウェーデンは安いとか。

 気軽に国境を超えることができなくなり、不便を感じている人たちもいるようです。

 感染が収束して自由に行き来できる日がやってくるといいですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、うちのワン公の誕生日。私の誕生日のときよりも、たくさんのお祝いのメッセージが届いた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯138 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのは、料理記者のクレールさんと息子さんのレオン君です。大人も子供も美味しく健康的に食べられる料理を作ってくれます。

 では、スタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 クレールさんとレオン君が、パリ10区にあるサン=カンタン市場にやってきました。

 リポーターさんとご挨拶。早速、30ユーロで材料を揃えていただきましょう。

 まずは八百屋さんにやってきました。メイン料理は、二人で相談してすでに決まっているらしい。

 「ジャガイモとズッキーニのガレットにするつもりなんです」とクレールさん。

 ジャガイモとズッキーニのガレットってどんな料理?それはともかく、八百屋さんで購入したのは、ジャガイモ、ズッキーニ、ニンジン、チェリートマト、キウイ、イチゴ。

 ニンジンはメイン料理の付け合せ、チェリートマトとキウイは前菜、イチゴはデザートに使うそうです。

 これが合計で14.63ユーロ、残りは15.37ユーロ。

 次は加工肉のお店にやってきました。ここで購入したのがパルマ産生ハム。薄くスライスしたのを4枚購入。これが2.21ユーロで残りは13.16ユーロ。

 最後は乳製品のお店にやってきました。モッツァレラチーズと生クリームを購入。これが8.70ユーロ。手元に残ったのは4.46ユーロで、余裕でクリア。では調理の開始。

 まずは、前菜のキウイとチェリートマトのサラダから。

 キウイは皮をむいてスライス。トマトはヘタを取って半分に切ります。お皿に盛り付けたらビネグレットソースをかけて出来上がり。

 次はデザート。

 イチゴは縦に4つ切りにします。小麦粉、砂糖、バターでクランブルを作ります。ソースはカラメルソース。生クリームをホイップしたら、イチゴ、ホイップクリーム、クランブル、イチゴの順に器に盛り付け、最後にバター入りのカラメルソースをたらして出来上がり。

 最後はメインのハンバーガー風野菜のガレット。

 ズッキーニとジャガイモをスライサーで千切りにします。ズッキーニの余分な水分を取り除いたら、ジャガイモと混ぜ合わせてお好み焼き風に鉄板で焼きます。付け合せのニンジンはスライスしオリーブ油をまぶしてオーブンで焼きます。盛り付けはこんな感じ。

 なるほど、ジャガイモとズッキーニのガレットで、モッツァレラと生ハムを間に挟んでハンバーガー風にするわけですね。カリッと焼けたニンジンを添えたら出来上がり。

 最後はパパも加わってにぎやかなお食事になりました。

 メイン料理はわが家でも作れそうな気が・・・試してみるか。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、2才になる息子が、白い小さな花のブーケを持って庭から帰ってきた。ああ、今年のイチゴは全滅だ [ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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